Studio Aのメインルームで録音された以下の4キットは、ボウイ時代のヴィスコンティ作品を彷彿とさせる「ライブ感あふれるエッジ」を持ちます。
THE DUKE KIT — Slingerland Artist Series(1970年代 / マープル / ピンク仕上げ)。キックは14×26インチのSlingerland Marquis、スネアは6.5×14インチのLudwig Black Beauty。シンバルはZildjian A 1960s系でまとめられており、グラムロック黄金期のあの温かみと艶やかさが見事に再現されています。
THE COSMIC KIT — Tama Star Bubinga(2020年代 / ブビンガ4.5mm + 9mm Sound Reinforcement Rings / ナチュラルローレル仕上げ)。キックに16×22インチのTama Star Walnut、スネアにはハイチューンのLudwig Black Beautyを採用。低域の密度が非常に高く、ハードロックやプログレッシブ・ロックにも対応できる重厚なサウンドです。Sabianシンバル(AA Sizzle、HH Vintage、HHX X-Plosionなど)との組み合わせは圧巻。
THE CHROME KIT — Ludwig Stainless Steel(1970年代 / ステンレス鋼 / ポリッシュスチール仕上げ)。キックは14×22インチのStainless Steel(フロントヘッドなし)、スネアは5×14インチの1960年代Ludwig 400 Supraphonic。金属シェル特有の鋭く硬質なアタック感と、あえてデッドに仕上げたキックの音は、ミックスの中に独特の存在感を刻みます。
Studio Aアイソレーションブース録音の4キット:タイトでパンチのある質感
Studio Aのアイソレーションブース(吸音ブース)で録音された4キットは、T.RexやThin Lizzyの楽曲で聴けるようなグリッティ(ザラついた)で攻撃的なサウンドが特徴です。
THE REGAL KIT — Tama Imperialstar Concert(1970年代後半 / 6プライ日本製ハードウッド / Royal Pewter仕上げ)。キックは迫力の14×26インチ、スネアには希少なNoble & Cooley Alloyスネアを採用。シンバルはZildjian A 1960sで統一されており、ヴィンテージロックのトーンが圧倒的な説得力で迫ります。
THE ISLINGTON KIT — Camco LA(1970年代 / 6プライ・メイプル / シルバースパークル仕上げ)。キックは14×22インチ、スネアはPremier 35。シンバルにはZildjian A 1950sとIstanbul Pre-Splitという希少なヴィンテージシンバルを使用。ブース特有のタイトな響きと相まって、70年代パンク・ロックやグリッティなオルタナサウンドを鮮明に再現します。
THE CAPITAL KIT — Rogers Londoner(1970年代 / 5プライ・メイプル / Orange Mist仕上げ)。キックは14×22インチのRogers Londoner、スネアはRogers Powertone。IstanbulとZildjianのシンバルを組み合わせたセットアップは、温かみと硬さのバランスが絶妙で、ポップ・ロックからファンクまで幅広く活躍します。
THE BRIXTON KIT — Ludwig Super Classic(1960年代 / 3プライ・メイプル/ポプラ/メイプル / Black Oyster Pearl仕上げ)。キックは14×22インチ、スネアにはバンダナを巻いた6.5×14インチのLudwig 402 Supraphonicを使用。60年代ロックンロールの荒々しい空気感を再現したこのキットは、ブリティッシュ・インヴェイジョン時代へのリスペクトそのものです。
Studio Aのメインルームは、適度な高さと広さを持ち、楽器のエネルギーを自然に増幅させる素晴らしい響きを持っています。Drumopolisでは、各キットがこのメインルームのど真ん中にセットアップされ、数多くのルームマイクでその空間を捉えています。 トニー・ヴィスコンティといえば、ボウイの「ヒーローズ(Heroes)」で見せた、音量に合わせてルームマイクを開放していく手法が有名ですが、SDXのミキサー上でも、この「ダイナミックな空気感」を自由自在にコントロールできます。
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