年一回のお祭り!2026年ブラックフライデーセールがスタート!

GForce Oberheim Matrix-12!配線が見えて、組むほど音が深くなる!Arturia版と迷う人へ

※本サイトでは、アフィリエイト広告を利用、またはプロモーション記事が含まれている場合があります。

Oberheim Matrix-12の持ち味は、エンベロープやLFOなどのモジュレーションを、好きなソースから好きな行き先へつなげて音を組むこと。実機は、その配線の全体を当時の画面では見せきれず、パネルに配線図を印刷して補っていた。

GForce Softwareが作ったOberheim公認の「Oberheim Matrix-12」は、その配線を画面に出した。ソースをツマミへドラッグ&ドロップでつなぐと、ツマミの周りに動く範囲が表示される。素材の構成は実機と同じまま、奥深いモジュレーションを見て触れる形になった。1本つなぐたびに音が変わる様子を目で追えて、その過程そのものを楽しめそう。

ソフト版にはArturiaの「Matrix-12 V」が先にあって、仕様の骨格は近い。選ぶ軸は2つ。配線を画面で見ながら組む楽しさを取るか、実機の設計者が関わった公認品を取るか。

14日間の体験版があるから、自分のDAWで試してから買える。

GForce Oberheim Matrix-12 Intro Sale – 29% OFF

【2026/11/5~ 11/28 まで α が 29%OFF】
¥20,613 ⇒ ¥14,549 (※価格は為替レートで変動あり)

目次

Oberheim Matrix-12とは?GForce Softwareが作る公認のソフト版

Oberheim Matrix-12は、1985年に登場した実機Matrix-12を、GForce Softwareがソフト化したシンセ。GForceは「Matrix-12とXpanderの唯一の公式ソフトウェア」と位置づけていて、実機の設計者の一人であるMarcus Ryleが開発に関わっている。Oberheim公式サイトも、Tom OberheimとMarcus RyleがGForceと協業していると案内している。

実機Matrix-12の立ち位置

実機は12ボイス、ボイスごとに2基のVCO、61鍵のキーボードを持つ。当時の価格は6,399ドル。GForceが使用例として挙げるのは、Vangelis、Depeche Mode、The Orb、Technotronicといった面々。

GForceの説明では、信号経路はシンプルに保たれていて、音の幅はモジュレーションの動かし方に持たせた設計。音の通り道は素直で、奥行きはモジュレーションの組み方に集まっている。

音の作り:2VCOと15モードのフィルター

オシレーター

ボイスごとに2基のVCOを持つ。波形は三角波・ノコギリ波・パルス波。2基目は、ノイズとハードシンクも使え、FMもかけられる。

フィルターとVCA

フィルターは15モード。1〜4ポールのローパス、ハイパス、バンドパス、ノッチ、フェイズ、そしてそれらの組み合わせが並ぶ。その後ろにVCAが2基直列でつながる。

再現度は開発側の言葉

発振器・フィルター・エンベロープの形は、実機に対してモデリングしたと説明されている。目標は「Matrix-12の音がすること」。Marcus Ryleは「実機のニュアンスと細部を本物らしく捉えた最初のソフト」とコメントしている。ただしこれは開発側と協力者の言葉で、実機とどこまで近いかは、体験版で自分の耳で聴き比べられる。

Oberheim Matrix-12の核:モジュレーションが見える

素材は実機と同じ構成

ボイスごとに、エンベロープ5、LFO5、ランプ4、トラッカー3、ラグプロセッサー1、専用のビブラートを持つ。ソースになるのは、キーボード、ベロシティ、リリースベロシティ、プレッシャー、ピッチベンド、モジュレーションホイール、ノートごとのランダム値、MPE。

Matrix-12固有の素材は、名前だけでは分かりにくい。

  • ランプ:時間とともに値が変化していくソース。テンポ同期ができて、カーブはリニアからエクスポネンシャルまで
  • トラッカー:ポイントを打ったグラフで値を置き換えるソース。LFOを4ステップのシーケンスにするトラッカーモードもある
  • ラグプロセッサー:値の変化に遅れをつけて、なめらかにする

面白いのは、どのソースもどの行き先にもつなげて、自分自身にもつなげられること。LFOでLFOの速さを揺らす、といった入れ子が組める。

ドラッグ&ドロップで割り当てる

ソースの十字をつかんで、動かしたいツマミへドロップして割り当てる。割り当てると、ツマミの周りに緑のコロナが出て、モジュレーションで動く範囲が見える。

実機ではパネルに印刷されていた配線図が、ソフト版では画面上でそのまま操作できる。ここがソフト版ならではの変化。

Flow・Mod Matrix・Visualiserの3ビュー

見え方は3つに分かれる。

  • Flow:ボイスのライブ図。音の経路が青で描かれ、モジュレーションは接続すると表示される
  • Mod Matrix:全接続を並べ替え・絞り込み・編集できる表
  • Visualiser:各モジュールのスコープ、フィルターカーブ、エンベロープの形、トラッカーのグラフ

図で全体を見て、表で整理して、グラフで動きを確かめる。1つのシンセの中で見方を切り替えられるから、「どこかに入れたモジュレーションが何に効いているか分からなくなった」を減らせそう。

組むほど音が深くなる

配線が見えるから、1本つなぐたびに音がどう変わるかを追える。モジュレーションホイールでフィルターを開閉し、LFOをピッチに少しかけ、ランプで時間とともに音色を変える。そのLFOの速さを、別のLFOで揺らす。配線を足した分だけ音の表情が増えて、Mod Matrixの表には自分で組んだ配線が並んでいく。

プリセットを入口にして、気に入った音のツマミへ配線を1本足してみる使い方もある。配線を足す前後の違いが、Flowやツマミのコロナで目に見える。組み立てる過程そのものを楽しめるシンセ、という印象。

シングルとマルチ、6ゾーン

シングルモード

12ボイスを1つの楽器として鳴らすモード。ユニゾン、デチューン、スプレッドを備えていて、音を重ねて厚みを出せる。

マルチモードと6ゾーン

ボイスごとに別の音色を割り当てられるモード。6つのキーボードゾーンは重ねられて、ゾーンごとにボイスの割り当て、MIDIチャンネル、マイクロアルペジエーターを持つ。ベースとパッドとアルペジオを1つのインスタンスでまとめる、といった使い方ができそう。

ボイス単位の編集

ボイスごとにソロ、コピー、ペースト、ロック、無効化ができる。任意のパッチから、1ボイスだけを読み込むことも可能。Relative Editを使えば、ゾーン全体のパラメーターを相対的に一度に動かせる。

実機にない追加機能

実機のMatrix-12にはなく、GForce版で加わった機能。

  • ドラッグ&ドロップでの割り当てと、Flow・Mod Matrix・Visualiserの3ビュー
  • ゾーンごとのマイクロアルペジエーター(6つ)
  • テンポ同期のランプ。リニアからエクスポネンシャルまでのカーブ
  • 全LFO波形のスムージング
  • LFOを4ステップのシーケンスにできるトラッカーモード
  • フルMPE対応。パッチごとにティンバーカーブを持つ
  • グローバルマクロ4つ
  • ステレオディレイとマトリクスリバーブ。マルチモードではボイスごとにセンドできる
  • リサイズできるUI

GForce版は、モジュレーションの素材を実機と同じ構成に保ったまま、動かし方を現代的に広げている印象。

Oberheim Matrix-12とArturia Matrix-12 Vの選び分け

ソフト版のMatrix-12には、2014年に出たArturiaのMatrix-12 Vが先にある。仕様を並べると、基本の骨格は近い。

項目GForce Oberheim Matrix-12Arturia Matrix-12 V
ボイス1212
フィルター15モード15モード
エンベロープ55
LFO55
ランプ44
トラッカー33
ゾーン66
エフェクト2種(ステレオディレイ、マトリクスリバーブ)6種(フェイザー、フランジャー、コーラス、アナログディレイ、ピンポンディレイ、リバーブ)

エンベロープ・LFO・ランプ・トラッカーの数が同じで、骨格は近い。この表の項目で違いが出るのはエフェクトだけで、GForce版は2種、Arturia版は6種。内蔵エフェクトの種類を揃えたいなら、Arturia版のほうが多い。

表に出ない部分で、選ぶ軸は次の2つ。

配線を画面で見ながら組みたいか

GForce版は、Flow・Mod Matrix・Visualiserの3ビューと、ドラッグ&ドロップでの割り当てを前面に出している。モジュレーションを「見て組む」こと自体が楽しみなら、そこがGForce版の売りどころ。

実機の設計者が関わった公認品か

Oberheim公認で、Marcus Ryleが開発に並走したのがGForce版。実機への近さを重視して選びたい人には、この経緯が判断材料になる。音そのものの優劣は、耳で聴き比べたい。Arturia版を持っているなら、GForce版の体験版で同じような音を作って聴き比べられる。

すでにArturiaのV Collection 11 Proを使っているなら、Matrix-12 Vはその中に入っている。GForce版を買い足すかどうかは、この2軸と、体験版での聴き比べで決められる。

Oberheim Matrix-12

メリット

  • 音の通り道とモジュレーションの配線が、Flow・Mod Matrix・Visualiserで見える
  • ソースをツマミへドラッグ&ドロップで割り当てられ、動く範囲も表示される
  • 配線を1本足すたびに音の変化を追えるから、組むほど深くなる音作りを楽しめる
  • Oberheim公認で、実機の設計者の一人が開発に関わっている
  • 6ゾーンのマルチモードで、パートごとに別の音色を持てる
  • フルMPE、マイクロアルペジエーター、トラッカーモードなど、実機にはなかった機能がGForce版で加わっている
  • 14日間の体験版で、買う前にCPU負荷や操作感を試せる

デメリット

  • CPU負荷の報告が分かれていて、重いという報告もある
  • 新しいインストーラーとアカウント登録の方式に、戸惑ったという声が出ている
  • ノートPCの小さな画面だと詰まって見えるという声がある(UIはリサイズできる)

使いどころ:ジャンル別

80年代風のシンセポップ・映画音楽

使用例にVangelisやDepeche Modeの名前が挙がっている。ユニゾンとデチューンで音を重ねて、LFOとエンベロープでゆっくり動かす、というパッドやブラスの作り方が試せそう。

リズムに合わせて動く音

テンポ同期のランプとマイクロアルペジエーターで、リズムに合わせて動くフレーズが作れそう。使用例にはThe OrbやTechnotronicの名前も挙がっている。ハードシンクとFMを使ったリードやベースも試せそうな構成。

アンビエント・サウンドデザイン

5つのLFOとトラッカー、ラグを組み合わせると、ゆっくり変化し続ける質感が作れそう。トラッカーモードで4ステップに区切ったLFOは、揺れ方に段差が出るので、有機的になりすぎない動きがほしいときに試したい。

MPEで弾く表現

MPE対応のコントローラーがあるなら、MPEをモジュレーションのソースとして使える。フルMPE対応で、パッチごとにティンバーカーブを持つ。

ほかのシンセを探すなら

モジュレーションを自分で組んで音を作るタイプのシンセとして、u-he Zebra 3も候補に入る。ほかのシンセはシンセサイザープラグインのレビューまとめから。

14日体験版で試したいこと

体験版は、GForce Softwareの製品ページからインストーラー経由で入手する。期間は14日間。試したいのは3つ。

CPU負荷

発売直後のKVRフォーラムでは、CPU負荷の報告が分かれている。重い側の報告は次のとおり。

  • 体験版でRyzenを使って50%という報告
  • Ryzen 9 7950XのStudio Oneで、Poly系のプリセットを1音鳴らしただけでCPU使用率が約39%まで上がるという報告
  • Bitwig 6(Ryzen 7 3700X)で、シングルモードの8ボイス設定だと8インスタンスが上限(4ボイス設定なら16〜20)という報告
  • 3年前のWindows PCで、Cubase 16単体ではプリセットの多くが再生できないレベルで、OB-Eの3倍以上のCPU負荷という報告

軽い側の報告は次のとおり。

  • Cubaseで1ボイス約3%、4音の和音で約7〜9%という報告
  • M1 Max搭載のMacBook Proで、Cubase 16の128サンプル設定のもと5インスタンス(うち4つがマルチ)を鳴らして十分実用という報告

新製品なので結論を出すには早い、という声もある。普段使うバッファーサイズで和音を弾き、マルチモードでゾーンを重ねて、使いたいインスタンス数を立ち上げて試したい。

配線を画面で追いながら組む

ドラッグ&ドロップ、緑のコロナ、Flowの青い経路を使って、配線を追いながら組める。まず1本つないで、Mod Matrixの表に配線が並ぶ様子を見る。配線を増やしたときに、Flowと表を行き来して全体を見渡す感覚も試したい。

インストールとアカウント登録の流れ

GForceの新しいインストーラーとアカウント方式は、発売直後のフォーラムで戸惑いの声が出ていた。体験版の段階で、インストールからアカウント登録までを一度通しておける。

結論

Oberheim Matrix-12は、実機の持ち味だったモジュレーションの奥深さを、画面で見て触れる形にしたシンセ。つないだ配線が見えて、配線を足すたびに音の変化を追える。組むほど音が深くなるシンセ。

Arturia Matrix-12 Vとの選び分けは、配線を画面で見ながら組みたいか、実機の設計者が関わった公認品を選びたいか、の2軸。14日間の体験版で、配線の組み心地とCPU負荷を試してから決められる。

──個人的には、懐かしさより「配線が見えるMatrix-12」に価値を感じる人に試してほしい1台。

どんな人におすすめ?

  • モジュレーションを自分で組んで、音を作り込んでいきたい人
  • 配線を見ながら、音が深くなっていく過程を楽しみたい人
  • 実機Matrix-12の設計者が関わった公認品を選びたい人
  • MPEコントローラーで演奏表現をつけたい人
  • マルチモードで複数パートを1つのインスタンスにまとめたい人

価格と購入

2026-11-06時点のPlugin Boutique(日本表示)の価格。

項目内容
価格14,549円(通常20,613円)
割引29% OFF
セール期限11月28日まで
購入特典無料ギフトとして、ReSing SE(IK Multimedia)かEvolve Elastic Lite(Excite Audio)を選べる表示

買い切り型で、サブスクではない。価格やセール期限は変わる場合があるので、購入前に商品ページの表示を確認したい。

Force Oberheim Matrix-12 Intro Sale – 29% OFF

【2026/11/5~ 11/28 まで α が 29%OFF】
¥20,613 ⇒ ¥14,549 (※価格は為替レートで変動あり)

FAQ

XpanderとMatrix-12はどう違う?

Xpanderは1984年に出た、鍵盤のない6ボイスのモジュール。Matrix-12は、その約1年後に出た12ボイスの鍵盤付きで、実質Xpander2台に鍵盤を合わせた構成と言われる。GForceはMatrix-12とXpanderの公式ソフトと位置づけていて、実機のMatrix-12とXpander由来のパッチも収録している。

ボイス数は12より増える?

増えない。12ボイスが上限で、マルチモードでは12ボイスを各パートで分け合う形。

1つのツマミにいくつのソースをつなげられる?

1つのパラメーターにつき、バイポーラのスロットが6つ。それぞれのスロットにクオンタイズを設定できる。ソースは同じツマミに複数重ねられて、自分自身につなぐことも可能。

プリセットだけでも使える?

570以上のプリセットが入っている。内訳は、新規に作られた380以上と、実機のMatrix-12やXpander由来の190以上。パッチブラウザーはフィルターとタグで絞り込める。プリセットから入って、気になる音のツマミにモジュレーションを割り当てていく流れも取れる。

メルマガとLINE

あざらあし

こちらのメルマガでは音楽TIPSをお届け!

お気に入り記事に追加する (ブックマーク)

各記事に置いてある「お気に入り記事に追加する☆」のボタンを押すことで、ブックマーク一覧からお気に入り記事を再度探しやすくなります。一覧から削除するときは Favorited済  をクリック

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事について質問がありますか?コメントはお気軽にご記入ください

コメントする

目次