本記事は、レビューのためにPluginBoutique Japan様から製品提供いただき作成しています
Eventide MicroPitch はピッチシフトプラグイン。
空間の深みと豊かさを加えるための Eventide の定番ピッチエフェクトです。
1970 年代に Eventide が開発した象徴的なエフェクト。
Eventide MicroPitch
Eventide MicroPitch ImmersiveはBlackhole Immersiveと同時リリースされたディチューンエフェクトのイマーシブ対応版にあたります。
MicroPitch H9シリーズ
Eventide MicroPitch Immersive
MicroPitch Immersive オフ
MicroPitch Immersive プリセット microSpreading
MicroPitch Immersive プリセット Super Track Duper
MicroPitch Immersive プリセットBlack-Out Sunk
目次
ディチューン効果について
ディチューン効果とは、複数の音をわずかに異なるピッチで鳴らすことで、より自然で豊かな響きを生み出す効果のことです。
ディチューンの仕組みと効果
- 複数の音のわずかなずれ: ディチューンでは、同じ音を複数のオシレーター(音源)で生成し、それぞれのピッチをわずかにずらします。このわずかなずれが、自然な揺らぎや広がりを生み出し、音に奥行きや立体感を与えます。
- コーラス効果との類似: ディチューンは、複数の声で歌うコーラス効果と似ています。コーラスでは、複数の歌い手の微妙な声のずれが、豊かなハーモニーを生み出すのと同様です。
- 音の厚みと広がり: ディチューンによって、単一の音源では得られない、厚みのある豊かなサウンドになります。また、音の広がりを感じさせる効果もあります。
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MicroPitchレビュー
Eventide MicroPitch
メリット
- Eventide を象徴するピッチシフトエフェクトをプラグイン化。
- 意外とシンプルなパラメーター
- 音に広がりを出せる
それではEventide MicroPitchのレビュー。
ギターのペダルエフェクトが好きで追いかけている人だと痛感できるのですが、ペダルエフェクトで弾いていて心地よい空間エフェクトを手に入れるのって想像以上にお金がかかります。割と金額に応じたサウンドといった感じ。
令和の今でこそストライモンや他のブランドが選べたりするのですが、平成時代で空間系エフェクトの良いメーカーといえばEventideの独占状態で、とにかく価格が高かった。TC Electronicもあったけどほぼラックしかなかった。
そんな時代を生きてきた人からするとEventide は高値の花なブランドでなかなか手が出しにくい。現在もハードに関しては高価ですがプラグインは割とリーズナブルで入手しやすくなりました。
Eventide MicroPitch
マイクロピッチというだけあって、0~ 50centのピッチズレを加えてトーンに太さ、豊かなステレオの広がり、デチューンディレイ、モジュレーション、テンポとシンクした特殊効果を実現できるエフェクトです。
前に出過ぎた音の距離の調整にも良いですね。
MicroPitchは横に広がっていく印象で、ステレオイメージャーは扇形に中央から広がっていく印象です。
ステレオトラックに対してステレオイメージャーで音を広げる手法がありますが、Eventide MicroPitchのデチューンを使って音を広げるとリスナーにまた違った印象を与えられます。
エフェクトオフ
Ozone ステレオイメージャー
micropitch
若干フェイザーっぽいうねりが入るのも特徴的です。
あとはマイクロピッチをかけた音をディレイとして呼び出しできます。Eventideのディレイは通常のディレイよりハッキリしたサウンドで太い音なので、MIX値の扱いには気を付けて。
ピッチシフトを伴うディレイのため、ディレイの音が揺れているように聞こえ幻想的なサウンドになります。(下の動画参照)ゆったりと空間を活かした音並びにするときは大活躍します。
ピッチ設定が2つありPITCHAが+、PITCHBがマイナスに設定できPITCH MIXでバランスを取れます。ピッチをあげたほうに強くすると音が若干上がったように、逆にすると下がったように演出できます。
自分の場合はマイクロピッチをトラック間で音を広げるように使うことがほとんどですが、リボンコントローラーによるマクロ設定ができるのでPITCH MIXをオートメーションさせるだけで上がったり下がったりと特殊なエフェクトを加えられるのも面白い点。
変わったパラメーター
各ノブの外側の青いラインはマクロで動かす距離を設定するもの。
マクロの距離はリボンコントローラーを左右に動かして設定します。(パラメーター値:RIBBON)
FLEX
FLEXを押している間、両方の音声のピッチ シフト量が 2 倍になります。Flex は、MIDI 連続制御 (CC) #3 メッセージを介して制御できます。
実機版
Eventide MicroPitchを使ってEVHトーンを狙ったサウンドデザインの紹介
Eventide MicroPitchは実機で発売されている「MicroPitch Delay ペダル」をプラグイン化したもの。正確にはEventide H9に収録されているMicroPitchアルゴリズムの再現ですが、だいたいは同じです。プラグインが気に入ってハードも欲しくなったらMicroPitch Delay を探してみてください。
Eventide
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Eventide を象徴するピッチシフトエフェクトをプラグイン化。
MicroPitch Immersive レビュー
Eventide MicroPitch Immersive
メリット
- Eventide を象徴するピッチシフトエフェクトをプラグイン化。
- イマーシブ対応
- 奥行き調整が簡単
こちらはEventide MicroPitch Immersiveのレビュー。
イマーシブ対応(サラウンド・空間オーディオ)対応ということで、
モノラルおよびステレオのサポート、
7.0.6、7.1.6、9.0.4、9.1.4、9.0.6、および9.1.6スピーカー構成のサポート、
および5.0.2、5.1.2、5.0.4、5.1.4、7.0.4、および7.1.4チャンネル構成の完全なアップミキシングのサポート
実現しています。
ディチューンのプラグインでイマーシブ対応しているものは選択肢がほとんどないため(Sound Particle Density等)、イマーシブ環境で作品を作っている人にとっては頼りがいのあるエフェクトになります。モノラル・ステレオでももちろん使えます。
ステレオだと左右にしか広がりませんが、イマーシブだと左/右,前/後、上/メインとディチューンの広げる対象が増えます。
非イマーシブの場合はLeft/Rightのみが調整可能
よくあるステレオイメージャーのようにガッツリと広げるのではなく、ほんのちょっと広がる感じの定番ディチューンサウンド。掛けすぎると原音から遠ざかりますが、ちょっと加えるだけでも分厚く感じるので隠し味としていれると気持ちよく使えるエフェクトです。
またハイクオリティなコーラスエフェクト・ショートディレイとしても利用できます。
イマーシブやらないけど買う価値ある?
気になるのがイマーシブやらないけどImmersive版を買う価値ある?ってところです。
全員が全員イマーシブ版を作るとは限らないため。
結論としては機能が増えている分、Immersive版を購入しても損はしません。調整項目が増えているしマクロ設定も増えていますので使い勝手はUP!
しかし、Detune項目が2箇所もブラックアウトして押せなくなっているのはちょっともったいなさを感じる可能性はあります。
H9シリーズ版とImmersive版との違い
- EQ追加
- 個別Pre ,Loop Delayコントロール
- Kill Wet
- MOD Shapeの追加
Eventide MicroPitchにあったPITCH MIXのパラメーターは「Left / Right」と「Tilt」の組み合わせで行います。この設定がちょっと面倒かもしれません。
TiltをLに振り切るとLeftのピッチシフトのみ、逆にするとRのピッチシフトのみが稼働します。
老舗メーカーのEventideの信頼性は抜群。イマーシブ対応のディチューンエフェクトとなると選択肢が限られるため、迷わず選択肢の第一候補にできるプラグインです。
ディチューン以外にもコーラスエフェクト・ショートディレイとしても使えるので出番は沢山あります。
Eventide MicroPitch Immersive Demo
MicroPitchはこういったサウンドも鳴らせるエフェクトです。
MicroPitchはこういったサウンドが鳴らせるエフェクトです。
プリセット
プリセットは用途別に細かくわけられています。
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