Zynaptiq PITCHMAPはピッチシフタープラグイン。
エレクトロミュージックに最適なプラグインで、ボーカルから楽器まで使えるリアルタイム処理できるピッチシフターです。
2024年現在だとリアルタイム処理できるピッチシフトはたくさんありますが、PITCHMAPリリース時の2012年時点では、ミックス・シグナル内の個々のサウンドのピッチをリアルタイムで処理できる、世界初のプラグインでした。
単純に鳴らした音のピッチを変えるだけなく,ハーモニー編集もできるのが強み。
PITCHMAPのやっかいな点としてはZynaptiqの公式サイトの紹介文を読んでもどんな効果になるのかさっぱりわからないという点。
Pitchmapは、ミックス/ポリフォニック信号のキー、スケール、コード、ハーモニー、メロディーをリアルタイムで変更できるだけでなく、チューニングの問題を修正できるプラグイン
デチューンされたギター志望者、チューニングを修正し、構成を強化した作品:
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目次
Zynaptiq PITCHMAP のレビュー!PITCHMAPどう使うのが正解なのか?
Zynaptiq PITCHMAP
メリット
- リアルタイムにピッチシフトが可能
- 3タイプのキャラクターを選べる
- 予想外の音も作れる
このPITCHMAPどう使うのが正解なのか?
上の公式動画で紹介されているような歌にハーモニーをつけるような使い方にはなると思われますが、最近はColour Bassサウンドの再現にPITCHMAPを使う手法が取られています。
紹介文ではMelodyne Editor や Antares の Auto Tune と比較して、和音のピッチ補正用途にもつかえるよと書かれています。
| Pitchmap | Melodyne Editor | Auto Tune 7 |
---|
フルミックスとその他のミックス信号 | ◯ | × | × |
ポリフォニックシングル楽器トラック | ◯(Real-time) | ◯(OFFLINE) | × |
シングルモノラルトラック | × | ◯ | ◯ |
完全にリアルタイム | ◯ | × | ◯ |
ライブMIDIコントロール | ◯ | × | ◯ |
リアルタイムミックス要素抑制 | ◯ | × | × |
/
Colour Bassサウンドの作り方は幾つか手法があり、検索すると出てきます。その中の一つがPITCHMAP。
ツイッターを見ているとPITCHMAPでColour Bassサウンド作成の情報の方が多く出てくることもあり、Colour Bass用途で振り切ってつかうのも良いかもしれません。
Zynaptiq PITCHMAP 使い方
トラックに直接Pitchmapを適応する手法と、MIDIのハーモニーで操作する場合には別トラックにPitchmap用のMIDIトラックを用意して、Pitchmapへ信号を送るように設定します。
Pitchmapで Colour Bassサウンド
難しく聞こえてどうやっているのか不思議でしょうがなかった Colour Bassサウンドがあっという間に出来上がります。やり方は極めて簡単でワブルベースの素材を用意してPitchmapをかけるだけです。
ピッチシフトが起こるときにキラキラした音へ変化するので、打ち込むデータとKEY Transformの設定keyはずらしたほうが良さそう。
Threshold: 50
Feel : 30 ~ 50
Purify : 50
Glide : おまかせ
Electrify: 40程度
Purify : 50+Electrifyの値を40程度にするのがポイントなようです。
スケールへのピッチシフト
KEY TRANSFORMで決めたスケールの音へ強制ピッチシフトできます。
例えばKEY TRANSFORMをCminorにした場合、
E音を鳴らしたらE♭が鳴るようにPitchmap側でリアルタイムピッチシフトします。
シフトする対象の音程はメインウィンドウの◯が付いている音にピッチシフトします。
赤い鍵盤がC音。音を出すと緑の線が上へ飛んでいく。
THRESHOLD
このコントロールで設定された量よりもデチューンされたノートを自動的にバイパスできます。最小のしきい値では、すべてが処理されます。値が高いほど、ある程度正確にチューニングされているノートがバイパスされます。クリエイティブなアプリケーションの場合はこの値を低く設定し、繊細な素材のチューニングの問題を修正する場合はこの値を高く設定します。しきい値ラベルをクリックすると、しきい値とグローバルしきい値が切り替わります。2 つの違いは、移調されたノートがバイパスされるかどうか (グローバル) です。
Feel
修正を適用した後、ビブラートなどのピッチの微細な変化を再導入できます。最近の多くのジャンルで人気のある非常にタイトな合成結果を得るには低く設定し、タイトで自然な結果を得るには中程度に設定し、イントネーションの詳細をすべて保持するには高く設定します (ピッチ マッピングは適用したまま)。
Purify
Purify はノイズ成分の量を調整します。デフォルトの 50% より高い値ではノイズ成分が削減され、共鳴を思わせる効果が生じます。50% より低い値ではノイズ成分のレベルが上がります。意図的にシュールなサウンドを作成したり、信号のトランジェントやその他の非調和的な側面に焦点を当てたりするために使用できます。値が高いと CPU 負荷が増加します。
Purify :100 にするとハーモニー合成したような音が重なります
Glide
Glide は、適用されるポリフォニック グライド/ポルタメントの長さを調整します。
新しいサウンドが開始するたびに、ピッチは、このスライダーで設定された時間にわたって、ソース ピッチから目的のピッチまで上下に変化します。
同じピッチの後続のサウンドは、ピッチのないトランジェントによって中断されない限り、再び Glide をトリガーしません。かなりクールです。
シンセのGlideと同じ機能。音がつながって聞こえます。
Electorify
Electrify は、非常にユニークでエレクトリックな合成色付けと、信号への処理の最適化の両方に使用できます。デフォルト値は 50% で、ほとんどの状況でうまく機能します。値が高いとエレクトリックなサウンドになり、値が低いと処理品質が向上しますが、録音が少ない場合に予期しない倍音が生じる可能性があります。60 ~ 75% 程度の値は、混合ボーカル ステムで作業する場合に結果を改善するのに効果的です。値が高い場合は、Feel の値を低くすると最も効果的です。Electrify を非常に低い値に設定すると、検出されるサウンドの数が増え、ディスプレイに CPU がより多く使用されることに注意してください。技術的には、このコントロールは追跡されるサウンドの数を調整します。最大位置では、1 つのサウンドのみが追跡されます。
ピッチシフトの合成音がハッキリ追加されるパラメーターです。
気になった点
PitchmapのVer.1.9.2で試しましたが、Pitchmap本体に Dry/Wetがない のが気になりました。
例えばオクターブ下の音だけを重ねたいようなときに一手間かかります。
また4Kモニターに対応しておらずウィンドウが小さいのが辛いところ。
なおVST3やApple Silicon には対応済みです。
Zynaptiq PITCHMAP の購入はこちらから
「Zynaptiq PITCHMAP 」のセール期間や割引率調査・より安く買えるバンドルをまとめていきます。
バンドル版はある?
Zynaptiq のエフェクトバンドル「CREATE Bundle」と全部入りの「ZAP IV Bundle」にPitchmapが含まれています。
Zynaptiq PITCHMAPはピッチシフトプラグイン!
ピッチシフターとしては難解ですが、使いこなせたらサウンドデザインの表現力の幅が広げられます。
カラーベースサウンドを簡単に作れるのも嬉しい点。
どこで購入できる?
■海外代理店
pluginboutique,pluginfox,BestService
■日本代理店
beatcloud
他にもある!おすすめなハーモナイザー・ピッチシフタープラグイン
ハーモナイザー・ピッチシフター
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