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Takumi GEN III SHAMISENレビュー!三味線の奏法にこだわりたい人向けの音源

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三味線のフレーズを打ち込んだら、全部同じ弾き方で単調になった…… 音程を滑らせるあの動きを、ピッチベンドで一音ずつ描くのは手間がかかりすぎる……

そんなときに使いたいのが「Takumi Audio 三味線」(正式名称は GEN III SHAMISEN)。

Takumi Audio 三味線は、三味線専用のサンプル音源です。13種類の奏法をキースイッチで切り替えられて、ベンドはBPMに合わせた長さで動かせます。三味線をDTMに取り入れたい人向けの音源です!

目次

GEN III SHAMISEN はどんな人におすすめ?

  • 三味線の弾き分けを、キースイッチで打ち込みたい人
  • ベンドやビブラートの表現を、手間をかけずに入れたい人
  • ボカロ・アニソン・ゲームBGMなどで、和風のフレーズを自作したい人
  • 三味線に絞った専用音源を探している人

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中の人

三味線のアーティキュレーションにこだわりたい人におすすめ!

Takumi Audio 三味線とは? 三味線専用のサンプル音源

ブランドはTAKUMI Audio、ベンダーはAOINIA LLC。販売代理はSI Holdings Co., Ltd.です。

「GEN SERIES」というシリーズの第5弾で、同じシリーズには琴(13弦と17弦)の音源もあります。TAKUMI Audioは、コンプレッサー系のエフェクトも出しているブランドです。

主なスペックは次のとおり。

  • 音源の種類:三味線のサンプル音源
  • 奏法:13種類(キースイッチと画面上のボタンで切り替え)
  • 演奏音域:A2〜D6
  • ベンド:BPM同期(1/16〜1/1)
  • フレーズ・FX:16パッドのワンショット

Takumi Audio 三味線の主要機能

13奏法

奏法の切り替えは、鍵盤のC1〜C2に割り当てられたキースイッチで行います。

画面上のボタンでも切り替えられます。

キー奏法(英語表記)日本語での意味
C1Sustainサスティン(伸ばす基本の奏法)
C#1Finger指で弾く奏法
D1Staccatoスタッカート(短く切る)
D#1Mute Hard強めのミュート
E1Mute Soft弱めのミュート
F1Vibrato Soft弱いビブラート
F#1Vibrato Hard強いビブラート
G1Bend Up Small小さい上昇ベンド
G#1Bend Up Medium中くらいの上昇ベンド
A1Bend Up Octaveオクターブ上昇ベンド
A#1Bend Down Small小さい下降ベンド
B1Bend Down Medium中くらいの下降ベンド
C2Bend Down Octaveオクターブ下降ベンド

ビブラートは強弱の2種類、ミュートも強弱の2種類。ベンドは上昇・下降それぞれ小・中・オクターブの3段階です。ミュートとビブラートに強弱がある分、同じ音を繰り返すフレーズでも、奏法を置き換えて変化をつけられそうです。

キースイッチは、弾かせたいフレーズの前にそのキーのノートを置いて、奏法を指定する使い方が一般的です。画面上のボタンでも切り替えられるので、まず試したいときはこちらが手軽です。

BPM同期ベンド

6種類のベンド(上昇3・下降3)は、SYNCをオンにすると、指定した音符の長さの中で音程が動きます。

  • 長さの選択肢:1/16から1/1まで(3連符と付点も含む)
  • 初期値:1/4
  • SYNCをオフ:収録されたとおりの動きで再生

たとえばBPM120なら、1/4の長さは0.5秒。BPM90なら、約0.67秒です。同じ設定でも、曲のテンポに合わせて動く時間が変わります。

ベンドの動きがテンポ基準になるので、リズムに合わせて音程を滑らせたい曲や、後からテンポを変えるかもしれない曲で扱いやすいと思われます。反対に、収録のままのニュアンスで鳴らしたい場面では、SYNCをオフにすればOKです。

16パッドのPhrase & FX

C7〜D#8の16鍵が、フレーズとFXのパッドになっています。ワンショットの素材で、メロディとは別の発音枠で鳴る仕組み。長いフレーズを鳴らしても、メロディの発音数を食わない設計です。

GATEとSTOP ALLの操作も用意されています。STOP ALLは名前のとおり、鳴っているものを全部止めるボタンと思われます。

音域と鍵盤の割り当て

演奏できる音域はA2〜D6で、3オクターブ強。鍵盤は次の3つの領域に分かれています。

  • C1〜C2:キースイッチ
  • A2〜D6:演奏音域
  • C7〜D#8:Phrase & FX

音域の外の鍵盤は、画面上で暗く表示されます。鍵盤にカーソルを乗せるか、タップすると、その鍵の役割が出てきます。

コントロール

つまみ類は、GAIN、ATTACK、RELEASE、TUNE、PB RANGE、VEL TONE、HUMANIZEの7つ。名前から考えると、音量、音の立ち上がりと余韻、音程の調整、ピッチベンドの幅、ベロシティによる音色の変化、演奏のゆらぎの付け方あたりを触れそうです。

つまみが少ないぶん、調整に迷う場面は少なそうな印象。細かい音作りより、奏法の切り替えで表情をつけるタイプの音源です。

Takumi Audio 三味線 レビュー

TAKUMI Audio Plugins GEN lll SHAMISEN
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 生っぽい音を求めている人にコスパが良い
  • アーティキュレーションの多さ
デメリット
  • エフェクトは無し
  • プリセットは欲しかった

TAKUMI Audio Plugins GEN lll SHAMISENのレビュー!

和楽器:三味線のサンプル音源です。

最初KONTAKT音源かと思っていたのですが、KOTAKTは不要で独自のシステムでVSTが立ち上がります。これは嬉しい点!

三味線の生っぽさを求めていてかつ、予算にあまり余裕がない人に特におすすめしたいのがこの三味線音源「 GEN lll SHAMISEN」です。

民族楽器音源は総じて高価なものが多く、揃えていくとシンセより財布の負担が大きいです。

日本の民族楽器音源のメーカーだとSonica Instrumentsが最高峰のサウンドですが、このメーカーはやはり高嶺の花。音の良さはピカイチですが、シリーズを揃えるにはかなりの予算が必要です。

Sonicaまでの音質は必要ないけど、三味線らしさをもった音源をできるだけ安く手に入れたい!ならこの「 GEN lll SHAMISEN」は良い選択肢になります。

三味線音源にはリバーブが付属していることが多いのですが、GEN lll SHAMISENには内蔵エフェクトがついていないため素の状態で鳴らすとちょっと寂しさを感じます。エフェクトスロットにリバーブは必須。

GEN lll SHAMISENにお気に入りのコンプとリバーブを追加してあげるとサウンドクオリティがかなり上がります!

アーティキュレーションの豊富さ

アーティキュレーション(演奏方法)はC1~C2までのキースイッチで切り替えるシステム。Mute HardとMute Softの音がとても生々しくて良い感じ。

AMPセクションでAttackとReleaseを調整できます。アーティキュレーションに合わせたプリセットは欲しかったかなという印象です。Attackは短めにすることで三味線ぽさを強調。長めに設定するとシンセっぽい違う楽器のように聞こえます。

Performセクションで人間の演奏っぽさを出す。

Performセクションでは

  • ピッチベンドの幅を調整する「PB RANGE 」
  • 強弱による音色変化を加えられ、「VEL TONE」(値を上げるほど、弱い打鍵の高域を抑えます)
  • 音ごとの微小な変化を加えて連打の均一さを和らげる「HUMANIZE」

の機能があります。

HUMANIZEは常時ONで使った方が断然良く、表現したい明るさにあわせてVEL TONEを調整すると表現豊かな演奏が可能になります。

同じピッチで連打。ベロシティ値も一定にして鳴らした
HUMANIZE OFF
HUMANIZE ON

通常演奏の他に「PHRASES & FX」が用意されています。

PHRASES & FXでは16個の録音済みのフレーズを呼び出します。

ピックスクラッチのような弦を擦る音だったりちょっとしたフレーズが収録されています。

なお、PHRASES & FXのピッチのKEY変更機能はありません。

GATEのON/OFFで鳴らすPADの再生時間を調整できます。

シンプルイズベストを貫いた音源の形式になっているので、余計な機能を省き操作への負担が少ないのもメリットの一つ。それもあり価格が押さえられているのだと思います。

お手頃価格でしっかりした出音の三味線音源を探しているなら第一候補になるはずです!

あざらあし

デモ期間が3日あり、購入前に自分の環境で音を試せるのも嬉しい点。気になったらぜひ試してみてください。

demo版は公式サイトから https://takumi-audio.com/downloads/?product=shamisen

Takumi Audio 三味線のセール情報(2026-10-29時点)

製品通常価格(表示値)セール価格期限
GEN III SHAMISEN(Plugin Boutique)¥10,500¥6,300(PB表示40%OFF)2026年11月30日まで

ほかのセールはDTMプラグインセールの月次まとめ、ブラックフライデーのセールはブラックフライデーまとめにあります。

ジャンル別の使いどころ

  • 和ロック・バンド系:ビブラートとベンドを使い分けて、リフやフレーズに三味線の動きを足す使い方が考えられます。ギターやバンドの音に混ぜて、和の味付けを足す役割です。
  • ボカロ・アニソンの和風アレンジ:テンポが固定されやすい制作ジャンルなので、BPM同期ベンドが活きそうです。イントロや間奏の三味線フレーズに、下降ベンドや上昇ベンドを打ち込む形が想像できます。
  • ゲーム・映像の和風BGM:16パッドのPhrase & FXは、場面の雰囲気づくりに使えそうです。メロディの発音枠を使わないので、旋律を重ねながらフレーズを足せます。
  • ヒップホップ・ローファイ・エレクトロニカ:スタッカートやミュートで短く刻み、ループの素材として和のテイストを足す使い方が合いそうです。

ほかの民族楽器音源との違い

あざらあし

世界の楽器を幅広く使うなら大型パック、三味線の奏法を細かく使い分けたいなら専用音源、という分け方。どちらが上という話ではなく、役割が違うタイプ。

  • Ethno World 7 Complete:Kontaktで動く大型の民族楽器音源。三味線も含まれる。世界の楽器を広く使いたい人向け
  • UVI World Suite 3:12のカテゴリーに分かれた大型パック。琴、三味線、尺八、和太鼓なども入っている

Takumi Audio 三味線のFAQ

Kontaktは必要ですか?

必要ありません。VST3、AU、AAXのプラグインとして動く音源で、スタンドアロンでも起動できます。Kontaktのようなサンプラーを経由せず、単体のプラグインとして立ち上げる形式です

Plugin Boutiqueで買ったあと、どうやって入れますか?

Plugin Boutiqueのアカウントに、シリアルが発行されます。takumi-audio.comの登録ページでメールアドレスを登録するとダウンロードページに進めるので、OSに合ったインストーラーを入れます。あとはDAWを再起動してプラグインを立ち上げ、シリアルを貼り付けてActivateすれば完了です。

琴の音源もありますか?

同じGEN SERIESに、13弦と17弦に対応した琴の音源があります

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あざらあし

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