本記事は、レビューのためにPluginBoutique Japan様から製品提供いただき作成しています
Moog Marianaは、Moog Musicが2023年に発表した、非常にユニークで革新的なシンセサイザーです。
Mariana はデュアル レイヤーシンセサイザー。
2 つのまったく異なるシンセサイザー サウンドをミックスして、ダイナミックに補完し合ったり、デュオフォニックで演奏したりできます。
目次
Moog Mariana はこんなプラグイン!
Moog(モーグ)サウンドが鳴らせる「ベースシンセサイザー」
Moogベースシンセの代表的機種である
- Taurus Bass Pedals
- Sub Phatty
- Minitaur
といったベースシンセサウンドのおいしいところを混ぜて鳴らせるシンセとなっています。
アナログなベースシンセサウンドを求めている人は狙った音が鳴らせるプラグインです。
改めて鳴らすとサウンドの太さとモジュレーションのかかり方がチョー気持ち良いベースシンセです。ジャンル問わずオールマイティーに鳴らせるのも評価が高くオールドな曲調から今どきなアレンジ曲まで積極的に使っていけます。
Win/Mac版以外にiOS版も出ており、iPadで作曲している人にも嬉しいプラグイン。
Moog Mariana レビュー (Ver.1.2.0)
Moog Mariana
メリット
- デュアルレイヤーシンセサイザー
- Moogならではの分厚いシンセサウンド
大きな特徴としてMariana はデュアルレイヤーシンセサイザーであること。
Moog Marianaはモノフォニックです。・ポリフォニックを切り替えて使えるのはもちろんのこと、「デュアルレイヤーシンセサイザー」ということで2台のシンセサウンドを一台に詰め込み同時に鳴らすことができます!
シンセ1とシンセ2に違いはなく、全く同じ仕様です。
SYNTH1 ⇔ SYNTH2 間での設定コピーが可能。
切り替えがメニューからできます。
導入メリット
Moog Marianaでは合計2レイヤーあり、使える機能はまったく同じものが搭載されています。
- デュアルオシレーター( OSC1 / OSC2 )
- NOISEオシレーター
- SUBオシレーター
- 4つのオシレーター音量を調整するミキサー
- ローパス・ハイパスフィルター
- サブフィルター
- 3つのLFO(LFO1 / LFO2 /LFO3 )
- 3つのエンベロープ (Filter Envelope /AMP Envelope /MOD Envelope / )
- および 2つのランダムジェネレーター(Random1 / Random2)
- アウトプットエフェクト
アウトプットエフェクトではSYNTH1とSYNTH2で扱えるエフェクトが異なります。
「サチュレーション」は共通していますが、SYNTH1ではディレイ,SYNTH2ではコーラスが利用可能です。
アウトプットセクション
マスターではSUMMINGセクションで2つのシンセGAINレベルとPAN設定が可能。
マスターエフェクトはコンプレッサーが用意されていて,FETのスイッチを入れるとアナログコンプ感が増します。
プリセットブラウザ
今作のMoog Marianaはプリセットブラウザがかなり使いやすい仕様になって
この点はものすごく評価ポイントが高いです。
- プリセットを読み込ませる前に音を確認できる再生ボタン
- わかりやすいお気に入りマークとお気に入りの絞り込み
- プリセット作成の時間を登録できる
- タグを自分で新規作成できる
導入デメリット
LFO設定画面でタブを切り替えないといけませんので頻繁に設定を変えたい場合は面倒になります。
マクロの設定が色分けされていてわかりやすいのですが、この点は本格的に音作りをし始めるとちょっとストレスになりそう。
同一画面内だと画面が広すぎるのか?他のシンセと同じになるのを避けたのか?理由はわかりませんが、タブを切り替える作業フローは必ず発生します。
また残念ながらCPU負荷が高めです。
Moogの実機サウンドをリアルに再現しようとすると負荷が高くなってしまうのかな?とも感じます。
Moog Marianaのファクトリープリセットは200個でしたが、Ver.1.2.0現在では247個になっています。
プリセット画面の左端にStoreメニューがありここから新規プリセットを購入するタイプのシンセのため
初期プリセットが少なめになっています。
プリセットパック1個が$5前後なので、Moog Marianaが気に入ったらガンガン買い足していっても負担の少ない価格設定です。
Mariana Bass Booster #1
Bass Booster #1 は、オーバードライブされたローエンドとブジーなサチュレーションが満載の35のプリセットを備えており、スピーカーを鳴らすことができます。
Mariana Bass Booster #2
Bass Boosterパックでベース・ボキャブラリーを増やしましょう!Bass Booster #2には、クラシックなハウス・ベース・サウンドからリズミカルでレゾナントなトーンまで、35のプリセットが収録されています。
Mariana Bass Booster #3
ベース・ブースター・パックでベース・ボキャブラリーを増やしましょう!ベース・ブースター#3で、あなたのMarianaライブラリに表現力豊かでシネマティックなサウンドを追加しましょう!Marianaの内蔵キーボードやMPEを使って表現力を高めた35のプリセットを収録しています。
ウィンドウ可変済ですので、文字が小さくて可読性が悪い点はクリアされています。
Moog Mariana Ver.1.2.0 Changelog
iOS で Apple Pencil のサポートを追加しました。
内部 DSP のパフォーマンスを向上しました。
ソフトウェア ライセンスを向上しました。
仮想 CV スロットの名前を変更できるようになりました。
パッド/スロー アタック プリセットに異なるプレビュー シーケンスが使用されるようになりました。
右下隅に、サイズ変更領域の場所を示す小さなサイズ変更グラフィックを追加しました。
LFO LED インジケーターが LFO レート設定と一致しない問題を修正しました。
プリセット ノートが途切れているように見える問題を修正しました。
v1.1.0 でエンベロープ CV が正しく動作しなくなった問題を修正しました。
LFO とランダム CV が既存のファイルから正しく読み込まれない問題を修正しました。
デスクトップで既存の CV 接続を再読み込みすると接続が失われる問題を修正しました。
仮想 CV LFO が位相ずれすることがある問題を修正しました。
フィルター スロープ オプションが間違った状態を呼び出すことがある問題を修正しました。
トライアル登録時に自動的にシリアル入力画面にスキップする問題を修正しました。
Mariana おすすめ度
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MOOGを象徴するアナログベースシンセサウンドが詰まった一台。
分厚いアナログシンセの音が好きな人には一度試してもらいたいシンセです。
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Moog Marianaの購入方法
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