本記事は、レビューのためにBestservice様から製品提供いただき作成しています
「Organum Venezia 」はEngine Audio(BestService)のパイプオルガン音源です。
使いたいときに手元にないことが多いパイプオルガン音源。
通常のオルガンとは異なった音像の広さが特徴的ですよね。
「Organum Venezia 」はフランスのカバイエ コルおよびピュージェ製造所のオルガンのサウンドです。
単純にパイプオルガンの音を鳴らすだけでなく、レジスターの組み合わせを自分で選べるようになっています。
弱い音からTUTTIまでダイナミクスがつけられるパイプオルガン音源。
パイプオルガンの音の質感にこだわりたい人におすすめです。
目次
Organum Veneziaの特徴
- レジスターの組み合わせで色々な音が鳴らせる
- 4リバーブタイプ
- 5つのレジスターキープリセット
- Engine Playerで動作
Organum Venezia レビュー
Engine Audio Organum Venezia
メリット
- レジスターの組み合わせで色々なサウンドバリエーションを実現
- パイプオルガンの音が良い
デメリット
- TUTTIの音がかなり大きく設定されているので、ボリューム調整は必要
それではOrganum Veneziaレビュー!!
パイプオルガンの音は実物を聞いたことがないので、多くの場合はシンセに入っているパイプオルガンの音が比較軸になっていると思います。
Organum Veneziaでは込み入った設定をしたい人はレジスターの組み合わせでバリエーションを、音作りが面倒に感じる人は画面下にある5つのキースイッチプリセットを選んでパイプオルガンの音を決められます。
リアルな生々しいパイプオルガンの音と比べるとOrganum Veneziaは少し違うのかな?といった印象。
サンプル対象の実機がこういう音だったのかもしれませんが、ゲーム音楽やBGMで耳に残っていたパイプオルガンの音とはちょっと違った音でした。
これはこれで個性的なサウンドで面白いパイプオルガンの音です。
一番最初に画面を開いたときの設定がTUTTIになっているため、このTUTTIの音が気に入らないと「なんだかな~」となる可能性はありますが、Organum Veneziaの魅力は他のレジスターで組み合わせた柔らかいサウンドだと思うのでいくつかサウンドバリエーションを試してみるのをおすすめします。
4つあるリバーブに関してはちょっと物足りなさを感じました。手持ちのIRリバーブに変更したサウンドの方が個人的には好みです。
レジスターの組み合わせでパイプオルガンサウンドのバリエーションが作れる
レジスターをOnにしていくとオルガンの音がかわっていきます。
左上の「TUTTI」を選んだときはTUTTI以外のレジスターがOFFになります。
下の5つがセーブスロットになっていて、レジスターの設定を保存しておけます。組み合わせプリセットはこの5のみなため上書きすると戻せなくなります。
気になる場合は、初期段階でセーブしておいて編集用のデータを作っておくのが無難です。
使えるレジスター
- TUTTI
- Combi Funds 8
- Combi Flutes 4
- Ripieno
- Combi Reeds
- Old Chappel
- GOR Bassoon 16
- GOR Trumpet 8
- GOR Flute 16
- GOR Montre 8
- GOR Prestant 4
- GOR Plein
- POS Oboe 8
- POS Flute 8
- POS Octave
- POS Nazard
- POS Celeste
- PED Flute 16
グランド オルガン (GOR) マニュアル ストップ
ポジティブ (POS) マニュアルストップ:
ペダル(PED)ボードストップ
レジスターのボリューム操作
メインボリュームの下にレジスター表示の切り替えスイッチがあります。
このスイッチを左側にします。
そうすると画面が切り替わり、それぞれのレジスターの針が表示されます。
これがレジスターごとのボリュームになっていて、ユーザーが好きな値に調整できます。(レジスターがONになっているものだけボリューム調整できます。ONになっているレジスターは点灯しています。)
4つのリバーブタイプ
上の大きいつまみはReverb のMIXIです。
4タイプの違いとしては奥行き感が変化します。
Reverb A : Church in Light
Reverb B : Church in Dark
Reverb C : Cathdral
Reverb D : Basilica
Engine Playerを利用
Organum VeneziaはEngine Playerを使います。BestServiceの音源ですが、Engine2には対応しておらず互換性がありません。
Engine Playerを使うときは最初に「Add Library」を押してSSDに保存したフォルダの場所を指定する必要があります。
公式サンプルサウンド
よく耳にするパイプオルガンの音ならばThe Orchestra Complete 3に入っているパイプオルガンの音が「THE・パイプオルガン」といったサウンドです。
Organum Veneziaよりも更に音のバリエーションにこだわりたいならCinesamples O: Forbes Pipe Organ が良いかなという印象です。
音のバリエーションと個性的なパイプオルガンの音を持った音源に仕上がっています。
Engine Audio Organum Venezia の購入はこちらから
「Engine Audio Organum Venezia」のセール期間や割引率調査・より安く買えるバンドルをまとめていきます。
バンドル版はある?
バンドル版はまだありません。
Engine Audio Organum Veneziaはパイプオルガン音源
パイプオルガンの音のこだわりたい人に試してみてほしい音源です。
Bestserviceセール情報
ブラックフライデーセール期間中、99 ユーロ を超える買い物をするとオマケプラグインがつきます。
以下のいずれかを選択できます。(在庫切れになったら終わり)
– AAS: Universal Sound-Pack (€39)
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– IK Multimedia: MixBox (€199)
– MAAT Labs: MAATgo (€24)
– PrimeStudio: Raven Strike (€99)
– Rast Sound: Vocal Morphs PRO (€59)
– Ueberschall: Groove Shadows (€49)
– Zero-G: WARP_static (€69)
どこで購入できる?
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BestService
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