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Eventide H3000 Band Delays Mk IIレビュー!ディレイマスターになるならコレ!

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変態的にディレイを駆使してディレイの可能性を極限まで広げてみたいならこのEventide H3000 Band Delays Mk IIは外せません❗️

Eventide H3000 Band Delays Mk IIはディレイプラグイン。

往年の名機「Eventide H3000 Harmonizer 」をプラグイン化したモデルのバージョン2です。「H3000 Factory Mk II」はEventideプラグインを集めたAnthology X バンドルにも収録されています。

目次

要点

◯伝統的ディレイから変態的サウンドまで何でもできる究極のディレイユニット
◯MKIIでウィンドウサイズが4Kモニターに対応
◯AD/DAセクションの新モデリングでサウンドエンジンの見直しで実機っぽさをUP!
◯新規プリセット

H3000 Band Delays Mk II プラグインについて

Eventide H3000 Band Delays Mk II

伝説的な H3000 Harmonizer ® スタジオ プロセッサから派生した H3000 Band Delays Mk II プラグインは、ディレイ、フィルタリング、ステレオ ワイドニング、ダイナミックなリズム効果を実現するクリエイティブなパワーハウスです。

レベル、パン、フィルタ タイプ、周波数、Q の独自のコントロールを備えた 8 つのディレイ バンドを備えた H3000 Band Delays Mk II は、ボタンをクリックするだけで、元のハードウェア アルゴリズムの柔軟性と象徴的なサウンドを DAW にもたらします。

Eventide H3000 Band Delays Mk IIは、クラシックなH3000マルチエフェクターユニットの一部である「Band Delays」アルゴリズムをベースにしたプラグインです。

このプラグインは、オーディオ信号を複数の周波数帯域に分割し、それぞれの帯域に異なるディレイやモジュレーション効果を適用することができます。プロデューサーやサウンドデザイナーにとって非常に柔軟でクリエイティブなツールとなっています。

主な特徴

  1. 帯域ごとの制御
    入力信号を6つの周波数帯域に分割し、各帯域に独自のディレイタイム、フィードバック、パンニング、ボリュームなどを設定可能。
  2. 高度なモジュレーション
    LFOやエンベロープを使用して、各帯域のディレイやパラメータをモジュレーションすることで、動的で独特なエフェクトを生成。
  3. プリセットの豊富さ
    初心者にも使いやすいプリセットが多数用意されており、プロがデザインした複雑な効果を簡単に適用可能。
  4. 直感的なUI
    各パラメータが視覚的に整理されており、初心者でも操作しやすいデザイン。

Eventideのフラグシップ機材であるエフェクトであるH3000(2025年の現行機はH9000で100万円超えの機材) のディレイセクションをプラグインにしたもの。

ハードウェアと非常によく似た雰囲気、サウンド、感触を持っています。

 8 つの独立したディレイラインを作ってパンニングをかけて鳴らすことができます。ここまでディレイの数が必要ないという人でもスタジオ定番機種のため、柔らかいディレイサウンドは安定感があります。

レビュー

Eventide H3000 Band Delays Mk II
総合評価
( 4 )
メリット
  • なんでもできちゃうディレイ
  • 幅広いサウンドメイク
デメリット
  • パラメーターが多いので音作りが難しい

シンプルなディレイラインを作るというよりは、ガツガツクリエイティブなディレイサウンドをつくるためのプラグイン。

D16 Group Sigmund 2が4基のディレイで持て余しがちだったのにもかかわらず、H3000 Band Delays Mk IIはディレイが8基あるのでそりゃもうできることは沢山あります。

H3000 Band Delays Mk IIがすごいのは8基のディレイ設定が細かく調整できる点。

かなり特殊なディレイ設定画面。8基のディレイが一目でわかるようになっています。

8基のディレイを左右に割り振って4つのパターンで構成するような配置から8つを全くバラバラに鳴るようにしたりとアイデア次第でとにかくいろいろできます。

ディレイタイムとPAN設定だけでなく周波数帯を決めてフィルタの種類を決めてディレイごとの音量設定まで決められます。

ディレイ設定画面

またパラメーターのモジュレーション範囲を決めることも可能です。

できることが多すぎるのがメリットでもありデメリット。

Eventide H3000 Band Delays Mk II OFF

番号がついているプリセットはハード機種からの伝統的プリセット

Eventide H3000 Band Delays Mk II プリセット429 Castanet Psycho
Eventide H3000 Band Delays Mk II プリセット651 Octave Filters

音質はクリアすぎない自然なディレイサウンドでオケ馴染がよく、Eventideの人気を支えてきたディレイサウンドの力を思い知られます。薄めに使えばポップスやロックで音馴染のよい音、派手めに設定していけばアンビエント・シューゲイザーなどエフェクトを強めに使って世界観を演出するジャンルまで幅広く対応可能です。

Eventide H3000 Band Delays Mk IIは、独特なサウンドデザインと高度なエフェクト処理が可能なため、幅広い音楽ジャンルで使用されていますが、特に以下のようなジャンルで得意とされています:

H3000 Band Delays Mk IIが相性の良いジャンル

1. アンビエント(Ambient)

  • Band Delaysを使って、広がりのある空間的なディレイやモジュレーションを作り出すことで、アンビエント音楽に独特の雰囲気を加えることができます。

2. エクスペリメンタル(Experimental)

  • このエフェクトは創造的なサウンドデザインに向いており、複雑なモジュレーションやリズミックなディレイを組み合わせて、実験的なサウンドスケープを構築できます。

3. エレクトロニカ(Electronica)

  • ディレイをリズミカルに設定することで、ビートやシンセサウンドを補完し、電子音楽特有の洗練された雰囲気を生み出します。

4. ポストロック / シューゲイザー(Post-rock / Shoegaze)

  • ギターサウンドにBand Delaysをかけると、広がりのあるエコーとテクスチャが加わり、特徴的な「ウォール・オブ・サウンド」を作り出します。

5. ダブ(Dub)

  • リズムやベースラインを強調しつつ、エフェクトを使用して空間的でディープなサウンドを作るのに最適です。

6. シネマティック / 映画音楽(Cinematic / Film Scoring)

  • 複雑なディレイとモジュレーションを使用して、映画やゲーム音楽のドラマチックな空気感や緊張感を演出します。

7. インダストリアル(Industrial)

  • アグレッシブなサウンドやメタリックな質感を強調するために、Band Delaysの過激なエフェクトがよく使われます。

初心者におすすめのポイント

  1. プリセットを活用
    初心者はまずプリセットを活用するのがおすすめです。特に「Ambient」や「Rhythmic」などのカテゴリーに分類されたプリセットから始めて、どのようなサウンドが得られるか試してみると良いでしょう。
  2. 帯域ごとの調整を少しずつ試す
    最初は1~2つの帯域だけを調整し、変化を確認することで、機能を少しずつ理解できます。
  3. モジュレーションは軽めに
    モジュレーションを使うとサウンドに動きを加えられますが、初心者の場合はLFOのスピードや深さを控えめに設定して、効果を把握するところから始めるとよいです。
  4. 公式チュートリアルを見る
    Eventideの公式ウェブサイトやYouTubeチャンネルには、H3000 Band Delaysの使い方に関する動画があるので、それを参考にするのがおすすめです。

初心者向けおすすめの使い方例

  • リズミックなディレイ: ドラムループに適用して、特定の周波数帯域にのみディレイを加えることで、新しいリズムや動きを作り出します。
  • アンビエントサウンド: パッドやストリングスに適用して、広がりのある幻想的な空間を作成します。
  • ボーカルエフェクト: ボーカルに適用して、一部の帯域にディレイを加えることでユニークなテクスチャを生成。

初めはシンプルな設定から始め、慣れてきたら徐々に高度なパラメータをいじってみると良いでしょう!興味のあるサウンドや目指すスタイルを教えてくれれば、具体的なアドバイスもできますよ。

こういったちょっとクレイジーなサウンドもバリバリ作れます

H3000 Band Delays Mk IIプリセットjumping beans
H3000 Band Delays Mk IIプリセットsnare laser
H3000 Band Delays Mk IIプリセットstring bells

H3000 Band Delays Mk IIプリセット Dreamy Throw

H3000 Factory Mk IIとH3000 Band Delays Mk IIの違い

同じく H3000 Harmonizer ® をプラグインであるH3000 Factory Mk IIは「ハーモナイザー」でマイクロピッチの設定が細かくできるのが最大のメリット。

H3000 Harmonizer ディレイとハーモナイザーで用途が違うので購入時には注意してください。

新機能

MK IIになったことで以下の点が改良されています。

  • AD/DAセクションの新モデリング。
  • オリジナルの H3000 からの再現を含む 100 以上のプリセットと、新しいカスタム アーティスト プリセットで更新されました。


主な特徴

  • 100 以上のプリセット
  • スイープ コーム、自動パンニング ディレイ、サウンドスケープなど
  • すべてのディレイとそのバンド形状のビジュアル表示
  • 割り当て可能なマクロ ソフト キー
  • 19 の波形を備えたファンクション ジェネレーター
  • エキスパート タブと機能タブですべてのコントロールと割り当てをすぐに表示
  • MIDI コントロール

旧バージョンを持っているユーザーはアップグレードが可能です。
H3000 Band Delays Mk II Crossgrade from Mk I アップグレードはこちら >>

バンドル版

H3000 Band Delays Mk IIはEventide の歴代プラグインを詰め込んだ「Anthology XII」に収録されています。


Anthology XII

Anthology XII セールはこちら >>

他のディレイプラグイン

ディレイプラグインレビュー

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この記事を書いた人

櫻井徳右衛門のアバター 櫻井徳右衛門 音楽プロデューサー・ミュージシャン

激しく速いギタープレイが得意分野 | 希少種メタラーDTMer
配信中→http://linkco.re/xyZ8uEeu
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