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ujam beatmakerの使い方解説と種類比較

beatmaker3というDAWがありますが、このページでは
ujam beatmakerの使い方解説を行っていきます。
UJAM BEATMAKERはドラムマシン音源です。
他のUJAMバーチャルドラマーとも使い方はかなり近いのですが、エレクトロサウンドを主にしたドラム音を扱うものをBEATMAKERシリーズとしてまとめているようです。
逆に人間が演奏しているように聞こえるドラムの音はバーチャルドラマーシリーズで扱われています。
UJAM BEATMAKERはあつかっている音楽ジャンルが多彩で、
- その音楽にあったドラムキットの音、
- その音楽ジャンルっぽさが出るリズムパターン
を収録しているのが最大の強みです。セクション指定されているパターンをつなげていけば、曲の大まかな全体像が出来上がるのもUJAM BEATMAKERの良いところ。
UJAM BEATMAKER の使い方
使い方はシリーズ通して使い方は共通ですので、一度使い方を覚えてしまえば他のUJAM BEATMAKERへ流用できます。
ujamの音源の基本的な特徴として
「プリセットを選びレックボタンを押したら、MIDI鍵盤を一つずつ押していくだけ」
と、子供でもできる超単純な動作で、作曲に取り掛かることができます!
プリセットウィンドウ
画面上部にプリセットウィンドウがあり、ここからファクトリープリセットを選べます。
プリセットはドラムキット設定,ミックス設定、スタイル設定を細かく調整している内容になっています。
お気に入り機能がないので、気に入ったパターンはプリセット名を覚えておくか、新規プリセット保存しておきましょう。

自分で作成したプリセットはSave asを押して新規保存するとプリセットのカテゴリに「user」が表示されここから選ぶことができます。
ドラムキット選択

ドラムキットx10個が収録されています。
ドラムキットはInstrumentsのセクションから個別にカスタマイズしていくことができます。
スライダー( Snare,Kick)

ドラムキット選択画面の左にあるスライダーをSnare側に寄せるとキックが聞こえなくなり、Kickへ寄せるとSnareが聞こえなくなります。
一時的に設定できる項目で、MIDI129のピッチホイールに割り当てられています。
スペシャルコントロールスライダー

スペシャルコントロールはBEATMAKERにつけられたエフェクトスライダー。BEATMAKERの種類ごとによって機能が違います。
基本的にはテーマのジャンルでよく使われる演出のエフェクトが設定されています。
ユーザーはエフェクト設定をすることなく、スペシャルコントロールの設定をもちあげていけばよいだけです。
BeatMaker | スペシャルコントロール |
---|---|
DOPE | Vinyl Drive |
EDEN | Kick Pump |
HUSTLE | Bass Tune |
GLORY | Bass Tune |
VOID | Vortex |
VICE | Time Machine |
HYPE | Riser |
KANDY | Sweetness |
NEMESIS | Pressurize & Hypercharge |
IDOL | Juice |
RICO | Me Gusta |
BERSERK | Squish & Devastate |
CIRCUITS | Boost + & Boost |
COZY | Nostalgiat |
MIX選択

ドラムキットの印象を変えるMIXプリセットx10が設定できます。
MIXプリセットはビートメーカーの種類によって設定値が異なります。
Amount
mixプリセットのエフェクト量を調整します。
Beat Intensity
リアルタイムコントロールを使用すると、ビートの強度を一時的に下げたりあげたりでき、ダイナミクスをコントロールできます。
Beat intensityはMOD Wheelに割り当てられています。

ドラムキットプリセットx MIX設定 のプリセットだけでも10×10のバリエーションがあり、ここにamountとBeat intensityを加えていくとBEATMAKERだけでも色々なドラムキットサウンドが作れます。
Instrument
Instrumentではキットごとの細かい調整を行います。キーマップは固定でユーザーの自由に変更することはできません。
キット内で違うサンプルを選ぶことはできます。

項目 | 詳細 |
---|---|
Volume | 音の大きさを調整 |
Decay | ドラムの音が減衰する速度をコントロールします。(音の長さを調整) |
Pitch | キットの音程を調整 |
Filter | 左に回すとローパス、右に回すとハイパス |

InstrumentはC1~D#2までに割り当てられていて、
リズムのビートをC3~B4までで操作する仕様になっています。
以下の表はBeatmaker GLORY場合です。
key | MIDI NOTE | Instrument |
---|---|---|
C1 | 36 | BD1(バスドラム) |
C#1 | 37 | SN1(スネア) |
D1 | 38 | SN2 |
D#1 | 39 | Clap |
E1 | 40 | Accent |
F1 | 41 | HH1Lo(ハイハット1 Low) |
F#1 | 42 | HH1 (ハイハット) |
G1 | 43 | HH2Lo |
G#1 | 44 | HH2 |
A1 | 45 | HH HO(ハイハットハーフオープン) |
A#1 | 46 | HH O(ハイハットオープン) |
B1 | 47 | Bass |
C2 | 48 | Perc1(パーカッション) |
C#2 | 49 | Cym1 (シンバル) |
D2 | 50 | Perc2 |
D#2 | 51 | Cym2 |
UJAM BEATMAKERのパラアウト設定
ujam BeatMakerシリーズではドラムキットのパラアウト設定ができます。
パラアウト設定
BEATMAKERで1トラックから全ての音が出ているのに対し、パラアウト設定を行うと最大16トラック分個別にDAWのトラックから出力できます。
使っているDAWのエフェクトが個別にかけたり、Panを振ったり,ボリュームフェーダーで操作したりできます。
パラアウトしたい楽器を選んで「indivisual」を押して行きます。
一つ一つ設定しないといけないのだけは手間ですが、曲全体でミックスするときにパラアウトしたほうがやりやすい場合があります。(曲によりけり)
パラアウト設定をしたトラックは色が付きます。色はBeatMakerの種類で変わります。

パラアウト設定の具体的なやり方
Clapの音をパラアウトする場合、下の画像のようになります。
[1] Clapを選択
[2] 下にある「Individual」を押す
ClapはD#の位置になり、C1から数えていくと4つ目です。
ビートメーカーを展開させた4つ目のトラックにパラアウトされます。
Style
Styleは演奏フレーズを選んでいくセクションです。

書かれているSong partはあくまでも目安でどのフレーズをどこに使うかの決まりは特になくユーザーが使いたいフレーズを設定します。
白鍵
■Verse (Aメロ、Bメロ、Cメロ等で利用)
■Choruses (サビ・盛り上がり箇所)
■Special (別のリズムバリエーション)
■Stop (フレーズを止めるときに仕様)
黒鍵
◯ Intro(イントロ)
◯Fills(フィルが入ったフレーズ)
◯Endings(エンディングに向けて)
◯Breakpoints&Breakdown (名前はBeatmakerによって変わるリズムパターンの雰囲気を変化)
key | MIDI NOTE | Song part |
---|---|---|
C3 | 60 | Verse 1 |
C#3 | 61 | Intro 1 |
D3 | 62 | Verse 2 |
D#3 | 63 | Intro 2 |
E3 | 64 | Verse 3 |
F3 | 65 | Verse 4 |
F#3 | 66 | Fill 1 |
G3 | 67 | Verse 5 |
G#3 | 68 | Fill 2 |
A3 | 69 | Chorus 1 |
A#3 | 70 | Fill 3 |
B3 | 71 | Chorus 2 |
C4 | 72 | Chorus 3 |
C#4 | 73 | End 1 |
D4 | 74 | Chorus 4 |
D#4 | 75 | End 2 |
E4 | 76 | Chorus 5 |
F4 | 77 | Special 1 |
F#4 | 78 | Breakdown 1 |
G4 | 79 | Special 2 |
G#4 | 80 | Breakdown 2 |
A4 | 81 | Special 3 |
A#4 | 82 | Breakdown 3 |
B4 | 83 | Off |
スタイル名には参考BPMが書かれていますが、必ずしも書かれているBPMに設定しなくても問題ありません。

MIDIフレーズドラッグアンドドロップ
UJAM BEATMAKERでは鳴らしているリズムフレーズをMIDIエクスポートできます。
各キーマップの上にある点の上にマウスカーソルを乗せるとドラッグ&ドロップできます。

この機能の利点としてUJAM BEATMAKERのリズムフレーズを手持ちの他の音源へ差し替えることができます。
Masterセクション
最終的なリバーブやサチュレーションなどのエフェクトを設定します。
項目 | 詳細 |
---|---|
Sweep | 左に回すとローパス、右に回すとハイパス |
Saturate | ハーモニックディストーションを加える サチュレーター |
Maximize | 迫力を出すマキシマイザーの設定 |
Ambience | リバーブ |
Masterの文字の右側にあるセレクトメニューは、
Ambience(リバーブ)のプリセットタイプです。
Ambienceが0になっているとプリセットを切り替えても音に影響はありません。
細かい調整
Latch

初期状態ではLatchがOFFになっています。
OFFでは鍵盤を離すと音が鳴らなくなりますが、ONにすると音が鳴り続けます。
リズムパターンを確認したいときなどに有効。
フィルのノートを押した場合はフィルのパターンが終わったら、元のキーに戻ります。
リズムを組み立てるとやリアルタイムに入力していくときはLatchがONの方が便利。
LatchがONの場合は、Endingsのノート、STOPを押すと演奏が止まります。
Micro Timing
MicroTimingの項目からフレーズのスウィング感、前ノリ/後ノリ、ヒューマナイズを調整可能したりできます。
■Player Sync
再生幅を調整できます。
■Speed
再生の速度を変更します。
■Swing,Slack
フレーズのスウィング感を調整します。
オートメーション
UJAM BEATMAKERでは多くのパラメーターをオートメーションから設定できます。
オートメーションで多用されるエフェクト量の調整、フィルター調整だけでなく、キットのミュートもできます。

各UJAMビートメーカーの詳細はこちら


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