
Fiedler Audio gravitas MDSレビュー!機能てんこ盛りなマスタリング用コンプレッサー!

中の人gravitas MDSはマスタリング向けのコンプレッサー!



コンプ、エキスパンダー、アップワードコンプ、サイドチェイン入力、フィルター、オートゲイン、Look Ahead,3DETと 機能てんこ盛りコンプ。メインの機能はドルビーアトモス対応です。



さらっとした明るめな仕上がりになります。


マスターバスにコンプを入れると音が濁る感じがする…
音が暗くなって迫力にかける仕上がりになる…
という悩みを抱えているならgravitas MDSで大きく改善することが可能です。
gravitas MDSとは?


Gravitas MDSは、ハイエンドのミックスバスおよびマスタリングダイナミクスプラグインです。
単一のソース、グループ、バス、そして完全なミックスまで、あらゆる用途に卓越した効果を発揮します。
特筆すべきは「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)ミックスに対応」したコンプレッサーであること。
Dolby Atmosミックスに、数え切れないほどのステレオレコードで感じられるような、滑らかで艶やかなサウンドを与えることができる唯一のマルチチャンネルダイナミクスプラグインです。優しく扱うことで、まるで存在しないかのような透明感のあるサウンドを実現し、ダイナミックレンジを劇的に整えます。また、ドラムにコンプレッションをかけることで、これまで
にないパンチ力を加えることもできます。そして、その中間のあらゆる用途にも対応します。
Gravitas MDSは、モノラル、ステレオ、最大128チャンネルまで、あらゆるチャンネルに対応しています。ステレオモードでは、オプションのM/S処理を提供し、マルチチャンネルダイナミクスプラグインとして使用することで、LFEチャンネルを個別に調整できます。Gravitas MDSはまた、最大限の柔軟性を実現するために、マルチチャンネルサイドチェーン入力も備えています。
開発元のFiedler Audioはドルビーアトモス対応ツールを数多くだしており、そのうちのコンプレッサーがgravitas MDSという訳です。
ドルビーアトモスのミックスをやりたい人はもちろん、ドルビーアトモスを使わない通常通りのステレオミックスでも活躍するコンプレッサーです。
gravitas MDSはこんな人におすすめ
- ドルビーアトモスミックスをする予定
- 細かく設定できるマスタリングコンプを探している
- 明るめな音に仕上げたい人
gravitas MDS レビュー


- 透明度の強いマスタリング向けコンプ
- 設定がわかりやすく詰められるエンジニア向け
- ドルビーアトモスミックスに対応
- 価格が高い
- 設定が難しい
マスタリング向けコンプということで、クリエイターよりもエンジニア好みの設定ができるコンプです。
Fiedler Audio自体が聞き慣れないメーカーだし、ドルビーアトモス対応はやる予定がない……と思っていると素通りすると思います。
しかもネット上のレビューが極端に少なく情報がわからない…
そうなると手が出しづらいんですよね。
しかし、このgravitas MDSめちゃくちゃ良いです。
上段のセクション
コンプレッションとエクスパンション、スレッショルドの上下、フィルタリング、M/SとLFEの処理、自動メイクアップゲインなどを調整できます。


他のSmart:Compのようなデジタルコンプと同じパラメータ値で設定した音よりも反応が早く、音が明るく前に出てくるコンプレッサー。
コンプがかかっている感じがあまりしないので,Ratio値はいつも使っているコンプより高めに設定したほうが効いている感じが出ます。
PluginDoctorでみると倍音成分は多めなので、gravitas MDS通過後の音の仕上がりは明るくなります。
アナログコンプのような雑味の多い倍音成分が追加されたように聞こえずスッキリしたサウンドに仕上がります。
その代わりにEmpirical Labs Distressor のようなサチュレーションがたっぷり入った激しいコンプによるサウンドメイクはできませんが、強めのコンプも可能だし薄くかけてバスコンプとしても使えます。








Look Aheadが効いているのか潰れている感じが薄いです
ハイパス・ローパスが便利




gravitas MDSにはハイパス・ローパスが設定できるフィルターセクションがあります。こちらではコンプの処理が行われる周波数範囲を決められます。
SSLのバスコンプをはじめハイパスはつ
いているものが多いですが、ハイパス・ローパスの両方から調整できるのは珍しい機能です。



中域だけコンプが効くようにする設定もできます。


またM/Sボタンを押すとMid/Side処理でコンプがかかります。




「S Det. Gain」では、サイドチャンネルがGravitas MDSの検出器に入るゲインを変更できます。
サイドチャンネルの音量はミッドチャンネルよりも大幅に低い場合が多いため、これは便利です。
「Sレベル」では、処理後のサイドチャンネルのレベルを調整できるため、
処理によるレベル変化を補正できます。
これらの2つのコントロールの下には相関メーターがあります。
下段のセクション
下のモジュールは検出に関するものです。ここでは、gravitas MDSが入力信号にどのように反応するかに影響するすべてのパラメーターを調整できます。これらのパラメーターは、中央のモジュールで何が起こるか、例えば信号のコンプレッション量やエクスパンション量などを決定します。




コンプエフェクトに引っかかる信号を検知する設定をきめるセクション。
コンプのアタック・リリースは下段で設定することになります。
下段のフィルターセクションは検知器用のフィルターで、上段のフィルターと連動させることもできます。
さらにTiming Sectionがあり、レベル検出の状態を指定します。


先読みのLook Aheadや3つ検出器を利用したAMEKマスタリングコンプレッサーと同じ考え方の仕様が設定できます。
AMEKマスタリングコンプレッサーでは、Slow、Fast、Peakの3つの検出回路を搭載し、信号の各要素に対して必要な圧縮量を正確に選択します。
1つは短いアタックとリリースタイムで素早く反応し、もう1つはRMSタイムを少し加えてアタックとリリースを長めに調整し、3つ目はその中間の反応にすることができます。「Det. Gain」で好みに合わせて調整すれば、トランジェントや動きの遅い部分を含む様々な種類の信号に対して、高度に洗練された複雑な反応パターンを得ることができます。
汎用性の高いデジタルコンプを探しているなら、ぜひ候補に入れたい一品。
デメリット
デメリット面としてやはり気になるのは価格。ドルビーアトモス対応ツールは高機能なためどうしても価格が高いものが多いです。
出来ないこととしては
- マルチバンド設定
- コンプスタイルの変更
プリセットは少なめです。


VS Fabfilter Pro-C2
高額なコンプということでFabFilter Pro-C 2 やTone Project Unisumと同じ価格帯です。




アナライザーのディスプレイが大きかったり、コンプモードが選べたりと音作りの幅が広いのがFabFilter Pro-C 2 の強み。
Gravitas MDSのLook Aheadが最大100msまでなのに対し、Pro-C2のLook Aheadは最大20msまでです。
Curve Section


信号のダイナミクスがどのように変化するかを視覚的に表す増幅カーブと、そのカーブを形成する4つのパラメーターを示します。実際には、これらのパラメーターは2セットあります。(オレンジと紫)




オレンジはスレッショルドを超える処理用、紫はスレッショルドを下回る処理用です。
これらのパラメーターセットは、カーブ表示の下のボタンを使って切り替えることができます。
◯Threshold ( -60dB ~ 0 )
ダイナミクス処理が適用されるスレッショルドを設定
◯Ratio (0.1 :1 ~ 100:1)
増幅の変化の強さを決定します。0.01単位で指定可能
◯Knee ( 0 ~ 60 )
増幅の変化が徐々に開始される範囲を設定
◯Range (-36 ~ 90 )
増幅の変化が適用されるdB範囲を狭めること
INPUT
gravitas MDS が、少なくとも 1 つの LFE チャンネルを含むマルチチャンネル形式のトラックに配置されている場合、gravitas はそれらの LFE チャンネルのコントロールを表示します。
LFEチャンネルとは、サラウンドシステムにおける「超低音効果」を担当する独立した音源チャンネル
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