Pulsar MU⇒ Pulsar VM-COMPに名前が変わりました。
マスタリング用途のコンプレッサーが欲しいなとプラグインを探しているとぶちあたるのがグルーコンプ。
グルーコンプで調べていくと色々な機種が見つかります。
その中でも実機に近いクオリティでそこそこの価格帯で入手できることから登場時話題になったのが「Pulsar Audioのコンプレッサー VM-COMP」です。
Pulsar VM-COMPは温かみのある真空管サウンドと、自然なコンプレッションで人気のバスコンプレッサー
Pulsar VM-COMP使ってみた
元ネタはManleyのマスタリングコンプ
モデルになっている実機は「Manley Variable Mu Limiter Compressor(通称「バリミュー」)」
マスタリングスタジオの定番機種であり、実機を手に入れようとすると100万円以上もするオールチューブコンプレッサーです。オールチューブなだけに定期的なメンテナンスも必須になります。
Pulsar VM-COMP
ところで、「Pulsar VM-COMP」発売されてから後にUADネイティブ版の「Manley Variable Mu Limiter Compressor」が出てしまいましたが、価格差があり「Pulsar Mu」のほうが入手はし易いです。
UAD版の方が実機のManleyに近い機能やUIの配置になっています。
Pulsar Muのアナライザーメーター
Stereo Variable Mu® Limiter Compressor 実機写真
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Pulsar Mu OFF
Pulsar Mu ON
目次
Pulsar VM-COMP のセールはある? 最新セールをチェック!
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最新セール情報
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Pulsar VM-COMP のレビュー・特徴
Pulsar VM-COMP
メリット
- マスタリングスタジオの定番機種の音を再現
- サイドチェイン対応やアナライザーなど実機にない機能を搭載
- グルーコンプの感じをうまく再現
- UADネイティブ版より安価
デメリット
- ちょっと操作が難しい
- UADネイティブ版「Manley Variable Mu Limiter Compressor」が出てしまったため音がかぶる
Pulsar VM-COMPが出た当初は「Manley Variable Mu Limiter Compressor」の精巧な再現プラグインが少なかったためかなり話題になりました。2024年現在でもその牙城は崩れていないと思います。
UADネイティブ版「Manley Variable Mu Limiter Compressor」
UAD版の方が若干重心が下に来ます。Pulsar VM-COMPの方はもう少し音抜けが良い印象で明るく聞こえます。
UAD版だとヘッドルームのパラメーターがあるので若干音が変わってきます。
UAD版は数値入力がありません
Pulsar Muの場合はパラメーターの数値表示があります。
使い方
THRESHOLDをMINの方へ動かしていくとゲインリダクションメーターの幅が広がっていきます。
ゲインリダクションに表示されている数値分のdBをOUTPUTで持ち上げるのが基本的な使い方です。
Pulsar MuはManley Variable Mu 同様にcompモードでRatio1.5:1が固定。Limitモードで4:1になります。
MS処理はできるし、サイドチェインEQはついているし、パラレルコンプ設定はできるしと必要な項目は揃っています。Relaseのノブが5段階の固定式になっている点はPulsar Muの特徴です。
初見だとノブがたくさんあって
めんどくさそう………
と感じるかもしれませんが、左もくはMid / 右もしくはSideで分かれているだけです。
LINKのスイッチが入っていれば連動するため、実際に動かすのは2/3程度です。(左右でバラバラに設定したい場合はLINKをOFF)
またゲインリダクションメーターとコンプレッサーがかかっている割合を目視できるアナライザー表示モードがあります。
Pulsar Muのメーター
Pulsar Muのアナライザーメーター
オーバーサンプリング
Pulsar VM-COMPではオーバーサンプリングはx8まであり、オーバーサンプリング自体はUAD版では非対応です。
Oversamplingのメニューを押すと, 2x, 4x ,8xから選ぶことができます。
Pulsar Muオーバーサンプリングなし
Pulsar Muオーバーサンプリング 2x
Pulsar Muオーバーサンプリング 4x
Pulsar Muオーバーサンプリング 8x
オーバーサンプリング 8xまで上げると音の変化がわかりやすいです。厚みが加わる印象。
ただ倍率をあげるとCPU負荷も増えます。
StudioOne7 デバイスブロックサイズ512 / 24bitプロジェクト
サンプルサウンド
MIXBUSにコンプレッサーを適応しています。
UAD 「Manley Variable Mu Limiter Compressor」 THRESHOLD :- 6dB
Pulsar Mu THRESHOLD :- 6dB
プリセット
そこまで数はありませんが、用途別にプリセットが用意されています。
初期プリセットの Leveling > Gentleや MasterのGlue辺りのプリセットを軸にして音をまとめていくとすんなり使えます。
Pulsar VM-COMPへアップデート(2025年10月29日)
Pulsar MU⇒Pulsar VM-COMPへ名前変更とともにメジャーアップデートがかかりました。
見た目だけでなく新機能も追加されています。
- 完全なサイドチェーン EQ:
画面上のカーブ エディターを使用して、Pulsar VM-COMP サイドチェーン EQ を自由に編集できるようになりました。
- アタックとリリースの拡張:プラグインのリリース以降、アタックとリリースのタイミングをさらに高速化するために拡張するようにという要望がありましたが、それが実現しました。
これまで画面下に配置されていたサイドチェインEQが進化。
他のPulsar Audioコンプと同様にアナライザー左側にエディタ付きサイドチェインEQが追加
アタック、リリースのパラメーターが拡張されて調整範囲が増えました。
Pulsar VM-COMPの効果的な使い方
1. マスターバスへの使用
- 全体の音のまとめ: 全体のバランスを整え、音にまとまりを与えます。
- 温かみのあるサウンド: マスタリングの最終段階で加えることで、ミックス全体に温かみのあるアナログ的な雰囲気を加えられます。
- 設定のポイント:
- DUAL INPUT: 音量を調整し、真空管回路への入力信号の量をコントロールします。
- THRESHOLD: 適度なコンプレッションがかかるよう、しきい値を調整します。
- RATIO: 2:1〜4:1程度の軽い圧縮がおすすめです。
2. ドラムバスへの使用
- パンチの強化: キックドラムのパンチ感を強調し、低域の輪郭を際立たせます。
- アタックの調整: DUAL INPUTでアタックの強さを調整することで、キックの立ち上がりをコントロールできます。
- 設定のポイント:
- DUAL INPUT: アタックを強調したい場合は低めに、アタックを抑えたい場合は高めに設定します。
- THRESHOLD: 適度なコンプレッションがかかるよう、しきい値を調整します。
- RATIO: 3:1〜5:1程度のやや強い圧縮がおすすめです。
3. ベースへの使用
- 音の太さ、まとまり: ベースの音を太く、まとまりを持たせます。
- サステインの調整: RELEASEを調整することで、サステインの長さをコントロールできます。
- 設定のポイント:
- DUAL INPUT: 音量を調整し、真空管回路への入力信号の量をコントロールします。
- THRESHOLD: サステインを短くしたい場合は高めに、長くしたい場合は低めに設定します。
- RATIO: 2:1〜3:1程度の軽い圧縮がおすすめです。
4. その他
- ボーカル: 温かみのあるコンプレッションで、ボーカルに深みを与えます。
- ギター: サウンドに太さを加え、歪み感を抑えることができます。
まとめ
Pulsar Muは2019年3月リリース後からそれなりに立ちましたので不定期ですが、セール回数の多いコンププラグインです。
かなり入手しやすくなってきましたので、マスタリングコンプManley Variable Mu のグルー感が欲しい場合は積極的にためしたいプラグインです。
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