ディエッサーの使い方とおすすめ!歯擦音の周波数を押さえるプラグイン

この記事ではディエッサープラグインの紹介とおすすめプラグインを掲載していきます。
ディエッサーとは?初心者向け解説
ディエッサーは、音楽制作でよく使われるエフェクトの一種です。特にボーカルの音作りで活躍することが多く、「サ行」や「ザ行」といった歯擦音(しさつおん)が耳につくのを抑える効果があります。
ディエッサーがする仕事
- 歯擦音の軽減: マイクで録音したボーカルには、時に「サシスセソ」などの音が強く出てしまうことがあります。ディエッサーは、この耳障りな部分を自動で調整し、聞き心地の良い音に仕上げてくれます。
- 周波数帯域の調整: ディエッサーは、主に高周波数帯域に働きかけます。歯擦音は高い周波数で発生するため、この
- 帯域をピンポイントで調整することで、歯擦音を抑えながら他の音域のバランスを保つことができます。
なぜディエッサーを使うの?
- クリアなボーカル: ディエッサーを使うことで、ボーカルがクリアになり、聞き取りやすくなります。
- プロフェッショナルな仕上がり: ディエッサーは、プロのレコーディングエンジニアもよく使うツールです。ディエッサーを使うことで、よりプロフェッショナルなサウンドに仕上げることができます。
破裂音と歯擦音が組み合わさった日本語の例文
承知いたしました。破裂音と歯擦音が組み合わさった日本語の例文をいくつか作成します。
例文1:
- 「お茶をチャックでしっかり閉めてください。」
- この文には、「チャ」の「チャ」と「チャック」の「チャ」で破裂音と歯擦音が含まれています。
例文2:
- 「注射器でツンと刺す音がした。」
- 「注射器」の「シュ」と「ツン」で歯擦音と破裂音が含まれています。
例文3:
- 「カチカチ山でサルと狸が喧嘩した。」
- 「カチカチ」の「カ」と「チ」で破裂音と歯擦音が含まれています。
例文4:
- 「ッチ、間に合わなかった!」
- この言葉は、焦りや悔やみの感情を表す際に使われ、「ッチ」の部分に破裂音と歯擦音が含まれています。
例文5:
- 「チクチクと針が刺さるようだ。」
- この文には、「チクチク」の部分で破裂音と歯擦音が繰り返されています。
ポイント:
- 破裂音と歯擦音の組み合わせ: 日本語では、「チャ」「チ」「ツ」「ジ」「ヂ」などの音が破裂音と歯擦音の組み合わせで構成されています。
- 日常会話での使用: 上記の例文のように、これらの音は日常会話で頻繁に使われています。
- 感情表現: 焦り、驚き、痛みなど、様々な感情を表現する際に、これらの音が効果的に使われることがあります。
ディエッサーをかけることで、リスナーが聞きやすいクリアなサウンドに処理されます。
本人の喋り方・歌い方にもディエッサーのかけ具合は左右されます。
特に息漏れが強い人だったり、英語のように発声するときに息を強く必要とする言語の場合にはディエッサーは必須です。


最近のDAWではディエッサーが標準でついてくるものも増えていますが、アップデートをしていなかったり、無料のDAWをつかっているとディエッサーがついていないこともあります。
ディエッサーはかけすぎると音痩せしますし、量が足りないと全然改善されない難しいエフェクトです。
年々改良されているプラグインですので、できるだけ新しいものを取り入れていくのをおすすめします。
おすすめディエッサー
ここからはおすすめのディエッサープラグインを紹介します。
sonible smart:deess(✡イチオシ)
smart:deessはsonible のAI処理シリーズのディエッサー版です。
PLUGIN BOUTIQUEの2023年UTILITYプラグインアワードを受賞しています。
smart:deessが他のディエッサーに勝っているすごい点として
歯擦音と破裂音を押さえる処理を別々に行える!
という点。sibilants とplosivesでそれぞれ押さえるエフェクト量を調整できるようになっています。(画面下)・

もちろんAI機能によるパラメーターの提案も行ってくれます。
音質にこだわりたい上で設定の素早さも必要な人には最強のディエッサープラグインになります。
Techivation AI-De-Esser
Techivation AI-De-EsserはAI機能でディエッサー設定を提案してくれるプラグインです。
AI部分はsmart:deessに近くLearnを押してトラックを再生するだけ。
簡素化されている分、複雑なことはできませんが、音質劣化か少なく中央のDe-Essを上下させれば良いだけなので、プラグインの処理フローを極力単純にしたい!という人にピッタリなプラグイン。

Black Salt Audio DSR
Black Salt Audio DSRは低価格で入手できる簡単ディエッサープラグイン!
ディエッサーって価格が高いものが多いので、後回しになりがちですが、低コストで性能が良くシンプルなワークフローに仕上がっているのがこのBlack Salt Audio DSR。
やすいからといって効き目が薄いわけでないので、試してみる価値は十分あります。
なおThreshold とRANGEの2つのパラメーターしかないため、細かい設定を追求したい人には向きません。

Weiss Deess
細かくディエッサー処理をしたい人におすすめなのがハイクオリティプラグインのWeissシリーズ。
設定のしやすさと2バンド使える機動力の良さが魅力的で、ノッチフィルターが追加されています。
FabFilter Pro-DS
FabFilter Pro-DSは高コストですが、ワークフローに快適さに特化しているディエッサーです。
4つのMODE( Single Vocal / AllRound / WIDE BAND / SPLIT BAND)に対応。あらゆる状態の音素材に対応できるようにしたディエッサーです。
SSL DeEss
SSL DeEssはインターフェイスがわかりやすいディエッサーです。
ディエッサーの適応させる範囲を上部にあるHP,LPフィルターで挟み込むようにして指定。その後Thresholdで引っかかる音量まで下げていきます。従来のディエッサーに使いにくさを感じているなら試す価値があるプラグインです。
Oxford SuprEsser
Oxford SuprEsserは定番のディエッサープラグインです。年季が入っているのでちょっと扱いにくさはありますが、
ディエッサーの処理で必要な箇所を押さえているロングセラーモデル。

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