本記事は、レビューのためにEarFun様から製品提供いただき作成しています
EarFunから待望のイヤーカフ型イヤホン「EarFun Clip」が登場しました!
色々なジャンルの音楽を聞く人に一度試してもらいたいイヤホン!
耳を塞がないイヤーカフ型は今注目のワイヤレスイヤホンで、どのオーディオメーカーも力を入れている分野です。
外の音が聞こえやすい構造、耳を塞がないために蒸れない、衛生面が良いといったこれまでのワイヤレスイヤホンにはなかった大きなメリットがあります。
イヤーカフとは、耳に引っ掛ける、挟む、はめ込むなどの方法で耳に付けるアクセサリーのこと
この記事では「EarFun Clip」についての感想・レビューをまとめていきます。あくまで私の一人の意見として捉えてくださいね。その人の聴力だったり、そのときの健康状態によっても感想は変わると思いますので。
このイヤーカフタイプの最大のメリットは
耳への圧迫感がゼロで、サングラスやメガネ、マスクと干渉せずに装着でき、長時間でも快適に音楽を楽しめるのが特徴。
- 耳が塞がっていると違和感を強烈に感じる人、
- 聴力に障害があり耳を閉じると耳鳴りが聞こえてくるので耳を塞ぎたくない人
- ウェットな耳垢体質でイヤホンに耳垢がつくのが気になる人
にはピッタリ。またイヤホンをつけたまま食事もできます。
目次
EarFunについて
EarFun Technologyは2018年に設立されたオーディオメーカー。
世界100以上の国・地域で展開し、累計1000万台以上の販売実績があり、またデザインアワード、VGPアワードなど数々の受賞歴があります。
EarFun Clip レビュー
EarFun Clip
メリット
- どの帯域もバランス良く再生される
- 豊富なイコライザーモードと、音漏れ防止のマナーモード
- 低価格帯でLDAC・Bluetooth6.0に対応
EarFunClip は低価格帯ながらもクオリティの高いイヤホン・ヘッドホンを開発しつづけているEarFunのイヤーカフ型ということで期待MAX!!
早速開封です。
同梱されているのはUSBケーブルとマニュアル。黄色のカードは保証書サービスの案内です。
EarFunは製品登録しておけば保証期間を24ヶ月まで延長することができます。
最初に注意点です。
EarFunClip は左右が決まっています。
イヤーカフモデルは取り出したらどちらの耳につけても同じように使えるモデルが多いのですが、EarFunClipは左右固定。
右耳用は「赤いリング」がついているとおぼえておけば良いです。
EarFunClip の面白い点として、スピーカーの向きに角度がついています。
これは地味にものすごい機能で、個人的にこの点だけでもEarFunClip導入しても良い思う理由の一つです。
イヤーカフタイプはスピーカーの位置が、耳の穴へジャストフィットする場所を探すのに少し手間取るのですが、EarFun Clipは最初から耳の穴の方にスピーカーが向けられているのでジャストフィットする場所を探さなくて良いです。
これまでイヤーカフタイプを耳につけてから上下の位置を調整していた人にとっては嬉しい仕様。地味~なところでストレスになっていたのでこの設計は非常に嬉しい点です。
左:EarFun Clip / 中: Soundpeats UU / 右:Edifier Comfo Q でそれぞれ違うメーカーのイヤーカフタイプを並べてみたのが下の写真です。
スピーカーの位置の向きでメーカーごとの個性が出ています。
左:EarFun Clip / 中: Soundpeats UU / 右:Edifier Comfo Q
上記の3つで比較していきたいと思います。
音質
音質は正直なところ極端な差はなくどの機種も値段を考えると及第点です。むしろこの価格帯でよく販売しているな…と驚かされるレベル。
印象としては
重低音と高域が強調される迫力あるドンシャリサウンドが好きなら「Edifier Comfo Q」(音場広め)
全帯域をバランス良く聞きたいなら「EarFun Clip」(音場中間)
ハイファイよりでボーカルや高域の楽器を綺麗に聞きたいなら「 Soundpeats UU 」(音場狭め)
という意見です。
どの製品もスマホアプリからイコライザーで調整可能ですが、元の音の傾向は変わらないので自分の好みの音を把握しておくと良いかも。
帯域バランスが良いこともあり、色々なジャンルの曲を境目なく聞きまくる人にとっては相性が良いと感じました。ジャンルごとにプリセット変えるのはしんどいですしね……
イヤーカフタイプで気になるのが音漏れ
EarFunClipはイコライザープリセットが多く、自由度が高いです。
3機種ともノイズキャンセリング機能はついていませんが、EarFunClipは周りの音を聞きやすくするために、中の音を下げる「マナーモード(音漏れ防止モード)」という珍しい機能があり、人が多いところでながら聞き用途で使いたいならこのマナーモードは重宝するはずです。
音場が極端に広がるシアターモードも面白いです。ホールにいる感覚になります。
機能面での特出した点としては、上述した「音漏れ防止のためのマナーモード」とBluetooth® 6.0対応、またLDAC対応している点です。・ハイレゾ認証は受けていますが、再生周波数帯は公表されていません。
また「イヤホン単体で最大10時間再生可能」という点も日常利用で見逃せない点です。
ライトユーザーなら一週間充電しなくても大丈夫そうですね。
音量を上下したり、曲を送ったりするのはタッチセンサーではなく「物理スイッチ式」になっています。
個人的にタッチ式が苦手なのでスイッチ仕様なのは嬉しい!
デメリットとしては、左右固定で入れ替えができない点。
EarFunClipは少し耳を挟む力が強いので、耳の小さい人だと長時間利用で耳が若干痛くなるかもしれません。私の場合は耳が痛くなりました。
再生時間が長い分、重量は他のイヤーカフタイプと比べると重めの片耳5.7gです。といっても従来のイヤホンからすると気にならないレベルではあります。
大きさ目安
仕様比較
| EarFunClip | EDIFIER Comfo Q | Soundpeats UU |
|---|
| 発売年 | 2025/7/4 | 2025/6/21 | 2025/2/24 |
| 価格 | ¥7,990(税込) | ¥6,980(税込) | ¥6,180(税込) |
| 対応カラー | Black,White | Black,White | Black,Purple,beige,White |
| ドライバー | 10.8mmカーボンファイバー複合膜ダイナミックドライバー | 12mmチタンコーティングドライバー | 10.8mmダイナミックドライバー |
| Bluetooth | V6.0 | V5.4 | V5.4 |
| オーディオコーデック(Bluetooth) | LDAC/SBC/AAC | SBC/AAC | SBC/AAC |
| 接続距離(Bluetooth) | 15m(障害物なし) | 10m | 10m |
| 再生周波数帯域 | | 20Hz-20kHz | 20Hz-20kHz |
| Hi-Res | ◎ | ✕ | ✕ |
| 出力音圧レベル | | 85dB ± 3dB(A) | 90 ±3dB(A) |
| アクティブノイズキャンセリング(ANC) | ✕ | ✕ | ✕ |
| AI通話ノイズキャンセリング | ◎ | ◎ | ◎ |
| 再生時間 | [ LDAC OFF ] 10時間(イヤホン) + 40時間(充電ケース使用時)
[ LDAC ON ] 5.5時間(イヤホン) + 22時間(充電ケース使用時)
| 8時間(イヤホン) + 24時間(充電ケース使用時) | 8時間(イヤホン) +30時間(充電ケース使用時) |
| 急速充電 | ✕ | 15 mins = 2 hours | ◎ |
| 防水・防塵規格 | イヤホン:IP55 | イヤホン:IP56 | イヤホン:IP5 |
| イコライザー機能 | ◎(アダプティブ+プリセット+カスタム) | ◎(プリセット+カスタム) | ◎(アダプティブ+プリセット) |
| マルチポイント接続対応 | ◎ | ◎ | ◎ |
| ワイヤレス充電 | ✕ | ✕ | ✕ |
| 充電時間 | イヤホン:約1時間 充電ケース:約2時間(USB経由) | イヤホン:約1時間 (15分急速充電=2時間再生) 充電ケース:約1.5時間 | イヤホン:約2時間 充電ケース:約1時間(USB-C充電) 充電ケース:約2時間(ワイヤレス充電) |
| コントロールスイッチ | 物理ボタン式 | タッチ式 | 物理ボタン式 |
| 空間オーディオ設定 | ✕ | ◎(立体音響モード) | ✕ |
| マイク | 2個(左右各1個) | 2個(左右各1個) | 2個(左右各1個) |
| 付属イヤーピース | なし | なし | なし |
| 重量 | 片耳5.7g | 片耳5.4g | 片耳4.7g |
| アプリ | EarFun Audioアプリ | EDIFIER ConneX | PeatsAudio |
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EarFun Clip の特徴
- Hi-Res Audio認証 & LDAC による高解像度音質
- 超低遅延ゲームモードで、優れたビデオとゲーム体験
- Bluetooth 6.0 で高速・安定した接続とスムーズなオーディオ体験
- 10.8mmカーボンファイバー複合ダイナミックドライバーによる豊かで自然なサウンド
- 5.7gの超軽量デザインと形状記憶合金素材で、長時間でも快適なつけ心地
- 物理ボタンで音漏れしないマナーモードへ切替え
- 最大40時間連続再生、イヤホン本体で最大10時間再生可能で
- 3Dサウンドテクノロジーで臨場感あふれるオーディオ体験
- AIアルゴリズムと2つの優れたマイクでクリアな通話を実現
- IP55 & SweatShieldテクノロジーで水や汗にも耐える耐久性
- マルチポイント接続機能に対応
- Google Fast Pairで素早く簡単に接続可能
アプリ
設定変更は公式アプリから行います。
●Google Play「EarFun Audio」
●App Store「EarFun Audio」
イコライザーモード
EarFunClipのイコライザーはプリセットイコライザーとカスタムイコライザーと適応イコライザーの3種類が利用できます。
適応イコライザーは静かな環境で、各帯域のピーブ音を聞き微調整した上で設定します。静かな環境でないと設定しにくいので注意です。
カスタムイコライザーは複数パターンを保存でき、タップで切り替えできます。
イコライザープリセット
- Default
- ベースブースト
- トレブルブースト
- ベース低減
- トレブル減少
- ボーカル強化
- ボーカル弱化
- Rock
- Pop
- Country
- R&B
- Classical
- JAZZ
- Electronic
- Dance
- Hip-hop
- Metal
- Blues
- Soul
- Hits
- Latin
- Natural
タッチ操作
EarFunClipはバンドのところにタッチセンサーがついています。
他の面白い機能としては「聴力健康」の項目があり、あらかじめ上げられる音量上限を決めておけます。
まとめ
EarFunClip はバランス良く聞けるイヤーカフワイヤレスイヤホン!
色々な音楽ジャンルを聞く人にとっては扱いやすいイヤホンに仕上がっています!
イヤーカフタイプイヤホンが気になっている人にはちょうどよいモデルになっているので、一度検討してみるのをおすすめします!イヤーカフタイプの快適さに慣れると、従来のイヤホンがつけられなくなりますよ!
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