Brainworx SPL PasseqはBrainworxのイコライザープラグイン!
SPL Passeq は、1950 年代と 60 年代の 2 バンドパッシブPultec EQ の伝統を継承し、周波数コンテンツをブーストおよびカットするための 6 つの独立したバンドを操作できるイコライザーです。
実機は人気の機材で質感をそのままにプラグイン化されているツールです。
目次
SPL PASSEQの実機
SPL PASSEQ プラグインについて
SPL PQが細かい調整が可能なマスタリング用途のEQであるのに対し、 SPL PASSEQはミキシング・マスタリングで利用できるEQです。よく使うパッシブEQのカテゴリ。
左側がL(1)、右側がRで、LINKさせている場合は片側の操作で反対側も同様に動きます。
CUT・BOOSTのノブは左下が0。ノブが0の時にEQバンドノブを回しても特になにも変化はありません。
ノブの配置が特殊で中央のOUTPUTを挟み左側がCUT、右側がBOOST。
CUT・BOOSTノブは近くのEQバンドノブと連動して動きます。ノブの配置に最初は戸惑います。
中央にM/Sの切り替え、LINKノブ、バイパススイッチがあります。
■LF
10 ~ 550Hz
■LF-LMF
30 ~ 1.9KHz
■LMF- MHF
220 ~ 4.8KHz
■MF – MHF
1K ~ 8.6KHz
■MHF – HF
580 ~ 19.5KHz
■ HF
5k ~ 20kHz
■Boost , Cut
0 ~ 12.5dB
■HF-Boost-Q
0.1 ~ 1.0
実機だとカチカチ回してEQを設定するのが気持ち良いのでしょうが、プラグインの画面上だと回転するノブがちょっとわずらしく感じます。見た目でマウスを回転させたくなりますが、横にマウスをドラッグしてもパラメーターは前後できます。SHIFキーを押しながら動かすと1メモリごと切り替え可能。
特徴としてはLMF- MHFのノブを使って広い範囲で中域のブーストができる点、一番大きなOUTPUTノブでボリュームを下げるしかできない点です。
数値入力できないためBoost ・CutのdBの細かい調整が難しいですが、ちょっと持ち上げ下げしただけでも音が変化します。プラグイン版のSPL Passeqにシルキーな印象はないですが、バワー感を出したいときに良さそう。
極端なイコライジングにも対応できます。
ブーストしたときの押し出し感が抜群に気持ち良いですね。
Pultec EQの使用感をもっと拡張した印象を受けました。ただノブの配置が特殊なので最初は抵抗感があるかもしれません。
片側だけのSPL Passeq Singleも同時についてきます。このSPL PasseqはSPL IRON,SPL PQと違い、インターフェースの色を変更できません。(Ver.1.15.1時点)
主な特徴
- チャンネルあたり 6 つのバンドと 72 個のフィルター。
- L/RとM/Sの処理を分離します。
- L/RとM/Sチャンネルのリンク。
- A/B 比較を実行するための 4 つのパラメータ呼び出しボタン。
- 複雑なバンドの相互作用のサウンドを忠実に捉えるコンポーネント モデル設計。
- 入力および出力トランスのエミュレーション。
- プラグインの標準ステレオ バージョンと、個々のトラックのモノラル バージョンが提供されます。
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