Tracktion Dawesome KULT は力強いサウンドを作りことができるキックシンセサイザー!
Dawesome のシンセはアンビエント向けなものが多いですが、その中でもわかりととっつき安さを感じられるシンセです。他人と音色被りをしたくない人にピッタリなシンセサイザー。
オシレーター画面はアートのようになっていて、パラメーターを変更すると図形がアニメーションしていきます。
(激しいノイズから奇妙な音、幻想的な柔らかい音など35のオシレーターソース)
見た目の動きが音に反映されるわけです。どのパラメーターを変化させると絵がどの様に切り替わっていくのか?は覚えないと駄目ですが、見た目のインスピレーションからオシレーターの音が作れるのが画期的です。
Gainを上げると図形が膨らんでいくので、最初はGainをあげてみて試してみると良いです。
オシレーターは2基あり、どちらも同じ仕様です。
中央のFADEノブでオシレーターのブレンド率を調整します。FADEノブはモジュレーターで切り替えできるためバランスの比率を時間によって変えてみてモーフィングさせることもできます。
KULTのオシレーター
下の画面ではアルペジエーター、オシレーター、フィルター、FX,モジュレーターのオンオフと詳細設定を行います。
オシレーターではFM,AM,VOWEL,UNISONが使えます。
Tracktion Dawesome KULT
メリット
- 映画等の劇伴で映えるシンセ
- 個性的で独特なUIとサウンド
- 図形の見た目でオシレーターを選ぶ
目次
導入のメリット
- 革新的なサウンドデザイン
- 2つの独立した「Strange Attractors」オシレーターは、数学的カオス理論に基づき、30以上のモデル(クラシック波形からカオティックな音まで)を提供。温かみのあるアナログ風から未来的で実験的なサウンドまで幅広く対応。
- FMおよびAMシンセシス、直感的な2D空間での音の視覚化により、ユニークで有機的なオーバートーンを生成。West Coast Buchlaスタイルのシンセ愛好者に最適。
- 強力なモジュレーションとアルペジエーター
- 14種類のモジュレーター(LFO、ステップシーケンサー、エンベロープ、ランダムジェネレーターなど)により、あらゆるパラメーターを柔軟に制御可能。MPE対応で表現力豊かな演奏を実現。
- アルペジエーターはコード設定やスケールロック機能を備え、リズミックで複雑なシーケンスを簡単に作成可能。
- 多様なフィルターとエフェクト
- フォルマントフィルター、2つのアナログフィルター、2つのコムフィルター、ディストーションステージを搭載。エフェクト(リバーブ、ディレイ、フェイザー、コーラス、EQなど)は最大6つまで適用可能で、シネマティックなドローンやアトモスフィアを強化。
- 直感的なUIと視覚的フィードバック
- サウンドを2D空間の曲線として視覚化するユニークなインターフェース。FMシンセシスの複雑さを簡素化し、視覚的なフィードバックで直感的な音作りを実現。
- 300以上のプロがデザインしたプリセット(シネマティック、ドローン、ベースラインなど)が付属し、即戦力となる。
- コストパフォーマンス
- 通常価格129ドルだが、セール時(例:HOLIDAY22コードで64.50ドル、JRR ShopでGROUPコード使用時55ドル)で購入可能。90日間の無料トライアルもあり、試用しやすい。
- Dawesomeの他のシンセ(Abyss、Novum)と比べ、より幅広いサウンド(パッド、ベース、リード、キーなど)に対応し、汎用性が高い。
導入のデメリット
- 高いCPU負荷
- ユニゾンやコードモードをフル活用すると、1ノートあたり最大60ボイスを生成。長時間のリリーステールや多鍵演奏でCPU使用率が急上昇し、特に古いPC(例:2013年製i7 Mac)ではパフォーマンスに影響。
- 学習コスト
- Strange Attractorsや高度なモジュレーションシステムは初心者にとって複雑。FMやカオス理論に基づくサウンドデザインに慣れていない場合、操作に時間がかかる可能性。
- UIのフォントが小さく、コントラストが低い(赤と青の組み合わせなど)ため、視認性が悪いとの指摘あり
- 実用性の限界
- 実験的でユニークなサウンドに特化しており、ジェネリックなエレクトロニックミュージックや伝統的なサウンドを求めるユーザーには不向き。SerumやDivaのような汎用シンセとの併用が必要な場合も
- 一部のユーザーからは、AbyssやNovumと同様に「クールだがトラックに使いにくい」との声。実際のプロダクションでの活用には工夫が必要。
- エフェクトの品質
- エフェクト(リバーブ、ディレイ、コーラスなど)は個性的だが、競合製品に比べ洗練さに欠ける場合がある。エフェクトのバランス調整に手間がかかるとの指摘。
- プラットフォーム制限
- Windows 7以降、macOS 10.13以降、64ビット、AU/VST3対応。古いOSや32ビット環境では使用不可。M1 Mac対応だが、環境によっては設定が必要。
総合評価
Dawesome KULTは、実験的でシネマティックなサウンドデザインを求めるプロデューサーやサウンドデザイナーに最適なシンセサイザーです。Strange Attractorsによるユニークなオシレーターと視覚的フィードバックにより、従来のシンセでは得られない有機的かつ未来的なサウンドを生み出します。特に、West CoastスタイルやMPEを活用した表現力豊かな演奏に強みを発揮します。一方で、CPU負荷の高さや学習コスト、ジェネリックな用途には不向きな点から、初心者や伝統的なサウンドを求めるユーザーにはハードルが高い場合があります。
導入推奨シナリオ:
- シネマティック、ドローン、アトモスフィア、実験的なサウンドデザインを追求する場合。
- MPEコントローラーやモジュラーシンセライクなワークフローを活用したい場合。
- Dawesomeのユニークなアプローチ(Abyss、Novum)に魅力を感じる場合。
代替案を検討すべき場合:
- 汎用性の高いシンセ(例:Serum、Pigments、Diva)を求める場合。
- CPUリソースが限られた環境やシンプルな操作性を優先する場合。
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