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Solid State Logicの「魔法」を凝縮した最強のパッケージ、SSL Band Bundle。 プロ志向のDTMerなら誰もが憧れるSSLの伝統的なサウンドを、ボーカル、ドラム、ギターそれぞれに最適化した3つの強力なチャンネルストリップで手に入れることができます。

「SSLのプラグインはどれが良い?」「バンドル版のメリットは?」「セール価格で買う価値はある?」 そんな疑問に答えるべく、本気でミキシングを極めたい筆者が、SSL Band Bundleの全貌を徹底解説します。あなたの楽曲に、スタジオクオリティの輝きを与えましょう。

SSL Band Bundle

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目次

SSL Band Bundleとは?伝説のSSLサウンドを楽器ごとに最適化

音楽制作の歴史において、Solid State Logic(SSL)の名を知らないエンジニアはいないでしょう。世界中のトップスタジオに鎮座する巨大なアナログコンソール。そのクリアでありながら力強く、音楽的な質感を持つサウンドは、数え切れないほどのヒット曲の基礎を築いてきました。

しかし、個人スタジオのDTMerにとって、本物のアナログコンソールを導入するのは夢のまた夢。そこで登場するのが、SSL自らが開発した純正プラグイン群です。今回ご紹介するSSL Band Bundleは、そんなSSLの「魔法」を、ボーカル、ドラム、ギターという、ミックスにおいて最も重要な3つの要素に最適化してパッケージ化した究極のバンドルです。

このバンドルに含まれるのは、Vocalstrip 2Drumstrip、そしてGuitarstrip。これらは単なる単機能プラグインではなく、それぞれの楽器処理に必要なプロセッサーを1枚の画面に統合した「チャンネルストリップ」形式を採用しています。複数のプラグインを立ち上げて画面を行き来するストレスから解放され、一つの画面でミックスを完結させられるその操作性は、一度体験すると元には戻れません。


SSL Native Vocalstrip 2:ボーカル処理のすべてを1枚のストリップに

ミックスにおいて最も注目を集め、かつ最も繊細な処理を求められるのがボーカルです。Vocalstrip 2は、そんなボーカル制作における「正解」への最短距離を示してくれます。

SSL Native Vocalstrip2

誰でも「プロの歌声」へ。Vocalstrip 2の強力なモジュール群

Vocalstrip 2には、以下の4つの主要モジュールが搭載されています。

  1. Compander(コンパンダー): コンプレッサーとエキスパンダーを組み合わせたもので、ダイナミクスを整えつつ、ボーカルの「存在感」をグッと前面に引き出します。
  2. De-esser(ディエッサー): 耳に痛い「サ音(サシスセソ)」などの高域のピークを、音楽的な質感を損なうことなく自然に抑制します。
  3. De-ploser(ディプロス): マイクへの「吹かれ(パ行などの破裂音)」による不要な低域ノイズを効果的に除去します。これは他のストリップにはない非常にユニークで実用的な機能です。
  4. Equaliser(EQ): SSL伝統のカーブを継承した3バンドEQ。ボーカルの明瞭度を上げるエアー感の追加や、不要なこもりを除去する作業が、極めて音楽的に行えます。

埋もれないボーカルトラックを作る、ディエッサーとコンパンダーの極意

ボーカルミックスでよくある失敗は、コンプレッサーをかけすぎて音が息苦しくなったり、逆にコンプが足りずにバックの演奏に埋もれてしまったりすることです。Vocalstrip 2のCompanderモジュールは、非常に滑らかなかかり方が特徴で、深くかけても不自然になりにくいのが魅力です。

さらに、モジュールの順番をドラッグ&ドロップで自由に入れ替えられるのも大きな特徴です。「EQで整えてからコンプにかける」のか、あるいは「コンプで均してからEQで色付けする」のか。自分のワークフローに合わせて柔軟にカスタマイズできる点が、プロフェッショナルから支持される理由です。

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SSL Native Drumstrip:ドラムの存在感を最大化する5つの武器

SSL Native Drumstrip

「ドラムの音がボヤけて、パンチが足りない」そんな悩みを一瞬で解決するのがDrumstripです。ドラム処理に特化した5つのプロセッサーが、あなたのリズムトラックに命を吹き込みます。

「パンチ」と「キレ」を両立。Drumstripでドラムミックスを爆速化

Drumstripの構成は、まさにドラムミックスの「定石」を形にしたものです。

  • Gate(ゲート): 不要なカブリや残響をカットし、タイトなサウンドを作ります。
  • Transient Shaper(トランジェントシェイパー): 音の「立ち上がり(アタック)」と「余韻(サステイン)」を自在に強化。キックの「ビシッ」としたアタックや、スネアの「ドスン」とした重みを簡単に強調できます。
  • HF & LF Enhancer(エンハンサー): 高域の煌びやかさと、低域の力強さを倍音付加によって補強。EQとは異なる、密度のある太いサウンドが得られます。
  • Listen Mic Compressor(LMC): SSLの代名詞とも言える伝説のエフェクト。ドラムを極限まで叩き潰して、あの「80年代的なアグレッシブな空気感」を一発で再現します。

トランジェントシェイパーとListen Mic Compressorの破壊力

特にLMCの破壊力は凄まじく、パラレルミックス(原音と混ぜる)することで、モダンなロックやメタルのドラムに圧倒的なパワーとエッジを与えることができます。また、トランジェントシェイパーを使えば、サンプル音源特有の「いつも同じ音」という感じを打破し、自分の楽曲に最適なダイナミクスへと再構築することが可能です。

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SSL Native Guitarstrip:ギター&ベースのトーンを自在に操る

SSL Guitarstrip

バンドサウンドの核となるギターとベース。Guitarstripは、これらをミックスの主役に押し上げるためのオールインワン・ツールです。

ギターだけじゃない!ベースにも最適なGuitarstripの汎用性

Guitarstripには、エレキギターだけでなくベースにも対応した2種類のDrive(ドライブ)モジュールが搭載されています。チューブアンプの温かみのある歪みから、ベースを際立たせる力強いサチュレーションまで、この1枚でカバーできます。

また、Compressorモジュールは3種類のキャラクター(Classic, Smooth, Aggressive)を選択可能。カッティングギターには歯切れの良いコンプ、リードには粘りのあるコンプ、ベースには芯を支えるコンプと、用途に合わせて最適なダイナミクス処理が行えます。

ドライブ感と位相補正で、完璧なギタートーンを構築する

複数のマイクで録音した際や、アンプシミュレーターを多用した際に発生する「位相のズレ」を解消するPhase Correction(位相補正)モジュールも搭載。これにより、音が細くなったりボヤけたりするのを防ぎ、常に「太く、実在感のある」ギタートーンを維持できます。


【セール情報】Plugin Boutiqueで驚異の80%OFF超え!今が買いの理由

さて、これほどまでに強力なSSL Band Bundleですが、今まさに導入を検討すべき最大の理由は、その驚異的な価格設定にあります。

現在、世界最大級のプラグイン販売サイトPlugin Boutiqueでは、このSSL Band Bundleが期間限定で大幅なセール対象となっています。定価ベースでは手が出にくいと感じていた方も、この機会を逃すと数万円損をすると言っても過言ではありません。

さらに、Plugin Boutiqueで購入することで月替わりの無料プレゼント特典も受けられるため、実質的なコストパフォーマンスはさらに跳ね上がります。SSLの純正プラグインは、一度手に入れれば一生モノ。あなたのDAWに「本物のSSLコンソール」が組み込まれる喜びを、ぜひこのセール期間中に手に入れてください。


なぜSSLプラグインは選ばれるのか?圧倒的な操作性と品位

世界中に数多あるエミュレーションプラグインの中でも、なぜSSL純正が特別なのか。それは、単に「音が似ている」だけでなく、「実機の挙動が手に取るように伝わってくる操作感」にあります。

ノブを回した時の音の変化にストレスがなく、狙ったポイントにスッと収まる。この「品位」こそが、世界中のトップエンジニアがSSLを使い続ける理由です。SSL Band Bundleは、そのエッセンスを最も使いやすい形で凝縮したパッケージなのです。

まとめ:SSL Band Bundleを導入してミックスの迷いを断ち切ろう

これまで「なんとなく」挿していたプラグインを、このSSL Band Bundleに置き換えてみてください。ボーカル、ドラム、ギターがそれぞれ明確な輪郭を持ち始め、ミックス全体がプロフェッショナルな輝きを帯びるはずです。

迷ったら、SSL。 このバンドルは、あなたのミキシングの旅において、確固たる道標(ガイド)となることでしょう。

Vocalstrip 2:各モジュールの詳細パラメータ解説

プロのボーカル制作において、Vocalstrip 2の真価を発揮させるためのパラメータ設定のコツを深掘りします。

1. Companderモジュールの活用 コンパンダーは、Threshold(しきい値)Ratio(圧縮比)Release(解除速度)を調整することで、モダンなボーカルからアコースティックな質感まで網羅します。特に、入力信号が小さい時のノイズを抑えるエキスパンダー機能と、ピークを抑えるコンプレッサー機能がシームレスに動作するため、非常にクリアな結果が得られます。

2. De-ploser(ディプロス)の魔法 多くのディエッサーは存在しますが、ディプロス(吹かれ除去)を備えたプラグインは稀です。これは、特定の周波数帯(主に低域)の瞬間的なピークを検知し、音色を大きく変えることなく破裂音だけをスマートに抑制します。マイクとの距離が近い録音素材において、このモジュールは救世主となります。

3. エアー感を作るEQ設定 Vocalstrip 2のEQは、ボーカルの魅力を引き出すためにチューニングされています。10kHz以上の高域をわずかにブーストするだけで、ミックスの中でボーカルが「浮き立つ」ような高級感のあるサウンドを手に入れることができます。


Drumstrip:最強のリズムセクションを構築する

ドラムミックスのスピードを劇的に上げるDrumstripの、さらに踏み込んだ使い方を解説します。

1. トランジェントシェイパーの極意 AmountSpeedを調整することで、キックの「ドット」というアタックの硬さや、スネアの「パン」という広がりを精密にコントロールできます。サンプル音源のベタ打ち感に飽きた時、このモジュールで全トラックのダイナミクスを微細にバラけさせるだけで、驚くほど生々しい演奏に聞こえます。

2. Listen Mic Compressor (LMC) の活用事例 もともとはSSLコンソールの通話用マイクのオーバーロードを防ぐために設計された回路ですが、その過激なコンプレッションはドラムの部屋鳴り(ルームマイク)に適用することで、現代のロックサウンドに欠かせない「爆発的な広がり」を生み出します。

3. ハーモニック・エンハンサーの隠れた実力 高域(HF)と低域(LF)のエンハンサーは、EQとは異なり「倍音」を付加します。これにより、低域がスカスカなキックに厚みを与えたり、シンバルにシルキーな輝きを加えたりすることが可能です。


Guitarstrip:DI録音をプロのトーンへ

DAW内でのギター録音が一般的になった今、Guitarstripはアンプシミュレーターの前後に挿すだけでトーンを劇的に改善します。

1. アンプシミュレーションのリアリティ 搭載されているギターアンプとベースアンプのドライブ回路は、SSLのアナログ回路設計のノウハウが詰まっています。デジタル特有の冷たさを取り除き、真空管特有のサチュレーションを加えることで、ミックスに馴染みやすい温かみのある音が瞬時に手に入ります。

2. 位相補正(Phase Correction)の重要性 自宅録音でありがちな「アンプの出音」と「DIの生音」を混ぜる際、位相のズレは最大の敵です。Guitarstripの位相補正を使えば、波形のズレを視覚的に確認しながら補正できるため、音が細くなるのを完璧に防げます。


各楽器のプロダクション・ケーススタディ:SSLを選ぶべき局面

ミキシングの現場で、具体的にどのプラグインをいつ使うべきか、実戦的なシナリオを想定して解説します。

1. ボーカル:透明感を維持しつつ「抜ける」声を作る Vocalstrip 2の最大の強みは、その「透明感」です。J-POPやアニソンのように、ボーカルを極限まで前に出したい場合、EQでのハイブーストは必須ですが、安価なプラグインだと音がザラつくことがあります。SSLの高域は非常にシルキーで、12kHz付近を大胆に上げても耳に痛くならず、空気感だけが増していく感覚を味わえます。また、ディエッサーの検知精度が高いため、歯擦音だけを狙い撃ちし、声の艶を損なわない処理が可能です。

2. ドラム:打ち込みのドラムを「本物の演奏」に化けさせる Drumstripのトランジェントシェイパーは、エンジニアにとっての「魔法の杖」です。例えば、Kontaktなどの高品位なライブラリを使っていても、ミックスの中では妙に輪郭がボヤけることがあります。ここでDrumstripを挿し、アタックを2〜3dB強調するだけで、キックのビーターがヘッドを叩く感触や、スネアのスティックがヒットする瞬間の整合性が取れ、リズムの「縦のライン」がカチッと揃います。

3. ギター:多重録音の濁りを「Phase Correction」で一掃する ギターを何本も重ねるプロダクションにおいて、もっとも恐ろしいのは「位相の打ち消し」です。Guitarstripに搭載された位相補正モジュールは、単なる180度反転だけでなく、ミリ秒単位の微細な調整が可能です。2本のアンプで鳴らした重厚なリフも、この微調整一つで厚みが倍増し、壁のようなギターサウンドを構築できます。


SSL Nativeシリーズと他社エミュレーションとの比較分析

「SSL系のプラグインはWavesやUADにもあるけれど、何が違うの?」という疑問は多くのDTMerが抱くものです。

  • Waves SSL 4000 Collection: 非常に有名な定番ですが、設計が古く、高域の質感がややデジタル寄りな側面があります。また、「実機をどこまで模倣するか」に主眼が置かれています。
  • UAD SSL 4000 E Channel Strip: 音質は素晴らしいですが、DSPリソースを消費するか、ネイティブ版でも高価です。
  • SSL公式 (Nativeシリーズ): 最大の違いは「エンジニアリングの現代化」です。単なる過去のシミュレーションではなく、今のDAW環境での使いやすさと、最新のアルゴリズムによる圧倒的なヘッドルーム(歪みにくさ)を両立しています。特に、Vocalstrip 2のような「特定の楽器に特化した便利なストリップ」という形式は、公式ならではの解釈と言えます。

ミキシングの品位を高めるSSLワークフロー

なぜ、多くのプラグインを持ちながらも最終的にSSLに戻るのか。それは、SSL Band Bundleが提供する「音の整合性」にあります。

ボーカル、ドラム、ギターという主要な要素すべてをSSLのアルゴリズムで統一することで、ミックス全体に一つの「芯」が通ります。異なるブランドのプラグインを混ぜた時の「音のバラつき」を抑え、市販のCDや配信楽曲のような、聴き慣れた「あの音」に近づけるための最短ルートが、このバンドルには詰まっています。

導入を迷っている方へのアドバイス SSLプラグインは、一度その操作感に慣れると、二度と「安価なエミュレーター」には戻れません。今回Plugin Boutiqueで提供されているようなセールは、トップエンジニアと同じ武器を格安で手に入れることができる、またとないチャンスです。


最終チェック:この記事があなたの助けになれば

ここまでご紹介してきたSSL Band Bundle。ボーカルの透明感、ドラムのパンチ力、ギターの存在感。これらすべてを高い次元で結実させたいなら、これ以上の選択肢はありません。

SSLのロゴがDAWの中に並ぶだけで、制作に対するモチベーションも上がることでしょう。ぜひ、この強力なツールをあなたのスタジオに迎え入れ、最高の音楽を作り上げてください。


SSLプラグインの導入・管理ガイド:iLokとDownload Manager

プロ仕様のプラグインであるSSL製品を導入するには、いくつかのステップが必要です。ここでは、初心者でも迷わないための導入ガイドをまとめました。

1. iLokアカウントの作成とライセンス管理

SSLプラグインの認証にはiLok(アイロック)システムが使用されます。物理的なUSBキーは必須ではなく、PC本体にライセンスを紐付ける「iLok Cloud」や「Machine Activation」が利用可能です。

  • iLok IDの取得iLok.comで無料で作成できます。
  • License Managerの導入: PCに専用ソフトをインストールし、Plugin Boutiqueから届くシリアルコードを入力するだけでアクティベーションが完了します。この手間を一度済ませれば、万が一PCを買い替えた際もライセンスを安全に移行できるため、プロの現場ではスタンダードな方式です。

2. SSL Download Managerによる一括管理

以前は個別にインストーラーをダウンロードする必要がありましたが、現在は専用のSSL Download Managerで一括管理が可能です。最新版へのアップデートや、保有しているライセンスの確認がワンクリックで行えるため、制作環境を常に最新の状態に保つことができます。


徹底比較:SSL Native vs 実機コンソール vs 他社エミュレーション

SSLのサウンドを巡る議論において重要な「再現性と実用性」について解説します。

実機(9000J/K, 4000E/G)との違い 実機のアナログ・コンソールには、「物理的な回路を通ることによる微細な歪みとクロストーク」が存在します。SSL Nativeプラグインは、その「音の質感」を忠実に再現しつつも、アナログ特有の「ノイズ(ヒスノイズなど)」を極限まで排除しています。これにより、現代のハイレゾリューションな制作環境でも、クリーンかつ太いサウンドを実現しています。

他社製(Waves, UAD, Softube)との棲み分け 他社製が「特定の年代の、特定のコンソールの癖」をシミュレートする傾向にあるのに対し、SSL純正(Native)は、「現在のSSL社が考える、デジタル時代の最高の音」を形にしています。ヘッドルームが広く、クリップしにくい設計になっているため、ゲインステージングをそれほど気にせず大胆にノブを動かせるのが最大のメリットです。


ジャンル別:SSL Band Bundle 活用セッティング例

各楽器のプラグインを、特定の音楽ジャンルでどのように設定すべきか、具体的な数値例を挙げます。

1. ヒップホップのドラム(Drumstrip)

  • Transient Shaper: Attackを+4.0dB、Sustainを-2.0dBに設定。キックの「カツッ」というアタックを強調し、余韻をタイトにすることで、重厚なサブベースとの棲み分けを明確にします。
  • LF Enhancer: 50Hz付近を重点的に強化。EQとは違う「重み」が加わります。

2. ポップ・ロックのボーカル(Vocalstrip 2)

  • Compander: Ratio 3:1、Threshold -18dB。メイクアップゲインで音量を稼ぎ、ダイナミクスを均一にします。
  • EQ: High bandを12kHz以上に設定し、+3dBブースト。息の成分(エアー感)を足して、透明感を演出します。

3. ヘヴィ・メタルのギター(Guitarstrip)

  • Drive: Guitar AmpモードでDriveを35%程度。デジタルなアンプシミュレーターの鋭角な音を丸くし、粘り気のあるトーンに変えます。
  • Phase Correction: わずかに位置をずらし、一番「音が太くなるポイント」を探ります。

システム要件とパフォーマンス検証

「SSLのプラグインは重いのでは?」という懸念に対し、現在のPC環境での挙動をまとめました。

項目要件 / ベンチマーク
OS (Mac)macOS 10.15 Catalina 〜 最新のmacOS対応
OS (Windows)Windows 10, 11 (64bit)
CPUIntel Core i5以上(Apple Silicon M1/M2/M3ネイティブ対応)
メモリ8GB以上推奨
CPU負荷例1トラックあたり0.5%以下(Core i7環境)

実際、非常に軽量に設計されており、100トラックを超えるようなプロジェクトですべてにSSLを挿しても、最新のPCであれば動作が重くなることはほぼありません。この「軽さ」も、多くのプロがメインのチャンネルストリップとして採用する大きな理由です。



SSL Band Bundleを使ったプロのミックス・ルーティン:思考プロセスをなぞる

単に機能を説明するだけでなく、実際の制作でエンジニアがどのような「思考」でこのバンドルを使い分けるのか、そのルーティンを公開します。

ステップ1:土台作り(Drumstrip)

まず、ミックスの心臓部であるドラムから手を付けます。オーバーヘッドやキック、スネアといった各パーツをまとめた「ドラムバス」にDrumstripを挿入します。

  • Gateで細かなノイズを整理。
  • Transient Shaperで全体の「バウンス感」を調整。
  • 最後にLMCをわずかに(Dry/Wet 15%程度)混ぜる。 これにより、バラバラだったドラムパーツが一つの「生き物」のように躍動し始めます。

ステップ2:主役の配置(Vocalstrip 2)

次に、ボーカルにVocalstrip 2を適用します。

  • まずDe-ploserDe-esserで徹底的に不快な成分を除去。
  • そのクリーンになった声に対し、EQで250Hz付近をわずかにカットし、10kHz以上をブーストしてシルキーに。
  • 仕上げにCompanderでダイナミクスを完璧にコントロール。 この「引き算してから足し算する」ルーティンが、SSLの純正ストリップ1枚で完結するのが最大の強みです。

ステップ3:壁の構築(Guitarstrip)

最後に、ボーカルとドラムを囲むようにギターとベースをGuitarstripで整えます。

  • Driveでアナログ的な倍音を足し、デジタル臭さを消す。
  • EQでボーカルの帯域(1kHz〜3kHz付近)をわずかに避け、棲み分けを確立。
  • Compressorで各ノートの音量を一定にし、安定したリズムを刻ませる。

よくある質問(FAQ):SSL Band Bundle導入の疑問を解消

Q:SSL Native Essentials Bundleとの違いは何ですか? A:Essentials Bundleには「Channel Strip 2」と「Bus Compressor 2」が入っています。Band Bundleは「特定の楽器(ボーカル、ドラム、ギター)に特化した機能」を持つため、より直感的に素早く音を決めたい方に適しています。両方持っておくと、楽器別はBand Bundle、マスターバスはEssentialsという使い分けができ、最強の布陣となります。

Q:サブスクリプションと買い切り、どちらがお得ですか? A:SSLは「SSL Complete」というサブスクも展開していますが、Band BundleのようにPlugin Boutiqueで爆安セールが行われている場合は、「買い切り」が圧倒的にお得です。一度買ってしまえば、以後の月額費用は一切かかりません。

Q:古いPCでも動きますか? A:はい、非常に軽量なアルゴリズムを採用しているため、数年前のPCであっても問題なく動作します。もちろんApple Silicon (M1/M2/M3) にも完全ネイティブ対応しています。

Q:ライセンスは何台のPCに使えますか? A:通常、1ライセンスにつき2つのアクティベーションが可能です。メインのデスクトップと持ち出し用のノートPC、両方にインストールして活用できます。


結論:SSL Band Bundleはあなたの楽曲に「品位」をもたらす

SSL Band Bundleを導入することは、単に3つのプラグインを手に入れること以上の意味があります。それは、「Solid State Logicというブランドが何十年もかけて培ってきた、音に対する審美眼」を自分のスタジオにインストールすることと同じです。

「ミックスがうまくいかない」「音がアマチュアっぽい」と感じているなら、一度基本に立ち返り、このSSL純正のツールで音を整えてみてください。余計なプラグインを何枚も重ねるより、高品質なストリップ1枚で決める潔さが、結果として最高のクオリティに繋がります。

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この記事を書いた人

櫻井徳右衛門のアバター 櫻井徳右衛門 音楽プロデューサー・ミュージシャン

希少種ギターメタラーDTMer

2020年10月より初心者DTMer・ギタリスト向けに音楽制作情報を発信するサイト https://guitar-type.com/ にてDTMプラグインレビューを始める。

2024年3月よりWEB上の活動の場を https://sakutoku.jp に移す。

VSTレビュー公開記事・触ったDTMプラグインは1,000個以上を超える。
ギタリスト・作曲家でもあり、音楽リスナーであることから聞くのも好きでイヤホン・ヘッドホンも集めはじめる。

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