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リミッターの使い方とおすすめ!音割れ防止・音圧の向上のための必須プラグイン

この記事ではリミッタープラグインの紹介とおすすめプラグインを掲載していきます。
リミッターの使い方
リミッターを使うとき・選ぶときの基準は、目的や制作する音楽のジャンル、使用するリミッターの特性などによって異なります。以下に詳しく説明します。
リミッターを使う目的
リミッターは、主に以下のような場面で使用されます。
- 音割れ防止
- ピークが過度に大きくなり、クリッピングを引き起こすのを防ぐ。
- 特にマスタリング時やライブ配信で重要。
- 音量の安定化
- 全体のダイナミクスをコントロールし、一定の音圧を保つ。
- ダンスミュージックやポップスなど、音圧が求められるジャンルでよく使われる。
- 音圧の向上
- トラック全体をよりラウドにするために使う(ただし過度な音圧はダイナミクスを損なうため注意)。
リミッターを選ぶ基準
1. 音質
- リミッターの音質は製品によって大きく異なります。透明な音質を保つものもあれば、キャラクターを付加するものもあります。
- 透明性: 自然なサウンドを保ちたい場合(例: FabFilter Pro-L、iZotope Ozone)。
- キャラクター: 独特の色付けを求める場合(例: Waves L2、Slate Digital FG-X)。
2. 操作性
- GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)が分かりやすいものが好まれる。
- パラメーターが細かく調整できるか(例: アタック、リリース、ルックアヘッド)。
3. レイテンシー
- リアルタイム用途(ライブ演奏や配信)では、低レイテンシーのリミッターが必要。
- ミックスやマスタリングの場合は、多少レイテンシーがあっても高品質なものを選べる。
4. プリセットと柔軟性
- 初心者向けにプリセットが豊富なもの。
- 高度なユーザー向けに細かい調整が可能なもの。
5. CPU負荷
- 高品質なリミッターはCPU負荷が高くなることも多い。使用しているPCのスペックに応じて選ぶ。
リミッター設定のポイント
- スレッショルド(Threshold)
- 音量をどこからリミッターで制限するかを設定。
- 音量がピークを超えないギリギリのポイントを見極める。
- リリース(Release)
- ピーク後の制限を解除する速度。
- 遅すぎると音がこもり、速すぎると不自然になる。
- ルックアヘッド(Lookahead)
- 事前に信号を「見る」機能。
- 適切に設定することで、クリッピングを防ぎつつ音質を保てる。
- ゲインリダクション
- リミッターの働き具合を視覚的に確認する。
- 過剰にリダクションしないよう注意。
注意点
- リミッターを使いすぎると音が潰れたり、不自然な圧迫感が出ることがあります。常に耳で確認しながら使い、ダイナミクスを意識することが大切です。
ディザリングとは?
リミッターのディザリング機能は、主に音質を保ちながらビット深度を低減するために使われます
ディザリングは、オーディオのビット深度を減らす際に発生する量子化誤差(Quantization Error)やトランケーションノイズ(ビット切り捨てによるノイズ)を目立たなくするために、わざと低レベルのランダムノイズを加える技術です。
例えば、プロジェクトでは通常24ビットまたは32ビット浮動小数点で作業しますが、CD音源や一部の配信プラットフォームでは16ビットのオーディオが標準となっています。このビット深度の変換時にディザリングが必要になります。
リミッターのディザリング機能はなぜ必要?

リミッターは、通常マスタリングの最終段階で使用されるため、最終的なオーディオのフォーマット(例: 16ビット、44.1kHz)への変換が行われる場面で重要な役割を果たします。
1. ビット深度の削減
リミッターをかけた後に、トラックを16ビットに変換する場合、ディザリングを行わないと量子化誤差が顕著になり、音質が劣化します。
ディザリングを適切に使うことで、量子化誤差をランダムノイズとして「隠す」ことができ、結果としてより自然な音質を保てます。
ディザリングを使用する具体的な場面
- 16ビットや8ビットなど、ビット深度を下げる場合
- CDマスター用の16ビットファイルを作成するとき。
- ゲームや一部のローファイオーディオ形式で8ビット音源を使う場合。
- 最終マスターのエクスポート
- リミッターをかけるのが最終段階の場合、そのリミッター内でディザリングを行うことで、別のプラグインを追加せずに効率的に処理できる。
ディザリングの種類
多くのリミッターやマスタリングツールでは、以下のようなディザリングオプションを提供しています:
- ノイズシェーピングなし
- シンプルなランダムノイズを追加する方式。主に低コストの処理。
- ノイズシェーピングあり
- 人間の耳にとって聞こえにくい周波数帯(主に高域)にノイズを「シェーピング」する。音質への影響を最小限に抑える。
- 例: POW-rディザリング、iZotopeのIRCディザリング。
リミッターにディザリングを使う際の注意点
- ディザリングは1回だけ適用する
- 複数回ディザリングを行うとノイズが累積し、音質が悪化します。ディザリングは最終的なエクスポート時にのみ適用するのがベストです。
- 目的のフォーマットに応じて選択する
- ディザリングを使うかどうかは、エクスポートするフォーマット(16ビット/24ビット)やプラットフォームの要件次第です。
- ノイズシェーピングの選択に注意
- ノイズシェーピングを適切に使うことで、より自然な音質を得られますが、処理が重くなる場合もあります。
ディザリング機能を持つリミッター例
- iZotope Ozone Maximizer
- 複数のディザリングアルゴリズム(IRCモード)を搭載。
- FabFilter Pro-L 2
- 高品質なディザリングとノイズシェーピング機能を提供。
- Waves L2
- 古典的なディザリングオプションを備え、シンプルで効果的。
リミッターのDC フィルター ボタンは何につかうの?DCオフセットとは?
リミッターの「DCフィルターボタン」は、オーディオ信号から**直流成分(DCオフセット)**を取り除くために使います。これは音質の劣化を防ぎ、正常な信号処理を確保するために重要な機能です。
DCオフセットは、オーディオ信号の波形がゼロライン(0V)を中心に対称にならず、上下に偏っている状態を指します。この問題は、以下のような状況で発生することがあります:
- アナログ機器やオーディオインターフェースの誤動作。
- 不適切なプラグインやエフェクト処理。
- ノイズや不完全な録音環境。
DCオフセットの問題点
- ヘッドルームの消費
- 信号がゼロラインからずれていると、ヘッドルームが無駄に消費され、音圧を上げにくくなります。
- 不要な低周波ノイズの発生
- DCオフセットは、人間の耳では聞こえない周波数成分(0Hz付近)として存在しますが、音質に悪影響を与えたり、スピーカーに負担をかけることがあります。
- プラグインの動作異常
- DCオフセットがあると、コンプレッサーやリミッターが不正確に動作し、ダイナミクス処理が意図した通りに行えなくなる可能性があります。
リミッターのDCフィルターボタンの役割
リミッターに内蔵されたDCフィルターは、オーディオ信号の直流成分を自動的に除去する機能を持ちます。これにより、リミッターが適切に動作し、クリーンな音質を維持できます。
具体的な役割
- ゼロラインの整合性
- 信号をゼロラインに対して正しく整列させることで、音質を改善します。
- 不要な低周波成分の除去
- 低周波数のDCノイズを除去して、信号をクリーンに保つ。
- リミッターの精度向上
- DCオフセットが原因で不正確なゲインリダクションが発生するのを防ぎます。
いつDCフィルターを使うべきか?
- 常に有効にするのが安全
DCオフセットは耳で確認できるものではないため、DCフィルターを有効にしておくことで問題を未然に防ぐことができます。 - 特に以下のケースでは必須:
- 録音した素材やサンプルで明らかなDCオフセットが確認される場合(波形がゼロラインからずれている)。
- アナログ機器や外部エフェクトを使用した際に、ノイズや低周波成分が気になる場合。
- 特定のプラグインが不自然な挙動を示す場合(例: コンプレッサーやリミッターの動作がおかしい)。
DCフィルターの仕組み
- DCフィルターは通常、高周波カットオフを極端に低い周波数(例えば20Hz以下)に設定したハイパスフィルターとして動作します。
- このフィルターが直流成分や極低周波成分を除去し、オーディオ信号をクリーンな状態にします。
DCフィルターを搭載しているリミッター例
- FabFilter Pro-L 2
- DCフィルターボタンを備え、特定の低周波成分を効率的に除去。
- iZotope Ozone Maximizer
- 内部にDCオフセット除去機能を含み、クリアな音質を提供。
- Waves Lシリーズ(L1、L2、L3)
- 自動的に低周波成分をフィルタリング可能。
注意点
- DCフィルターは万能ではありません。明確なDCオフセットがある場合、波形編集ソフト(例: DAWのノーマライズ機能やDCオフセット除去ツール)を使って手動で修正する方が効果的な場合もあります。
- DCフィルターをかけるとごくわずかに低域が削られる可能性がありますが、ほとんどの場合、耳で認識できない程度です。
リミッター選びのおすすめ製品

ここからはリミッタープラグインのおすすめを紹介していきます。
「Sonible Smart:limit」お手軽で使いやすい

Smart:limitはプロファイルにあわせて1クリックで音量調整をしてくれる機能を持ったAIリミッターです。音量調整はもちろん後々のトーンの調整もできるので非常に便利です。
Smart:limitの利点は透明感あるリミッティングも嬉しい機能で、メーター類が充実していて音量を上げながら今の状態を調整できるのが良い点です。
「Fabfilter Pro-L2」失敗したくないならコレ

FabFilter Pro-L 2は 高品質で透明なサウンド、柔軟な設定が可能なことで人気のリミッター。
動作も軽く圧倒的な使い心地のよさが最大にメリット。人気メーカーのため様々なDTMチュートリアルでも使われています。

「iZotope Ozone 11 Advanced」マスタリングプラグインが揃う

iZotope Ozone11にはリミッターモジュールはついていませんが、Ozone Maximizerモジュールがついていて音量をごっそり持ち上げることができます。
なんといっても AIアシスト機能があり、初心者にも使いやすいのが最大にメリット。
Ozone11からはマキシマイザー モジュールが大幅にアップデートされました。
- ダイナミクスを維持しながらミックスをラウドに仕上げられる「アップワードコンプレッション」
- 高い忠実度を維持しながらラウドネスをブーストできる「ソフト クリップ」
- サウンドに反応して歪みとポンピングを軽減できる「インテリジェント リリース コントロール (IRC) モード」を追加

他にもある魅力的なリミッタープラグイン
Fuse Audio Labs OCELOT Limiter – True Peak Limiter

シンプルだけど音が良い。そんなリミッターを探しているならこちら。欠点という欠点もないですし、比較的あたらしいリミッターを探しているなら候補にいれたいプラグインです。
OCELOT Limiter – True Peak Limiter 購入はこちら >>

Leapwing Audio LimitOne

スペクトルバランスの優れたリミッター。PuffrfishとHedgehogの2つのリミッターアルゴリズムを使えるプラグイン。
Arturia Bus PEAK
Arturia FX Collection5から収録された新しいリミッター。

- ベーストーンコントロール
- トレブルトーンコントロール
- クリッパー
- リミッター
- トゥルーピークリミッター
の5モジュールからなるリミッタープラグイン。
3段階のリミッター、ラウドネスターゲットの参照機能、またすべてのモジュールにデルタリッスンオプションがあり、リミッティングがかかった音だけを聞けます。

Sonnox Limiter
Sonnox Oxford Limiterは 軽量でプロ仕様の音質を求めている人に使えるリミッター。古くからある定番リミッターで価格がだいぶ下がってきており、入手しやすい価格帯になりました。
アルゴリズム自体が古くなってきているので、最新リミッターの使用感や透明度には勝てないのですが、有料プラグイン導入するときの第一歩としてはハードルが低く導入しやすいです。

Tokyo Dawn Labs Limiter 6 GE
Tokyo Dawn Labs Limiter 6 GEは コストパフォーマンスに優れ、多機能なリミッタープラグイン。
商品カテゴリーとしてはリミッターですが、
・コンプレッサー (Compressor)
・高域用リミッター ( HF Limiter)
・ピークリミッター (Peak Limiter)
・クリッパー ( Clipper )
・出力レベルリミッター ( OUTPUT )
・メーター ( Meter)
の6モジュールを使いたいものだけ並べていけるマルチエフェクトツールです

NUGEN Audio ISL2
プロ仕様なリミッタープラグイン。透明度の高いトゥルーピークリミッターです。マスタリング向けや放送向け

、
Newfangled Audio ELEVATE MASTERING BUNDLE
ELEVATE MASTERING BUNDLEに収録されているのがリミッター「Elevate 」
Elevate はックスの音量を上げながら、ダイナミックな知覚を維持または向上させます。音楽にリアルタイムで反応するインテリジェントな適応型テクノロジーを使用して、最も音量が大きいだけでなく、最も音質の良いマスターを作成できます。

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