KORGシンセの音作りのエッセンスとなるシンセのフィルターを混ぜて使えるマルチフィルタープラグイン!
目次
KORG Filter Ark とは?
KORG Filter Ark は、フィルターを「ただのエフェクト」ではなく「音作りの主役」にすることをコンセプトにしたプラグインです。
最大4つのフィルターを自由に組み合わせ・変調できるのが最大の強み。
KORGシンセのフィルターが使え、最大4つのフィルターを直列、並列、フィードバックなど、様々な構成で組み合わせられる他のフィルタープラグインには無い機能が最大の強み。
難しくなりがちなフィルタープラグインでもアナログ機材のようにペダルが並べられてつまみを回すだけなので操作が簡単といった利点も外せません。
単純なフィルタープラグインとしてのサウンド品質も良いですし、積極的な音作りをしてレベルアップしたい人にはなくてはならない内容に仕上がっています。
Filter ArkはKorg Collection 6に収録されています。
KORG Filter Ark レビュー
KORG Filter Ark
メリット:
- 実機を個別に買う必要がない圧倒的なコストパフォーマンス。
- KORG独自のCMT技術による「本物のアナログ感(歪みと粘り)」。
- 単体フィルターでは不可能な、複雑な倍音変化が作れる。
デメリット:
- 自由度が高すぎて、初心者には「どこから触ればいいか」迷う可能性がある(→だからこそプリセットから入るのがおすすめ、とフォロー)。
- マニアックな音色になりやすいため、使いどころを選ぶ。
- 並べ替え時のUIが微妙
実機を個別に買う必要がない圧倒的なコストパフォーマンス
シンセ実機のフィルターを真似したプラグインの場合、多くはその機種の音だけを狙った単体フィルターとして販売されているので、機種が増える事に買い足していかなければ行けません。
例:ArturiaからはKORG MS-20のフィルターをエミュレーションした「Filter MS-20」が出ています。
その点KORG Filter Ark の場合、4機種のKORGシンセのフィルターがまとめて収録されています。
- MS-20の荒々しいドライブ感、
- Polysixの滑らかなスイープ、
- miniKORG 700の温かみのある厚み
- ARP ODYSSEYのシャープな共鳴音
一つにたくさんの音が入っていることでコスパ面で考えるとかなりお得です。
KORG独自のCMT技術による「本物のアナログ感(歪みと粘り)」
CMT(コンポーネント・モデリング・テクノロジー)はKORGの実機の音を再現する独自のモデリング技術。実機と変わらないとされる音質がプラグイン上で再現できます。
実機は廃盤になってしまっているので試せませんが、昨年でたTRINITYのソフトシンセはハードシンセと変わらないとコメントしているプロの意見も多いので、音質に関して不満を感じることはないのでしょう。それぐらいKORGプラグインのエミュレーション技術が優れているということです。同じCMTによってKORG Filter Arkも作られています。
単体フィルターでは不可能な、複雑な倍音変化が作れる。
KORG Filter Arkに収録されているフィルターの種類はバラエティ豊かに種類が揃えられています。
フィルターでできる多くのサウンドはこのKORG Filter Ark一つで作ることが可能でしょう。
以下、実践でよく使う・効率の良い使い方を優先度順にまとめました(2026年1月時点の情報ベース)。
自由なルーティングシステム
フィルタールーティング
ROUTINGのボタンを押すと呼び出せる
右上のボタンはプリセット。
表のマスを上下させるとどれくらいフィルターのエフェクトを使うか微調整ができる
1. 最初にやるべき3つの基本設定(これで8割決まる)
効率的に使うには
「組み合わせ方」と「変調の狙い」を先に決めるのが最重要です。
- Routingを決める(これが一番重要)
- Series(直列):MS-20 → Polysix → miniKORG Traveler の順で太く攻撃的な質感に
- Parallel(並列):同じ入力が4つの全く違う質感のフィルターに分岐 → Mixでブレンド
- Feedback系(特にMS-20やPolysixでReso高め):発振・金属質・予測不能なうねりを狙うときに最強
- Macroを最初に触る(プリセットごとに割り当て済み)
- 大抵「Cutoff All」「Reso All」「Dry/Wet」「Drive」など主要4つが割り当てられている
- ライブや素早い音作りではMacroだけで8〜9割動かすのが現実的
- Scale QuantizeをONにする(特にメロディックな音源に使う場合)
- Cutoffがスケールにスナップ → ランダムっぽく動いても音楽的に破綻しにくい
使えるフィルターエフェクト
ジャンル・目的別 おすすめ最効率組み合わせ例
- MS-20
- Polysix
- Modal
- Vowel
- Stereo
- IR
- All Pass
- Morphing
- MiniKORG700S
- Arp Odyssey
- wave guide
- Spectrum Tracer
モジュレーションシステム
◎マクロ(MACRO)
複数のノブを同時に動かす機能
◎モジュレーション(MOD)
自動でパラメータを動かす機能
スペクトルアナライザーの表示やモジュレーションのエディットが可能なDetail Viewからモジュレーションの設定が可能です。
モジュレーションをアサインするときはMACRO1~4,MOD1~4右下にある黒丸をペダルのノブにドラッグ&ドロップしていきます。
LFO
エンベロープフォロワー
シーケンサー
ランダム
| 目的 | おすすめフィルター組み合わせ | Routing | 変調の主役 | コツ・ポイント |
|---|
| 太くて攻撃的なリード/ベース | MS-20 (HPF) → MS-20 (LPF) → Polysix | Series | Env Follower + LFO1 | Driveを少し上げて歪ませる |
| ワブル・リズム系 | MS-20 LPF ×2 + Drift | Parallel | Step Seq → Cutoff All | Step Seqのスウィングを強め、Deltaを遊ぶ |
| ボコーダー風・フォルマント | Vowel Filter + miniKORG Traveler | Series or Parallel | LFO (Morph) + Env Follower | VowelのFormantをMacroに割り当て |
| 空間系・アンビエント | Waveguide + Spectrum Tracer + Modal Resonator | Parallel | Slow LFO + Step Seq | Noise Gen少し混ぜて質感を付加 |
| 自作ノイズ・実験音源 | MS-20 (Reso max) + Feedback + Noise Gen | Feedback | Random LFO or Step Seq | Cutoff Scale Quantize OFFでカオスに |
| サイドチェイン風パルス | Polysix LPF + Drift | Parallel | Env Follower (強め) | Env FollowerのAttack/Releaseを短く |
3. 変調の効率的な使い方ランキング(よく使う順)
- Envelope Follower → Cutoff & Resonance
→ 最も自然で音楽的な動きが出る(特にドラム・ボーカル・ギターに)
- Step Sequencer → 複数パラメータ同時(Cutoff + Reso + Mixなど)
→ リズムが明確に出る音源に最強
- LFO1 (Morphingできるやつ) → Cutoff or Formant or Delta
→ ゆっくりした揺れ〜ワブルまで幅広い
- MacroをModulation先に割り当てる
→ あとからオートメーション書きやすい
4. 作業を爆速にする小技・Tips
- プリセットを起点にする → ゼロから作るより「近い系統のプリセット」を選んでからRoutingとフィルター種だけ変える
- 同じフィルターを2回使う → MS-20 LPFを2つ直列にすると中低域が異常に太くなる(定番)
- Feedback量は1〜3%程度から → 10%超えるとすぐ発振暴走するので注意
- Noise Generatorは-∞〜-30dBくらいで薄く混ぜると質感が劇的に変わる
- CPU負荷が気になる場合 → Vowel / Waveguide / Spectrum Tracer を1個だけにして他はクラシックフィルターにすると軽くなる
Filter Arkは「何でもできる」ゆえに迷いがちですが、
「Routingを先に決めて、変調はEnvelope FollowerかStep Seqのどちらかを軸にする」
この2点を意識するだけで作業速度が2〜3倍になります。
Filter Arkプリセット
用途別にプリセットが分かれています。
公式サウンド
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¥17,243 ⇒ ¥8,534 (※価格は為替レートで変動あり)
Filter ArkはKorg Collection 6に収録されています。
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