本記事は、レビューのためにPluginBoutique Japan様から製品提供いただき作成しています
高いモデリング技術と扱いやすいワークフローが実現した根強い人気があるPulsar Audioから新作EQが登場。
Pulsar Audio Poseidonはデヴィッド・ボウイ、クイーン、エルトン・ジョン、メタリカ(Master of Puppets )などのアーティストの曲を彩った70年代のTridentのコンソールEQ (Trident A-Range EQ) をエミュレーションしたプラグインです。
4 バンド イコライザーは音楽性が高く、中高域バンドにインダクターを備え、独特のサウンドを生み出しています。また、レベル調整にロータリー ポテンショメーターではなくフェーダーを使用していることです。これにより、ゲインの追加量または削除量を視覚的に確認できます。
TridentのコンソールEQはクラシック機材ですが、Pulsar Audioはモダンなサウンドスカルプトを可能にできるようデジタルEQの質感でEQ操作ができるように仕上げています。
Pulsar Audioの独自機能として、代替モード、ミッド/サイド機能、自動ゲイン補正の機能が追加されています。
目次
DTMセール最新情報
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アナライザーディスプレイ付きのTridentEQというだけでも欲しくなるEQ!
Pulsar Audio Poseidonのレビュー
Pulsar Audio Poseidon
メリット
- 伝説の名機Trident A-Range のコンソールEQをエミュ
- 音楽的な仕上がりにできる
- Driveやトランスフォーマー回路のモード選択機能
デメリット
- クラッシックスタイルのためBand幅の調整ができない
Pulsar Poseidonは希少なTrident A-Range コンソールのEQをエミュレーションしたプラグイン。
クラッシックな機材を音と仕様に加えて、Pulsar Audioの独自機能として、代替モード、ミッド/サイド機能、自動ゲイン補正(Auto Gain)の機能が追加されて作業フローをやりやすくしています。
クラッシック機材の忠実なエミュだとアナライザーディスプレイがついていなかったり、ディスプレイ上からEQバンドの操作ができなかったりとデジタルEQに慣れているとイライラポイントになる箇所がクリアされているのがPulsar Audioプラグインの良い点です。
EQバンド操作後に出力音量が変化しないAuto Gainはやはり便利です。
Trident A-Range の象徴的な EQ のカラーとイコライゼーションカーブは独自のサウンドで人気があるものの、設定の調整は難しいと言われています。
EQで普通についているBand幅(Bandwith)の調整が無いので、一箇所のバンドのゲインを動かすと他の帯域も上下します。極端に飛び出している音を抑えるようなときは難しいですね。そのかわりに極端なイコライジングが起こらないのでとても自然な処理で音楽的に聞こえます。
バンドノブはLow bell,Low shelf,High bell,High shelfの4つとローパス・ハイパスフィルターのみ
Frequency Knob
4バンドのノブは固定バンドではなく数値入力可能なノブです。ディスプレイ上のバンドボタンを動かしても周波数帯を切り替えできます。
フェーダー上のボタンはバンドを Mid (M)、Mid/Side (MS)、Side (S) の間で切り替えます
ハイパス・フィルター
ハイパス・フィルター(HPF)はきれいな円弧の傾斜ではなく、なだらかな傾斜で生成されます。
OFF,25 ~ 200 Hzまで
ローパスフィルター
4K~ 15KHzまで対応します。
サチュレーション (DRIVEノブ)
サチュレーションは3モードあり、それぞれスイッチでスタイルを切り替えできます。
一番上のモードは、トライデントに似たギリシャ文字の「Ψ」 で表されているモード。元モデルになったコンソールのアナログ回路の忠実なエミュレーションを有効にします。
かなりソフトなサチュレーションが生成されます
上から2つ目のPulsar Audioのロゴマークでモダンでアグレッシブなサチュレーションスタイル。
一番下はサチュレーションがオフになります。(Driveを回しても歪まない)
一番上のトライデントモード
Driveを5以上にあげると少しずつ歪んだ音が強調されてきます。
Ψモード Drive 0
トライデントモード Drive 0
Ψモード Drive 5
トライデントモード Drive 5
トライデントモード Drive 10
Ψモード Drive 10
パルサーモード
パルサーモード Drive0
パルサーモード Drive5
パルサーモード Drive10
Pulsar Audio Poseidon パルサーモード Drive0
Pulsar Audio Poseidon パルサーモード Drive5
Pulsar Audio Poseidon パルサーモード Drive10
TRANSFO
アウトプットトランスフォーマー。OFF,1,2の3パターン。
DRIVEノブの数値によっても効き方が変化します。
1 は、ビンテージ Neve プリアンプに見られる Mariner トランスにインスパイアされたトランス エミュレーションを有効にします
2 は、非常に低い周波数で微妙な倍音を強調して導入する Pulsar カスタム トランス アルゴリズムを有効にします
Drive ノブは、オーディオがトランスに送信されるレベルも制御するため、Drive が高いほど、トランスの効果が大きくなります。
Pulsar Poseidonトライデントモード Drive 5 / TRANSFO 1
Pulsar Poseidonトライデントモード Drive 5 / TRANSFO 2
オーバーサンプリング
オーバーサンプリングは2x,4x,6x,8xまで設定できます。
右上のMENUボタンより設定できます。
特殊操作
Pulsar Poseidonの独自操作。
ノブの上でダブルクリック
初期値に戻せます。
ノブをゆっくり動かす
Ctrllを押しながらノブを動かすとメモリの動きがゆっくりになります。
バンドをアクティブに
ディスプレイ上のバンドをShiftを押しながら動かすとソロモードのように再生できます。
パラメーターロック
パラメーターロックをかけたノブはプリセットを変更しても固定されます。
右クリックMENUから「Lock parameter」を選択して、鍵のアイコンを表示させるとパラメーターロックがかかります。
比較
比較対象としては
- Softube Trident A-Range
- Aturia Pre TridA
があります。
Aturia Pre TridAのものとサウンド的に極端な差は感じませんでしたが、作業フローの単純さ・やりやすさの体験はPulsar Poseidonの方が優れていると感じました。個別のバンドのOn/OFFができたりディスプレイがあったりするのはやはり便利です。
プリセット
プリセットは楽器・用途別にたくさん用意されています。
特徴
Pulsar Audio Poseidon
- 現代のニーズに応える拡張範囲
- カーブ編集による完全なコントロール
- 複数の彩度カラー
- バンド相互作用の正確なモデリング
- トポロジー保存技術
- ミッド/サイド処理
- 自動ゲイン
- 計測とスペクトルアナライザー
- ゲインスケール
- オーバーサンプリング
- A / B 比較
- 可変するスマートなGUI
- トライアル期間は?
-
デモ版は14日間。機能制限なしで利用できます。
Pulsar Audio Poseidonの購入はこちらから
バンドル版はある?
バンドル版はまだありません。
ビンテージ機材の中でもかなりレアなモデルをエミュレート。
どこで購入できる?
■海外代理店
pluginboutique,pluginfox,BestService
■日本代理店
Pulsar Audio Poseidon 最安値は?
※表示価格は当時の為替レートによる
Pulsar Audio Holiday Sale (2024/12/11 ~ 1/6 )
2024ブラックフライデーセールと値引き率は同じ
【2024/12/11 ~ 2025/1/6まで Pulsar Poseidon 40%OFFのセール】 ¥17,160⇒ ¥ 10,227 (※価格は為替レートで変動あり)
Pulsar Audio Poseidon Intro Sale
【2024/9/10 ~ 10/8まで 40%OFFのセール】 ¥ 15,495 ⇒ ¥ 9,235 (※価格は為替レートで変動あり)
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