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DHPlugins HALO-2レビュー!ドラムンベースやベースミュージック向けシンセ

DHPluginsの「HALO-2」はハイブリッドシンセサイザー!
サンプラーとシンセの境界を溶かすような革新的なツール。

HALO-2について

DHPluginsは、電子音楽シーンで知られる開発者チームで、特にドラムンベース(DnB)やベースミュージックに強い音源をリリースしています。
HALO-2は、そのフラッグシップ製品の最新版で、2023年頃に登場したアップデート版です。
通常価格は約16,000円ですが、セール時には7,300円前後まで下がることもあり、初心者からプロまで手が届きやすいのが嬉しいポイントです。
対応OSはWindowsとMacで、VST/AU/AAXフォーマットに対応。DAWにスムーズに挿入でき、CPU負荷も比較的軽めなので、長時間のセッションでも安心です。
またプラグインブティックの月払いシステムRent To Ownに対応しています。
HALO-2の特徴
HALO-2の最大の魅力は、「再サンプリングされたオーディオとシンセレイヤーの融合」にあります。単なるロンプラー(サンプラーベースの音源)ではなく、ハイブリッド設計が光ります。内蔵されている300以上のサンプルバンクは、DHPluginsの職人技が光るもので、ハードウェア/ソフトウェアのシンセ、FX、プロセッサーを駆使して丁寧に作成されています。
HALOからアップグレードしHALO-2へ進化。サンプラーFMエンジンの機能が付きサンプルバンクを変調できるようになりました。
もちろんユーザーが持っている独自のサンプル素材を入れて使うこともできます。
これらをHALO-2のビルトインシンセ、クリアなフィルター、豊富なエフェクト、ユニークなモジュレーターとレイヤーすることで、複雑で生々しく、しかし演奏しやすく、柔軟に形を変えられるサウンドが生まれます。
ロンプラー+サブ+シンセの3オシレーターの自由度
ロンプラ(Sample)+SUB+シンセのオシレーターセクションでは、小さい画面に重要なつまみが用意されています。
ロンプラとシンセにはそれぞれFMボタンが用意されていて、音を変化させていくことができます。

例えば、巨大なReeseベースから、流れるようなリキッドパッドまで、幅広いパレットが揃っています。私が初めて触れた時、その深みと広がりに驚きましたよ。プリセットのクオリティも抜群です。
430以上ものプリセットが搭載されており、どれも即戦力級。プロジェクトにそのままスロットインできるものから、インスピレーションの起点になるものまで、多岐にわたります。
特に、DnBやEDM、シネマティックミュージックにぴったりで、巨大なベース、ソアリングなリード、ラッシュなパッド、シャープなステブなど、ジャンルを超えた汎用性があります。
初心者の場合、プリセットを起点に、少しずつフィルターやFXをいじってみるのがおすすめです。
ほんの数クリックで、全く新しい音が生まれるんですから。
特徴・仕様
- 430以上のプリセット 300以上のサンプルバンク
- ユーザーのオーディオファイルをインポートする
- ユーザーが編集可能なLFO
- 割り当て可能なアルペジエーター
- カスタム波形整形歪み
- 3つのプリディストーションマルチフィルター
- 複数の変調源
- ステップシーケンスモジュレーション
- FM付きデュアルオシレーターシンセレイヤー
- マスターパラメトリックEQ
- リバーブ、ディレイ、フェイザー、コーラスFX
- 複数の拡張が利用可能
- 専用ピッチエンベロープ
- ポストディストーションマルチフィルター
- クイックトーンシェーピングEQ
- 右クリックモジュレーションマトリックス
- ランダムプリセットジェネレーター
- サンプラーとシンセ FM シンセシス
- サブオシレーター
HALO-2のシグナルフロー
HALO-2のシグナルフロー
ファクトリープリセットではクラッシックな昔のシンセサウンドではなく、現代的なワブルベースや攻めたリードトーンを多く収録しています。
ベースのプリセットを多く収録しています。
インターフェースは未来的で、少し90年代後半のレトロフューチャーなニュアンスがあって、触っているだけでワクワクします。
オレンジと黒を基調としたUIは、直感的で、レイヤーのオン/オフやパラメーターの調整が視覚的にわかりやすいんです。サンプルレイヤー、シンセレイヤー、フィルター、FX、モジュレーションが一望でき、まるで音のキャンバスを前にしているような感覚です。
ユーザーオーディオインポート
多くのロンプラーとは異なり、自分のカスタムオーディオファイルを無限にインポート可能。サンプルをドラッグ&ドロップするだけで、HALO-2のエンジンで加工できます。

ループポイントの精密編集、ユニゾン、サンプルFM(周波数変調)まで対応し、ウェーブテーブル、FM合成のような高度なサウンドデザインが可能です。
専用ピッチエンベロープ(PITCHER)
左下にあるピッチエンベロープセクション(PITCHER)が面白い機能で、ベースミュージック向けのベースサウンドをつくるときに重宝します。

フィルター
フィルターセクションは左上にあり、3基のフィルターが設定できます。
初期設定はLPF,NOTCH,HPFの3つで、これ以上のフィルターは設定できません。

フィルタータイプ
- LPF
- NOTCH
- HPF
- Peak
- BP
- Phase
エフェクト
面白い機能としてカスタムディストーションがあります。
自分でディストーションの形を書いていく仕組みです。面倒な場合は右上にプリセットのボタンがあるので、そこからディストーションシェイプを選べます。

選べるディストーションタイプ
- Bite
- Dirty
- Fizz
- Full
- Gentle
- Gritty
- Grunge
- Hammer
- Jar
- Noisy
- Starts
- Wonk
ポストエフェクト
細かい設定はできませんが、単純にエフェクト量を持ち上げて効かせる必要最低限のエフェクト設定が可能です。非常にシンプルで手早く音作りができます。

モジュレーションも充実していて、LFO、アルペジエーター、シーケンサーが声割り当て可能。スプリットチャンネルアルペジエーターで、リズムパターンを自在にコントロールできます。
デメリット
シンセの機能が1画面に収まっていており、鍵盤上の中央のタブで詳細画面が切り替わって表示される仕様です。
中央に表示されないUNISONなど隠れたボタンがあるのでどこが押せるのか?を最初に把握する必要があります。
また表示されていないノブのパラメーターは変更できないので、人によっては調整幅が少なく感じるかもしれません。

サンプルをFMで変調させることができるのは強みですが、グラニュラーエンジンなど最新のシンセに乗っているオシレーターが無いので、より実験的で現代的なサウンドを作りたい人には少々物足りないかもしれません。
プリセット
テキストとタグで検索できるシステムです。
Expansionを押すと、公式ショップが開き追加プリセットの購入ができます。
プリセットはベースミュージック向けのものが多いため、ベースミュージックを主体に作りたい人には即戦力となるでしょう。

購入はこちら
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(※価格は為替レートで変動あり)
インストール方法
HALO-2本体とHALO-2で使うサンプルのインストーラーが別々に用意されているため、
両方を実行してインストールを行います。(サンプルインストールに必要な容量は3337MB)

ダウンロードを押して、サンプルの保存場所を決めます。

初期のサンプルフォルダは以下に指定されます。
C:\Users\usernamel\Documents\DHPlugins\HALO-2\Samples
サンプルの格納場所は、HALO-2を立ち上げた後で好きなフォルダの位置に変更可能です。
バージョン確認方法
HALO-2のロゴマークを押すとウィンドウが表示され、バージョン情報を確認できます。

ウィンドウサイズ変更
左上の歯車メニューを押して「UI ZOOM」より切り替えます。
50~ 200%まで

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