マスキング処理プラグインのおすすめ!クリアなミックスを実現でき自動処理が便利!

音楽制作のミックス時に役立つのがマスキング処理に特化したプラグインです。
ラウドロックのようなジャンルで聞ける「帯域が被って曲で使っている楽器が溶け込みあうサウンド」もカッコいいのですが音の種類が多い楽曲ではある程度分離させたほうがユーザーが聞きやすいですし、BPMの速い曲だと楽器同士が分離している方が気持ちよく聞こえてます。
マスキング効果は、音の周波数や音量など、様々な要素によって発生します。例えば、
- 周波数マスキング: ある周波数の音が、その周辺の周波数の音をマスクする。
- 時間マスキング: ある音が鳴っている最中や直後に別の音が鳴ると、最初の音がマスクされる。
- レベルマスキング: 大きな音が小さな音をマスクする。
があります。
マスキング処理プラグインのおすすめ
ボーカルはクリアに聞こえて欲しいのでマスキングが起きてほしくないと考えるのはごくごく当たりまえでしょう。そこで利用したいのがマスキング処理のためのプラグインです。
基本的にはサイドチェーンで指定した相手のトラックとのマスキング処理を可能にするプラグインで、
サイドチェーン設定さえ理解していれば難しい処理は必要ないもの良い点です。
Mastering The Mix Fuser

Mastering The Mix FuseはTrackspacerの機能が増えた上位互換とも言えるプラグイン。
Trackspacerよりももっと細かく自分で指定したいときに便利なツールです。
- ボリュームバランスの調整、
- 位相最適化の強化、
- インテリジェントなミッドサイドサイドチェーンダッキングの実装をサポート。
どの帯域が干渉しているかをディスプレイで確認できたり、M/S処理に対応している他、MIXのノブで微調整できるのも強みです。
干渉している帯域は赤く表示され、その部分に対してFUSERが自動で帯域処理を行います。
その後でパラメーターを微調整できます。(マスキング処理のポイントを増やすことも可能)
TrackspacerはAMOUNTを極端にあげていくと音ヤセや片方の音が聞こえにくくなることがあるため、こういった音痩せまで気になる人の場合には Mastering The Mix Fuseを選んだほうが断然納得行く仕上がりになります。

Sonible pure:unmask

pure:unmaskはSonibleのマスキング処理プラグイン。
サイドチェーンに相手のトラックを指定し、対象のプロファイルを選ぶだけ。
自然な処理で音の劣化が少なく、手に入れやすい価格になっているもの見逃せません。

Wavesfactory Trackspacer

Trackspacerはマスキング処理プラグインの中では一番古く、人気に火を付けた画期的な製品。未だに人気のプラグインです。設定が終わったらAMOUNTのノブを回すだけ。詳細画面ではステレオとM/Sの切り替えができます。

FireSpacer
2024年に登場した後発のマスキング処理プラグイン。
TrasckSpacer同様にプラグインで、設定モードによってはレイテンシーによる遅延が発生しますが、価格設定が他のプラグインに比べてかなり安くなっているのがポイント。


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