こんにちは、皆さん。今日は、音楽制作の現場で話題沸騰中のツール、
Three-Body Technology Trinity Shaper についてお話ししましょう。
Trinity Shaper
Three-Body Technology Trinity Shaper って、どんなプラグインなんですか? 名前からしてSFっぽくてワクワクしますけど。
確かに、Three-Body Technologyという開発元が放つこのツールは、まるで未来の音を形作る装置みたいですよね。
簡単に言うと、Three-Body Technology Trinity Shaper は、次世代のトランジェントシェイパー(音の立ち上がり部分、つまり「トランジェント」を細かく調整するエフェクトプラグイン)です。
シングルバンドからマルチバンド(周波数帯域を複数に分けて処理するモード)まで対応していて、音の「芯」と「余韻」を独立してコントロールできるんです。
たとえば、ドラムのキックが弱々しく感じたら、このプラグインでパンチを効かせて、ミックス全体を生き生きとさせる。そんな役割を果たします。
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目次
トランジェントシェイパーとは?
え、トランジェントシェイパーって具体的に何をするんですか?
僕、DAW(デジタルオーディオワークステーション、パソコン上の音楽編集ソフト)でドラムをいじってるけど、いつも音がぼやけちゃうんですよね
音の立ち上がり(アタック成分)” や “減衰・持続(サステイン成分)” を操作できるツール。打楽器のパンチ感を出したり、ノイズを抑えたりするのに使う
ドラムならAttackノブを少し上げてみて。キックの頭がシャープになって、ビートが前に出ましたよね。
なぜThree-Body Technology Trinity Shaper を導入するのか
Trinity Shaperではなく他のシェイパーじゃダメなんですか?
Trinity Shaper は従来型とは違って”Attack / Body / Sustain” の3つの段階で操作できるっていう点が大きな鍵。
このプラグインの最大の魅力は、「Bodyコントロール」にあります。通常のトランジェントシェイパーはアタックとサステインを単純にブーストするだけですが、ここでは音の「コア(本体の響き)」と「テール(余韻の広がり)」を細かく分離して操れるんです。
さらに、4つのマルチバンドとパラメトリックサイドチェーンEQ(外部信号で処理をトリガーするフィルター、
簡単に言うと特定の周波数だけ反応させる仕組み)が搭載されていて、ADAA技術(高度な信号処理アルゴリズムで、クリアな音を保ちながら自然なシェイピングを実現)で低レイテンシー(遅延が少ない)を実現しています。
Trinity Shaper を導入する理由・個性的な特徴(なぜ選ぶのか?)
で、このプラグイン、他と比べて “ここがすごい” っていう特徴って何ですか?
いいところをいくつか具体的に挙げよう。それぞれに実践例も交えて説明するね。
特徴①:Attack / Body / Sustain の三段階制御
- これが最大のウリ。従来のトランジェント・シェイパーは “Attack と Sustain” の2軸が中心、または単純なアタック強調・減衰調整だけ。
Neutron トランジェントシェイパー Attack/Sustainの調整のみ
- Trinity Shaper は “Body” という中間領域も制御できる。つまり「立ち上がり直後~減衰に移るあたりの中間時間帯(例:20~50 ms 程度)」を増幅/抑制できる。これにより “太さ” や “重み” を音に付加できる。
- 実践例:スネアに対して Attack は強め(パンチ感)、Body も少し上げて “厚さ” を出し、Sustain は控えめにして余韻を締める調整。
特徴②:シングルバンド ⇔ マルチバンド モード切替可能
マルチバンドモードが付いているトランジェントシェイパーは増えてきています。
- シングルバンド:1本の信号全体に対して調整
- マルチバンド:高域・中域・低域に分割して、それぞれ異なるトランジェント処理をかけられる
- 実践例:ドラムバスで、低域(バスドラ)には強めにアタック、金物高域には少し抑えめに処理。こうすることで混ざりを損なわずバランスを取れる。
特徴③:サイドチェイン EQ や内部制御が柔軟
- Trinity Shaper には パラメトリックなサイドチェイン EQ が備わっていて、特定周波数に基づいて処理をコントロールできる(たとえば、低域だけを対象にするなど)。
- また、リミッターやメイクアップゲイン、オーバーサンプリングなどの機能も付属。これらで“破綻防止”や“クリアさ”を保てる。
特徴④:視覚的な操作性・安定性
- UI(ユーザインタフェース)は情報量が多く、波形表示や各バンドの状態が見える化されているというレビューが多い。
- バージョン 1.1.0 では、マルチバンドモードで各バンドのゲイン調整ノブ追加、サイドチェインモード表示機能改善などが行われた。
では実践的に、Trinity Shaper はどう使うのがいいですか?どんなジャンルで映えるの?
順に見ていこう。まず使い方の手順、その後ジャンルとの相性、注意点も含めて話すね。
| ステップ | 操作内容 | ポイント・注意 |
|---|
| ① プラグイン挿入 | ドラムトラック、またはドラムバスに Trinity Shaper をインサート | 他のコンプレッサー/EQ の前後関係を考える(並列処理や挿入位置にも注意) |
| ② モード選択 | シングルバンドかマルチバンドか選ぶ | 最初は “シングルバンド” で様子を見て、慣れたら “マルチバンド” にトライ |
| ③ Attack / Body / Sustain の初期設定 | すべて 0dB(オフ)状態からスタート | 変化を少しずつつけて “耳” で確認 |
| ④ フィルター設定(HP, LP) | Attack/Body/Sustain に対して高域・低域のカット/ブースト範囲を設定 | 例えばスネアの高域ノイズを除外するよう LP カットを入れるなど |
| ⑤ 各軸の調整 | Attack を上げてパンチ感、Body を上げて厚さ、Sustain を下げて余韻の締まり感、など | “耳で変化を確認しながら少しずつ” が大事 |
| ⑥ 出力リミッター/メイクアップゲイン | トランジェント強化でレベルが跳ねすぎないようにリミッター、または出力を調整 | クリッピングを防ぐよう注意 |
| ⑦ A/B 比較 → 微調整 | プラグイン ON/OFF 比較、元音との差を確認しつつ最終調整 | 元音とのバランス崩れを防ぐ |
ジャンルとの相性(“生きる”音楽スタイル)
エレクトロニック / EDM / ハウス / テックノ
パーカッションが主役となるシーンでは、アタックを強調したり、Body を調整することで打ち込み音に“肉感”を与えやすい。
ロック / メタル / ポップス(ドラム系)
スネアやバスドラで明確な輪郭を出したいときに有効。
ポップ / R&B / ヒップホップ
ボーカル周りのトランジェント処理や、ビートとシンセの融合バランスを取るときにも使える。
ダンスミュージック(ブレイク、ドラム & ベース 等)
短い時間でのアタック調整や余韻制御が重視されるので、このプラグインの繊細な制御能力が活きる。
なるほど。ジャンル的には“打楽器やリズムが中心”なものと相性いいんですね。
そう。ただし、極端な調整は音を不自然にしたりノイズを出したりするから、ほどほどにね。
注意点・コツ・落とし穴
- 大幅に Attack や Body をブーストすると、ノイズやクリック感、破綻(音が割れるなど)が出ることがある。
- レイテンシー(遅延)や検出器精度に関して、ユーザーから “検出器がイマイチ” といった指摘も見られる。
- 高負荷環境だとプラグインの起動が遅い、あるいはエディット画面で動作重くなるケースも、フォーラムで報告されている。
- マルチバンドモードではバンドごとのゲイン調整をうまく使わないと、バンド間のバランス崩れが起きやすい。
- 旧バージョンからのアップグレードがあるなら、新機能を把握しておかないと “前の使い方での癖” が手戻りを招く。
類似プラグインとの比較
じゃあ、他の有名トランジェントシェイパーと比べたらどうなんですか?
| プラグイン名 | 長所(Trinity との差別点) | 短所・注意点 |
|---|
| SPL Transient Designer | 古典的でシンプル、安定感あり。操作感が直感的。 | Attack/Sustain の2軸のみで、Body のような中間制御はない |
| Oxford Envolution | 高品質なトランジェント処理、安定性あり。 | Trinity の Body 制御のような中間領域操作はないとされる(ユーザーレビューより) |
| Oeksound Spiff | 特定周波数帯の過渡(transient)に的確に働きかける能力あり | 総合的な三段階操作という面では範囲が異なる性質 |
| Boz Transgressor | 独自設計でアタックやサステインの操作性が高い | 中央 Body 操作やマルチバンド制御までは手が届かないことが多い |
導入判断チェックリスト
- 「立ち上がり直後~中間成分(Body)」のコントロールをしたいか
→ Yes なら Trinity Shaper が非常に魅力的
- 複数バンドに分けてトランジェント処理したいか
→ Yes ならマルチバンド機能を使える Trinity Shaper が有効
- CPU 負荷や遅延が気になる環境か
→ 軽量な代替トランジェントシェイパーも併用検討
- すでに使い慣れたトランジェント操作感があるか
→ 新しい “Body” 操作には慣れが必要
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