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ベースシンセ音源おすすめまとめ!低音が物足りない曲を変えるシンセベースの選び方

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ミックスを何度やり直しても、曲の低域がスカスカに聴こえる……そんな経験はありませんか?

キックは鳴っている。ベースも打ち込んである。なのにクラブ系の市販曲と聴き比べると、自分の曲だけ足元が軽い。EQやコンプをいくら頑張っても埋まらないこの差、実は「ミックスの腕」ではなく「ベースの音源選び」の段階で決まっていることが多いんです。

エレキベース音源で作ったベースラインは、ロックやポップスでは正解でも、トラップ・ダブステップ・テクノ・ハウスでは力不足になりがち。これらのジャンルの低域は、生ベースではなくベースシンセで作られているからです。

この記事では、ベースシンセとは何か・どんな音が作れるのかという基本から、参考にしたい名曲、そしておすすめ機種までまとめて紹介します。


目次

ベースシンセとはなにか?

ベースシンセ(シンセベース)は、その名のとおりベース帯域の音を作ることに特化したシンセサイザーです。汎用シンセでもベース音は作れますが、ベースシンセは最初から低域のために設計されているのが違いです。

具体的には:

  • サブベース(〜60Hz前後)の出力と安定性を重視した設計
  • キックと共存させるためのサイドチェイン・位相管理機能
  • 808系・アシッド系・ワブル系など、ジャンル定番音色のプリセット
  • グライド(ポルタメント)やピッチエンベロープなど、ベース特有の表現に最適化された操作系

どういった音が作れるのか?

ベースシンセで作れる音は、ざっくり分けると以下の系統です。

① サブベース・808系
スピーカーより先に体で感じる超低域。トラップやヒップホップの「ブーン」と沈み込むあの音です。サイン波ベースにディストーションで倍音を足していくのが定番の作り方。

② アナログ系ファットベース
Minimoogに代表される、太くて丸い「ブリブリ」系。ファンク、シティポップ、ディスコ、ハウスまで幅広く使える万能選手です。

③ アシッドベース
Roland TB-303が生んだ「ビヨビヨ」とうねる音。レゾナンスを上げたフィルターをエンベロープで動かすことで生まれる、アシッドハウス・テクノの代名詞です。

④ ワブル・グロウル系
LFOでフィルターやFMを揺らして作る「ウォブウォブ」「グォー」という獣のような音。ダブステップやドラムンベースの主役です。

⑤ リースベース
デチューンしたノコギリ波を重ねた、うなりのある厚いベース。ドラムンベースやジャングル発祥ですが、最近はあらゆるエレクトロニックミュージックで使われています。

──つまり「ベースシンセ=低音用」というより、曲の土台と個性を同時に作る楽器という理解が近いと思います。


ベースシンセを使った参考曲

機種選びの前に、「シンセベースの名演」を時代順に聴いておくと、自分がどの系統の音を欲しいのかが明確になります。

曲名(年)アーティストYouTube注目ポイント
Boogie On Reggae Woman(1974)Stevie Wonder視聴Moogによるシンセベースの金字塔。生ベースのようなグルーヴをシンセで出せる証明
Rydeen(1979)Yellow Magic Orchestra視聴日本のシンセベース原点。歯切れの良いシーケンスベースとキックの絡みを聴く
Acid Tracks(1987)Phuture視聴TB-303のレゾナンスが「うねり」に変わる瞬間。アシッドベースの始祖
Around the World(1997)Daft Punk視聴フィルターの開閉だけで曲を展開させる手法。ベースラインの反復と変化のバランスが絶妙
Scary Monsters and Nice Sprites(2010)Skrillex視聴ワブルベースを世界に知らしめた曲。ベースが「リフ」であり「ボーカル」でもある構造

聴くときの視点:ベースの「音色」だけでなく、キックとベースの住み分けを耳で追ってください。どの曲も、キックが鳴る瞬間にベースがどう避けているか(音量・帯域・タイミング)が計算されています。ここがシンセベース使いの一番の学びどころです。


ベースシンセおすすめ機種

ここからは、現行で入手しやすいベースシンセをおすすめ順に紹介します。価格は2026-06-12時点のもので、セールにより変動します。

1. UVI Rumble ── マルチバンド設計の最新世代

2026年リリースの新作で、現時点のベースシンセでは頭ひとつ抜けた設計だと思います。

最大の特徴は、Body(サブ)・Character(ミッド)・Air(高域)という3つの帯域ごとに独立したシンセエンジンを持つマルチバンド構造。「1つのエンジンで鳴らして後処理で整える」のではなく、最初から帯域ごとに音を設計して積み上げます。サブを濁さずミッドだけ歪ませる、といった処理がシンセ内部で完結するのは、ベース作りの悩みどころを直接解決してくれる発想です。

9種のオシレーター、各エフェクトのフィードバックループ、33のモジュレーションソースと、サウンドデザインの深さも十分。500プリセットも即戦力です。学習コストはやや高めですが、6月28日までのイントロ価格$99は正直かなりアリです。

Rumble はこちら >>

2. Future Audio Workshop SubLab XL ── 808・トラップ系の定番

トラップ・ヒップホップの808ベースを作るなら、まず名前が挙がる定番です。

シンセレイヤー・サンプルレイヤー・X-Subレイヤー(位相が安定した専用サブオシレーター)の3層構造で、「アタックはサンプル、胴体はシンセ、最低域はX-Sub」という分担で808を組み立てられます。サブの位相が常に安定しているので、小さいスピーカーでもローが消えにくいのが実用上の強み。

操作はシンプルで、初心者が最初に買うベースシンセとしても優秀。セール頻度が高く、大幅割引のタイミングを狙えばコスパは抜群です。

SubLab XLはこちら >>

3. D16 Group Phoscyon 2 ── TB-303エミュの決定版

Phoscyon2
Phoscyon2

アシッドベースを作るなら、これ一択と言っていいレベルのTB-303エミュレートです。

D16は実機のサーキットモデリングに定評のあるメーカーで、Phoscyon 2は303特有の「レゾナンスが歌い出す」挙動、スライドとアクセントの絡みまで丁寧に再現されています。内蔵シーケンサーも実機の打ち込み感覚を残しつつ現代的に使いやすくなっており、ランダマイズからの偶発的なフレーズ生成も楽しい。

テクノ・アシッドハウスをやるなら持っておいて損のない1本。逆に303の音が必要ないジャンルなら優先度は下がります。用途がはっきりしている分、刺さる人にはとことん刺さるタイプです。

D16 Group Phoscyon2 はこちら >>

4. Moog Mariana ── ジャンルを選ばない万能機

Moog Marianaレビュー
Mariana 使ってみた

アナログシンセの老舗Moogが出してきたベースシンセの答えがこのMariana!。

2 つのまったく異なるシンセサイザー サウンドをミックスして、ダイナミックに補完し合ったり、デュオフォニックで演奏したりできます。

ゲーム音楽や映像音楽の低域にも対応できる懐の深さがあり、「ジャンルを絞らず1本で済ませたい」人に向いている印象です。

Moog Mariana 購入はこちら >>

5. Excite Audio Bloom Bass Impulse ── 操作の簡単さで選ぶなら

エレクトロ系ベースに特化した音源で、なにより操作が簡単。音作りに時間をかけず、良質なベースをすぐ曲に入れたい人に向いています。詳しくは当サイトのレビューをどうぞ。

Bloom Bass Impulseレビュー!音が良く操作が簡単なエレクトロベース音源!

Bloom Bass Impulse はこちら >>

6. AIR Sub Factory ベースの音の作り方がわからない人に便利なお手軽サブベース音源 ──

シンセベース定番の808 ベースプリセットはもちろんなことR&B、ヒップホップ、ドラムンベース、ポップに適したサウンドプリセットを収録。

音の核心部となるデュアルウェーブテーブルエンジンと追加のサンプルエンジンにより、プロデューサーはベースサウンドをこれまでにないほどコントロールでき、あらゆるジャンルとの互換性が確保されます。

AIR Sub Factoryはこちら >>


7.Output Substance ヒップホップに合うダーティベース音源

クラッシックな定番のエレキベースやアコースティックベース、シンセベースの音も入っていますが、OUTPUT SUBSTANCEの太さを強調したダーティな音が特徴的です。
3レイヤーのベースの音を重ねて力強い音が鳴らせます

Output Substance はこちら >>

選び方のまとめ

欲しい音・スタイルおすすめ
帯域ごとに作り込みたい・最新の設計UVI Rumble
808・トラップ系SubLab XL,SUBSTANCE
アシッド・テクノPhoscyon 2
ジャンルを絞らず1本でAir sub Factory,
とにかく簡単に良い音Bloom Bass Impulse
アナログ系の太さ Moog Mariana

──迷ったら、自分が作りたいジャンルの参考曲をもう一度聴いて、「あの曲のベースはどの系統か」から逆算するのが一番の近道です。

エレキベース・アコースティックベースも含めた音源選びは、ベース音源おすすめ&セール情報でもまとめています。シンセ全般のレビューはシンセカテゴリからどうぞ。


FAQ

Q. 汎用シンセ(SerumやVitalなど)でもベースは作れるのに、専用機を買う意味はありますか?
A. 作れます。ただしベースシンセはサブの位相安定性・キックとの住み分け・ジャンル定番音色へのアクセスの速さで優位です。「ベースの音作りに時間を取られたくない」なら専用機の価値は大きいと思います。

Q. 初心者が最初に買うならどれですか?
A. 操作のシンプルさで選ぶならSubLab XLかBloom Bass Impulse。予算に余裕があり長く使える1本を求めるなら、イントロ価格中のUVI Rumbleも候補です。

Q. 生ベース(エレキベース)の代わりになりますか?
A. なりません。ロックやポップスの「指で弾くベース」が必要な場面では、エレキベース音源を使うべきです。ベース音源カテゴリで紹介しているMODO BASS 2などが該当します。ベースシンセはあくまで電子的なベースサウンドの専用機です。

Q. ベースシンセを使うときにミックスで気をつけることは?
A. キックとの帯域整理が9割です。サイドチェインコンプ、もしくはキックとベースのどちらかをハイパス/ローカットで譲り合わせるのが基本。モノラル互換(サブ帯域をモノにする)も忘れずに。

Q. 無料で試せるベースシンセはありますか?
A. SubLabには機能制限のある無料版が用意されている時期があります。また汎用フリーシンセ(Vital等)でもベースの基本は学べるので、まず無料で触ってから専用機に進む流れもアリです。


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この記事を書いた人

櫻井徳右衛門のアバター 櫻井徳右衛門 音楽プロデューサー・ミュージシャン

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VSTレビュー公開記事・触ったDTMプラグインは1,000個以上を超える。
ギタリスト・作曲家でもあり、音楽リスナーであることから聞くのも好きでイヤホン・ヘッドホンも集めはじめる。

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