「綺麗なピアノ音源」なら、世の中に溢れるほどあります。グランドピアノの荘厳な響き、優等生なローズ・ピアノの心地よい揺らぎ。
けれど、あなたが求めているのはそれでしょうか?
もっとザラついた、煙たい、路地裏のようなサウンド。指先から血が出るような、あるいはスピーカーが焼け付くような「歪み(GRIT)」ではないでしょうか。
UJAMが放つVirtual Pianistシリーズの異端児、「GRIT」は、そんなあなたのための音源です。これは単なるエレクトリック・ピアノではありません。鍵盤が弾けないギタリストやビートメイカーにこそ手にしてほしい、最高の「汚し」ツールです。
目次
鍵盤が弾けなくても「汚れ」は作れる:Virtual Pianist GRITの正体
多くの人がUJAMと聞いて思い浮かべるのは、ドラム音源の「Beatmaker」シリーズや、ベース音源の「Virtual Bassist」でしょう。しかし、「Virtual Pianist」シリーズもまた、UJAMの哲学である「Frustration-free(ストレスフリー)」を体現した素晴らしいラインナップです。
Beatmakerのピアノ版? UJAMが放つ「Virtual Pianist」とは
Virtual Pianistの最大の特徴は、文字通り「仮想のピアニスト」が中にいることです。
DAWでCメジャーのコードを白玉(全音符)で入力するだけで、そのジャンルに特化したプロフェッショナルなバッキングパターンを自動で演奏してくれます。アルペジオ、リズミックなコードバッキング、装飾音……それらすべてが、指一本、あるいはコードを指定するだけで生成されます。
つまり、ピアノのレッスンを受ける必要も、MIDIパッドを必死に叩く必要もないのです。
綺麗な音はいらない。「GRIT(砂利)」という名のWurlitzer
シリーズの中でも異彩を放つ「GRIT」がサンプリングしているのは、1950年代のヴィンテージ・エレクトリック・ピアノ、Wurlitzer(ウーリッツァー)です。
Rhodes(ローズ)が「鐘」のような透明感を持つとすれば、Wurlitzerは「リード」の振動による野太く、攻撃的なサウンドが特徴です。GRITは、そのWurlitzerをさらに真空管アンプでドライブさせ、テープでサチュレーションさせ、文字通り「砂利(GRIT)」のように粗く加工した音源です。
5つのキャラクターが織りなす「歪み」のグラデーション
GRITには5つの「Character」モードが用意されています。これらは単なるEQプリセットではなく、楽器の挙動そのものを変化させます。
GentleからHypeまで、楽曲に合わせた汚し方
- Gentle: 名前はジェントルですが、それでも十分にLo-Fiです。少し埃をかぶったような、温かいノスタルジーを感じさせます。
- Classic: 70年代のファンクやソウルで聴ける、あの小気味良いWurlitzerサウンド。カッティングギターのようにリズムを刻むのに最適です。
- Distorted: ここからが本番です。アンプのゲインを上げ、音が割れ始めた状態。ロックやブルースのバッキングに、ギターに負けない存在感を与えます。
- Hype: 現代的なトラップやEDMにも馴染むよう、高域を強調し、コンプでパツパツに潰したサウンド。ミックスの中で強烈に主張します。
- Surreal: もはやピアノではありません。強烈なモジュレーションや空間処理により、アンビエントやホラー映画のようなテクスチャを生み出します。
Finisherエフェクトとの組み合わせで無限のサウンドメイク
UJAMのお家芸である「Finisher」ノブも健在です。これは複数のエフェクト(ディレイ、リバーブ、フィルター、ディストーションなど)を複雑に組み合わせたマクロコントロールです。
ノブを一つ回すだけで、音が宇宙空間へ飛んでいったり、ラジオボイスになったり、ビットクラッシュして粉々になったりします。45種類以上のFinisherプリセットが搭載されているため、「音作りで悩む」という時間を「音選びを楽しむ」時間に変えてくれます。
プレイヤーモード vs インストゥルメントモード
GRITには2つの動作モードがあります。これを使い分けることで、初心者から上級者まで、あらゆるニーズに対応します。
指一本でプロのバッキング:Player Modeの活用術
「鍵盤は弾けないし、コード理論も怪しい」。そんな人は迷わずPlayer Modeを選んでください。
画面下部の鍵盤エリア(コードレンジ)を押さえるだけで、選択したStyleに合わせた演奏が始まります。左手でコードを指定し、右手(実際には高音域のキースイッチ)で演奏の複雑さ(Busyness)やダイナミクスをリアルタイムにコントロールする。これだけで、まるで熟練のセッションミュージシャンがそこで弾いているかのようなトラックが完成します。
特にHip HopやNeo Soulのような、「独特のタメ」が必要なジャンルにおいて、クオンタイズされたMIDIを打ち込んでからヒューマナイズする手間が一瞬で解消されるのは革命的です。
自分の手癖で弾く:Instrument Modeでの音作り
もちろん、鍵盤が弾ける人にとっては「勝手に弾かれる」のが邪魔な場合もあるでしょう。その場合はInstrument Modeに切り替えれば、単なる高音質なWurlitzer音源として使用できます。
しかし、ただの音源ではありません。前述のCharacterやFinisher、そして強力な内蔵コンプレッサーやEQを通した音は、最初から「レコードの音」になっています。ミックスの段階であれこれ加工しなくても、弾いた瞬間からインスピレーションを刺激してくれる。それがUJAMの音作りの流儀です。
まとめ:優等生なピアノ音源に飽きたあなたへ
今の音楽シーン、特にLo-Fi Hip Hopやインディー・ロックにおいて、「綺麗すぎる音」は時として異物になります。ノイズが乗り、歪み、揺れている音こそが、リアリティと感情をリスナーに伝えます。
Virtural Pianist GRITは、そんな時代の空気を完全に理解した音源です。
もしあなたが「自分のトラックには何かが足りない」「優等生すぎてつまらない」と感じているなら、この不良ピアニストをバンドメンバーに迎えてみてください。その薄汚れた指先が、あなたの音楽に最高の色気を加えてくれるはずです。
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