Sonuscore Fragments レビュー!おしゃれな映画やアンビエント音楽向けのモダンパーカッション

Sonuscore Fragments – Modern Percussionはパーカッション音源! FREE Kontakt Player 6.7.1 or laterで動きます。
街のビートからヒントを得た斬新なモダンパーカッション楽器。
従来のパーカッションとは違う日常の雑音や非伝統的な打楽器の音でリズムを刻む音源です。
定番のパーカッションではないため、使い所を考慮しないとズレが生じますが、作りたい目的のテーマとマッチしたら個性的な曲に仕上げられます。
おしゃれなCM用のBGMなどに良さそうです。
◎映画やアンビエント作品向け
◎ポストモダン時代の精神を捉えた打楽器
Sonuscore Fragments レビュー!

- 通常のパーカッションとは異なるおしゃれな次世代サウンド
- 個別のノートを鳴らせるほか、シーケンススイッチあり
- オリジナルWAVの読み込み可能
- 使う場所を選ぶ
- プリセットは少なめ
それではFRAGMENTS – MODERN PERCUSSIONのレビュー!!
FRAGMENTS – MODERN PERCUSSIONは、一般的なパーカッションライブラリには収録されていないサウンドから構成されたパーカッション音源です。各サウンドは12のラウンドロビンと最大5つのベロシティレイヤーで録音され、エフェクトとランダマイズエンジンにより、真に人間的なタッチ(文字通り、人間の体の一部まで使用!)を体感できます。
ということで、よくあるラテンパーカッションやオーケストラパーカッションのように定番の楽器の音を使った音源ではなく、楽器として利用しないような音をパーカッションとして詰め込んだ音源です。
具体的に何の音を元ネタにしているのか?はわかりませんが、バスドラム(Bass Drum),スネア(Snare Drum),フラグメント(Fragments)の音にシーケンサーがあり、3レイヤーの組み合わせでリズムを作り上げていきます。
フォーリーサウンドのワンショット素材を集めてきてサンプルシーケンサーに入れれば似たようなサウンドは作れる気もしますが、FRAGMENTS – MODERN PERCUSSIONで使われているいろんな曲調にマッチしそうな(特にシネマティック向けに!)柔軟性ある音を探してくる・加工して作るのはとても労力がかかりそうです。
パーカッションとしてのサウンドはハッキリ際立っているセンスの良い音ですね。他人と違う印象付けができるサウンドだと思います。注意点としては収録ボリュームが若干小さめなため、他のトラックとボリュームバランスを調整する必要があります。
FRAGMENTS – MODERN PERCUSSION単体だと味気ない感じに聞こえますが、他のトラックと重ねて使うとインパクトがあり、おしゃれなCM用のBGMなどに良さそうです。
⏬️他の楽器と混ざった公式デモ
各サウンドは、ウッド、メタル、メカニカル、ボディ、またはユーザー(独自サンプル)を選択して、組み合わせます。それぞれをON/OFFできるので、トーン調整をレイヤーのON/OFFでつけていく印象です。
最低一つは選択していないと音は鳴りません。
⏬️ FRAGMENTS – MODERN PERCUSSION単体の公式デモ

「Density」をONにすることで無音ステップごとにベロシティの異なるヒットを加え、機械的なニュアンスを消すことができます。
「なるほどな~」と関心してしまったのが、
1ループ終わるごとにランダム生成されるランダマイザー機能。

一巡すると新しいリズムパターンをランダムに生成してくれるので、ベースとスネアは固定しつつフラグメントだけ変化をつけていくといった使い方ができます。
左側のサイコロは通常のランダマイザー。
またSound・Panはサウンドとパン位置をランダムに鳴るようにもできます。
ベーシックなものから実験的なリズムパターンまでを集めたプリセットは111個。鳴らしたフレーズはMIDIエクスポートが可能です。シーケンサーのリズムプリセットがないのだけ残念なところです。

映画やアンビエント作品向けの曲を作っていない人だと、使い所が悩ましい音源ではありますが、あまり聞かない音のアプローチなのでリスナーを驚かすにはピッタリ。
アイデア次第で最先端のサウンドを突っ走ることもできそうな予感がしますね。
独特でモダンなパーカッションの風味を加えることができるFRAGMENTS 、要チェックです!
概要
複雑なリズムを簡単に
各ビートジェネレーターには、 2つのランダム機能を備えたシーケンサーが搭載されています。1つは初期パターンを配置し、もう1つはターンごとにパターンを変化させます。また、サウンドに厚みを加え、無音ステップごとにベロシティの異なるヒットを加えるDensity機能も備えています。
層を重ねて
エンジンの各レイヤーは、オン/オフを切り替えることができる独自の 5 つのレイヤーで機能し、エンジンがサウンドとパン位置をランダムに選択できるようにすることで、サウンドをさらにカスタマイズすることもできます。
創造のプロセスを加速させる
定番からシネマティック、実験的なサウンドまで、豊富なプリセットをご用意しました。100種類以上のプリセットから、パーカッションの旅を始めましょう。
使い方
サウンド
サウンドは、ウッド、メタル、メカニカル、ボディ、またはユーザーセクションにドラッグ&ドロップしたサウンドから選択できます

◎ベース・スネア
12回のラウンドロビンで録音された3種類のオーガニックサウンドが収録
◎フラグメント
17種類のサウンドが収録

Soundはサウンドレイヤーの指定、PanはL~Rの幅を指定。

ノート
C3 | 3つのシーケンスを鳴らす |
D3 | BASSのシーケンスを鳴らす |
E3 | SNARE のシーケンスを鳴らす |
F3 | FRAGMENTSのシーケンスを鳴らす |
手持ち音源を読み込ませる
タブをUserに変更。
中央にあるサークルに対してWAVファイルをドラッグ&ドロップして配置すると、オーディオデータを読み込めます。

使うときはUSERをONにする

個別にトーンを鳴らしたいとき
Engineのボタンを押すと、オクターブごとに各ノートのキーマップが配置されます。
赤:BASS
緑:SNARE
青:Fragment
それぞれのサンプル番号を指定して鳴らせます。

シーケンサー設定

- ステップ数、
- 1ループの進む速度、
- 倍にするか?
- ランダマイザーの実行
- 1ターンごとにランダマイザーの実行
各ステップのベロシティはグラフ上で左クリックしながら動かすと描けます。
エフェクト
FXタブでエフェクトを設定します。
使えるエフェクトは全トラック共通のリバーブ(Reverb Sendでエフェクト量を調整)
各トラックで個別に使えるのは Delay , EQ , Filter

Userページ
SOUNDのTONEとDensityのMIN ~ MAXの値をMIDI CC1, CC11で設定調整可能。
独自サンプルを使う場合は、先にこのUserページでサンプルを読み込ませる工程が必要です。

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他にもあるマルチエフェクトプラグイン!
どこで購入できる?
■海外代理店
pluginboutique,BestService
■日本代理店
sonicwire
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