AudioThing SX1000 – Jen SX1000を再現したアナログシンセプラグイン

AudioThing SX1000はイタリアのビンテージアナログシンセであるJen SX1000を再現したプラグイン
AudioThingからソフトシンセ「SX1000」が登場。
イタリアのビンテージアナログシンセであるJen SX1000を忠実に再現したものです。AudioThingで扱っている製品はエフェクトプラグインの方が多かったので、シンセが出てくるとは意外ですね。
Jen SX1000を再現したソフトシンセはそこまで数がなく、貴重な1台です。

Jen SX1000について
Jen SX1000は、1978年にイタリアのJen社がリリースしたモノフォニック・アナログ・シンセサイザーです。シンプルながらも独特のキャラクターを持ち、現在でもヴィンテージ・シンセ愛好家の間で人気があります。
Jen SX1000の特徴
- モノフォニック&シンプルな構造
- 1VCO(オシレーター)
- 1VCF(ローパス・フィルター)
- 1VCA(アンプ)
- 1LFO(ロー・フリークエンシー・オシレーター)
- 1エンベロープ・ジェネレーター(ADSR)
→ 基本的な構成ながらも、しっかりとしたアナログサウンドを生み出せる
- オシレーター波形のバリエーション
- パルス波(PWM対応)
- ノコギリ波
- サブオシレーター → 単純な構造の割に、太くて存在感のあるサウンドが作れる
- 独特のアナログ・フィルター
- 24dB/octのローパスフィルター
- MoogやRolandとは異なる、ややラフで荒々しいキャラクター
→ 荒々しくファズっぽいフィルターのかかり方が魅力
- LFOによるモジュレーション
- VCO、VCF、VCAにかけられる
- ビブラートやフィルターの動きを加えて表現力を向上
- 速度調整が可能で、パーカッシブなサウンドやシンセリードに変化をつけられる
- 小型・軽量で扱いやすい
- 37鍵盤(フルサイズ鍵盤)
- 約6kgのコンパクトなボディ
- シンプルなインターフェースで直感的に音作りができる
→ 持ち運びしやすく、スタジオでもライブでも使いやすい
- ヴィンテージ・サウンドが魅力
- Roland SH-101やMoogのシンセとは違った、独特の**「イタリアン・アナログ・サウンド」**
- 現代のアナログシンセとは違うローファイでざらついた質感が特徴
- 特にリード、ベース、シンプルなアルペジオに向いている
Jen SX1000の「良い点」と「気をつける点」
✅ 良い点
- シンプルながら太く荒々しいアナログサウンド
- 独特なフィルターが作り出すオーガニックな音の動き
- 現在でも比較的手に入れやすいヴィンテージシンセ
- 直感的な操作性で初心者にも分かりやすい
⚠️ 気をつける点
- モノフォニック(和音は弾けない)
- MIDIなし(CV/Gate経由で制御可能だが、MIDI-CVコンバーターが必要)
- オシレーターが1基だけ(分厚いサウンドには工夫が必要)
- エフェクトなし(外部リバーブやディレイと組み合わせると使いやすくなる)
どんな音楽に向いている?
- Lo-Fi、ダークなアナログ・サウンドを活かした音楽
- シンセウェーブ、インダストリアル、エレクトロニカ
- クラウトロック、実験音楽、アンダーグラウンド・テクノ
- パーカッシブなベースやリード音に
豊かな彩度と純粋なカットを備えたEQ
HG-Q は、6 バンドの完全に独立したブーストとカットを備え、サウンドをまったくユニークな方法で再形成し、強化するクリエイティブなパワーハウスです。ブーストは、ゲインと Black Box のトレードマークであるアナログ チューブを組み合わせ、トランジェントを濁したり、ミックスの明瞭さを損なったりすることなく、豊かでクリーミーな倍音コンテンツを追加します。カットは、歪みを低減する純粋なソリッド ステート回路で実行されます。これにより、あらゆる面で最高かつユニークな相互作用が実現します。HG-Q を使用すると、ミックスのあらゆる要素を細かく制御できます。
ダイナミックなコントロール、究極の創造性
周波数を調整して不要な要素を除去すると同時に、Black Box のクリーミーな彩度で主要な音色特性を強化します。ダイナミックな位相相互作用を完全に制御し、各バンドの Q 値を個別に調整する機能により、温かみのあるアナログ トーンを実現します。これが現代のアナログ サウンドです。
あらゆる周波数、あらゆる詳細を完全に制御
従来のサチュレーションとは異なり、HG-Q の回路は低レベルのディテールを引き出し、ミックス密度を高めることで、より豊かで生き生きとしたサウンドを実現します。「2X」モードでは EQ の範囲がさらに広がり、最大 16dB のブーストとカットが可能になり、サチュレーションが強化されてあらゆる倍音のニュアンスが引き出されます。その結果、アグレッシブな設定でも、よりまとまりのあるバランスのとれた音楽的に魅力的なサウンドを実現できます。
形を整え、シフトし、形を変える – すべてが視界内に
HG-Q は独自のトポロジーを持っています。そのバンドは、まったく新しい方法で互いに相互作用します。ブーストとカットが他のバンドの周波数に特徴を加える様子を聞いたり、内蔵のスペクトル アナライザーでこれらの特別な相互作用を観察したり制御したりするのは楽しいでしょう。
EQの新しい方法
ブースト、カット、サチュレーションの追加、直列と並列の切り替えを開始すると、満足のいく相互作用と曲線の非常に複雑な新しいセットがアンロックされます。HG-Q は従来の EQ とは異なり、オーディオ素材を劇的に輪郭付け、再形成して、ミックスを巧みに音楽的に強化する点が強みです。まさにこの種の EQ としては初めてのものです。
実機のJen SX1000とAudioThing SX1000の比較動画
1978年製と非常に古い個体のサウンドを再現したソフトシンセです。
SX1000 にはアルペジエーターが搭載されておらず、AudioThing SX1000ではRoland Juno 60の象徴的なアルペジエーターの形式を追加してあります。

またシンセを使う上で必要となるTape Echo,Spring Reverb,Wave Folder,FlangerといったAudioThingプラグインのエフェクトボックスが追加されています。

iOS版も同時にリリースされていて、iPadで作曲する人には便利な内容となっています。
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