Polyverseは、エレクトロニックミュージック界の伝説的デュオInfected Mushroomとのコラボレーションで知られるプラグインメーカーです。革新的な音響処理技術と独創的なサウンドデザインツールで、多くのプロデューサーから支持を受けています。本記事では、Polyverseの全製品ラインナップを徹底解説します。
目次
Polyverseセール情報
Polyverse Winter Sale – Up To 33% OFF
【2025/12/27~ 2026/1/6 まで 最大33%OFF】
※2025年12月26日時点の価格
Filterverse ¥25,568 ⇒ ¥16,988 (33%OFF)
Manipulator ¥25,568 ⇒ ¥16,988 (33%OFF)
Comet ¥25,568 ⇒ ¥16,988 (33%OFF)
I Wish ¥16,988⇒ ¥11,840 (30%OFF)
Supermodal ¥16,988⇒ ¥11,840 (30%OFF)
Gatekeeper ¥8,408 ⇒ ¥5,663 (32%OFF)
Polyverse Filter Bundle ¥34,148 ⇒ ¥25,568 (25%OFF)
Polyverse Bundle Deal ¥85,628 ⇒ ¥59,888 (30%OFF)
Infected Mushroom Plugin Bundle ¥42,728 ⇒ ¥30,716 (28%OFF)
製品ラインナップ概要
Polyverseは2025/12/26現在、以下の6つの主要プラグインを提供しています。
- Filterverse – マルチフィルタープラグイン
- Manipulator – ボーカルトランスフォーマー
- I Wish – ピッチフリーザー/グラニュラーエフェクト
- Gatekeeper – ボリュームモジュレーター
- Supermodal – モーダルフィルター
- Comet – アルゴリズミックリバーブ
バンドル価格で全製品が$349(通常$694)で入手可能です。
Polyverse Bundle Deal
Polyverse Bundle Deal セール
1. Filterverse – 革新的マルチフィルター
主な特徴
Filterverseは、Polyverseのフラッグシップ製品として、30種類以上のフィルタータイプを搭載したマルチフィルタープラグインです。
機能のハイライト:
- 3つのフィルタースロット(シリアル/パラレル接続可能)
- 30種類以上のフィルタータイプ(アナログシンセ風、コムフィルター、フラクタルフィルター等)
- 8つのモジュレーションソース(ステップシーケンサー、ADSR、ランダマイザー等)
- MIDI/CV入力対応でリアルタイム演奏可能
- テンポシンクディレイとリバーブ内蔵
- ピッチディテクター搭載
得意な用途:
- リズミックなベース、ドラム、リードの整形
- 静的なパッドを進化するサウンドスケープに変換
- 複雑なフィルターモジュレーション
- 実験的サウンドデザイン
デメリット
- 機能が豊富すぎて初心者には習得に時間がかかる
- 複雑なルーティングやモジュレーションの設定が必要な場合がある
- CPUリソースを比較的多く使用する可能性がある
ユーザー評価
Bedroom Producer Blogでは92%の高評価を獲得。Audio Plugin Guyは5段階評価で4.7点をつけ、特にサウンドクオリティ、UI、プリセット、フィルタータイプの多様性で満点を記録しています。
Filterverseレビュー
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2. Manipulator – 極限ボーカルプロセッサー
主な特徴
Manipulatorは、独自のグラニュラーアルゴリズムを使用して、ボーカルや単音源を劇的に変換するプラグインです。
機能のハイライト:
- 10種類のエフェクト(ピッチシフター、フォルマントシフター、ハーモニクスシフター等)
- 最大4ボイスのポリフォニックハーモナイザー
- MIDIコントロール対応(リアルタイムピッチ制御)
- 4つの独立したLFOとエンベロープフォロワー
- 低レイテンシー、低CPU負荷
- 100以上のプリセット搭載
得意な用途:
- ロボットボイスや未来的なボーカルエフェクト
- ボーカルハーモニー生成
- 既存のメロディの変更
- 実験的な音響テクスチャー作成
デメリット
- 習得曲線が急で、すべての機能をマスターするには時間がかかる
- 透明感のある伝統的なボーカル処理には不向き
- 極端な設定では意図せず「壊れた」サウンドになることがある
- 価格が$149とやや高め
ユーザー評価
Sweetwaterのレビューでは、ユーザーから絶賛の声が多数。「M1 Silicon対応」「最も楽しいプラグイン」との評価を受けています。一方で、KVR Audioでは賛否両論があり、一部のユーザーからは「オーディオ信号を完全に破壊する」という厳しい意見も。
3. I Wish – ユニークなピッチフリーザー
主な特徴
I Wishは、市場で唯一のピッチフリーザープラグインとして、オーディオをリアルタイムで凍結し、MIDIノートで演奏できるようにします。
機能のハイライト:
- グラニュラーノートフリーザー技術
- リアルタイムポリフォニックウェーブテーブルシンセサイザー機能
- 最大32ボイスのポリフォニー
- ピッチとフォルマントのモジュレーション
- LFOと6種類の波形
- ピッチベースのマイクロエディット
得意な用途:
- ピッチスタッターエフェクト
- ロボット音声作成
- ノイズから音楽的要素を生成
- グリッチ/グラニュラーエフェクト
- ユニークなFXライザー
デメリット
- セットアップが他のMIDIエフェクトより複雑(オーディオルーティングが必要)
- 望ましい結果を得るまでに試行錯誤が必要
- MIDIノートの配置やアルペジエーターの使用など、設定に時間がかかる
- 価格$99は手頃だが、用途が限定的
ユーザー評価
MacProVideoのレビューでは「非常にユニークで素晴らしい結果が得られる」と評価されていますが、「時間をかけて理解する必要がある」とも指摘されています。
4. Gatekeeper – 最先端ボリュームモジュレーター
主な特徴
Gatekeeperは、サンプル単位での高速トランジションと可変スムージングアルゴリズムを備えた、革新的なボリュームモジュレーションプラグインです。
機能のハイライト:
- サンプル精度の高速トランジション
- 8つの独立したボリュームエンベロープ
- LFO、エンベロープ、ステップシーケンサーとして機能
- MIDIトリガー対応
- CV/MIDIアウトプット対応
- クリック/ポップノイズのないスムーズなゲーティング
得意な用途:
- サイドチェイン(ダッキング)エフェクト
- リズミックゲーティング
- スタッターエフェクト
- ボリュームオートメーション
- パッドやリバーブへの動き付け
デメリット
- 単体での創造性は限定的(他のエフェクトとの組み合わせが前提)
- 基本的なゲート機能以上を求めない場合は過剰機能
- 価格$49と手頃だが、機能の多さに対して活用しきれない可能性
ユーザー評価
Bedroom Producersから「存在する中で最も骨が砕けるほど素晴らしいボリュームモジュレーター」と称賛されています。多くのプロデューサーがモダンプロダクションで常用していると報告しています。
5. Supermodal – 次世代モーダルフィルター
主な特徴
Supermodalは、数百の精密にチューニングされたバンドパスフィルターを使用して、現実世界のオブジェクトの共鳴特性をシミュレートするユニークなフィルタープラグインです。
機能のハイライト:
- 27種類のモーダルモデル(物理ボディから数学的公式まで)
- 並列動作する24dB/octステートバリアブルフィルター
- 4つのモジュレーションスロット(6種類のソースから選択可能)
- 直感的なModal XYコントロール(トラックボール風)
- ほぼすべてのパラメーターがモジュレーション可能
- マイクロトーナル音楽対応
得意な用途:
- シネマティックサウンドスケープ
- ハーモニックモーションを持つパッド
- ドラムループをメロディに変換
- 進化するテクスチャー作成
- 実験的フィルタリング
デメリット
- シンセサイザーの代替フィルターとして使用する場合、MIDIルーティングの設定が必要
- エフェクトプラグインの仕様上、プリセット保存がDAWのトラックプリセットに依存
- 複雑な機能を使いこなすには学習が必要
- 価格$149は投資が必要
ユーザー評価
Music Radarでは「最もインスピレーションを与えるフィルター」と評され、Sound on Soundも高評価。「伝統的なフィルターの範疇を超えた」との声が多数寄せられています。
6. Comet – ラグジュアリーリバーブ
Comet
主な特徴
Cometは、比類のない豊潤さと多様性を持つアルゴリズミックリバーブプラグインです。
機能のハイライト:
- 5つのプリセット間を滑らかにモーフィング可能
- 内蔵サチュレーションとデチューンアルゴリズム
- CV入力対応(Gatekeeperとの連携推奨)
- パラメーターロック機能
- グライドメカニズムによる滑らかなトランジション
- 明るく透明なリバーブテール
得意な用途:
- ボーカルの艶出し
- メロディック楽器のポリッシュ
- アンビエントテクスチャー作成
- 実験的な空間エフェクト
- ダイナミックなリバーブトランジション
デメリット
- 機能が限定的という意見もある(従来のリバーブと比較して)
- ハードウェアエミュレーションではなく、独自のキャラクター
- 「非自然的」なサウンドのため、リアルな空間再現には不向きな場合がある
- 価格$149
ユーザー評価
Music Radarは「この世のものとは思えない。Cometは例外的にリッチで流動的、滑らかで壮大」と絶賛。ナッシュビルのメジャーレーベルプロダクションで常用されているとの報告もあります。
価格とバンドルオプション
個別価格
- Filterverse: $149
- Manipulator: $149
- Supermodal: $149
- Comet: $149
- Gatekeeper: $49
- I Wish: $99
バンドル価格
- Filter Bundle (Filterverse + Supermodal): $199
- Everything Bundle (全6製品): $349(通常$694から50%オフ)
バンドル購入が圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。
全体的なデメリットと注意点
共通の課題
1. 価格設定 高品質と革新性の代償として、個別価格は比較的高額。特に予算重視のユーザーには負担となる可能性があります。
2. 学習曲線 すべてのプラグインが独自のアプローチを採用しているため、習得に時間がかかります。従来のプラグインに慣れたユーザーには戸惑いがあるかもしれません。
3. 無料オプションの欠如 デモやトライアルは提供されていますが、完全無料版は限定的。購入前の長期テストができないのが難点です。
4. MIDIルーティングの複雑性 多くのプラグインがMIDI入力を活用するため、DAWでの設定が初心者には難解な場合があります。
5. 用途の特殊性 実験的で創造的なツールであるため、透明で自然な処理を求める場合には不向きです。
推奨ユーザー
Polyverseのプラグインは以下のようなユーザーに最適です。
- エレクトロニックミュージックプロデューサー
- 実験的サウンドデザイナー
- 映画/TV/ゲーム用音響制作者
- ライブパフォーマー(低レイテンシー性能重視)
- 従来の枠を超えた音楽制作を目指すアーティスト
まとめ:投資する価値はあるか?
Polyverseのプラグインは、間違いなく市場で最も革新的な音響処理ツールの一つです。特にFilterverseとManipulatorは、他では得られない独自の音色とクリエイティブな可能性を提供します。
購入をおすすめするケース:
- 実験的で前衛的なサウンドを追求している
- Infected Mushroomのようなサウンドを実現したい
- 従来のプラグインでは物足りなさを感じている
- バンドル価格で全製品を入手できる余裕がある
慎重に検討すべきケース:
- 予算が限られている
- 透明で自然な音質処理を求めている
- プラグインの学習時間を最小限に抑えたい
- 既に類似の機能を持つプラグインを所有している
Everything Bundleを$349で購入できる場合、1プラグインあたり約$58という計算になり、コストパフォーマンスは非常に優れています。Polyverseのプラグインは、音楽制作における新たな地平を開くための強力な武器となるでしょう。
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