本記事は、レビューのためにPluginBoutique Japan様から製品提供いただき作成しています
EDMのサウンドの変化を付けていく時に大活躍するのがフィルターエフェクト!
その中でもあらゆるフィルターに対応するのがPolyverse のフィルタープラグイン。
Filterverse
フィルターにこだわりたい人に向けた究極のマルチフィルター。
出来ることが非常に多いので設定難易度が高めですが、その分音作りにこだわることができるフィルター好きを唸らす仕様です。
Polyverseプラグインは全体的に玄人好みする内容なので、導入時は気合入れが必要ですね!その分、使いこなせば見返りがしっかりとあるはずです。
25 種類のフィルター タイプで、トラックを微妙に形作ったり、劇的に変化させたり、その中間のあらゆる操作を実行できます。
他の数あるフィルタープラグインとの大きな違いとして、
3 つのフィルターを同時に使用し、非常に柔軟なモジュレーションでアニメーション化できます。
3つのフィルターのルーティング設定も可能。
PolyverseからはSupermodalというフィルタープラグインがありますが、また違ったアプローチが可能なフィルターに仕上がっています。
目次
レビュー
Polyverse Filterverse
メリット
- 細かいところまで配慮されたフィルターエフェクト
- 3基のフィルターを自由にルーティング
- 8つのモジュレーションスロット
それではPolyverse Filterverseのレビュー!
正直なところ音作り難易度が高いエフェクトプラグインですが使いこなせたら確実に1段階レベルアップするのは間違いなし!
メインDAWでStudioOneを利用していますが、初期に入っているフィルタープラグインは思うように狙った音にできないので触っていてあまり気持ちが乗ってきません。
デザインの良さは出音に影響しませんが。FilterverseのこのメカメカしいUIデザインはテンションがあがりますね!
全く同じ機能が使えるフィルターが3基あります。CableguysのFilterShaperXLがフィルター2基あって2基でも大変だと感じていたのにサクッと上が出てきました。
フィルターが3基あることで組み合わせパターンが非常に増えて音作りの幅が膨大になります。さらにこのフィルターのルーティングパターンが5つあるのに加えて、選べるフィルター内にディレイ・リバーブ・フェイザーが組みわせできるのでまたまた作れる音が増えます。
取捨選択をするのが大変になる点が難易度高めです。
フィルター操作に慣れている人からしたら、フィルターの効きも良いですし、クラシックなフィルターからVOWELやCOMBフィルターまで揃っているのでクオリティはバッチリで使い心地は良いですね。
DTM初心者でもファクトリープリセットが741個あって用途別にタグ検索できるようになっているため、使い方を覚えるハードルは高いものの、プリセットをベースにして音を鳴らしていく分には満足感ある内容になっています。
25 種類のフィルタータイプ
フィルターのタイプが非常に多いプラグイン。フィルターに特性にあわせた名前が付いているので印象に残りやすいですね。
すべてがフィルターなのではなく一部はエフェクトが入っています。
- Swiss Army Knife
- Bread & Butter
- Evil
- Deep Cutter
- Brick Wall
- Equalize
- Clear Glass
- Dueling Bands
- Vowel
- Rippies
- Double-Slit
- Next Phase
- Fractazer
- Flange
- Vacuumb
- Strings
- Robo Comb
- Space
- Coils
- Decimate
- Cabinator
- Tempolay
- Tempong
- TemPitch
- yaleD opmeT
英語ですがそれぞれのフィルターについて解説が記載されています。
Filterverseの公式マニュアルにはフィルターの詳細な解説が書かれていますので、フィルターについて詳しく知りたい場合は56ページからのAppendix 1: Filter Referenceを見てみると面白いです。
収録されているフィルターの操作できるパラメーターはフィルタータイプによって変化します。
フィルタータイプからモジュレーションソースまで細かく選べるので、多彩な音作りができます。その分設定の作り込みが大変で難易度が高めです。
フィルタールーティング
Filterverse が強力なのは25 種類のフィルタータイプが選べるレイヤーが3つ用意されていること。どのレイヤーも全く同じ機能でフィルターが使えます。
そして、
1,2,3で選んだフィルターを直列・並列(4パターン)から好きな様にルーティングできます。
プリセットChoking Gatekeeprのルーティングテスト
8つのモジュレーションソース
Filterverse は、8 つのモジュレーション ソース (メタ ノブ、シーケンサー/LFO、ADSR、エンベロープ フォロワー、ランダマイザー、ピッチ検出器、MIDI/CV 入力、オーディオ レート オシレーター) を割り当てるための非常に直感的なインターフェイスを備えています。
モジュレーションのアサイン方法
シンセだとモジュレーションアサインはドラッグ&ドロップでできるものが増えていますが、Filterverse は各パラメーター下にあるアサインウィンドウを開いて、上下にスライダーで設定していく方式です。
CUTOFFにモジュレーション設定したいのであれば、CUTOFFラベルの上にあるメーターボタンをクリックして使いたいモジュレーション設定を調整します。
右端のエフェクト量を決めるDry/WetのそばにはPanツールとM/S処理のスイッチがあります。
右下のメーターのそばにはクリッパーのON/OFFがついています。
サンプルサウンド
ドラム+Filterverse
Filterverse Demo
プリセット
ファクトリープリセットは741個。タグ検索、サーチ検索、お気に入り機能があります。
- ウィンドウサイズはどこで変える?
-
設定(歯車)アイコンを押してGUI SCALEよりウィンドウサイズを変更できます。
Polyverse Supermodal と違い
Polyverseからは Supermodalというフィルタープラグインが別で出ています。
Supermodalの場合は、クラシック フィルター+モーダルフィルターの組み合わせになっています。
Supermodalの個性となっているモーダルフィルターはフィルターの効果をシームレスに切り替えて鳴らせるのが特徴でより実験的で創造性のある音を求めている人にマッチします。フィルター好きはSupermodalも合わせてチェックしておくと良いですね。SupermodalとFilterverseがセットになったPolyverse Filter Bundle >>も用意されています。
主な特徴
- 時代を超越したものから未来的なものまで、膨大なフィルターコレクション
- 洗練されたアルゴリズムがフィルターの動作を詳細に捉えます
- 多くのフィルターが自己共振し、心地よい飽和感を生み出します
- オーディオレート変調に最適化
- 豊富なルーティングオプションを使用して3つの異なるフィルターを組み合わせる
- 一度に8つの異なる変調ソースを利用可能
- ステレオ変調、パンニング、ミッド/サイド処理
- 変調器は相互に変調することができる
- 世界的に有名なプロデューサーによる数百のプリセット
- 直感的なユーザーエクスペリエンスは即時の結果に焦点を当てています
フィルターを使った音色に対して徹底的にこだわり抜きたい人におすすめ!
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Polyverse プラグインの認証方法
Polyverse プラグインは認証方式が独特です。
ライセンス入手後に登録したメールアドレスにPolyverseから購入領収書、ファイルダウンロードのURLがついたメールが届きます。
このメールの中にライセンスファイルが添付されています。(〇〇.pvkeyのファイル)
プラグインインストール後で立ち上げたら、〇〇.pvkeyのファイルを画面にドラッグ&ドロップして読み込ませると認証が完了します。
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