本記事は、レビューのためにPluginBoutique Japan様から製品提供いただき作成しています
今日は、話題の Audiorityが作成したプラグイン版 Klirrton Grindstein について、実際の使い方や他のディストーションとの違いを、わかりやすく紹介していきます。
Audiorityはギターエフェクターやヴィンテージ機材のエミュレーションプラグインを扱うソフトウェアメーカー。
目次
Klirrton Grindstein とは?
そもそも、Klirrton Grindsteinって何のプラグインなんですか?
ともとはドイツのメーカー Klirrton が出していたギター用のハードウェアペダルで、
“極端なディストーション・サウンド” を再現するために作られた製品なんだ。
その人気が高まり、ソフトウェア化されたのが プラグイン版 Klirrton Grindstein なんですよ。
メタル プロデューサーのKristian Kohle 氏(
Aborted、Benighted、Powerwolf、Hämatom、
エレクトリック・コールボーイ )と KLIRRTON がタッグを組んでこのダーティーなモンスターを生み出しました。
Grindsteinのペダル €319 https://klirrton.com/product/grindstein-the-ultimate-death-metal-preamp/
そうです。アンプシミュレーターとしても使えるし、
デスメタルで好まれるギターサウンドに特化したペダルで、攻撃的なギターサウンドを作るには最高のツール!
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Klirrton Grindsteinと通常のディストーションとの違い
Grindstein ペダル
プラグイン版 Klirrton Grindstein
普通のディストーション・プラグインとどう違うんですか?
一番の違いは、“デュアルチャンネル構造” 。
Grindsteinでは、左チャンネルにクラシックなオールドスクール・ディストーション、
右チャンネルにモダンなハイゲイン・サウンドを割り当てることが可能。
そう!
チャンネルを切り替えるスイッチはなくて中央のMIXで2つのチャンネルの音を混ぜる使い方。
ミックスの中で『古臭さとモダンさ』を両立できる。
他のディストーションではなかなか再現できない個性ですね。
たとえば、左チャンネルで90年代スウェディッシュ・デスメタル風、
右チャンネルで現代的なクリーンなハイゲインを組み合わせる――
これがGrindsteinの面白いところなんです。
3. 個性的な特徴と導入する理由
- ミックスに馴染む歪み設計
Grindsteinは、ただ歪ませるだけでなく、
中域の“抜け”を意識したEQカーブになっています。
つまり、ギターが他のトラックに埋もれにくいんです。
- 実機そのままの質感
アナログ特有の“ガリッ”とした粒立ちを忠実に再現しているので、
デジタル臭さがなく、リアルなアンプ感があります。
- 柔軟なルーティング
左右のチャンネルを自由にブレンドできるので、
ソロはモダン寄り、リズムはオールド寄り――など、曲ごとにキャラクターを変えられます。
向いているジャンル
やはりメタル、デスメタル、ハードコアなど。汚れたギターの音が必要な攻撃的ジャンルに向いている。
綺麗な歪ではなく、個性的なサウンドを狙っている人がターゲットかな。
パラメーター
MIX
ボトムシェイカーとチェーンソーチャンネルをミックスします
BOOST
チャンネル前の入力信号をブーストし、タイトにします。BOTTOMSHAKERチャンネルでは、
FX LOOPがオンのときは無効になります
MASTER
プリアンプ全体の出力ボリュームをコントロールします
PHASE
ボトムシェイカーチャンネルの位相を変更します
FX LOOP
サイドチェーンチャンネルからの入力信号をBOTTOMSHAKERチャンネルに置き換えます
MIDCUT:
低域の「アンブロウタル」な中音域をカットします。反時計回りに回しきるとフィルターがバイパスされます。
GRIND:
チェーンソー特有の周波数ピークをブーストします。
HIGH:
高域の周波数特性を調整します。
BRIGHT / DARK:
チェーンソー回路の2種類を切り替えます。BRIGHTを選択するとオリジナルのGrindstein回路、DARKを選択すると改良版になります。
GAIN
プリアンプのゲインを調整します
BASS
低域の周波数特性を調整します
TREBLE
高域の周波数特性を調整します
IN / OUT
チェーン前後の信号のボリュームを調整します
GATE / GS / EQ / CAB
左クリック:関連エフェクトページに切り替えます
右クリック:
エフェクトの有効/無効(電源スイッチと同じ)
NOISE GATEエフェクト「SCHNAUZE」
横並びでも良いやんと思ったのはさておき…
下のメニューからエフェクトタブの切り替えが可能。
デスメタル必須のノイズゲートはもちろん完備。
SCHNAUZEは、ブースターを内蔵したナチュラルなサウンドのノイズキラーです。オリジナルペダルは2Wireまたは4Wireモードで接続できます。
このプラグインでは、SCHNAUZEは4Wireモードで接続されます。クリーンDIギター信号はノイズゲートのコントロールとして使用され、ゲートはGRINDSTEINプリアンプの後で行われます。
EQ エフェクト「FLEISCH」
FLEISCHは、荒々しいサウンドに特化した最先端のEQボックスです。
DOZER
120Hz boost, up to 8dB
CLEANSING
400Hz cut, down to -10dB
SCOOP
700Hz cut, down to -8dB
CHAINSAW
1.4kHz boost, up to 10dB
BLADE
5kHz shelving boost, up to 10dB
CAB SELECTOR
嬉しいことに実機同様キャビネットシュミレーター付き。
他のシュミレーターに上掛けするときは、どちらかのキャビネットシュミレーターはOFFにしましょう。
類似プラグインとの比較
他のディストーション・プラグインと比べるとどうですか?
たとえば、Neural DSPやAudio Assaultのようなモダン系アンプシュミレーターは、クリーンでハイファイな仕上がりが多いですが、
Grindsteinは“汚れ感”や“生々しさ”が強いのが特徴です。
言い換えれば、少し暴れる音を求める人にピッタリ。
じゃあ、完璧な音より“生音っぽい荒さ”を求める人向けですね。
その通り。精密なメタルコアにも合うし、
アンダーグラウンドなデスメタルにもマッチします。
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まとめ
プラグイン版 Klirrton Grindstein は、
単なるディストーションではなく、「性格のある歪み」を作るためのツールです。
オールドスクールとモダンを同時に扱える柔軟性、
実機のような荒々しさ、そしてミックスの中で際立つ存在感――
これらを兼ね備えた数少ないプラグインのひとつです。
もしあなたが「デジタルっぽくない、本物のメタルサウンド」を追求したいなら、
Grindsteinは間違いなく試す価値があります。
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