トラックの音素材の音がどうもしょぼく聞こえてくるなんて悩みはありませんか?
音を太くリッチにさせたい!
そんなときに活躍するのが真空管コンプレッサープラグインです。
「Tone Empire StaGate 」は1950 年代のクラシックなアメリカン真空管コンプレッサーを再現したプラグイン。
Tone Empireはヴィンテージ機材のプラグインを低価格で入手できるコスパに優れたプラグインメーカー。最近ではAIモデリングを利用したプラグインが人気のメーカーです。
「Tone Empire StaGate 」の元ネタの機種は公表されていませんが、名前と見た目から予想するに「Gates Sta-Level」でしょうか。
Gates Sta-Level (RETRO Instruments が復刻)はスタジオ定番のコンプレッサーです。
Gates Sta-Level の特徴は、シンプルなコントロールと、豊かな響きを生み出す能力にあります。このコンプレッサーは、低音とボーカルに適用することで、その効果が顕著に現れると言われています。
Input,Output,Recovery timeのスイッチのみのシンプルなコンプレッサーで、Tone Empire StaGateではハイパスローパスフィルター・オートゲイン・オーバーサンプリングスイッチであるUltra-xがついています。
使ってみた第一印象としてはバストラック向けに使うと効果がわかりやすいクリーミーな味付けを追加するコンプレッサーでした。
目次
下の動画でTone Empire StaGate の音が確認できます。
Tone Empire StaGate の特徴
- 1950 年代に使われたアメリカの真空管コンプレッサーがモデル
- 極めてシンプルに使える
- オリジナルにあるシングル (遅いアタック、遅いリリース) モードとダブル (速いアタック、速いリリース) モード
- ULTRA-X (オーバーサンプリングモード)
セール情報
バンドル版はある?
現在のところStaGateが入ったバンドルはありません。
Tone Empire StaGate ブラックフライデーセール
【2024/11/11~ 12/8まで 65%OFFのセール】 ¥ 6,399 ⇒ ¥ 2,240 (※価格は為替レートで変動あり)
Tone Empire StaGate レビュー
Tone Empire StaGate
メリット
- 極めてシンプルなコンプレッサー
- レトロな味付けを加えられる
- 低価格・低コスト
デメリット
- シンプルなため音の作り込みにこだわりたい人には物足りなさがある
それではTone Empire StaGate レビュー!!
シルキーでサラッとした音の仕上がり方が気持ち良いコンプです。
真空管コンプの中でも定番機種の音になっているので、一つ持っておくと音作りの幅が広げられます。
オリジナルのSta-level同様に、
- INPUTとOUTPUTのボリューム
- Recovery time(リリース・タイム)のSINGLE/DOUBLE切り替え
を搭載。
Sta-levelをエミュレーションしているプラグインで著名なものにArturia Comp TUBE-STAがあります。
Arturia Comp TUBE-STAはRecovery timeにTripleが追加されていたり、サイドチェインの処理が可能になっていたりと多機能です。
Arturia Comp TUBE-STAと比べたときに決定的に違うのが
歪みの強さで、コンプレッサーをかけたときに音があまり歪まないで欲しい……という場合はTone Empire StaGateの方がバッチリハマってくれます。
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Recovery Time
■Tone Empire StaGate
SINGLEはベースなどに最適なスムーズなサウンド
DOUBLEはより速いアタック・タイムな万能タイプ
ハイパスローパスフィルター
画面左上にハイパス・ローパスフィルターがあります。
ローパスフィルター: 20Hz ~ 500Hz
ハイパスフィルター:2Kz ~ 20Kz
Input・Output Trim /MIX
画面右上にあります。
Input Trim:処理前の入力Gainを -12 ~ + 12dBまでトリミング
Output Trim:フィルターとドライミックス処理の最終出力を調整
MIX: 原音とエフェクト音の割合
Ultra-x
Ultra-x のスイッチを入れると、エイリアシングアーティファクトを最小限に抑えます。
CPU負荷を掛けてサンプルモデルがより高解像度になります。いわゆるオーバーサンプリング。
プリセット
プリセットは全部で30個。用途別に分けられています。
設定パラメーターが少ないためだいたいのパターンを抑えられます。
デメリット:コンプとしてはCPU負荷が若干高い
Tone Empireのプラグインは音の質感が良いのですがCPU負荷は高めなものが多いです。
これは音のクオリティの代償かな?とも感じました。
とは言っても、Tone Empire ResQほどではありませんが。
価格
StaGateの価格は$39。そしてイントロセール時は$15(2,500円前後)
ArturiaのComp Tube-STAが$99なのを踏まえると、価格面でめちゃくちゃコスパが良いです。
この価格でしっかりしたアナログサウンドが鳴らせるなら十分購入価値があります。
使っているCPUが耐えられるかはデモ期間で見極めてください。
Tone Empire StaGate の購入はこちらから
シンプルに使えるコンプレッサープラグイン。
サラッとした質感もGOOD!
バンドル版はある?
現在のところStaGateが入ったバンドルはありません。
Tone Empire StaGate Intro Sale
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「Tone Empire StaGate 」のセール期間や割引率調査・より安く買えるバンドルをまとめていきます。
どこで購入できる?
■海外代理店
BestService,pluginboutique
■日本代理店
sonicwire
- Tone Empire StaGateのデモ期間は?
-
15 日間で制限なしに使えます。
- Mac CPUはどこまで対応済?
-
M1,M2対応済です
実機のSta-LevelはRetro Instrumentsから復刻されていて、現在でも入手可能です。
プラグイン満足できない場合にはそちらもどうぞ。
過去セール
Tone Empire StaGate ブラックフライデーセール
【2024/11/11~ 11/24まで 65%OFFのセール】 ¥ 6,645 ⇒ ¥ 2,327(※価格は為替レートで変動あり)
Tone Empire StaGate Intro Sale
【2024/5/14 ~ 5/19まで 60%OFFのセール】 ¥ 6,661 ⇒ ¥ 2,562 (※価格は為替レートで変動あり)
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