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 ただの空間系じゃない!「Objeq Delay」のレゾネーターで作るアコースティックで有機的な音作り

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「いつものディレイプラグインでの空間作りにはもう飽きた…」 「無機質な電子音に対して、アコースティック楽器のようなリアルな『響き』や『材質感』を加えたい!」

日々の楽曲制作において、ありきたりなエフェクト処理から一歩抜け出したいと願うクリエイターに、強烈におすすめしたいプラグインがあります。それが、物理モデリング・シンセサイザーの世界的権威であるApplied Acoustics Systems(AAS)が開発した「Objeq Delay(オブジェクト・ディレイ)」です。

Objeq Delay

このプラグインは、その名の通りディレイ(山びこ効果)の一種ですが、単に音を遅らせて繰り返すだけの一般的な空間系エフェクトとは次元が異なります。入力された音を「太鼓の皮」「ピンと張られた弦」「巨大な金属板」といった仮想的な物理素材の響きを通して加工してしまう、狂気と魔法が入り混じったサウンドデザイン・ツールなのです。

今回は、単調なドラムループすらメロディアスな「独自の楽器」へと変貌させてしまう、この独創的すぎる異端エフェクト「Objeq Delay」の圧倒的な機能と、その実践的なアプローチを徹底レビューします!


目次

1. はじめに:ただのディレイじゃない!「物理モデリング」と融合した異端児

ディレイといえば、ボーカルを豊かにしたり、ギターソロに壮大な残響を与えるために使われる、DTMにおける必須エフェクトです。しかし、Objeq Delayの目的は「空間をデザインすること」というより、むしろ「音色そのものを根本から作り変えること」にあります。

物理モデリングの最高峰「AAS」だからできた神業

開発元のApplied Acoustics Systems(AAS)は、カナダを拠点とするソフトウェア・デベロッパーで、「Lounge Lizard」や「Chromaphone」といった伝説的な物理モデリング・プラグインを世に送り出してきた名門です。 彼らは「録音されたオーディオデータ(サンプル)」を使わず、コンピューター上の数式だけで「物体が叩かれたり擦られたりした時の音色と響きを完全に計算して作り出す」という極めて高度な技術を持っています。Objeq Delayは、このAASの専売特許とも言える物理モデリング・エンジンを、ディレイ・ユニットと悪魔合体させた唯一無二の製品なのです。

ディレイの常識を覆すサウンドデザイン

通常のディレイは入力された音をそのままコピーして繰り返しますが、Objeq Delayは入力された音を「トリガー(叩く力)」として利用し、仮想空間内に作られた「物体(オブジェクト)」を共鳴させます。そして、その不気味で美しい共鳴音そのものをディレイで反復させるのです。 これにより、ただの「チッ」という無機質なハイハットの音が、「巨大な鉄琴をハンマーで叩き、トンネルの中で反響させたような音」へと一瞬で変貌します。


2. Objeq Delayの心臓部:4つの「アコースティック・レゾネーター」の仕組み

Objeq Delayの最大の特徴であり、すべての魔法の源泉となっているのが「オブジェクト(Object)」セクションにある4つの「アコースティック・レゾネーター(共鳴器)」です。入力された信号は、まずこのレゾネーターを通過して物理的な響きを獲得します。

選べる4つのモードは以下の通りです。

  • Drumhead(太鼓の皮): ピンと張られたドラムの皮をシミュレートします。キックやスネアといった打楽器系統のトラックに通すと、本来の音に「ポンッ」「トーン」という太鼓ならではの丸みとアタック感が加わり、グルーヴが飛躍的に強化されます。
  • String(弦): ギターやピアノのように、両端が固定されて振動する弦の響きです。サスティン(音の伸び)が長く、メロディアスな倍音を豊富に含みます。ノイズのような無機質な素材を、美しいハープのような音色に変えたい時に最適です。
  • Plate(金属板): 巨大な金属の板を振動させた響きです。ビンテージのプレート・リバーブに似ていますが、より金属的で冷たく、予測不能ないびつな反響を生み出します。インダストリアルやダークテクノなど、恐怖感や金属的な質感が欲しい時に威力を発揮します。
  • Beam(ビーム/バー): マリンバ(木琴)やビブラフォン(鉄琴)に使われる長方形のバー(棒)をシミュレートしたものです。ココン、キキン、といった「硬くて芯のあるアコースティックな響き」を得るのに最適で、音の輪郭をはっきりさせたい時に重宝します。

これらのレゾネーターを通すだけで、どれほど人工的でチープなシンセ・サウンドであっても、そこに「まるでマイクで生録音したかのような、有機的で生々しい空気感」が宿るのです。


3. 響きを自在に操る強力なパラメーター群(Material, Decay, Formant)

レゾネーターの種類を選んだら、次はその「物体」の特性を3つの重要なノブで極限までカスタマイズします。ここがObjeq Delayのサウンドデザインの肝となります。

材質の硬さを変える「Material」パラメーター

「Material(材質)」ノブを回すことで、先ほど選んだ物体の「素材感」をシームレスに変更できます。 例えば、Drumhead(太鼓の皮)を選んだ状態でこのノブを右に回していくと、最初は「柔らかいナイロンの皮」だったものが、徐々に「硬くピンと張られた皮」へ、さらに回すと最終的には「カチカチの金属的な素材」へと音質が変化していきます。高い周波数(高音域)の倍音が強調されることで、よりメタリックで刺激的なキャラクターを生み出すことができます。

叩く位置と減衰を司る「Formant」と「Decay」

さらに音色を追い込むためのパラメーターが用意されています。

  • Formant(フォルマント): 物体の「どの部分を叩くか」を決定します。中央を叩いて豊かな低域を出すのか、それとも端の方を叩いて明るく鋭い倍音を引き出すのか。このノブひとつで、共鳴の性質(生成される特定の周波数帯域の強弱)がガラリと変わります。
  • Decay(ディケイ): 叩かれた物体が「どれくらいの時間で振動を止めるか」を調整します。短くすれば「コンッ」というタイトなパーカッションに、長くすれば「ドゥーーン」という無限に続くドローンのような音になります。

さらに、Frequency(周波数)ノブを使って、その物体が響く「基本となる音程(ピッチ)」をチューニングできます。例えば、曲のキーに合わせて「C(ド)」の音程にチューニングしておけば、入力されたリズムに対して、常にキレイなハーモニーを伴った共鳴音を鳴らすことが可能です。


4. 【実践編】Objeq Delayの強みを活かした独創的な音作り

機能の凄さがわかったところで、実際の楽曲制作においてObjeq Delayをどのように使えば「魔法」が起きるのか、3つの具体的な実践テクニックを紹介します。

1. ハイハットやキックから「メロディ」を生み出す

Objeq Delayの最も革命的な使い方は、単なるビート(リズム)からメロディラインを生成することです。

  • 設定方法: プレーンな「チッチッチッ」というハイハットのトラックにObjeq Delayを挿し、レゾネーターを「String(弦)」に設定します。Decayを長めにし、LFO(後述)を使ってFrequency(音程)をリズミカルに変化させるようにアサインします。
  • 効果: これだけで、無機質なハイハットが「リズムに合わせてピチカート(弦を指で弾く奏法)でメロディを奏でる弦楽器」へと一瞬で変貌します。リズムを打つとそこにメロディが勝手についてくるという、まるで一人セッションをしているような驚きの体験が得られます。

2. シンセサイザーに「アコースティックな質感」を付加する

EDMなどでよくある「ブヨブヨしたシンセベース」に、生楽器のような説得力を加えたい時にもObjeq Delayは最適です。

  • 設定方法: シンセトラックの後段にObjeq Delayを挿し、レゾネーターを「Drumhead」または「Beam」にします。ディレイ成分(遅れ)はゼロにして、純粋にレゾネーターの響きだけ(Wet/Dryミックスで調整)を薄く足します。
  • 効果: 電子音のアタック部分に、「木の棒で叩いたような」あるいは「太鼓の皮が震えるような」アコースティックな「カブッ」「トンッ」という質感が付加されます。これにより、オケの中で圧倒的に音が抜けやすくなり、ハイエンドなダンスミュージックに特有の「生っぽさと電子音の融合」が簡単に達成できます。

3. 不気味で複雑なメタリック・テクスチャーの作成

映画のサウンドトラックやノイズ・ミュージックにおいて、この世のものとは思えない不穏なテクスチャーを作ることも可能です。

  • 設定方法: オーディオソースは何でも構いません(ノイズや話し声など)。レゾネーターを「Plate(金属板)」に設定し、Materialを最大にして極限までメタリックにします。そしてFormantやFrequencyのパラメーターを、DAWのオートメーションを使って激しく書き込み、波打つように動かします。
  • 効果: まるで巨大な廃工場の鉄板を乱打しならが、空間がねじ曲げられているような、不安を煽る強烈なSF的ノイズスケープが完成します。

5. フィルター、LFO、ステレオディレイによるさらなる進化

アコースティック・レゾネーターの凄さにばかり目が行きがちですが、Objeq Delayはエフェクト・チェイン全体のルーティングも非常に優秀です。

全体を揺らし、狂わせる「LFOモジュレーション」

プラグインの右側には、非常に強力なLFO(低周波オシレーター)モジュールが備えられています。正弦波やノコギリ波だけでなく、ランダムな波形も生成可能で、これを使って先述の「フィルターの開け閉め」「レゾネーターのピッチ」「ディレイ・タイム」などのあらゆるパラメーターを自動的にぐらぐらと揺らすことができます。 さらに、ただのディレイ音に対してこのLFOでピッチ(音程)を揺らせば、極上のコーラス効果や強烈なフランジャー効果まで生み出すことができ、これ一台で完結するモジュレーション・マルチエフェクターとしても一級品です。

接続順序の入れ替えとPing-Pongディレイ

音を作る「順番」を自由に入れ替えられるのも素晴らしい点です。 「フィルター → レゾネーター → ディレイ」という順序を、「レゾネーター → フィルター → ディレイ」のようにワンクリックで変更でき、その順序によって最終的な出音のキャラクターは信じられないほど変化します。 さらに、後段のディレイ・セクションには2つの独立したディレイ・ラインが用意されており、これらをリンクさせて左右に音が飛び交う「Ping-Pong(ピンポン)ディレイ」に設定すれば、複雑にモデリングされた共鳴音が、部屋の右から左へ予測不能に跳ね回る、強烈な立体サイケデリック・サウンドが完成します。


6. まとめ:リズムトラックを「楽器」に変える魔法のプラグイン

AASの「Objeq Delay」は、「空間を演出するためのディレイ」という枠を完全に破壊し、「入力された音を独自の仮想楽器へと変換し、異次元のシーケンスを作り出すサウンドデザイン・ツール」として圧倒的な完成度を誇っています。

こんな人に特におすすめです!

  • 手持ちのドラムループやパーカッションの音色に飽きて、誰も聴いたことのないリズムの質感を作りたいビートメイカー。
  • 電子音(ソフトシンセ)に、本物の打楽器や木琴のようなアコースティックで有機的なアタック感を足したいプロデューサー。
  • 映画音楽やゲーム音楽で、不気味で複雑なメタリック・アンビエントを作りたいサウンドデザイナー。
  • ただの反復ではない、メロディアスで動きのあるディレイ効果を求めている人。

直感的でわかりやすい洗練されたGUIと、膨大で即戦力となるプリセットが多数収録されているため、物理モデリングの専門知識がなくとも「つまみを回すだけで次々と新しい音が生まれる」即効性が楽しめます。 「ただ音を繰り返すだけのディレイ」はもう卒業して、オケに魔法をかけるアコースティックな響きの世界を、ぜひ「Objeq Delay」で体験してみてください!



[!NOTE] 物理モデリング(Physical Modeling)合成: 録音されたサンプル(音声データ)を使用せず、物体の材質、大きさ、叩く力、空気の震えなどを複雑な数式(アルゴリズム)で計算し、リアルタイムで音を仮想的に創り出すシンセサイザーの技術。極めてリアルで生々しい表現が可能になります。 レゾネーター(Resonator / 共鳴器): 入力された音声信号に対して、特定の周波数を強調して「共鳴(響き)」を与える装置。実世界では、アコースティックギターの空洞(ボディ)や、マリンバのパイプ部分などがレゾネーターにあたります。 フォルマント(Formant): 共鳴する物体が持つ、特定の固定された周波数帯域のピークのこと。例えば、人間の声で「あ」と「い」が違う音に聞こえるのは、このフォルマント(口の形によって強調される周波数)が異なるためです。Objeq Delayでは、物体を叩く位置などでこの倍音の質を調整します。 LFO(Low Frequency Oscillator): 人間の耳には音として聞こえない低い周波数の波を作り出す装置。この波を使って、オートメーションを手書きすることなく、エフェクトのパラメーター(音量やピッチなど)をリズミカルに自動でクネクネと動かし続けることができます。 Ping-Pong(ピンポン)ディレイ: 遅れて返ってくるディレイ音が、左(Left)と右(Right)のスピーカーから交互にピンポン玉のように跳ね返って聞こえるステレオ・エフェクト。音に圧倒的な広がりと動きを与えます。

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櫻井徳右衛門のアバター 櫻井徳右衛門 音楽プロデューサー・ミュージシャン

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VSTレビュー公開記事・触ったDTMプラグインは1,000個以上を超える。
ギタリスト・作曲家でもあり、音楽リスナーであることから聞くのも好きでイヤホン・ヘッドホンも集めはじめる。

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