Fever Audio FEVER DREAMSはAri Masonのボイスを収めたボーカル音源です。
Ari Mason氏は映画、テレビ、ビデオ ゲームのプロデューサーであり、グラミー賞認定のボーカル ソリスト兼ビオラ ダガンバ奏者です。
FEVER DREAMSはハミングから喉から出る叫び,呪文を唱えているような歌、霊妙なささやきボイスを収録した、100パッチ、6000サンプル、合計7.81GBの内容です。
サウンドだけでなく、UIの見た目もファンタジー色全開。
下で上げているようなchantのサウンドが好きな人はたまらないボーカル音源。より個性的なサウンドを目指しているクリエイターなら一度は触ってみたい音源です。
目次
レビュー
Fever Audio FEVER DREAMS
メリット
- 他のボーカル音源にはない呪文のようなボイスが個性的
- 2レイヤーを重ねて発音
- 原音とエフェクト音のバランスが取れる
ここからはFEVER DREAMSのレビューです。
一般的にサンプルベースのボイス音源だとA,E,U,Oの母音を鳴らせる音源、歌声や特定のフレーズサンプルを集めて鳴らす音源があります。
FEVER DREAMSではその両方が収録されていて、幅広い音楽ジャンルに導入できます。
歌もの曲というよりは楽器だけの劇伴向けの曲調でハマると思われる内容です。
特に呪文を唱えるようなボイスサンプルが収録されているchantsが個性的です。
FEVER DREAMS内にピッチコントロールはありませんが、オクターブ下げると聞いたことのない言語のお経唱えるフレーズのようにも聞こえてきます。
宗教歌を流すような雰囲気の場面に合う音源です。
ETHNO WORLDのような民族楽器音源のボーカルでもないし、RHODOPE 2 ETHNIC BULGARIAN CHOIRのように教会っぽさを感じるクワイア音源でもない新機軸の音源。
構成
SourceAとSourceBの2つのサンプルを設置し、Voice Blendのボリュームの割合で再生できます。オートメーションを描けばサンプルのモーフィング再生も可能です。
エフェクトはリバーブのみで、Intensityでボリュームダイナミクスを決めます。
サンプラー部分ではボリューム、アタック、リリースの設定とサンプルスピードの切り替えが可能。
MODにスイッチを入れると、MODホイールによってIntensityを操作、Velにスイッチを入れるとMIDIのベロシティ値でボリュームが調整されます。
サンプルソースはカテゴリ分けされていて
- Calls of the Wild
- Breath & Whispers
- Sustained & Tremolo
- Chants
- Hums
のから選んでいきます。
一番充実しているのがChants。
スナップショット(プリセット)が縦並びになっているので、プリセットが選びにくいのはちょっと気になりました。
非常に個性的な音源に仕上がっているので、普段と違うことをしてみたい人や民族風のテイストを入れたいときに活躍してくれそうな音源。
Ari Mason氏の声が個性的なので、他のボーカル音源より尖っている内容です。
最終的には彼女の声のトーンが好きになれるか?で評価が変わりそうです。
無料のKontakt Playerで動作
FEVER DREAMSを使った公式サンプル
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どこで購入できる?
■海外代理店
feveraudio公式サイト
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