D16 Group Nithonat2 はドラムマシンプラグイン!Ver2へアップデートしました。
ローランドのクラッシックドラムマシン「TR-606」を再現したプラグインでD16ならではの進化を遂げています。
バンド形式で聞けるアコースティックドラムらしい音は出せませんが、アナログ音源を使った音の太いサウンドが期待でき、ポップス、ヒップホップ、ダンス・ミュージックに最適。
ローランドのドラムマシンといえばTR-808が代表的機種ですが、TR-808,TR-909と比べると柔らかい音になっているのが個性になっていて、主張が強すぎず、あらゆるジャンルに使えるのもTR-606の人気の要素です。
目次
下の動画でD16 Group Nithonat2 の音を確認できます。
上の動画で紹介されているTR606の実機を引き継いだRoland TR-606 DrumatixとD16 Group Nithonat2 を比べると打ち込みパターンの把握のしやすさやエフェクトが充実しているのがわかると思います。
扱いが簡単なドラムマシン
D16 Group Nithonat2 は
- バスドラム、
- スネア、
- ロータム
- ハイタム、
- クローズドハイハット
- オープン ハイハット
- シンバル、
と非常にシンプルなドラムキット構成になっていて、扱いがとても簡単です。
D16 Groupのドラムマシンの良い点として何と言ってもプリセット数の多さと探しやすいブラウザが挙げられます。
900以上のプリセットとシーケンスパターンを収録していて、インストール後ですぐに実践投入できます!
テンポやパターン、ビートタイプといった項目から絞り込みできる選びやすいプリセットブラウザがナイス!
MIDIコントローラーを持っていれば、MIDI LEARNでノブを割り当てて更に使いやすくできます。
D16 Group Nithonat 2 レビュー
D16 Group Nithonat 2
メリット
- Roland TR-606を精巧にエミュレート+D16の独自機能を追加
- 打ち込みしやすいシーケンス一覧画面
- 機能がシンプルで使いやすいドラム・マシン
デメリット
- TR-606の音からは逸脱しないため、音質そのものが好きじゃないと出番が少ない
- アコースティックドラムらしい音は出せない
D16 Group Nithonat2 の元のとなっているTR-606は「TRシリーズ」として製品化されています。
RolandのドラムマシンはTRシリーズとCRシリーズがあり、それぞれ音のタイプが異なります。
Roland ドラムマシンにおける TRとCRの意味
TR と CR は、どちらもRolandが発売したドラムマシンのシリーズ名を表す略称です。それぞれ以下のような意味を持ちます。
TR:
- Transistor Rhythm の略
- 1972年に発売されたTR-500が最初のモデル
- 代表的なモデルとしては、TR-808、TR-909、TR-606などが有名
- アナログ音源を採用しており、温かみのある太いサウンドが特徴
- ヒップホップ、ダンスミュージック、ポップスなど、幅広いジャンルで愛用されている
CR:
- CompURhythm の略
- 1978年に発売されたCR-78が最初のモデル
- TR-808の前身機種として開発された
- TRよりも安価でコンパクトな設計
- デジタル音源を採用しており、CR-78特有のシャープなサウンドが特徴
- テクノ、ポップス、実験音楽などで使われることが多い
近年では、Rolandから発売されているTR-8SやTR-6Sなどのリズムマシンには、TR-808やTR-909に加え、CR-78のサウンドも搭載されています。
Nithonat Ver1とVer2の違い
Nithonat Ver1は音質面は良かったのですが、ウィンドウ可変しなかったりプリセットが選びにくかったりと使い勝手があまりよくありませんでした。
VER2になったことで、
他のD16ドラムマシンのTR909のエミュDrumazon2,TR808のエミュ「Nepheton2」と同様にグリッドベースのシーケンサーを搭載。
このシーケンサーが素晴らしく、Nithonatのver1はリズムパターンの把握が直感的ではなかったのでより扱いやすくなりました。
パターンは最大 64 ステップまでプログラムできます。
ステップの中に複数回鳴らす指定ができたり、フラムにしたりと細かく調整できます。
全体のシーケンスの長さ(LENGTH)やシャッフル具合も調整できます。
セクションは
- SYNTH
- STRIPS
- MASTER BUS
- TRIGG,MIDI
の4セクション。
画面上にある「INT.SEQ」のボタンを押すとシーケンサーが表示されます。
「INT.SEQ」がONの時はMIDIの入力が効かず、DAWを再生したときにシーケンサーの内容が流れる仕様になっています。
MIDIキーボードを押して音を確かめたいときは「INT.SEQ」をOFFにする必要があります。これはD16のドラムマシン共通仕様です。
LIVEモードとHOST NOTEモードで使いやすい方のトリガーモードを切り替えて再生できます。
A,B,C,Dと4フォルダで12パターンを記憶しておけるため48パターン切り替えできます。
LIVEモード
・・・ 選ばれているバンクのリズムシーケンスを再生
HOST NOTEモード
・・・ Nithonat 2のトラック上にあるMIDIノートがトリガーになってシーケンスを再生
シンセセクション
前述のとおり、鳴らせるドラムパーツは
- バスドラム (BASS DRUM)
- スネア (SNARE)
- ロータム(LOW TOM)
- ハイタム (HIGH TOM)
- クローズドハイハット(CLSD HH)
- オープン ハイハット(OPEN HH)
- シンバル( CYMBAL)
タムとハイハットはCHOKE(音が重なった時に片方しか鳴らない)機能がついています。
STRIPSセクション/ エフェクトセクション
Nithonat2 ではエフェクトセクションが大きく改善されています。
各キットの 7 つのトラックにはそれぞれ専用のチャンネル ストリップがあり、
EQ、ローパス フィルターとハイパス フィルター、コンプレッサー、パンニングとステレオ スプレッドのコントロールが備わっています。
また、ビットクラッシャー、コンプレッサー、フィルター、コーラス、ディレイ、ディストーション、リバーブ、EQ から選択できる 5 つのエフェクトスロットを備えた 2 つのエフェクト バスもあります。(スロットのエフェクトは固定で配置は変更可あ)
STRIPSセクションでは、各楽器の細かい設定が可能です。
EQ、コンプを設定するほか、そのままマスターに送る(MAST.)か、バスを通す(BUS1,2)か選べます。
BUSは2つありどちらかを選択。BUS内で使えるエフェクトを通った音に加工できます。
MASTER BUS
最後に、マスター エフェクトセクションのエフェクト。
ソフトクリッピングリミッターとマルチバンドコンプレッサーが利用できます。
MASTER BUSの設定もプリセット化して保存できます。
TRIGG MIDIセクション
簡単に管理できる MIDI マップとトリガーアウトが加わりました。
D16のプラグインはVer1だと4kモニターに対応していなかったのですが、ver2になって4kモニターに対応し、画面が拡大できるようになりました。
小さい画面だと使いづらいので画面サイズのアップデートは地味だけどかなり重要です。
Drumazon2,Nepheton2に比べると少しチープなサウンドなのですが、それが良いですね。
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