iLoud Micro Monitor Pro旧バージョンと何が変わった?

IK Multimedia がモニタースピーカー「iLoud Micro Monitor Pro」をリリースしました。

定評のあるIK Multimediaのモニタースピーカーの中でもっとも小型サイズの製品で、片手で軽々持てる重さなのに音量が凄まじく大きいことでも知られています。
背丈が小さく持ち運びやすいので外作業や、簡易モニタースピーカーとして使っている事例が多い製品です。ミュージシャンのYoutubeを見ているとプロでも愛用している人を見かけるのでかなりのヒット製品なのだと予想できます。
2番目のモニター セットとして、またはスタジオの大型バージョンを補完する、旅行用ペアモニターとして優れた製品です。
このページでは旧バージョンのiLoud Micro Monitorとの違いを記載していきます。
旧バージョン「iLoud Micro Monitor」との違い
特徴
- iLoud Micro Monitor Proは旧バージョンのiLoud Micro Monitorより2倍のパワー設計
- スピーカー1台あたり50ワットのRMS クラス D アンプ、カスタム設計のドライバー、107 dB を超えるピーク SPL
- 42 Hzまでの低音 ⇒ 50 Hz ~ 20 kHz +/-2 dB(42 Hz ~ 22 kHz. -10 dB)
- 内蔵キャリブレーションとX-Monitor統合
- 重量はそれぞれ約 3 ポンド/1.4 kg
先んじてiLoud Micro Monitorの一つ上のグレードであるiLoud MTMが「iLoud MTM MKII」にバージョンアップしリリースされていて、基本的な改良ポイントはiLoud MTM MKIIと同様です。









背面の端子が結構変わっていて、
- Bluetoothが非対応になった
- TRS 1/8 stereo inputがなくなった
- RCA inputがRCA unbalanced inputへ
- XLR balanced inputが増えた
- USB type-C端子追加
といった違いがあります。
私がiLoud Micro Monitorを使っていたとき、Bluetoothはパソコンやスマホと繋ぐときに便利だったのですが、音を鳴らしていないときにノイズが出るのが仕様だったため結局使わなくなりました。
まあ、そういった報告が多かったのでしょう…


ARC / X-MONITORが利用可能に

低音域が増えてパワーがあがったのも改善点ではあるのですが、大きな点としてはスピーカーキャリブレーションができるARC とモニタースピーカーシュミレーターX-MONITORが利用可能になった点。
上位グレードの「iLoud Precision シリーズ」でしか使えなかったARCとX-MONITORが利用できます。
ARCの測定マイクはペアセットで購入時についてきます。
iLoud Micro Monitor Pro は、最新の ARC ルーム補正機能を内蔵しています。背面のマイク入力に ARC MEMS マイク(シングルの場合は別売)を接続し、USB を Mac/PC に接続して X-MONITOR を起動すると、4箇所での測定、解析、ルーム補正を行い、どんな空間でも精細で、信頼性の高いモニタリングを実現します。すばやくセットアップしたい時は、背面の CAL ボタンを長押しすることで、コンピューターを使うことなく、1箇所での測定、解析、ルーム補正を適用することもできます。
ホワイトカラーのiLoud Micro Monitor Pro
2025年1月30日にホワイトカラーのiLoud Micro Monitor Proが登場しています。
他のIKスピーカーシリーズ同様のカラーリングです。
価格
私がiLoud Micro Monitor を買ったときはペアで33,550円だったので円安とコスト高の厳しさを痛感しています…
iLoud Micro Monitor (旧バージョン) | iLoud Micro Monitor Pro Single | iLoud Micro Monitor Pro Pair | |
---|---|---|---|
内容 | LRのステレオ用2本セット | スピーカー一本だけの購入 | LRのステレオ用2本セット |
中身の違い | iLoud Micro Monitor 2台 | Loud Micro Monitor Pro 1台。 ARC MEMS 測定用マイクは付属しない | iLoud Micro Monitor Pro 2台 + ARC MEMS 測定用マイク1本 |
価格 | ¥53,900(税込) | 48,400円(税込) | 96,800円(税込) |
どこでも、スタジオ品質のサウンドを
iLoud Micro Monitor Pro は、50 Hz ~ 20 kHz +/-2 dB(42 Hz ~ 22 kHz. -10 dB)とフラットな周波数帯域により、誇張や色付けのない、透明で忠実なサウンドを提供します。リニアフェーズ・クロスオーバーによるコヒーレントな時間特性、明瞭な音像と相まって、ミックスの細部、トランジエントも、驚くほど高精細に聴取可能です。新世代の ARC ルーム補正機能を内蔵
iLoud Micro Monitor Pro は、最新の ARC キャリブレーション機能を内蔵しています。背面のマイク入力に ARC MEMS マイク(シングルの場合は別売)を接続し、USB を Mac/PC に接続して X-MONITOR を起動すると、4箇所での測定、解析、ルーム補正を行い、どんな空間でも精細で、信頼性の高いモニタリングを実現します。すばやくセットアップしたい時は、背面の CAL ボタンを長押しすることで、コンピューターを使うことなく、1箇所での測定、解析、ルーム補正を適用することもできます。X-MONITORソフトウェアに対応
iLoud Micro Monitor Pro は、X-MONITOR ソフトウェアに対応しました。X-MONITOR を使えば、スピーカー背面のボタンを超えた調整が可能です。X-MONITOR には、スタジオ定番モニターの周波数と位相特性をエミュレートした「ボイス」も、20種類以上収録されています。過去に聴き慣れた機種、クライアントが家で使っている機種のボイスを選択すれば、ミックスを客観的に判断するのに役立つでしょう。ステレオでも、イマーシブでも、簡単にセットアップ可能
iLoud Micro Monitor Pro の底面には、折りたたみ可能な角度調整スタンド、マイク・スタンド対応の 3/8 インチ・ネジ穴が装備されており、どんな場所でもすぐに設置可能です。電源、音声入力とも独立設計になったので、LR リンク・ケーブルに制限されることがなく、配置の自由度も高まりました。7.1.4システム用に11本購入しても手の届く価格に収まるので、イマーシブ・ミックス作業をヘッドフォンのバイノーラル試聴で済ませていた人も、イマーシブ対応
iLoud Micro Monitor は【机に置ける大きさ】が良いですね。
もしも卓上スペースが足りなかったらマイクスタンドの先に立ててiLoud Micro Monitor を取り付けるといったやり方ができるため部屋のスペースが限られている人にも嬉しい仕様です。

見た目以上に音量はかなり出るため、六畳一間程度の空間なら音量MAXで鳴らすことはできないはずです。
購入はこちら
Rock Onネットストアにて
iLoud Micro Monitor Pro – Pair 優待版が用意されています。(iLoud製品、ARC Studioを登録済みユーザーが対象)
キャンペーン期間:2024/09/20 00:00 〜 2024/11/30 23:59まで
通常価格 96,800円(税込) ⇒ 86,900(税込)
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