本記事は、レビューのためにPluginBoutique Japan様から製品提供いただき作成しています
曲が完成したら何でミックスバランスを確認しますか?ヘッドホンだけでしょうか?
最低でもモニタースピーカー、スマホのスピーカーでは聞いてみて確認しますよね!
リスナーが使っているスピーカーは作り手側には絶対わかりません。なのでどんなスピーカーでも及第点が出せるミックスをしないといけないのですが、手持ちのスピーカー数を増やすには限度がありますし場所も取ります。
そんなときに色々なスピーカーの再生状況をDAW上でシュミレーションできるツールがあったら便利ですよね。
Audified MixChecker Ultraは色々な環境下でのスピーカーをシュミレーションして、作った2mix音源を確認できるツールプラグイン!
計90種のスピーカー・デバイスの再生環境をシュミレーションするリファレンスツールです。
もともとAudifiedからリリースされている「MixChecker」「MixChecker Pro」の上のランクにあたるグレードです。
目次
なんでMixCheckerプラグインが必要?
この手のスピーカーシュミレーションプラグインはいくつかありますがどうして必要なのでしょうか?
簡単に言ってしまうと、リスナーがどんなスピーカーで音楽を聞いているのかを作り手はわからないからです。
リスナーは車の中で聞いているかもしれないし、お風呂場でiPhoneを鳴らしながら聞いているかもしれないし、高級な大型スピーカーで聞いているかもしれない。
作り手側は色々なスピーカーでチェックして、スピーカーが変わったとしても極端な音の変化が無いようなミックスにしておく必要があります。
ただスピーカーを色々用意するのは非常に面倒ですし、資金も必要です。そこでスピーカーシュミレーションが可能なAudified MixChecker Ultraが活躍します。
セール情報
Audified MixChecker Black Friday Early Access Sale (2024/11/6 ~ 11/17まで)
【46%OFFのセール】 ¥ 24,920 ⇒ ¥ 13,213 (※価格は為替レートで変動あり)
pluginboutiqueのRENT TO OWN対象(月額払い可能)製品です。
MixCheckerUltra のレビュー
Audified MixChecker Ultra
メリット
- 色々な環境で自作曲を聞いてみたい人向け
- 90種類のスピーカーを再現してミックスを確認!
- リファレンスとの比較が可能
デメリット
- ツールがついたことで少々複雑になった
- 最上位版なので価格が高め
Audified MixChecker Ultraのレビュー。
以前のMixCheckerProと比べると60⇒90と大幅にシュミレーションスピーカー数が増えました。シュミレーションスピーカーはアイコンで選べるので(ラベル表示もされる)が直感的に選びやすくなっています。
Bluetoothスピーカー(BTスピーカー),スマートスピーカーもシュミレーション対象として増えているのがイマドキです。
MixChecker Proからある機能で、Noise,Auto,Bypass,MONO,Distのスイッチがあります。
Bypassは言わずもがなエフェクトを通すかスルーするかですが、他の機能が便利。
AUTOは上に並べている8つのシュミレーションモデルを選んだ秒数で自動切り替えしていく機能。
NOISEは外の音や駅中、バスの中、車の中で聞ける音をわざとだしてその時の環境音をプラスしたときに自作曲がどういう風に聞こえるかをシュミレーションする機能。
MONOはモノラル再生、モノラル左、右だけ再生してみて狙ったとおりにミックスがまとまっているか確認できます。
DISTは信号のひずみ具合検知をしてクリップしているか確認する機能です。
信号が歪みが聞こえるレベルに達すると、黄色のインジケーターが点灯します。● 信号がシミュレートされたデバイスが処理できるレベルを超えると、赤色のインジケーターが点灯します
個人的に便利だと感じたのが、プリセットを選択してからのAUTOスイッチを入れて違うスピーカーを聴き比べるやり方です。
デフォルトプリセットだとこんなものか~と流してしまいそうですが、プリセットを選んでからが真骨頂。
例えばプリセット「Cosumer devices」を選んでAutoボタンを押すと
Auto-Scroll Timeで指定した秒数でスピーカーモデルが切り替わります。
選ばれているスピーカーモデルが絶妙で
- Desktop Z47
- TV32
- Studio Laptop 13.6
- Tablet Pro 12.9
- Phone 23.6.1
- Phone Pro 6.1
- Classic Pods
- BT ANC 1000
- Party BT Medium
- HiFi Micro Silver
と家庭内で音楽を再生するであろうスピーカーモデルが並べられて順番に聞けます。アイコンからどんな機材のスピーカーなのかはぼんやり想像できますよね。
プリセットMonitor tryoutにした場合は音楽スタジオ向けのモニタースピーカーがインチ別で聴き比べできますし便利です。
サウンドテスト
私の手持ちのスピーカーやイヤホンが少なすぎるため比較することができませんが、iPhoneのEarpodsはありましたので比較用の音源をおいておきます。おそらくモデルは「Wired Pods」でしょう。
結論としては結構似ていましたので効果はあると感じました❗️
もしもiPhoneのEarpodsを持っていたら試聴してみてください。
【MixChecker Ultra Wired Podsモードの音】を他のスピーカーやヘッドホンで再生したときに【MixChecker Ultra OFF】の音をEarpodsで聞いて似てたらシュミレーションが成功しています。
アナライズモジュールについて
アナライズのためのモジュールが地味に便利でADPTR AUDIO Metric ABほどでは無いにしろリファレンスとの比較切り替えを何度も行いたい場合に重宝します。
昔、リファレンス曲とステレオイメージを切り替えて比較するときにやたら面倒くさかった記憶があるので、この機能はかなり嬉しい。
曲のダイナミクス値、ラウドネス値はLUFSで表示されリファレンスと比較できます。
DAW上の曲とリファレンストラックのデータを切り替えて比較できます。ADPTR AUDIO Metric ABのようにDAWとREFで横並びに表示できるともっと良かったですね。
90種類のスピーカーを再現してミックスを確認!
Audified MixChecker Ultraでは90種類のスピーカーやデバイスをシュミレーション。
Audified MixChecker Ultraが今までのMixcherkerと異なる点としては各タイプの中で細かく機種を選択できる点。
音楽スピーカー、カーステレオ、スマホスピーカー、イヤホンなど大まかなカテゴリ分けで選択できたものがUltra版だと細かく指定できるようになっています。
スピーカー・デバイスをシュミレーションするだけでなく、6つのモジュールで曲の状態を確認できます。
ラウドネスモジュール
しきい値をそのレベルに設定する最も人気のあるストリーミング サービスのプリセットが含まれており、トラックが基準に適合しているかどうかを確認
ダイナミクスモジュール
トラックのダイナミック レンジをチェックして、最も音量が大きい部分と最も音量が小さい部分の違いをすばやく確認します。(PSR (ピーク対短期ラウドネス比) を表示します
スペクトラムモジュール
トラックの周波数スペクトル分析をすばやく確認し、リファレンス トラックと比較します
ゴニオメーターモジュール
トラックのステレオ イメージを確認し、ミックスのバランスを比較します。
ステレオモジュール
ミックスの周波数がステレオフィールドでどの程度占有されているかを確認します
プレイヤーモジュール
お好みのリファレンス トラックをインポートし、各モジュールでトラックをリファレンスとすばやく比較できます。
MP3 と WAVファイルを読み込めます。
読み込んでMP3.WAVを再生するとSpectrumにリファレンスとトラック曲(白線)の周波数帯が表示されます。白線は選んだシュミレーションモデルによって変化します。
グレードの違い・比較
| MixChecker | Mixchecker Pro | MixChecker Ultra |
デバイスシュミレーション数 | 12 | 60 | 90 |
独自のIRをインポート | | | ◯ |
リファレンスとの比較 | | | ◯ |
デバイスの歪みのシミュレーション | | ◯ | ◯ |
背景ノイズシュミレーション | | ◯ | ◯ |
Audified MixChecker Ultraのシュミレーションデバイス
Studiomonitor
- AL5 5″
- Focus6″
- Genilux4″
- KaLP6″
- MAudB5
- MicroLoud3″
- MTLoud3.5″
- PassiveCube4.5″
- PreEros5″
- PreEros7″
- Shapeless6.5″
- WhiteConeModern7″
- WhiteConeModern8″
- WhiteConeVintage7″
- YellowConeModern5″
- YellowConeModern7″
- YellowConeV44″
- YellowConeV88″
- YellowRibbon5″
- YellowRibbon7″
- YellowRibbonPro4.5″
TV
Phones
- Phone236.1″
- PhoneNote6.4″
- PhonePro156.1″
- Phone2020SE4.7″
On-EarHeadphones
- BTANC45
- BTANC1000
- BTMayor
- DJHF15
- DJPro30
- DJRed Studio77
- Studio240
- Studio701
- Studio912
- Studio7506
- StudioAM50
- StudioD880
- StudioD900
- StudioHD26
- StudioHD56
- StudioHD68
- StudioKN84
- WiredCustom
- WiredPortPro
LiveSound/PA
- PAClubCenter
- PAClubEngineer
- PAClubNear
- PADiscoPool
- PADiscoStage
- PACheapFull-Range
- PACheapSatellite
PCspeakers
- Desktop2″ Black
- Desktop3″ Red
- Desktop3″ Wooden
- Dektop Pebble
- DesktopZ47
- LCDScreen24″
Laptops
- GamingLaptop15″
- StudioLaptop13.6″
- StudioLaptopPro14″
- WorkLaptop12″
Tablet
- Tablet10.2″
- TabletLite10.4″
- TabletPro12.9″
In-EarHeadphones
- EarplugsGrey
- EarplugsIsoBlack
- In-earMonitors
- ClassicPods
- LinkPods
- WiredPods
Car
- CombiDriver
- CombiCo-driver
- SedanDriver
- SedanCo-driver
- SedanPassenger
- MinivanDriver
- MinivanCo-driver
- MinivanKid
Bluetoothspeakers
- PartyBTMedium
- PartyBTMini
- PartyBTMiniLink
- PartyBTRound
- PartyBTSmall
- SmallRadioBlack
- SmartHomeSpeaker
HiFi
- HiFiMicroBlack
- HiFiMicroSilver
- HiFiMiniSilver
- HiFiFloor-Stander
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過去履歴
2024.
Audified MixChecker Black Friday Early Access Sale (2024/11/6 ~ 11/17まで)
【46%OFFのセール】 ¥ 24,920 ⇒ ¥ 13,213 (※価格は為替レートで変動あり)
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