ギターエフェクトの老舗メーカー「BOSS 」から新作がアナウンスされました。
ものすごく現代的な作りの
BOSS PX-1 Plugout FX !
俺の知ってるボスコンにディスプレイがついている!!
と、なったことでしょう。
BOSSの40年以上の歴史を持つコンパクト・ペダルのサウンドをデジタル技術で忠実に再現し、1台で多様なエフェクトを切り替えて使用可能。
ギタリストやベーシストに新たなインスピレーションを提供するツールとなっています。
キーボーディストやMPC奏者にも使えるボスコンで1台でいくつもの機能が満たされるコンパクトエフェクター。
ん、「ZOOM MS-50G+」も似たようなコンセプトだったね。
ZOOM MS-50G+
- サンプリング周波数:48kHz
- AD変換:24ビット+AF方式
- DA変換:32ビット
- フットスイッチを接続することで、コントロールの拡張が可能。パラメーターのリアルタイム・コントロールや、2つのモデルを足元で切り替えるSWAP機能が使用
- タップ・テンポやMIDIクロックの受信にも対応している
と扱える情報量が多いのは今どきな仕様。ヴィンテージエフェクトペダルの音を今どきなサウンドの質感で扱えるというのが売りになっています。
早速恒例となったAndertons Musicによる最速レビュー。23:00~のオリジナルエフェクトと Boss PX-1 とのブラインドテストが面白いです。
プリインストールされているのはビンテージBOSSペダルの復刻版サウンド。
初期16種のペダルを入れ替えて呼び出し、スマホと連動できます!
目次
Boss PX-1 主なエフェクトの特徴
- プリインストール(8種):
- OD-1(オーバードライブ): 真空管アンプの温かみのある歪み。
- SP-1(スペクトラム): 1バンドのパラメトリックEQで特定周波数をブースト。
- PH-1(フェイザー): 滑らかで独特なモジュレーション。
- SG-1(スロー・ギア): 音量を徐々に立ち上げるユニークな効果。
- CS-1(コンプレッサー): オプティカル回路によるナチュラルなサステイン。
- TW-1(タッチ・ワウ): 演奏の強弱でワウ効果を変化。
- SD-1(スーパー・オーバードライブ): 柔らかく自然な歪み。
- DS-1(ディストーション): ハードなアタックとスムーズなサステイン。
- アプリで追加可能(8種):
- CE-2(コーラス): 80年代の名機、豊かなモジュレーション。
- BF-2(フランジャー): アナタログBBDチップベースの独特な揺れ。
- PN-2(トレモロ/パン): ステレオでの空間効果。
- OC-2(オクターバー): 低音を追加するオクターブ効果。
- PS-2(ピッチシフター/ディレイ): 多彩なピッチ変化やディレイ。
- VB-2(ビブラート): 温かみのあるビブラート効果。
- DD-2(デジタル・ディレイ): クリアなデジタル遅延。
- DF-2(スーパー・フィードバック): フィードバックをコントロール。
Boss PX-1 の注意点としては、読み込めるエフェクトは1つであり、同時に複数のエフェクト音を鳴らすマルチエフェクターとは稼働しない点。いっぱい音が入っている点ではマルチエフェクトだけど、機能としては別物ですね。
またボスコンは電池駆動するのが嬉しい点で、持ち運びが楽なのも利点なのですが、今回の Boss PX-1は電池だけではエネルギー不足で、駆動にAC電源アダプターが必要になります。
ビンテージBOSSペダルのサウンドを求めるギタリストならば、既に復刻版のボスコンを持っているのは間違いないだろうし、ボスコン好きなら上位のGTシリーズ,GXシリーズのマルチを使ってそうなので、すでに機材が充実している人だと中々導入に踏み切りづらい点があります。
ただ持っていないエフェクトが多い人には、嬉しい機材です。手持ちペダルが少ないであろうキーボーディストやMPC奏者にも使えるボスコンとなっています。
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Roland Cloudと「モデル・パス」は別物
わかりにくいのが「Roland Cloud」と「モデル・パス」の関連。
「Roland Cloud」はRolandが提供しているDAW上で動かすプラグインサブスク。
Roland Cloud には2025年8月30日現在、BOSS Effects Pedalsプラグインが用意されていて、OD-1やSP-1といったヴィンテージボスコンの音を再現できます。
Boss PX-1 でも同じボスコンの音が使えますが、プラグインには対応していませんので、DAW上でもプラグインとして使いたい人には勝手が変わってきます。Roland Cloud Ultimateメンバーシップ(6ヶ月分)が付属するので、7ヶ月目以降にBOSS Effects Pedalsプラグインを使うなら課金が必要です。
Boss PX-1本体だけで運用するなら全然問題ないですけどね。
将来的にコンテンツ追加されると言っている「モデル・パス」は
BOSS Effect Loaderアプリより購入が可能なダウンロードコンテンツです。
2026年1月に、3つのモデル・パスが登場予定。
モデル・パスを購入することで、PX-1 へ追加エフェクトをダウンロードすることが可能となっていて、それぞれ販売予定価格は税込み1,000円と予定されています。
モデル・パスの追加コンテンツがはっきりしてきてから、購入を検討する待ちの姿勢でも良いかもしれません。
主な特徴
- 最大16種類のエフェクトを本体に保存・切り替え可能
- 8つのエフェクト(OD-1、SP-1、PH-1、SG-1、CS-1、TW-1、SD-1、DS-1)がプリインストール済み。
- 専用アプリ「BOSS Effect Loader」(iOS/Android)でさらに8つのエフェクト(CE-2、BF-2、PN-2、OC-2、PS-2、VB-2、DD-2、DF-2)を無料で追加可能。
- 将来的に有償の「モデル・パス」を購入することでエフェクトを拡張予定。
- 高性能DSPにより、オリジナルペダルのトーン、レスポンス、フロア・ノイズまで忠実に再現。
- 直感的な操作性(3つのノブとLCDディスプレイ搭載)。ステレオ入出力、MIDIクロック対応、タップ・テンポ機能、外部エクスプレッション・ペダルやフットスイッチ接続対応。
- USB-Cポートでアプリ接続や電源供給、Bluetoothでワイヤレス制御可能。Roland Cloud Ultimateメンバーシップ(6ヶ月分)が付属。
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