Bloom KSHMRの使い方と魅力を完全解説!初心者もプロも即戦力の「魔法」音源

現代の音楽制作において、トラックに独自の「深み」を与えることは至難の業です。特に、KSHMRのようなトッププロデューサーが多用する高品質なエスニック・サウンドは、録音やミックスのハードルが高く、手が出しにくいと感じていませんか?
Excite Audioから登場した「Bloom KSHMR」は、その常識を覆します。KSHMR本人が監修した「物語のある音」と、指一本でグルーヴを生み出す革新的なエンジンが融合。この記事では、初心者からプロまで、このプラグイン一つで制作のクオリティを劇的に向上させる方法を徹底解説します。
Excite Audio Bloom KSHMR レビュー:世界的プロデューサーの魂が宿る、エスニック×モダン音源の決定版

音楽制作の世界において、独自のサウンドシグネチャーを持つことは、プロデューサーにとって最大の武器の一つです。特に、異国情緒あふれるエスニックなサウンドは、現代のポップスやヒップホップ、EDMにおいて、楽曲に深みとフックを与える重要な要素として常に注目されています。しかし、本格的な民族楽器のレコーディングはハードルが高く、既存のサンプルパックだけでは表現力に限界があると感じているクリエイターも多いのではないでしょうか。
そんな中、BeatportのプラグインブランドであるExcite Audioから、待望の新作が登場しました。その名も「Bloom KSHMR」。
名前からも分かる通り、このプラグインは世界的なトッププロデューサーであり、DJとしても絶大な人気を誇るKSHMR(カシミア)とのコラボレーションによって開発されました。KSHMRといえば、インド由来のルーツを大切にし、そのエッセンスを見事にダンスミュージックに昇華させたスタイルで知られています。彼のサウンド・ライブラリ「Sounds of KSHMR」は、EDMシーンにおいて「持っていないプロデューサーはいない」と言われるほどのスタンダードとなっています。
そんな彼が監修した「Bloom KSHMR」は、単なるサンプルプレイバック音源ではありません。彼の頭の中にあるサウンドデザインの美学と、Excite Audioが誇る「Bloom」シリーズの革新的なエンジンが融合した、まさに「使える」音源なのです。
Excite Audio Bloom KSHMRとは? KSHMRとのコラボが生んだ革新的音源
世界的プロデューサーKSHMRのサウンド哲学を凝縮
まず、このプラグインの最大の特徴は、何と言ってもKSHMR本人の全面監修であるという点です。KSHMR(Niles Hollowell-Dhar)は、The Cataracsのメンバーとして「Like A G6」などの世界的ヒットを生み出した後、ソロプロジェクトKSHMRとしてEDMシーンを席巻。「Secrets」や「Wildcard」などのアンセムを多数リリースし、DJ Mag Top 100 DJsにも長年ランクインし続けるトップランナーです。
彼の楽曲のアイデンティティとも言えるのが、オーケストラサウンドと、自身のルーツであるインド音楽の融合です。彼は常に「物語性」のある楽曲制作を心がけており、そのために必要なサウンドへのこだわりは並々ならぬものがあります。Bloom KSHMRには、そんな彼が長年かけて培ってきたサウンドデザインのノウハウと、自身の楽曲で使用するために録音してきた貴重なライブラリが惜しみなく投入されています。
Excite Audioの「Bloom」シリーズは、ボーカル音源である「Bloom Vocal Aether」などに代表されるように、複雑な処理をシンプルな操作で行えることをコンセプトにしています。このBloomエンジンの柔軟性と、KSHMRの厳格なサウンド基準が出会うことで、これまでにない化学反応が生まれました。ただ楽器をサンプリングしただけではなく、現代のトラックメイクですぐに使えるように「プロセス」された音が詰まっているのです。
「エスニックな伝統」と「モダンな制作」の融合
Bloom KSHMRのサウンドパレットは、主にインドや南アジアの伝統的な楽器やボーカルで構成されています。しかし、これらは単に民族学的な資料として収録されたものではありません。
KSHMR自身の言葉を借りれば、「私が長い時間をかけて集め、加工してきたサウンドを、誰もが簡単に使えるようにしたかった」とのこと。実際に収録されているのは、タブラ、ドール、シタール、サロード、バンスリ(フルート)、そして様々なパーカッションやボーカルなど、多岐にわたります。これらは一流の演奏家によって演奏され、最高級のアナログ機材を通してレコーディングされています。
そして重要なのが、その後のプロセスです。現代のDAWを中心とした制作環境において、生の民族楽器をそのまま混ぜると、ダイナミックレンジが広すぎたり、周波数帯域が他の楽器とぶつかったりと、ミックスでの苦労が絶えません。しかし、Bloom KSHMRのサウンドは、KSHMRの監修のもと、あらかじめモダンなトラックに馴染むように絶妙な処理が施されています。
つまり、「読み込んだ瞬間から即戦力」なのです。これが、このプラグインが多くのプロデューサーに支持される最大の理由でしょう。エスニックな伝統の響きを保ちつつ、最新のトラップやポップスのビートに乗せても違和感のない、鋭さと温かみを兼ね備えたサウンド。それがBloom KSHMRの正体です。
Bloom KSHMRの主な機能と特徴:単なるサンプルプレイヤーではない理由
Bloom KSHMRは、見た目は非常にシンプルで美しいインターフェースを持っていますが、その内部には非常に強力なエンジンが隠されています。ここでは、その主要な機能について詳しく見ていきましょう。
直感的に演奏できる「インストゥルメント・プレイヤー」
Bloom KSHMRを立ち上げると、まず目に飛び込んでくるのは中央の大きなビジュアライザーと、シンプルに配置された4つのマクロノブです。キーボードを弾けばすぐに音が鳴りますが、このマッピングにはExcite Audio独自の哲学があります。
Bloomシリーズ共通の特徴として、「白鍵でサンプルやフレーズをトリガーし、黒鍵でエフェクトやモディファイアを操作する」という設計になっています。これにより、鍵盤演奏が得意でない人でも、指一本でリズム感のあるフレーズを奏でることが可能です。
収録されているサウンドは「バンク」という単位で管理されており、各バンクには14種類のサンプルが含まれています。これらがキーボードの特定のオクターブにアサインされています。例えば、C3を押すとキック、D3を押すとスネア、E3を押すとパーカッション…といった具合です。しかし、単なるワンショットではありません。それぞれのキーには、シーケンサーで組まれたリズムやループがアサインされている場合もあり、鍵盤を押さえ続けるだけでグルーヴィーな演奏が始まります。
4つの強力なマクロ:Lo-Fi, Tube, Width, Space
画面下部に配置された4つの大きなノブは、Bloom KSHMRのサウンドキャラクターを決定づける重要なコントロールです。これらは単一のエフェクトではなく、複数のパラメーターを裏で動かすマクロ・コントロールとなっています。
- Lo-Fi(ローファイ): このノブを上げると、サンプルレートやビット深度が下がり、アナログレコードのようなノイズや揺らぎが加わります。エスニックなサンプルにこのLo-Fi感を加えると、まるで古いボリウッド映画のサウンドトラックからサンプリングしたかのような、独特のヴィンテージ感が生まれます。ヒップホップやローファイ・ヒップホップの制作には欠かせない機能です。
- Tube(チューブ): 真空管アンプを通したような温かみとサチュレーション(歪み)を加えます。音を太くし、前に押し出す効果があります。ドラムやパーカッションに適用すれば、よりパンチのあるサウンドに、メロディ楽器にかければ、存在感のあるリードサウンドに変化します。デジタル特有の冷たさを消し去るのに役立ちます。
- Width(ウィズ): ステレオイメージの広がりをコントロールします。センターに定位するモノラルサウンドから、スピーカーの外側まで広がるようなワイドなサウンドまで自在に調整可能です。独自のMS処理技術が使われているのか、広げても位相が崩れて音がスカスカになることが少なく、非常に自然に空間を広げることができます。
- Space(スペース): リバーブとディレイを組み合わせた空間系エフェクトです。単に響きを加えるだけでなく、KSHMR好みの「深み」のある空間演出が可能です。ノブ一つでドライな状態から、広大なホール、あるいは幻想的なアンビエント空間まで変化させることができ、世界観を一瞬で作り変えることができます。
これらのマクロは、オートメーションを書くことで楽曲の展開に合わせてダイナミックに音色を変化させるのにも最適です。例えば、ビルドアップ部分でWidthとSpaceを徐々に上げていき、ドロップで一気にドライに戻すといった手法が簡単に実現できます。
クリエイティビティを刺激するシーケンサーとモジュレーション
Bloom KSHMRの真骨頂は、実は「Edit」ページにあります。メイン画面上部の「Edit」ボタンを押すと、より詳細な設定画面が現れます。ここでアクセスできる「フレーズ・プレイヤー(Phrase Player)」が非常に秀逸です。
通常のアルペジエーターやシーケンサーとは異なり、Bloomのシーケンサーはサンプルのトリガー、ピッチ、ベロシティなどをステップごとに細かく指定できます。 例えば、1つのキーを押しているだけで、ループサンプルの一部を切り出してリズミカルに再生したり、ピッチを変化させてメロディを作ったりといったことが可能です。
特に注目すべきは以下の機能です:
- Rate(レート): シーケンスの再生速度を1/4、1/8、1/16など楽曲のテンポに合わせて変更できます。
- Swing(スイング): グルーヴ感を調整します。機械的なビートに人間味あふれる揺らぎを与えることができます。
- Latch(ラッチ): 鍵盤を離しても再生を続ける機能。リアルタイムのパフォーマンスや、音色をいじりながらのサウンドメイクに便利です。
さらに、強力なモジュレーション・マトリクスも搭載されています。LFOやエンベロープを使って、先ほどの4つのマクロや、各サンプルのパラメーター(フィルター、ピッチ、パンなど)を動かすことができます。これにより、時間とともに変化し続ける、有機的で飽きのこないサウンドを作り出すことができます。
本格的なサウンドライブラリとカスタマイズ性
現地ミュージシャンと録音した「本物」のサウンド
Bloom KSHMRに収録されているサウンドライブラリは、まさに「宝の山」です。KSHMRが自らインドや南アジア各地に赴き、現地の熟練ミュージシャンと共にレコーディングを行った素材がふんだんに使われています。
- Percussion(パーカッション): タブラ、ドール、マンジーラなど、独特のアタック感と鳴りを持つ打楽器群。これらをレイヤーするだけで、トラックに強烈な個性が生まれます。
- Melodic(メロディック): シタール、サロード、サントゥール、ハルモニウム、シェナイ、バンスリなど。弦楽器の煌びやかな響きや、管楽器の哀愁漂う音色が、高音質で収録されています。
- Vocal(ボーカル): 伝統的な歌唱法によるチャントやフレーズ。これらはカットアップして使うもよし、そのままフックとして使うもよしです。
これらのサウンドは、単に録音されただけでなく、KSHMRのスタジオで入念にトリートメントされています。EQ処理、コンプレッション、サチュレーションなどが既に施されているため、DAW上で鳴らした瞬間に「カッコいい音」がします。これは、時間のない制作現場では非常に大きなアドバンテージとなります。
250種類以上の即戦力プリセット
プリセットの豊富さも魅力の一つです。250種類以上のプリセットが用意されており、それぞれが特定のテーマやジャンルに合わせて丁寧に構築されています。
プリセットのカテゴリー例:
- Songstarter: 鍵盤を押すだけで曲のアイデアが生まれるような、ループとフレーズの組み合わせ。
- Melodic: リードや伴奏に使える、各種楽器のプリセット。
- Percussive: リズム構築に特化したドラムキットやループ集。
- Experimental: エフェクティブで実験的なサウンド。SEやテクスチャとして優秀。
- Vocal: ボーカルサンプルを主体としたプリセット。
プリセットを選ぶだけで、即座にインスピレーションを得ることができます。気に入ったプリセットをロードし、マクロを少し動かすだけで、オリジナルのサウンドに近づけることができるでしょう。
自分のサンプルも取り込める!無限の拡張性
Bloom KSHMRは、付属のライブラリ専用のプレイヤーではありません。ユーザーサンプルインポート機能を備えており、手持ちのサンプルをBloomのエンジンで処理することが可能です。
手持ちのボーカルサンプルやドラムループをドラッグ&ドロップで読み込めば、Bloom KSHMRの強力なシーケンサー、エフェクト、マクロを使って加工することができます。例えば、ありふれたドラムループを読み込み、Lo-Fiマクロとシーケンサーのスライス機能を使って、全く新しいグリッチビートを作成するといった使い方が可能です。
これにより、Bloom KSHMRは単なる「KSHMRサウンドの詰め合わせ」を超えて、「あらゆるサンプルをKSHMR流に料理できるツール」へと進化します。この拡張性こそが、長く使い続けられる理由の一つです。
実際の制作での活用術:どう使うのが効果的?
では、具体的にどのような場面でBloom KSHMRを活用できるのか、いくつかのシナリオを想定してみましょう。
シナリオ1:トラップ/ヒップホップのビートメイク
トラップやヒップホップにおいて、少しダークでエスニックな雰囲気の上ネタは定番です。Bloom KSHMRを使えば、シタールやフルートのフレーズを簡単にトラックに取り入れることができます。 例えば、「Songstarter」カテゴリーから適当なプリセットを選び、白鍵を押してみましょう。キャッチーなリフが流れたら、次に黒鍵を使ってピッチを変えたり、ハーフスピード再生にしたりして(Bloomにはプレイバック速度を変える機能もあります)、バリエーションを作ります。 最後に「Lo-Fi」マクロを上げれば、サンプリング感のあるドープな上ネタの完成です。所要時間はわずか数分です。
シナリオ2:EDM/ハウスのビルドアップとドロップ
EDMのビルドアップにおいて、単調になりがちなスネアロールの裏で、Bloom KSHMRのパーカッションループを鳴らしてみましょう。タブラの細かい連打などが加わることで、リズムに複雑さと疾走感が生まれます。 ドロップ部分では、太いベースラインの上に、Bloom KSHMRのボーカル・チョップ(Vocal Chop)をリードとして乗せます。「Tube」と「Space」マクロで歪みと広がりを加えれば、スタジアム級のアンセムサウンドの出来上がりです。
シナリオ3:映画音楽/BGM制作
映像作品のBGM制作においても、Bloom KSHMRは強力な味方になります。特に、異国情緒あふれるシーンや、少しミステリアスな場面の演出には最適です。 「Experimental」カテゴリーのプリセットには、ドローンサウンドや不思議なテクスチャが多く含まれています。これらをロングトーンで鳴らしながら、「Space」マクロをゆっくりと動かしていくだけで、映画のワンシーンのような没入感のあるサウンドスケープを作り出すことができます。
Bloom KSHMRのメリット・デメリット
ここで、改めてBloom KSHMRの良い点と、購入前に知っておくべき点を整理しておきます。
メリット:圧倒的なクオリティと使いやすさ
- 音の良さ: KSHMR監修だけあって、全てのサンプルのクオリティが極めて高いです。ミックス済みのようなバランスの良さがあります。
- 操作性: 4つのマクロと鍵盤操作だけでダイナミックな変化をつけられるため、直感的で楽しいです。
- 独自性: 他の総合音源にはない、本格的かつモダンなエスニックサウンドが手に入ります。
- CPU負荷: 比較的高機能な割に、動作は軽快です(環境によりますが、重すぎて動かないということは稀でしょう)。
- 価格: 高品質なライブラリと強力なエンジンを搭載していながら、比較的手の届きやすい価格設定です(セール時は特にお得です)。
デメリット:ジャンル特化型であるがゆえの注意点
- 汎用性の限界: 特化型音源であるため、純粋なピアノやギター、普通のドラムセットなどは入っていません。あくまで「スパイス」や「特化ジャンル」向けの音源です。
- エディットの深さ: SerumやMassiveのようなシンセサイザーのように、オシレーターから波形を作るといった自由度はありません。あくまでサンプルの加工がメインです。
- 「KSHMR色」の強さ: 良くも悪くもKSHMRのカラーが強い音源です。彼のスタイルが苦手な人には合わない可能性があります(ただし、サンプルインポート機能を使えばその限りではありません)。
完全比較:Bloom KSHMRは他の音源と何が違う?
購入を検討する際、気になるのが「他の似たような音源製品との違い」でしょう。ここでは、一般的なライバル製品やサービスと比較して、Bloom KSHMRの優位性や立ち位置を明確にします。
vs. NI Kontakt系民族楽器ライブラリ (Discovery Seriesなど)
Native InstrumentsのKontakt用ライブラリ(例えば「Discovery Series: India」)は、非常にリアルで高音質な民族楽器音源として有名です。
- Kontaktの強み: 楽器の奏法(アーティキュレーション)を細かくキースイッチで切り替えたり、ミキサーでマイク位置を調整したりと、リアリティと再現性を極限まで追求できます。純粋な「演奏シミュレーション」としてはKontaktに軍配が上がります。
- Bloom KSHMRの強み: Kontakt音源はリアルすぎるがゆえに、ポップスやダンスミュージックに混ぜるにはEQやコンプでの大胆な加工が必要です。一方、Bloom KSHMRは「楽曲の中でどう鳴るか」にあらかじめフォーカスして音作りがされています。奏法のリアルさよりは「フレーズのカッコよさ」「音圧」「抜けの良さ」重視です。
- 結論: 映画音楽などで生演奏の代用として使うならKontakt。EDM、HipHop、Popsのトラックメイクで「使える音」が欲しいならBloom KSHMR。
vs. Splice などのサンプルサブスクリプション
サンプルパック販売サイト大手のSpliceでも、KSHMRのサンプルパックは大人気です。
- Spliceの強み: 必要なワンショットやループだけを安価に購入できます。波形編集ソフトで切ったり貼ったりするスキルがあれば、自由度は無限大です。
- Bloom KSHMRの強み: Bloom KSHMRの最大の利点は「演奏できる」ことと「リアルタイムに変化させられる」ことです。Spliceのループは貼り付けたらそこで終わりですが、Bloomならスイングを変えたり、フィルターを開閉したり、リバースさせたりといった操作をMIDIで行えます。「静的な波形」と「動的なインストゥルメント」の違いは決定的です。
- 結論: 素材集めで終わらせず、自分の手でグルーヴを生み出したいならBloom KSHMR。
中の人K-POPプロデューサーは、 KSHMRのサンプルをかなり使っています。
vs. 他のBloomシリーズ (Vocal Aether, Drum Breaksなど)
Excite AudioのBloomシリーズは共通のエンジンを持っていますが、収録内容は全く異なります。
- Bloom Vocal Aether: ボーカルテクスチャに特化しており、アンビエントやシネマティックな用途に強いです。
- Bloom Drum Breaks: ドラムブレイクの再構築に特化しています。
- Bloom KSHMR: シリーズの中で最も「メロディ楽器」としての要素が強く、かつリズム隊も充実しているため、これ一本で作れる範囲が最も広いです。シリーズ最初の導入としても最適でしょう。
なぜKSHMRの音は世界を熱狂させるのか? (Artist Biography)
本製品をより深く理解するために、KSHMRというアーティストについても少し掘り下げてみましょう。 カリフォルニア州バークレー出身の彼は、インド人の父とアメリカ人の母を持ちます。The Cataracs時代にはFar East Movementの「Like A G6」をプロデュースし、全米1位を獲得。その後、ソロプロジェクトKSHMR(カシミア)を始動させると、Beatportでのリリースが軒並みチャート1位を独占するという伝説を作りました。
彼のサウンドが特別なのは、単に「音が大きい」「派手」だからではありません。彼の楽曲には常に「シネマティックな物語」と「文化的なルーツ」への敬意があります。EDMという機能的なダンスミュージックの枠組みの中で、彼はオーケストラ編成や民族楽器を駆使し、まるで映画を見ているかのような壮大な世界観を提示し続けてきました。 また、彼は自身の制作テクニックを包み隠さず公開することでも知られています。YouTubeでのセミナーや、Spliceでのサンプル提供、そして今回のプラグイン開発。これらは全て「次世代のプロデューサーを育てたい」という彼の情熱の表れです。 Bloom KSHMRを使うということは、そんな彼の「知識」と「情熱」を継承すること他なりません。彼のDNAが刻み込まれたこのツールを使うことで、あなたの楽曲にも「世界に通用する説得力」が宿るはずです。
初心者でも安心!導入から最初の音が出るまで
高機能なプラグインですが、導入は驚くほど簡単です。ここではWindows環境を例に、導入手順を簡単に解説します。
- 購入とダウンロード: Plugin Boutiqueなどの販売サイトで購入後、シリアルナンバーを受け取ります。Excite Audioの公式サイト、またはPlugin Boutiqueのユーザーアカウントからインストーラーをダウンロードします。
- インストール: ダウンロードしたインストーラー(.exe)を起動し、指示に従って進めるだけです。VST3、AAXなど必要なフォーマットにチェックを入れましょう。
- DAWでの起動: お使いのDAW(Cubase, Ableton Live, Studio One, FL Studioなど)を起動し、インストゥルメントトラックに「Bloom KSHMR」を立ち上げます。
- アクティベーション: 初回起動時にシリアルナンバーの入力を求められます。インターネットに接続した状態で番号を入力すれば、数秒で認証完了です。
- ライブラリのロード: プリセットブラウザから好きな音色を選ぶと、サンプルのロードが始まります。HDDでも動作しますが、SSDにインストールするとロード時間が一瞬になり、快適に音色選びができます。
これだけで、世界のトッププロデューサーの音があなたの手元に。難しい設定は一切不要で、音楽制作に集中できる設計になっています。
よくある質問 (FAQ)
Q: MIDIキーボードがなくても使えますか? A: はい、使えます。DAWのピアノロールにノートを打ち込めば問題なく動作します。ただ、マクロのオートメーションなどをリアルタイムで記録する楽しさは格別なので、小さなMIDIキーボードでもあるとより楽しめます。
Q: 自分の持っているサンプルもBloomエンジンで加工できますか? A: はい、「Edit」ページの「Sample」タブに、WAVやAIFFファイルをドラッグ&ドロップすることで読み込めます。自分の声を録音してBloomのエフェクトで加工し、全く別の楽器のように変化させるのも面白い実験です。
Q: マシンスペックはどの程度必要ですか? A: 現代の標準的なPCであれば全く問題ありません。大量のメモリを消費するオーケストラ音源などとは違い、比較的一般的なサンプルベースのプラグインと同等の負荷です。ただし、「Space」などの空間系エフェクトを多用すると多少CPU負荷が上がることがあります。
Q: KSHMRのような音楽を作らない人にも役立ちますか? A: もちろんです。KSHMRはEDMの印象が強いですが、収録されている音源自体は非常にオーガニックで汎用性が高いです。今流行りのアフロビーツ(Afrobeats)や、落ち着いたローファイ・ヒップホップ、あるいはYoutuberの動画BGM制作など、キャッチーなフックが欲しいあらゆる場面で活躍します。
Q: Lite版と通常版の違いは? A: Lite版は機能制限版ではなく、収録されているバンク数やプリセット数が少ないバージョンです。エンジン自体は共通なので音質は同じですが、Bloom KSHMRの真髄である「多様なエスニック楽器」を存分に楽しみたいなら、圧倒的に通常版をお勧めします。後からアップグレードも可能ですが、セール時などを狙って最初から通常版を買うのがコストパフォーマンス的には正解です。
まとめ:Bloom KSHMRはどんな人におすすめ?
Excite Audio Bloom KSHMRは、以下のようなクリエイターに自信を持っておすすめできるプラグインです。
- 自分のトラックに「何か物足りなさ」を感じている人: いつもの手癖で作った曲にBloom KSHMRのサウンドを一つ足すだけで、雰囲気がガラリと変わります。
- エスニックなサウンドを取り入れたい初心者〜中級者: 難しい民族楽器の知識がなくても、鍵盤を押すだけで本格的なフレーズが奏でられます。
- 時短を求めるプロ作家: 即戦力のプリセットとマクロ機能により、クライアントワークなどの締め切りが厳しい現場でも、クオリティを落とさずに素早く納品物を作ることができます。
- KSHMRのファン: 彼のサウンドの秘密を手に入れることができる、マストハブなアイテムです。
音楽制作は、新しい音との出会いによって予期せぬ進化を遂げることがあります。Bloom KSHMRは、あなたをここではないどこか遠くのエキゾチックな世界へ連れて行ってくれる、魔法の絨毯のようなツールです。 もしあなたが、自分の音楽に新しい色彩と物語を加えたいと願っているなら、ぜひBloom KSHMRを手に取ってみてください。そこには、未体験のインスピレーションが花開く(Bloom)のを待っています。
動作環境
- 対応OS: Windows 10以上, macOS 10.15以上(M1/M2ネイティブ対応)
- プラグイン形式: VST, VST3, AU, AAX
- インターネット接続環境(インストールとオーソライズに必要) ※最新の動作環境はExcite Audioの公式サイトをご確認ください。
Excite Audio Bloomシリーズ
Bloomシリーズ全部入りのBloom Bundle は定期的にセールになります。
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◯ボーカル音源
Bloom Vocal Aether
Bloom Vocal Edit
Bloom Vocal Choir
◯シンセ・上モノ音源
Bloom Synth Atmosphere
Bloom Ensemble Strings
Bloom Mura Masa
Bloom KSHMR
Bloom Palette Modular
◯ベース音源
Bloom Bass Impulse
Bloom Bass Groove
◯ドラム音源
Bloom Drum Breaks
Bloom Palette Object
Bloom Drum Machine
Bloom Drum Kits
Bloom Drum Percussion
- ウィンドウサイズの可変について
-
右下にウィンドウカーソルをあわせると可変します。
- プリセット数について
-
250プリセットを収録。カテゴリ分けされています。
- Lite 版とは?
-
コア機能は変わらず、若干の機能制限とサンプル数を少なくしたものです。
- サポートされているプラグインフォーマット、DAWは?
-
VST、VST3、AU、AAX、スタンドアロン、
Ableton Live、Pro Tools、Logic Pro、FL Studio、Cubase、Nuendo、Reaper、Reason など
バンドル版
Bloomシリーズのフルバージョンを一つ持っているとクロスグレードできるプランが用意されています。
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