Elysia Alpha Compressor v2 !決定版のモダンマスタリングコンプレッサー

June 20, 2025

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中の人

極めてクリーンな圧縮が人気のマスタリングコンプ

Brainworxから出ていたマスタリング向けのコンプレッサープラグイン「Elysia Alpha Compressor」が改良され、場バージョン2の「Elysia Alpha Compressor v2」になりました。

最新の物理モデリング技術とBrainworxによる精緻な新モデルLehle内蔵トランスフォーマーを駆使し、アナログ本来の温かみをプラス。さらに、現代の画面解像度に最適化したカスタマイズ可能なUIも備えた

Elysia Alpha Compressorプラグイン自体は古いものだったため、今回のアップデートでGUIが大きくなったのが嬉しい点です。高解像度モニターでの使いやすさに影響する点ですから、待ちに待った対応となります。

V2 のプラグインのみの機能強化が追加されています。

主な特徴

ハードウェアからモデル化:

elysia とのコラボレーションによるオリジナルの Alpha コンプレッサーの正確なエミュレーション。プラグイン形式で利用できる最も洗練された完全なダイナミクスコントロールセットを提供します。
極端な設定を適用した場合でも、元のソース素材の音響の完全性を維持します。
統合された M/S マトリックス: 標準的なステレオ操作の代わりとして、ミッド信号とサイド信号を個別に処理できるため、ステレオフィールドの精度をさらに高めるオプションが広がります。
フィードフォワードとフィードバック: 圧縮タイプは各チャンネルごとに個別に選択できるため、ボタンを押すだけで異なる特性の応答が可能になります。
Auto Fast: 切り替え可能なセミオートメーションにより、複雑な素材を扱う場合でも、調整可能な値に基づいて常に完璧なアタックとリリースが提供されます。
Niveau EQ は、きめ細かなトーンシェーピング、明瞭度の向上、そして耳障りさのないパンチをさらに高めるコントロールを提供します。
サイドチェーンフィルター: オンボードの周波数選択圧縮により、複雑なルーティングの必要性を回避し、効率的なワークフローを促進します。
パラレル圧縮: ダイレクト信号と圧縮信号の両方を必要に応じてブレンドできます。

V2 のプラグインのみの機能強化:

高解像度ディスプレイ向けにCPU効率とサイズ変更が可能なUIを完全に改良
超リアルなアナログ動作とチャネル変動を実現するBrainworx TMT（許容モデリング技術）
豊かな高調波飽和を実現するTX-Driveトランスモデリング
高度な空間コントロールを実現するステレオ幅とモノメーカー
現代のマスタリングワークフローに合わせたヘッドルームコントロール
自動出力ゲインによるメーターとゲインステージングの強化
アンビエンス、外部サイドチェーン（キー）入力、サイドチェーンリスニング

(00:00) Audio AnimalsのPaul Ashmore氏が、名高いマスタリングハードウェアのプラグイン版であるelysia alpha combress V2をご紹介します。このコンプレッサーは、今回アップグレードされ、Plugin Allianceから入手可能となりました。

(00:31) バージョン2は、オリジナルプラグインのコア機能をすべて継承しつつ、最新のPlugin Alliance標準に準拠した改良点が加えられています。例えば、より使いやすく、見た目も美しい刷新されたGUIなどです。

(01:00～01:41) サウンド比較では、バージョン2をアクティブにすることで、ミックスの明瞭さと深みがどのように向上するかを解説します。

(01:41～02:46) コンプレッサーのパラメータ解説：

Threshold: 圧縮開始レベル

Ratio: 圧縮の強さ

Attack/Release: 圧縮の開始と解除の速度

Auto Fast: トランジェントに合わせて調整するダイナミックタイミング

(02:46～03:00) ユーザーは、フィードバック（よりスムーズで音楽的な）とフィードフォワード（より高速で正確な）のコンプレッションタイプを切り替えることができます。

(03:00～03:39) 内蔵のTilt EQは、ゲインと周波数ピボットによって音色バランスを調整します。ゲインをプラスにすると高域がブーストされ、低域がカットされます。逆もまた同様です。

(03:39～04:00) サイドチェーン機能：ハイパスフィルターのカットオフとゲインを設定します。ミックスコントロールは、ドライ信号とコンプレッションされた信号をブレンドします。

(04:00～04:32) その他の機能：

メイクアップゲインは、ボリュームの低下を補正します。

ソフトクリップは、耳障りなトランジェントを防ぎます。

トランスフォーマー（旧称「ウォーム」）オプションは、トランスフォーマー回路を介してアナログ的な色付けを加えます。