Brainworx Maag Audio EQ4 MS!人気のAIR BAND®を備えたマスタリングイコライザー

Brainworx Mäag Audio EQ4 MSはBrainworxのEQプラグイン。

Maag Audioの人気EQ

Maag Audio(マーグ・オーディオ)[2文字の目のaはäの表記] からリリースされているロングセラーEQのバージョン4です。
仕様としてはこれまでのMaagEQとは趣向が異なり、
6バンドのデュアルチャンネルマスタリングイコライザー。
オリジナルのMäag Audio EQ4Mハードウェアをモデルにしていて、旧バージョンに
- ミッド/サイド処理、
- デュアルチャンネル機能、
- ソフトクリップ
- 拡張されたAir Band®コントロール
などの高度な機能を導入しています。
Brainworx の許容度モデリング技術 (TMT)を利用し、Mono Maker,Stereo Width,THD,Auto Gain、ABCDの4スロット間でのコピー・ペーストとBrainworxのプラグイン仕様がついています。
Brainworx Mäag Audio EQ4 MS レビュー

- Mäag Audioの主力EQとAIR BANDをマスタリングに
- クリアなサウンド
- サブまで操作可能
- これまでのMäagの印象からすると多機能
- スイッチ切り替えで±になる帯域がある
それではBrainworx Mäag Audio EQ4 MSのレビュー。
良かった点
第一印象としては、Mäag Audio EQ4 MSを通しただけでクリアに聞こえるサウンドが非常に気に入りました!
デフォルト設定状態で5KHz以上が若干持ち上がっているのがわかります。そのためか特に設定を変更していないのにもかかわらず全体の透明度が高まった印象をうけました。低域はタイトで締まったサウンド。

マスター用途だから何も変えてほしくない人にとっては厄介な作りですが、レンジ感が広がって聞こえるので個人的には好印象でした。
Mäag Audio の個性となっているAIR BANDはエキサイターとはまた違う自然な持ち上がり方をするので、派手な印象を与えたいときにも有効です。
Mäag Audio EQ4 MSで良かったのはSUBコントール。
18,28Hzでバンドを切り替えて操作しますが、20Hz以下の調整ができるものでサッと調整が可能なEQは数が少ないのでこの機能は魅力的です。
ちょっときになった点
マスタリング用途としては
- ゲインノブが0.5単位であること、
- 周波数バンドが固定になっていること
の2点が細かく調整したい人には向いていません。
その分、マスタリング用のEQに興味が出てきた人にとっては使いやすいプラグインです。
またスイッチ切り替えで±になる帯域がある点はクセがあります。
EQゲインが0のままでもスイッチを切り替えただけで、指定した帯域に影響がでます。
ゲインノブを±してから変わるだろう……と通常のEQの概念で決め打ちしていると操作に戸惑います。
この仕様はMäag EQ4でも同じなので、この機種の個性だと認識して慣れて使うしかありません。




こだわりたい人はSPL PQぐらい細かい方が理想的ですが、サクッと調整したいときは不便ですので、Mäag Audio EQ4 MSぐらいがちょうど良いかな~という印象でした。
セール情報

通しただけでクリアに聞こえるサウンドが非常に気に入りました!
Brainworx Mäag Audio EQ4 MS Intro Sale
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AIR BAND®
Maag Audio製品を使う意義ともなっている高周波処理のためのAIR BAND。
Maag Audioのairbandとは、高音域をブーストする非常にユニークなイコライザー機能です。特に、40kHzという人間の可聴域を超える周波数までを調整できる点が特徴で、音に「空気感」や「輝き」を加える効果があります。
Mäag EQ は、Mäag のトレードマークである AIR BAND® の正確な再現なしには完成しません。これは、プロダクション界の巨匠 David Reitzas、Dylan Dresdow、Dave Pensado の「秘密のソース」です。AIR BAND® は、耳障りな音を出さずに、トップエンドにスムーズなエア周波数をもたらします。ドラムや楽器に最適ですが、特にボーカルでその輝きが際立ちます。セリーヌ・ディオン、マドンナ、ジャスティン・ティンバーレイク、その他数え切れないほどのトラックでその輝きを聞くことができます。
SUB, LOW, LO-MID,MID,2.5KHz,AIRBANDの6バンド構成。


オレンジのHIGHは2q.5KHzで固定。
AIR BANDは独立しており、その他の帯域の調整は中段にあるスイッチで切り替えます。






Brainworxのプラグインの仕様ともなっているMono Maker,Stereo Width,THD,Auto Gainが下段にあります。
THD以外はINのスイッチを押さないと有効になりません。


TMT(Tolerance Modeling Technology)
Plugin Allianceのプラグインには特許取得済みの “TMT”機能があります。
アナログコンソールのチャンネルによる電気特性の違いをシュミレーションする機能。
チャンネル番号を切り替えると左右のチャンネルのゲイン差に微妙な違いが現れます。(水色と紫の線で左右が分かれる)




スイッチをデジタルモード(D)に切り替えると左右差がなくなります。


ウィンドウサイズの変更
左上のバイパスボタンとなりにある数値をクリックして切り替えます。


- デモ期間は?
-
14日間機能制限なしで利用できます
- マニュアルは?
-
右下にある「?」を押すとPDFマニュアルが表示されます。


Mäag Audio プラグインの違い・選び方
Mäag Audio EQ2 : AIRBANDが使いたい人向けのシンプルEQ
Mäag Audio EQ4 : EQ2よりもより細かく調整したい人向け
Mäag Audio MAGNUM-K: AIRBANDの帯域調整がついたデュアルコンプレッサー
Mäag Audio EQ4 MS : EQ4よりももっと細かく調整したい人・マスタリング向け
主な特徴
- Mäag EQ4 MハードウェアとそのトレードマークであるAIR BAND®の正確なモデル
- ステレオおよびm/s処理
- 各チャンネルにハイパスフィルターとローパスフィルターを搭載
- すべてのベルフィルタの帯域幅と中心周波数の拡張
- モノメーカーとステレオ幅
- 可変全高調波歪み
- ソフトクリッパー
- I/O、相関、バランス計測
- パラメータリンク
- スケーラブルなUI
- すべてのベルフィルタの追加中心周波数
- すべてのベルフィルタのQ係数
- Brainworx の TMT 内部: 許容モデリング技術 (米国特許番号 10,725,727) は、電子部品の 20 チャンネル間の差異をシミュレートし、アナログ特性をデジタルで再現して最もリアルなアナログ サウンドを実現します。


過去セール履歴
2024.
Brainworx Mäag Audio EQ4 MS Intro Sale
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