本記事は、レビューのためにPluginBoutique Japan様から製品提供いただき作成しています
「W. A. Production」からBabylon が進化してバージョン2へ!「Babylon 2」はウェーブテーブルシンセサイザーです。
特定機種のエミュレートシンセではなく、W. A. Productionのオリジナルシンセです。
目次
下の動画でW. A. Production Babylon 2の音が確認できます。
3つのオシレーター+ノイズオシレーター+フィルター+モジュレーターエフェクト+を備えたシンプルな構成です。
Babylon 2 は、前身と同じワンページシンプルさをすべて提供しますが、マルチボイス オシレーターとモーフィングウェーブテーブルに新たな焦点を当てています。
- 新しいデュアル、クワッドオシレーター
- SVF、IIR、Bi-quad といた新フィルター,
- 追加のエンベロープ フォロワー
- それぞれ正確なライン エディターを備えた 2 つの新しいキートラックモジュレーター
が追加され音作りの幅が広がっています。
Babylon 2 のマルチボイス オシレーターは、従来のステレオ ユニゾンとデチューン機能だけでなく、まったく新しいモードも備えています。マルチ モードによるシームレスな波形ブレンドとクアッド モードによるライブ モーフィングにより、サウンド作成の奥深さを体験できます。新しい W-Lab ウェーブテーブル エディターは、定義済みの波形に限定されず、ユニークなトーンや変化する音色の作成に役立ちます。独自の WAV ファイルを簡単に作成、変更、インポートできるため、比類のない創造の自由度で、未知の音響領域を探索できます。
ここがすごいぞBabylon 2
1画面内でほどんどのシンセの機能にアクセスできます。
バージョン2になったことで前作のシステムを継承しつつ進化した機能が充実しています。
- 完全に刷新された1ページのシンセプログラミング
- マルチモードとクワッドモードを備えた新しいオシレーターモード
- 新しいウェーブテーブルエディター
- 新しいスケールと音符ごとの微分音オプション
- 新しいインテリジェントアルペジエーター
- 新しいフィルタータイプ
- 新しく再プログラムされたFX
- 新しいモジュレーターとマトリックス
- 200以上の高解像度波形
- 700以上のファクトリープリセット
オシレーター
あまり他のシンセで見られないのがマルチモードを使ったオシレーター。一つのオシレーターの中に複数のウェーブテーブルを混ぜて鳴らすことができます。
オシレーター1と2は同じ仕様。
- 波形を使う場所を選択するWAVE,
- 音程の設定をするPITCH
- FM,AM,RM加工を加えるMOD
- コーラスのように音を重ねるUNISON
- ボリュームを調整するAMP
で構成されます。
オシレーター3はsingleオシレーターのみ
ノイズオシレーターは「T」のボタンを押すと違うノイズタイプへ切り替えできます。
使えるノイズは
- White
- Pearl
- Frost
- Pink(ish)
- Rose
- Grey
- Smoke
- Ash
- Shadow
エフェクトは8種類でONになっているものがエフェクトリストで「+」表示されます。ドラッグ&ドロップで並べ替えできます。
他にウェーブテーブルエディターがあったり、
変わったアルペジエーターがついていたりと多機能です。
マニアックな機能として微分音チューニング セクションが追加され、響きを追求できるようになりました。
「C音」だけ+10cent上げて「E音」だけ-10cent下げるといったノート単位での細かい調整ができます。調整幅は-100 ~ +100
バージョンBabylon 2.1
バージョンアップしてBabylon 2.1になりました(2024年10月22日)
大きな変更点として
- 新機能:工場出荷時のプリセットを全面的に見直し、1500以上の新しいプリセットでライブラリを拡張
- 新機能: Babylon v1 プリセットのインポート*
- 新機能: よりシャープなフィルター変調を実現するFast Mode
の2点があります。
ちょっと気になった点
とりあえずこのW.A.Production Babylon、W.A.Production製品がセール時に驚くほど安値になるためBabylonも例外なく安い価格帯で購入できます。まずこの価格帯を念頭においておかないと、「ちょっと違うぞ…」となるかも。
個人的には玄人向けなシンセに感じました。一番の理由としてはUIのクセが強めです。
最近のシンセにしてはUIにちょっとわかりにくさを感じます。人によってはドラッグ&ドロップでモジュレーターからパラメーターアサインできないだけで挫折してしまうかも。(モジュレーターのアサインはMOD MATRIXから指定)
総評
プリセットウィンドウは上部にあるものとは別に、画面左に表示できます。上が大カテゴリで下がカテゴリ内からプリセットを選んでいくシステムです。
プリセットにお気に入り登録機能はありませんので、プリセットブラウザはしっかりと作り込んでいたらもっと良かったな感があります。
エフェクトが弱いのか、プリセットの音がSERUMやVPS Avengerと比べると地味に聞こえるなど、高値設定されている著名シンセと比べると物足りなさを感じるところがあるのですが、
Babylon 2の価格帯を考えるとここまでできるコスパはすごいです。
価格を踏まえると音色が極端に悪いかもないですし優秀なのですが、UIだけがちょっと残念。
UIテーマカラーの色味の変更バリエーションは多いです。ただこだわりたいのは色じゃないんですよねええ。
Babylon はW. A. Productionの中のシンセでも力が入っている製品で、拡張プリセットパックが沢山リリースされています。Babylon 2のプリセットは700収録されています。最近のシンセにしてはプリセットが少なめです。
Babylon2.1から1500プリセットに拡張し、Babylon1のプリセットも使えるようになりました。
Babylon2はBabylon1と同様に音楽ジャンルにあったシンセ音のプリセットを販売していくVPS Avenger拡張プリセットと同じスタイルです。
好きなジャンルの音を強化したい!とか
知らないジャンルに調整したいけど音の作りかたがわからない…なんてときに便利です。
□ Babylon1ユーザーのアップグレード版
¥ 4,970⇒ ¥ 1,646 (※価格は為替レートで変動あり)
Babylon 2 Upgrade from Babylon 1 セールはこちら >>
W.A. Production Babylon 2.1 Sale 11月30日まで
【2024/11/11 ~ 11/30まで 84%OFFのセール】 ¥ 16,592 ⇒ ¥ 2,497(※価格は為替レートで変動あり)
Babylon2の全拡張プリセットパック一覧
Babylon2の拡張プリセットは3,000円台で購入可能です。
Cyberpunk 2 for Babylon
Cyberpunk 2 for Babylon 1 こちら >>
Slap House 2 For Babylon
Slap House 2 for Babylon 1 はこちら >>
Future House 2 for Babylon
Future House 2 for Babylon 1はこちら >>
他にもたくさんのBabylon用拡張プリセットが用意されています。
全部入りはAll In One: Babylon Presetsです。
過去セール履歴
W.A. Production Babylon 2.1 Sale 11月30日まで【2024/11/11 ~ 11/30まで 84%OFFのセール】 ¥ 16,592 ⇒ ¥ 2,497(※価格は為替レートで変動あり)
W.A. Production Babylon 2.1 Update sale
【2024/10/21 ~ 10/31まで 50%OFFのセール】 ¥ 16,456 ⇒ ¥ 4,970 (※価格は為替レートで変動あり)
W.A. Production Babylon 2 Inro sale
□新規購入
¥ 15,337 ⇒ ¥ 3,083 (※価格は為替レートで変動あり)
コメント