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アコーディオンだけじゃない!Alpine Volksmusik 1が描くアルプスの絶景タイトル

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    「アルプスの少女ハイジ」のような牧歌的な世界観や、ビールジョッキを片手に歌う陽気なオクトーバーフェストの音楽。そんな「アルプス民謡(フォルクスムージーク)」を本格的に作りたいと思ったことはありませんか?

    しかし、いざ手持ちのGM音源やオケ音源で再現しようとすると、どうしても「コレジャナイ感」が出てしまうものです。なぜなら、アルプス音楽には特有の楽器と、独特の奏法が必要不可欠だからです。そんなニッチかつ深い要望に完璧に応えてくれるのが、Best Serviceの「Alpine Volksmusik 1」。現地のマエストロたちが奏でる本物のサウンドを詰め込んだ、唯一無二のライブラリを紹介します。

    中の人

    待望のEngine Audio版がリリースされました。


    目次

    Best Service Alpine Volksmusik 1とは?:アルプスの魂を宿した音源

    オーストリア・ドイツ・スロベニアの「本物の音」を完全収録

    「Alpine Volksmusik 1」は、アルプス地方(ドイツ南部バイエルン州、オーストリア、スロベニアなど)で親しまれている民謡、いわゆる「フォルクスムージーク」に特化した音源ライブラリです。

    このジャンルは、単にアコーディオンが入っていれば良いというものではありません。特有のリズム感、装飾音、そしてアンサンブルの空気感が重要です。本ライブラリは、現地の著名な演奏家(例えばKlagenfurter Quintettなどのメンバー)を起用し、彼らの「魂の演奏」をそのままサンプリングしています。そのため、鍵盤を押すだけで、まるでチロルの山小屋にいるかのような本場の空気が流れます。

    24種類の楽器を網羅:アコーディオンからアルプスホルン、ブラスまで

    収録されているのは24種類の楽器。主役となるアコーディオンやシュタイリッシェ・ハーモニカ(Styrian Harmonicas)はもちろん、以下のような「これがないと始まらない」楽器が揃っています。

    • 金管楽器: トランペット、バストロンボーン、チューバ、バリトンホルン
    • 木管楽器: クラリネット
    • 弦楽器: ギター(ナイロン、スティール)、ベースギター、Zillertal Fiddle(フィドル)
    • 打楽器: ドラムキット、クラップ(手拍子)、カウベル
    • その他: アルペンホルン、Hackbrett(ダルシマー)、Walzer(古風なアコーディオン系リズム楽器)

    これ一つあれば、ポルカ、ワルツ、マーチ、あるいはもっとモダンな「アルペン・ロック」まで、あらゆるスタイルをカバーできます。

    著名な演奏家による「魂の演奏」をサンプリング

    特筆すべきはサンプリングの質です。単なる「音を録っただけ」ではなく、楽器ごとの「おいしい奏法」がキースイッチにアサインされています。

    例えば、トロンボーンの「Marcato(マルカート)」の力強さや、チューバの「Staccato(スタッカート)」の歯切れの良さは、打ち込み臭さを消し去り、生き生きとしたグルーヴを生み出します。演奏者の息遣いまで聞こえてきそうなリアリティは、Best ServiceのEngineプレーヤーならではの表現力と言えるでしょう。


    楽曲に「空気感」を与えるこだわりの収録内容

    表現力豊かなアコーディオンとシュタイリッシェ・ハーモニカ

    アルプス音楽の顔とも言えるのがアコーディオンです。本音源には、標準的なアコーディオンに加え、アルプス地方特有の「シュタイリッシェ・ハーモニカ」が複数のレジスター(音色)で収録されています。

    通常のドレミだけでなく、ベローズ(蛇腹)の押し引きによるニュアンスや、特有のトリル(装飾音)も再現可能。伴奏用のコード弾きパッチも充実しており、左手でコードを押さえるだけで、あの「ンッ・チャッ・ンッ・チャッ」という軽快なバッキングが完成します。

    リズム隊も充実:チューバ、ギター、そして「膝を叩く音」まで

    アルプス音楽のグルーヴを支えるのは、ドラムセットだけではありません。低音を刻むチューバ(Oom-pahリズム)、リズムを刻むアコースティックギター、そして意外と重要なのが「身体を使ったパーカッション」です。

    このライブラリには、手拍子(Claps)だけでなく、バイエルンの伝統的なダンス「シュープラットラー(Schuhplattler)」で聞かれる「膝や靴を叩く音」まで収録されています。これをリズムに混ぜるだけで、一気に「宴(うたげ)」の雰囲気が増します。

    独創的な「Zillertal Fiddle」と「Hackbrett(ダルシマー)」の音色

    「Zillertal Fiddle」は、チロル州ツィラータール地方のスタイルを再現したフィドル(バイオリン)です。クラシックの優雅なバイオリンとは違い、素朴で土着的な響きが特徴です。

    また、「Hackbrett(ハックブレット)」はいわゆるハンマー・ダルシマーで、きらびやかで透明感のある音色が魅力。バラードや静かな導入部で使うと、アルプスの雪解け水のような清涼感を演出できます。


    実際の制作でどう使う?ジャンル別活用術

    王道の「Oberkrainer」スタイル:ポルカとワルツで盛り上げる

    最も得意とするのは、スロベニア発祥の「Oberkrainer(オーバークライナー)」スタイルです。アコーディオン、クラリネット、トランペット、ギター、ベース(またチューバ)という編成で、高速なポルカやゆったりとしたワルツ演奏します。

    Alpine Volksmusik 1の楽器をこの編成で並べ、トランペットとクラリネットでハモらせるだけで、本格的なオーバークライナー・サウンドが出来上がります。ビールのCMや、バラエティ番組の陽気なBGM制作にはもってこいです。

    ポップスやヒップホップへのスパイス:意外なジャンルとの融合

    実はこの音源、ダンスミュージックやヒップホップのフック(サビ)作りにも役立ちます。トラップのビートにヨーデル風のアコーディオンリフを乗せたり、EDMのビルドアップにアルペンホルンを使ったりといった「外し」のテクニックは、海外のプロデューサーもよく使います。

    また、日本の「歌謡曲」や「演歌」とも相性が抜群です。日本の大衆音楽とヨーロッパの民謡には、メロディやリズム感に共通点が多く、アコーディオンやブラスの音色はそのまま歌謡曲のバックトラックとして機能します。

    Engine Playerでの操作性:キースイッチでアーティキュレーションを操る

    Best Service独自のサンプルプレイヤー「Engine」上で動作します。Kontaktではありませんが、操作はシンプルです。基本的に音色を選んでロードするだけで演奏可能になります。

    こだわりたい場合は、鍵盤の下部(低音域)に配置されたキースイッチで奏法を切り替えます。レガート、スタッカート、トリルなどをリアルタイムに切り替えながら打ち込むことで、人間味のあるフレーズが作れます。

    公式デモサウンド

    01_Landstrassenpolka_by_V3SOUND
    02_Volksmusik-Medley_by_V3SOUND
    03_Oder_so_by_KH_Fuhrmann
    03-Hanjo-Gäbler-Happy-Birthday
    04_Weisswurst_ Und_Brezeln_by Alan_Jay_Reed
    05_Jawoi_by_KH_Fuhrmann
    06_Der_Hausschreck_by_Alan_Jay_Reed – Kopie
    06_Der_Hausschreck_by_Alan_Jay_Reed
    07_Mia_San_Mia_by_Alexander_Seidel
    08_Einsamer_Traum_by_Gerhard_Franz_Mayer
    09_Bavaroove_by_W.Evers
    10_Baywalz_by_W.Evers
    11_Stubn_by_W.Evers

    まとめ:Alpine Volksmusik 1で、あなたのスタジオをアルプスの麓へ

    この音源が必須となるクリエイターとは?

    Best Service Alpine Volksmusik 1は、以下のようなクリエイターに強くおすすめです。

    • 劇伴(サントラ)作曲家: ヨーロッパの田舎町や、コミカルなシーンのBGM制作に。
    • ゲームサウンドクリエイター: ファンタジーRPGの酒場のシーンや、村のBGMに。
    • 歌謡曲・演歌のアレンジャー: 生演奏に迫るクオリティのアコーディオンやブラスが必要な方に。
    • 個性的なビートを作りたいトラックメイカー: 誰も持っていないサンプルを探している方に。

    「アルプスの音楽」というニッチなジャンルですが、その完成度は圧倒的です。このライブラリがあれば、いつでもデスクの前で、アルプスの爽やかな風と、陽気な人々のエネルギーを感じることができます。さあ、あなたも一緒に「Prosit(乾杯)!」と叫びたくなるような音楽を作ってみませんか?

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    この記事を書いた人

    櫻井徳右衛門のアバター 櫻井徳右衛門 音楽プロデューサー・ミュージシャン

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