AudioBlast Abx3セール&レビュー! TR303を独自カスタムしたベースシンセ

AudioBlast Abx3は 1980 年代の伝説的な303ベースラインシンセサイザーに影響を受けて作られたソフトシンセプラグイン!
303ベースラインシンセサイザーはRolandから発売されていたTR-303の事。
TR-303とは?
TR-303はアシッド・ハウスを牽引したサウンドで、今ではエレクトロやヒップホップでも使われている著名なサウンドをもった楽器です。

TR-303はエレクトリックなベースシーケンスサウンドを鳴らすための楽器で、TR-303とドラムマシンを持ち込めば演奏の土台が出来上がる設計思想。
AudioBlast Abx3では
- 強力な 16 ~ 64 ステップ シーケンサー、
- 32 の独立したパターン、
- 8 つの強力なディストーション タイプ、
- 7 つの統合エフェクト、
- さらに比類のない創造の自由を提供するパッチ ランダマイザー
といった機能があり、本家のTR-303を上回る機能を備えています。
AudioBlast Abx3の特徴
- 606プリセット
- 32 種類のオシレーターシェイプ
- サブオシレーター(正弦波または矩形波を選択可能)
- 8種類の歪みタイプ
- パラメータシーケンサー: 独立した速度/パラメータ制御。
- シーケンサー速度: さまざまな時間区分で /4 から x8 までの範囲。
- リバース MIDI 機能: 創造的な柔軟性を実現する逆方向 MIDI コントロール。
- 他のパターンやバリエーションに素早く簡単にアクセスできるパターン ブラウザ。
- ランダムスケール選択
- 3 つの FX スロットと 7 つのエフェクト: リバーブ、エコーバーブ、シンセバーブ、ステレオ コーラス、モノ コーラス、4 バンド ファズ、フランジャー
- パラメータシーケンサーでのエフェクトオートメーション。
- ワークフローとスタイルに合わせて選べる 5 つの GUI。
AudioBlast Abx3レビュー

- 28種類の多様なディストーション スタイル
- キビキビ動いて気持ち良い動作感
- ダントツで優れたGUI
- 価格設定が高い
AudioBlast Abx3はこれまでTR-303をエミュレートしたシンセの中でも群を抜いて多機能な仕様になっています。
TR-303のオリジナル仕様が欲しい場合にはRoland本家からソフトシンセが出ているので、Roland版を使えば良いですが、TR-303風の音を元にしてもっとカスタマイズしたい!という場合にはAudioBlast Abx3の方が断然良いです。
他社のTR-303ソフトシンセではArturiaのAcidV,D16 groupのPhoscyon2があり、どれもオリジナルに+αを加えた内容。
AudioBlast Abx3で特殊なのが「WAVEFORM」の選択幅が32個と数多く用意されているところ。

TR-303のWAFEFORMは SAW(ノコギリ波)とSQUARE(矩形波)の二種類を切り替えるのですが、AudioBlast Abx3では32種類選択ができます。

といっても、SAWとSQUAREのライナップは崩さずにSAWとSQUAREをベースにしカスタマイズされているものです。この選択幅で色々な音作りが可能になっています。
DIstortionは8種類、Delayが固定で、FX EDITよりリバーブ・ファズ・コーラス・フランジャーが使えます。(FX EDITは2スロット)
どのメーカーもオリジナリティを追求した仕様になっているのが面白いところ。
AudioBlast Abx3と相性を見極めるのがシーケンスセクションのUIでしょう。
UI

このUIを見て使いたくなるかどうか?がAudioBlast Abx3を導入するかどうかの決め手になると感じました。


もう好みの差でしかないのですが、音の情報を文字で管理したいならAudioBlast Abx3、配置されたブロックの高さで管理したいなら他社を選ぶといった印象です。
個人的にはピアノロールで表示されるより文字の方が判別しやすいのでAudioBlast Abx3の方が好きです。あとAudioBlast Abx3の場合には右端に縦並びのランダマイザーがあり、それぞれのパラメーターを1クリックで切り替えできます。これも好印象でした。ただランダマイザーの右隣に設定クリアーのボタンがあるので間違って押してしまうと設定が消えます。ランダマイザーは左端でも良かったかな?とは感じましたね。
個人的に気に入ったのプリセットです。
Acid houseに触れたことがない人でも、有名なサウンドを即呼び出せたり、テクノ系の曲を作ったことがない人でも使えるようにジャンルにわかれていて選択ができます。
階層をほっていかないと選択できないのはちょっと面倒ですが、ジャンル別でプリセットが分かれていると、音の知見がないときに勉強しなおす手間が省けて良いです。


AcidBox との違い
AudioBlastからはAbx3と同じくTR-303を元にしたプラグイン「AudioBlast AcidBox」が発売されています。

Abx3はAcidBoxをもっとパワフルに即戦力として使えるようになっているので、単純にTR-303の音が欲しいだけならAcidBoxでも良いですが、音の分厚さが欲しかったり、プリセットを元にして色々使い倒していきたいなら断然Abx3の方が良いです。
AcidBox は価格が安いのは良いですが、プリセットもないですし扱いにくさは残るでしょう。
セール情報

TR303の音を土台にして拡張されたエレクトロ向けシンセ!!
どこで購入できる?
■海外代理店
pluginfox,BestService
■日本代理店
Sonicwire,ディリゲント
最安値調査
※表示価格は当時の為替レートによる
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