ミックスでトラックの音がもっと全面に出てくるようにしたい!
目立ちすぎるので音像をぼんやりさせたい!
というときに活躍するのがトランジェントシェイパー!
Newfangled Audio Articulate(アーティキュレート) はEventideのブランド「Newfangled Audio」で扱うトランジェントシェイパープラグイン!
Articulateでミックスを自在にコントロール!
EQ操作と同じくらい簡単にダイナミクスを調整できます。
Articulate
目次
Newfangled Audio Articulateとは?
直感的に操作できるダイナミクス
次世代のエンベロープシェイパー、Articulateでミックスを自在にコントロール。ダイナミクスの調整がEQ操作と同じくらい簡単になります。単なるトランジェントシェイパーではなく、
Articulateはオーディオを
アタック、ディケイ、サステイン、リリースの4つのバンドに分割します。
対応するフェーダーでレベルを調整することで、トラックにスマック、パンチ、ボディ、エアを瞬時に加えることができます。
- ミックスの中で際立つパーカッションのトランジェントを強化
- 注目を必要とする楽器の存在感を高める
- 完璧な音の減衰のためにサステインをコントロール
- 必要な場所に明瞭さとパンチを加える
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Newfangled Audio Articulate レビュー
Newfangled Audio Articulate
メリット
- アタック、ディケイ、サステイン、リリースの4つのバンドを調整できる
- ノブが少なく操作が簡単
デメリット
- トランジェントを操作するとどうなるのか?を最初に理解する必要がある
- プリセットの文字が小さい
それではNewfangled Audio Articulateのレビュー。
従来のトランジェントシェイパーですと、どのメーカーもそんなに大差なくどれも同じかな?と感じるところが多かったので、画面の見やすさやボタン配置で使いやすいものを選んでいました。
「transi・・・」まで検索バーへ入れるとNeutron5のトランジェントシェイパーが出てきたので、じゃあNeutronでいいか!ぐらいのノリで決めていましたが、Articulateは機能が全然違います。
前述の通り Articulateではアタック、ディケイ、サステイン、リリースの4つのバンドに分割して設定できるので音の調整幅が断トツに増やせます。
Articulateがほかのトランジェントシェイパーと違う点として
- Attack(Smack)
- Decay (Punch)
- Sustain (Body)
- Release ( Air)
と4つに分解された成分を調整できる点です。
イメージとしてはシンセのADSRの解釈と同じですので、より細かくダイナミクスを設定できます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ADSR
これまでのトランジェントシェイパーはAttackとSustainが調整できるものがほとんど。
「SPL Transient Designer Plus」はトランジェントシェイパーの代表的なプラグイン
細かく音の調整ができるのがNewfangled Audio Articulateの強みになっています。
2024年にリリースされたThree-Body Technology Trinity ShaperでもAttack、Sustain,Bodyの3つの調整幅でしたので、4段階に分かれているのは数あるトランジェントシェイパーの中でも非常に珍しいです。
調整幅があるということはその分、設定が難しい・・・・となるのですが、Newfangled Audio Articulateではスライダーを上下に動かすだけと極力単純化されているため、とっつきやすいのもメリット。
Newfangled Audioはマスタリング向けのエフェクトでも人気のあるメーカーですので、(日本ではさっぱりですが)信頼性もバッチリ。
Attack、Sustainの2つで音を前に出すイメージのトランジェントシェイパーでしたら、4つの調整幅があることで
前にも後ろにも調整できますね!
ドラムに使う事例が効果としてわかりやすいので聴き比べしてみます。
Attack / Smack
Articulate OFF
アタック音が強調されます
Articulate ON Attack:8.2dB
Decay / Punch
Articulate OFF
ドラムが前に出てくる感じがします
Articulate ON Decay:9dB
Sustain / Body
Articulate OFF
サスティンが伸びることで音像が大きくなったドラムの音になります
Articulate ON Sustain:9dB
Release / Air
Articulate OFF
ドラムが消えるまでの音量が上がるので、広い空間で鳴っているような感覚で派手に聞こえます
Articulate ON release:9.1dB
Releaseをマイナスにすると音が素早く切れるため、デッドな空間でドラムを叩いているような音になります。
Articulate ON release:-10.6dB
ドラム以外にも色々使える
Articulateを使う音の素材のADSRによっても効果が変わってきますが、ドラム以外にもベース、ギター、ボーカル、シンセとあらゆる素材に対してArticulateを使ってダイナミクス調整ができます。
プリセットが72個用意されていて、基本的にはプリセットから選んで微調整すれば問題なく使えます。
地味に便利なのが内蔵のLimiterで、トランジェントシェイパーを調整して持ち上げていくとレベルがあがりすぎてクリップしてしまうこともあります。そんなときにLimiterをOnにしておけばクリップせずに調整できます。
画面下のSEPARATIONのスライダーはArticulateの効果を極端に聞かせるFOCUSED,もっと滑らかにするSMOOTHでどの程度にするか作りたい音に合わせて調整できます。
左端では分離が非常にスムーズになり、ATTACK、DECAY、SUSTAIN、RELEASE 間の遷移はアーティファクトを避けるために緩やかになりますが、チャンネル間のブリードが大きくなります。つまり、リリースチャンネルにトランジェントアタックが残る場合があり、その逆も同様です。右端では分離がフォーカスされ、各チャンネル間の遷移が非常に速くシャープになります。これによりチャンネル間のブリードは軽減されますが、極端な設定ではポンピングアーティファクトが発生する可能性があります。
他にはSidechain設定、エフェクト量を調整するMIXと、エフェクトがかかっている音のみを聞くデルタボタン,UNDO/REDO,ABスロットが用意されており、シンプルな構成です。
Newfangled Audio公式で出ているチュートリアル動画がわかりやすいので参考にしてみてください。
ドラムの調整は特にわかりやすいです。極端にタイトなサウンドにしてファンクドラムっぽくしたり、BODYを強調してラウド・ロック向けのドラムにしたりとArticulateで大きく印象を変えられる事例が紹介されています。
00:00) トランジェントの形状が適切でなければ、EQやコンプレッションといった従来のツールだけでは不十分です。パンチの効いたダイナミックなミックスには、エンベロープシェイピングが鍵となります。
(00:43) Articulateプラグインは、Attack、Decay、Sustain、Releaseの4つのメインコントロールでダイナミクスを正確にコントロールし、あらゆるサウンドのタイト感や広がり感を調整できます。
(01:23) Separation(ドライ/ウェットミックスではなく、エンベロープギャップコントロール)や内蔵リミッターなどの追加コントロールにより、明瞭さを損なうことなく、アグレッシブなサウンドシェイピングが可能です。
(01:54) プリセットとサイドチェーン機能を搭載しており、ダッキングやダイナミックスカルプティングなど、様々な用途に柔軟に対応します。
(02:38) ドラムでのデモンストレーション:アタックとディケイを調整するとパンチとサウンドの強弱が強調され、サステインとリリースを調整するとボディとテールがコントロールされます。
(03:42) 808の場合:キックにサイドチェインをかけることで、808の音をミックスの中でより自然に調和させ、明瞭度と低域のタイトさを向上させることができます。
(04:28) ボーカルの場合:アタックとディケイをブーストすることで、存在感と明瞭度を高めることができます。サスティンとリリースは、空間的な定位とバイブレーションを調整します。
(05:13) 楽器に使用することで、ミックス内での楽器の「息づかしさ」を微妙に調整したり、EQで調整することなくボーカルのためのスペースを確保したりできます。
(06:31~07:34) キーボード、パッド、ギター、シンセサイザーに効果的で、ピッキングの強弱を抑え、音色に丸みを与え、ミックス全体の動きを強調するのに役立ちます。
(07:34) 最後に:Articulateは、ミックス全体のパンチ、存在感、空間的なダイナミクスを向上させる、高速で直感的なツールです。
お値段もお安め
※価格は2025年5月15日時点のもの。
上記で例としてあげたAttack、Sustain,Bodyの3つの調整幅をもつ「Three-Body Technology Trinity Shaper」は
通常時¥33,148,セール時¥12,187です。
一方でArticulateは
通常時¥11,212,セール時¥4,712とかなり入手のハードルが低く手が出しやすくなっています。
項目数は3つですが、Trinity Shaperの方が細かく設定できるようになっているためよりエンジニア向けな作りになっています。トランジェントを手軽に調整したい人にとってはArticulateが大活躍します。
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- マニュアルは?
-
右上にある「Setting」を押して「User Guide」のSHOWを押します。
-
他のプラグインレビューはこちら
DTMレビュー
過去セール履歴
Newfangled Audio ブラックフライデーセール2025
【2025/11/17 ~ 2026/1/5まで Articulate が 57%OFFのセール】
¥ 11,864 ⇒ ¥ 4,986 (※価格は為替レートで変動あり)
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