【最新版2026/10月】DTMプラグインセールのおすすめ徹底解説!
リフが思いつかない人へ。Audiomodern Riffer 4で空白のピアノロールから抜け出す方法

DAWを立ち上げて、空っぽのピアノロール(音符を並べる編集画面)を眺めたまま10分が過ぎた……。
そんな経験、ありませんか?
そんなときに試したいのが、Audiomodernの「Riffer 4」です。

Riffer 4は、キーとスケール(曲で使う音の並び)を選ぶだけで、リフ(曲の核になる短い繰り返しフレーズ)やメロディ、ベースラインをMIDI(音符の演奏情報をまとめたデータ)として生み出してくれるMIDIシーケンサー。2018年に登場したRifferシリーズの最新作で、2026年10月にリリースされました。
最初に気になったのが、生成の仕組みが「5つのエンジン」に分かれたところ。
ひとつの汎用ランダマイザーに任せるのではなく、「どんな性格のフレーズから始めたいか」を先に選べる。ここが4の看板になりそうな印象です。
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Riffer 4とは?5つのエンジンを持つMIDIシーケンサー
Riffer 4は、ジェネレーター(ルールと偶然を組み合わせて素材を自動で作るツール)型のMIDIシーケンサーです。
作るのは「音」ではなく「音符」。出てきたMIDIをDAWのトラックに置いて、好きな音源で鳴らします。
開発元のAudiomodernは、リズムを広げるPlaybeatや、コード進行のアイデアを出すChordjamなど、偶然性を味方につけたツールを作っているメーカー。その中でもRifferは看板的な存在で、メーカーによれば10万人以上が使っています。
基本の流れは、次のとおりです。
1. キーとスケールを選ぶ
2. エンジンを選んでリフを生成する
3. 音域・密度・タイミング・フィールを調整する
4. 気になる音符を直接いじり、バリエーションを作る
5. MIDIをDAWへドラッグして続きを作る
「思いつかないから、まず叩き台をもらう」という発想にぴったりの流れです。
形式はVST3・AU・AAX(Pro Tools用のプラグイン形式)とスタンドアロン(DAWなしで単体起動するアプリ)で、WindowsとMacの両方に対応。VST3・AU・AAXに対応するDAWなら読み込めます。iPad版は近日登場予定です。
Riffer 4の主要機能
5つのジェネレーションエンジン

Riffer 4の目玉が、性格の違う5つのエンジンです。
- Pulse:催眠的に繰り返すパルス
- Hook Riffs:耳に残るフック
- Guitar Hybrid:ギターを意識した動き
- Lead Arps:よく動くアルペジオ
- Bass Hooks:重みのあるベースライン
アルペジオは、和音を1音ずつ順番に鳴らす奏法のこと。ギターでいえば、コードをじゃらんと弾かずに、1本ずつ爪弾くイメージです。
目的別に入り口が分かれているので、「ベースラインだけ欲しいのに、メロディ寄りのフレーズばかり出てくる」というストレスは減らせます。ここは素直に便利。
キーとスケールを選んで生成

生成の前に、キー(曲の主音)とスケールを決めます。
音の範囲があらかじめ決まっているので、出てくるフレーズは調から外れにくい仕組みです。理論に自信がない人でも、「Aマイナーで作りたい」くらいのざっくりした決め方で始められます。
音域・密度・タイミング・フィールの調整
生成したあとに、フレーズの「見た目」を整える調整項目があります。
- 音域(レンジ):低音寄りか、高音寄りか
- 密度(デンシティ):音符がどれだけ詰まっているか
- タイミング:リズムの配置
- フィール:ノリや揺れ
音数を減らすとメロディらしい歌心が出て、増やすとアルペジオのような動きに寄っていく。この質感の違いを、つまみ感覚で追い込めるのが魅力です。
生成してから削る、足す。この往復が気軽にできるのが、ジェネレーター系の強みですね。
ノート編集とバリエーション作り
気に入ったフレーズが出ても、「ここの1音だけ違う」ということはよくあります。
Riffer 4は生成したノートを1つずつ直接編集できるので、当たりに近いものを拾って、自分の手で仕上げられます。元のリフから変化をつけたバリエーションも作れます。
Aメロ用、Bメロ用、サビ前の変化用……と、1つのリフから派生させていくと、曲の展開づくりにも役立ちます。
MIDIをDAWへドラッグして続きを作る
仕上げは、MIDIをDAWにドラッグ&ドロップして、お気に入りの音源に流し込むだけ。
ギターやドラムの打ち込み素材にも、シンセのフレーズにも、同じ手順で使い回せるのはかなり助かります。
Riffer 3から何が変わった?Riffer 4の違い
他のAudiomodern製品のようにStyleが選択できるように

旧バージョンを持っている人、あるいは「前のRifferは気になっていた」という人がまず知りたいのは、ここだと思います。
大きな変化は、単一のアルゴリズムから、目的別の5エンジンに生まれ変わったこと。メーカーも、4は「汎用のランダマイザー1つに頼らない」作りだと打ち出しています。
旧Rifferの魅力や機能は、過去の記事(Audiomodern Rifferレビュー!スケールからリフを自動作成する作曲補助・メロディ自動生成ツール)にまとめています。4は、そのコンセプトを土台に作り直された新世代のRifferです。

「今日はベースの気分だからBass Hooksから」「ギターっぽい動きが欲しいからGuitar Hybridで」と、出発点を選べる。これが4の進化のポイントです。
旧版の所有者向けには、アップグレード版も用意されています。
Riffer 4 レビュー
総合評価:リフ出しの叩き台がほしい人には、かなり刺さる一本。
メリット
- 5つのエンジンで「欲しい素材の種類」から始められる
- キー・スケールを選ぶだけなので、理論が苦手でも外しにくい
- 音域・密度・タイミング・フィールで、出てきたフレーズを好みに寄せられる
- ノートを直接編集できるので、「当たりに近いもの」を自分の手で仕上げられる
- MIDIのドラッグ&ドロップで、DAWや音源を選ばず使える
デメリット
- 生成されるのはあくまでMIDI。音色づくりやミックスは別作業になる
- ランダム要素があるので、狙い通りのフレーズが一発で出るとは限らない
- 曲全体の構成やコード進行まで面倒を見てくれるタイプではない
デメリットとして一番大きいのは、「そのまま完成曲にはならない」こと。
ただ、これはジェネレーター系ツール全般に言える話です。「叩き台をもらって自分で仕上げる」ための道具と割り切れば、価値ははっきり見えてきます。
ギタリスト目線で見るRiffer 4の使いどころ
ギターを20年弾いてきて、いまだに苦手なのが「鍵盤でメロディを考える」ことです。
コードは押さえられるのに、その上に乗るフレーズが思いつかない。思いついても、ピアノロールで打ち込むとなぜか平坦になる。曲を作りたいのに、手が止まる時間のほうが長い……。
Riffer 4のようなツールは、まさにそこに効く道具です。
とくに気になるのが、Guitar Hybridのエンジン。ギター弾きは頭の中にフレーズのクセがあるぶん、いつも似た展開になりがちです。そこに「自分では弾かない音の動き」を差し込んでもらえば、発想がほぐれるという印象があります。
現実的な使い方は、エンジンを切り替えながら何パターンか生成し、ピンときたものだけ残して密度や音域を整える流れ。完璧な1本を探すより、「7割いい」フレーズを拾って残りを自分で直すほうが、時間の使い方としては上手そうです。
曲を作ると記事が書けなくなり、記事を書くと曲が作れなくなる……そんな時間配分に悩む自分のような人こそ、叩き台づくりを任せる価値は大きいはず。
──個人的には、「ゼロから考える時間」を削りたい人に一番おすすめしたいツールです。
ジャンル別の使いどころ
ロック・メタル系
ギターリフの発想がほしいときは、Guitar Hybridから始めるのが近道です。
Eマイナーやフリジアン(暗く張り詰めた響きのスケール)を選んで、低めの音域でリフを何パターンも出し、気に入った1つを実際のギターで弾き直す。「MIDIをお手本に、自分の指で弾く」使い方は、ギタリストならではの楽しみ方です。
ローファイ・チル系
ゆったりしたジャンルでは、密度を下げて音数を絞るのがコツ。
マイナーペンタトニック(5つの音だけで作る、哀愁のあるスケール)で、ゆるいメロディやハイトーンのフレーズを生成し、ローズやピアノ系の音源に流す。音符が少ないほど、ノート編集で1音ずつ丁寧に整えやすくなります。
EDM・テクノ系
ここは5つのエンジンが活きる場面です。
Pulseで催眠的なシーケンスを作ってベースやリードの土台にしたり、Lead Arpsでブレイク前の盛り上げ用フレーズを作ったり。同じキーとスケールのまま複数のエンジンを回して、パートごとに素材を積み上げられます。
ゲーム・劇伴系
ループで流れる曲や、短いモチーフを大量に必要とする場面にも向いています。
神秘的なスケールを選び、アルペジオやフックで雰囲気の違うモチーフを複数作っておけば、場面ごとの差し替えがラクになります。
ほかの作曲支援ツールとの使い分け
作曲支援系のプラグインは、「どこから作り始めるか」で得意分野が変わります。
Riffer 4は、コードやリズムではなく「リフやメロディの出だし」を作る側のツールです。
- コード進行から曲を組み立てたい人:【半年使ってみた】Scaler3レビュー!コード進行から作曲する人のためのツールのように、コードを軸にして考えるツールが合います
- 曲の土台を一気に作りたい人:作曲の最初の一歩が出ない人へ:InstaComposer 4で曲の土台を一気に作るで紹介している、構成ごと生成するタイプが向いています
- メロディの叩き台を作りたい人:Melody Sauce 3 レビューも選択肢になります
メロディ生成系をまとめて比べたい人は、これは持っておきたいおすすめメロディ生成・作曲支援プラグインも参考にしてみてください。
「コードは決まっているのにリフが出ない」「ベースラインだけ手が止まる」というタイプなら、Riffer 4の出番です。
Riffer 4の対応環境と体験版
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応OS | Windows 10以降、macOS 10.14以降(Apple Silicon ネイティブ対応) |
| フォーマット | VST3・AU・AAX・スタンドアロン |
| iPad版 | AUv3(iPad向けのプラグイン形式)とスタンドアロン。近日登場、デスクトップ版とは別売 |
| 体験版 | 公式サイトからダウンロード可(2026-10-19時点でバージョン4.0.1) |
| 認証方式 | ライセンスキーで体験版を製品版に切り替え |
体験版があるので、「5つのエンジンの性格が自分の好みに合うか」は購入前に確かめられます。
Riffer 4のセール情報
2026-10-19時点のPlugin Boutique表記は、次のとおりです。
| 商品 | 価格 | 期限 |
|---|---|---|
| Riffer 4(新規) | ¥8,850(通常¥12,480、29%OFF) | 2026年11月30日まで |
| Riffer 4 Upgrade from any previous Riffer | ¥5,180(58%OFF) | 2026年11月30日まで |
2026/11/30 まで Riffer 4 が 29%OFF】
¥12,480 ⇒ ¥8,850 (※価格は為替レートで変動あり)
どんな人におすすめ?
- 空のピアノロールを前に、最初の1音が出てこない人
- ギターは弾けるけど、鍵盤でのメロディ作りが苦手な人
- ベースラインやアルペジオの引き出しを増やしたい人
- 自分のフレーズのクセから抜け出して、発想を広げたい人
- 曲の叩き台を短時間で何パターンも作りたい人
逆に、コード進行から丁寧に組み立てたい人や、すでに似たジェネレーターを使いこなしている人は、急いで買う必要はありません。
FAQ
何台のPCで使えますか?
1つのシリアルにつき3台まで認証できます。認証にはインターネット接続が必要です。職場と自宅、デスクトップとノートPCで使い分けたい人でも、台数に余裕があります。
Pro Toolsでも使えますか?
使えます。Pro Tools用のプラグイン形式であるAAXに対応しているので、Pro Toolsを使っている人でも、そのまま読み込めます。
ギターしか弾けず、鍵盤が苦手でも使えますか?
使えます。Riffer 4が出力するのはMIDIなので、鍵盤を弾く必要はありません。キーとスケールを選んで生成し、気に入ったものをDAWに置くだけ。ギターで弾き直してフレーズの参考にする使い方もできます。
コード進行も作れますか?
Riffer 4が得意とするのは、リフ・メロディ・フック・ベースライン・アルペジオといった素材です。コード進行から作り始めたい場合は、コード生成を軸にしたツールと組み合わせると、役割分担がうまくいきます。
WindowsとMacで使えるフォーマットは違いますか?
AUはMac専用の形式なので、WindowsではVST3かAAX、MacではAU・VST3・AAXから選べます。どちらの環境でも、スタンドアロンで単体起動できます。
まとめ
Riffer 4は、リフやメロディの出だしを5つのエンジンで量産してくれる、叩き台づくりのためのMIDIシーケンサーです。
ポイントを振り返ります。
- 5つのエンジンで「欲しい素材の種類」から生成を始められる
- キーとスケールを決めるだけなので、理論が苦手でも使いやすい
- 音域・密度・タイミング・フィールの調整とノート編集で、自分好みに仕上げられる
- MIDIをDAWへドラッグして、お気に入りの音源で鳴らせる
- 体験版あり。Plugin Boutiqueでは29%OFFのセール中
完成したフレーズを出してくれるツールではなく、「あと一歩の発想」をくれるツール。そう割り切って使うと、曲作りの停滞はかなり減りそうです。
空のピアノロールの前で固まりがちな人は、まず体験版で5つのエンジンを回してみてください。
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