後は曲を作るだけだ!
と意気込んで設備を完璧にしたものの、曲を作るまでの細かい作業を積み重ねていくのに飽きちゃって続かないことがありますよね。
飽きっぽさは「才能の裏返し」でもありつつ、コントロールできれば大きな武器になります。
ただし今のあなたは“続けたいことが続かない”という悩みを抱えている状態なので、ここでは飽きっぽさを弱めて、継続力を高めるための具体的な方法をまとめます。
目次
まず知っておくと楽になるポイント
飽きっぽさは「注意の切り替えが速い」タイプ
脳の特性として、新しい刺激に反応しやすい傾向があります。
これを完全に消すことは難しいですが、仕組みづくりで制御は可能です。
すぐできる“飽きっぽさ対策”ベスト5
① 行動を“超ミニサイズ”にする
・1日2時間やる → ✕
・1日3分だけやる → ◎
飽きっぽい人は“最初のハードル”が高いと続きません。
「3分やったらOK」でいいので、まず“開始の壁”をなくすことが重要です。
②「成果」ではなく「変化」を記録する
飽きる原因のひとつは
**“成果が見えない期間が長すぎる”**こと。
・昨日との差
・できた/できなかった
・気づいたこと
など“変化”を日記やメモに残すと、飽きる前に「おっ、進んでる」と感じられます。
③ 目的を“小さく分割”して達成感を増やす
例:音楽制作なら
- 今日:キックだけ作る
- 明日:ベース固定
- 明後日:1パート30秒だけ作る
「終わらない大きな目標」は飽きやすいですが、
「小さな完了が積み上がる構造」に変えると続けられます。
④ 飽きるタイミングを“想定内”にしておく
飽きる → 自分はダメだ
ではなく、
飽きる → 仕組みを調整すればOK
と考えるだけで続きやすくなります。
飽きても
“完全にゼロに戻らない工夫”
(例:週1で触る日を固定)を入れておくのがポイントです。
⑤ 「楽しさを後半に残す」構造にする
飽きっぽい人は“最初の楽しみを使い切る”と終わります。
逆に楽しみを後半に残すと継続力が爆上がりします。
例:
・作業の最後の5分だけ、好きな音作りをして終わる
・好きなパートは明日に回す
「明日やりたい」を残すのが継続のコツ。
そもそもやる気の波が激しい場合はどうする?
やる気の波が激しい人の特徴
- 集中するとめちゃくちゃ強い
- でもスイッチが入らない時は何もできない
- 波がある自分に自己嫌悪しがち
- 「気分で動く」癖があると言われやすい
- 仕事や趣味のアウトプットにムラが出る
これは決して能力がないわけではなく、むしろ“深い集中ができるタイプです。
ここから改善できる“波の乗りこなし方”
① 「やる気を出そうとしない」仕組みに変える
やる気が出ない → 行動できない
ではなく、
行動が超小さい → 勝手にやる気が出てくる
という流れを作る。
例
- 本1ページだけ読む
- 机に3分だけ座る
- DAW開くだけでOKにする
“先に体を動かす”方が脳が動きやすいです。
波を「管理」して、無理に均一化しない
波がある=悪ではなく、波があるからこそ爆発力が出る。
● やる気の高い日 → まとめて進める
● やる気の低い日 → 維持作業だけ
に役割を分けるのがポイント。
例:音楽制作なら
- 高波の日:曲作り・録音・サウンドデザイン
- 低波の日:整理・プリセット分類・資料集め・環境整備
これだけで「休んだ気にならない罪悪感」が減ります。
③ 「気分に左右されにくい行動」を毎日に1つだけ固定する
ムラが激しい人でも、
1日1個だけ “秒で終わるルーティン” を置くと波が落ちきらなくなります。
例:
- 寝る前に1行だけ日記
- 朝コップ一杯の水
- 毎日1つだけ音楽の参考曲を聴く
“続いてる感”が自己効力感を支え、波の底が浅くなります。
④ 「波の前兆」を言語化しておく
やる気が落ちる前には、実は小さなサインがあります。
- 寝不足
- SNSを触りすぎる
- 予定が詰まりすぎ
- 気温の変化
- 飽き始めている感覚
- 同じ作業が続いて刺激がなくなる
こういう“落ちるパターン”を把握すると、事前に調整ができます。
⑤ やる気をブーストする“着火剤”を準備しておく
やる気0 → 1 にする最小の工夫。
例:
- 作業プレイリスト
- 集中できる場所の“逃げ場”を用意
- 気分が上がる道具を置く(香り・コーヒーなど)
- 昨日の作業のメモを1行だけ残しておく
→ 「どこから始めればいいか」が分かるのが大きい
最後に:波は消さなくていい、乗りこなす方が速い
あなたのタイプは、無理に“やる気を一定にしよう”とすると余計にストレスが溜まります。
代わりに
「高い日は火力に全振り、低い日は最低維持だけ」
これを徹底すると、本当に生きやすくなります。
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