
【最新版2026/8月】DTMプラグインセールのおすすめ徹底解説!


Wavesの「Curves」シリーズ、名前が似ていて何が違うのか分かりにくい……。
Curves AQもCurves Equatorも「AIっぽいEQ」という説明だけ見ると、正直どっちも同じに見えてしまいますよね。セールのバナーで両方とも安くなっているのを見て、「じゃあどっちを買えばいいの」と手が止まった人もいるはずです。
結論から言うと、この2機種は上位互換の関係ではなく、得意分野がはっきり分かれた兄弟プラグインです。Curves AQ Curves Equator 比較でよく聞かれるのが「新しい方が優秀なんでしょ?」という疑問ですが、それは半分正解で半分間違い。この記事では、それぞれの設計思想・機能・向いている場面を整理して、後悔しない選び方を提示していきます。


先にざっくり結論を出しておきます。
| 欲しいもの | 選ぶべきモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 音声を学習させて、まず「たたき台」のEQカーブが欲しい | Curves AQ | 再生してLearnを押すだけで5つの独自EQカーブを自動提案してくれる汎用ツールだから |
| 濁った低域・耳に刺さる中域など「困った周波数」だけをピンポイントで抑えたい | Curves Equator | レゾナンス抑制とアンマスキングに特化した専門ツールだから |
| 楽器やボーカルが団子状態になっているミックスを整理したい | Curves Equator | トラック間の周波数マスキングを解消することに設計が振られているから |
| 全体のトーン・キャラクターを作り込みたい | Curves AQ | Dynamic/StaticモードやSmart Tiltなど、手動で音作りに踏み込める幅が広いから |
| 予算に余裕があって両方揃えたい | 両方 | Curves Equator所有者はCurves AQ購入時に追加割引が受けられる設計になっているから |
つまり、「削る・整理する」用途ならCurves Equator、「学習して音作りの土台を作る」用途ならCurves AQ。ここを押さえておけば、あとは細かい機能差を知るだけで十分です。
この2機種はどちらも、Wavesが新しく立ち上げた「Curves Spectral Series」というシリーズの製品です。決して片方がもう片方の後継機というわけではなく、シリーズの中で役割が分担されています。
先に登場したのはCurves Equatorで、2024年9月に「Curves Spectral Series」の第1弾としてリリースされました。コンセプトは”Perfect Balance. Zero Resonance. Your Mix, Unmasked.”というスローガンが示す通り、共鳴(レゾナンス)の抑制とマスキングの解消に特化した設計です。
続いて2025年4月に登場したのがCurves AQ。こちらは「世界初のコグニティブEQ」と謳われている製品で、Learnボタンを押すだけで音声を分析し、5つの独自のEQカーブを自動生成してくれます。Curves Equatorが「問題を削る」専門ツールだったのに対して、Curves AQは「音を整えて、作り込む」ための、より包括的なトーンシェイピングツールという位置づけです。
面白いのが、Curves Equatorをすでに所有しているユーザーはCurves AQの購入時に追加割引を受けられる仕組みになっている点。ここからも、Waves自身が「両方セットで使うこと」を想定して設計しているのが分かります。上位互換ではなく、あくまで役割違いの兄弟プラグインという理解が正確です。

Curves AQの一番の特徴は、Learnボタンを押すだけで音声の特性を学習し、5つのユニークなEQプロファイルを自動生成してくれるところ。従来の「Bright Acoustic Guitar」のような固定名称のプリセットを選ぶのではなく、その音声固有のカーブを都度作ってくれるのが新しい発想です。
海外レビューでは「泥臭い低域の修正に非常に優れていて、ほぼ調整不要」という評価も見かけました。すべてを自動化しきってくれるわけではなく、あくまで「良い出発点」を提示してくれるスタジオアシスタント的なポジションのようです。
Curves AQは自動提案だけで終わらず、Dynamic/Staticモードの切り替え、低域・基本周波数・ハーモニクス・高域(エア)を動かすSmart Tilt、そしてスペクトラルターゲットを水平方向にシフトするOffsetなど、手動での作り込みにも対応しています。
さらにMixSenseという機能で、外部サイドチェーンを使って他パートとの周波数競合を視覚的に確認できるのもポイント。Learnで叩き台を作ったあと、自分の感覚で微調整していく――という流れが組みやすい設計になっている印象です。
Curves AQの魅力をまとめると次の3点。


Curves Equatorは、Curves AQのような汎用的なトーンシェイピングとは違い、共鳴・濁り・マスキングの解消に特化した設計です。”Zero Resonance”というスローガンの通り、耳に刺さる帯域や不要な共鳴を検出して、自動で抑えてくれます。
soothe系のような「レゾナンス抑制プラグイン」というジャンル自体はすでにありますが、Curves Equatorはそこにパーソナライズされた学習アプローチを持ち込んでいるのが特徴。素材ごとに抑制カーブそのものを作り直してくれる感覚です。
Curves Equatorはオーディオの内容を学習し、その素材専用の抑制カーブを提示してくれます。加えて、複数トラック間の周波数マスキングを解消する「アンマスキング」機能も搭載。ボーカルとギター、ベースとキックが帯域でぶつかり合っているようなミックスの整理役として使えそうな設計です。
インターフェースも「crystal-clear」と説明されている通りシンプルで、複雑なEQバンドを自分で組む必要がないぶん、EQの知識がまだ浅い人でも扱いやすいはずです。
Curves Equatorの魅力をまとめると次の3点。
| 比較項目 | Curves AQ | Curves Equator |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2025年4月 | 2024年9月 |
| シリーズ内の位置づけ | Curves Spectral Series 第2弾 | Curves Spectral Series 第1弾 |
| キャッチコピー | 世界初のコグニティブEQ | Perfect Balance. Zero Resonance. |
| 設計思想 | 音声を学習し5つの独自EQカーブを自動提案する汎用EQ | 共鳴・マスキングをピンポイントで抑制する専門EQ |
| 得意なこと | 全体のトーンシェイピング・音作りの土台作り | 濁り・共鳴・周波数の重なりの解消 |
| 向いてる素材 | ボーカル・楽器・フルミックスなど汎用的な素材 | 濁りやすい低域〜中域、混み合ったミックス |
| 操作の自由度 | Dynamic/Static・Smart Tilt・Offsetなど手動調整の幅が広い | 抑制強度中心のシンプルな操作 |
| 通常価格 | ¥22,650 | ¥13,770 |
| セール価格(2026年8月時点) | ¥5,198(77%OFF) | ¥6,932(49%OFF) |
Curves AQのほうが後発なので、つい「こっちのほうが優秀な最新版」と思いがちですが、それは誤解です。設計思想がそもそも違うので、Curves AQを買ったからCurves Equatorが不要になる、という関係ではありません。
濁りや共鳴といった「引き算」の作業がメインならCurves Equator、トーン全体を「足し引きしながら作り込む」作業がメインならCurves AQ。この軸で考えると、自分がまず何に困っているのかがはっきりします。
EQの知識がまだ浅いうちは、Learnボタンを押すだけでたたき台が手に入るCurves AQのほうが、成功体験を積みやすいはずです。Curves Equatorは効果が分かりやすい反面、「何を解決するためのツールか」がある程度分かっていないと使いどころに悩みやすい印象があります。
録ったボーカルに耳に刺さる帯域や口の中の共鳴が乗っている場合、まずCurves Equatorでレゾナンスを抑えて土台を整理。そのあとにCurves AQでLearnをかけて、曲全体に合うトーンへ作り込んでいく――という2段構えのフローが自然に組めそうです。
ミックスバスに軽くCurves AQをかけて、Dynamic/StaticモードとSmart Tiltで全体の明るさ・暗さのキャラクターを決めておくと、マスタリング段階での判断がしやすくなります。あくまで補正というより「方向性づくり」に使うイメージです。
ギター・ベース・キックが同じ帯域で密集して「団子」になっているとき、Curves Equatorのアンマスキング機能で各パートの居場所を整理。分離感を出したいときの下処理として使えそうな機能です。
触ってみた印象として、Curves AQは「迷ったらとりあえずLearn」で音作りの土台がすぐ手に入るところがかなり助かるポイントです。プリセットを探し回る時間が減るぶん、作業のテンポが上がる感覚があります。ただし提案されるカーブがやや大胆に効きすぎることもあるようなので、完全に鵜呑みにせず、必ず耳で確認しながら微調整する前提で使うのが良さそうです。
一方のCurves Equatorは、効果の方向性が「削る」に絞られているぶん、使いどころさえ間違えなければ迷いにくい印象。特に混み合ったミックスの整理役としては即戦力になりそうです。ただし「音を作り込む」用途には向いていないので、そこはCurves AQと役割を分けて考える必要があります。
──個人的には、両方を同じ土俵で比べるのではなく、「引き算のEquator」「足し算のAQ」と割り切って考えるのが一番しっくりきます。
歌ものポップス・バラード:ボーカルの共鳴や口元のノイズが気になりやすいジャンルなので、Curves Equatorで下処理してからCurves AQで全体のトーンを整える、という組み合わせが向いていそうです。
バンドサウンド・ロック:ギター・ベース・ドラムが密集しやすいので、Curves Equatorのアンマスキング機能で各パートの居場所を整理する使い方が刺さるはず。
打ち込み主体のEDM・トラックメイク:レイヤーされたシンセ同士がぶつかりやすいので、Curves AQでキャラクターを決めつつ、濁りが出た部分だけCurves Equatorでピンポイント処理、という併用が現実的です。
弾き語り・アコースティック録音:マイクの近接効果や部屋鳴りによる共鳴が乗りやすいので、Curves Equatorの効果が特に分かりやすい場面だと思われます。
Curves AQが刺さる人
Curves Equatorが刺さる人
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操作のシンプルさで言えばCurves Equatorのほうが分かりやすいですが、EQの土台作りをゼロから手伝ってほしいならCurves AQのほうが成功体験を積みやすいはずです。用途によって答えが変わるので、まずは「削りたいのか、作り込みたいのか」を自分に聞いてみるのがおすすめです。
不要とは言い切れません。Curves AQは汎用的なトーンシェイピングツールで、Curves Equatorのようなピンポイントのレゾナンス抑制・アンマスキングに特化した機能は持っていないため、濁ったミックスの整理役としてはCurves Equatorのほうが向いています。
こちらも同様に不要とは言えません。Curves Equatorは「削る」ことに特化しているため、音のキャラクターそのものを作り込みたい場面ではCurves AQのようなツールが必要になります。実際、Wavesの割引設計自体が両方の併用を想定しているように見えます。
Curves Equatorも同じジャンルの機能を持つため、役割が完全に重複する可能性があります。すでに使い慣れたレゾナンス抑制プラグインがあるなら、無理に買い足す優先度は下がると考えられます。一方でCurves AQは学習型の汎用EQという別ジャンルの機能を持つため、比較検討する価値はありそうです。
Waves製品はVST/AU/AAXなど主要なプラグイン形式に対応しているのが基本ですが、対応OS・DAWのバージョンはアップデートで変わることがあるため、購入前に必ず公式の製品ページで最新のシステム要件を確認してください。
Curves AQは全体のトーンを整える用途でマスタリング前段階の補助として使えそうです。ただしどちらの製品も「マスタリング専用」として設計されているわけではないため、繊細な最終段の処理は専用のマスタリングツールと併用するのが現実的だと思われます。
Curves AQとCurves Equatorは、名前もコンセプトも似て見えますが、中身は「作り込むAQ」「削るEquator」というはっきりした役割分担を持つ兄弟プラグインです。どちらか一方が優れているという話ではなく、自分が今どちらの悩みを抱えているかで選ぶべきモデルが変わります。
濁りや共鳴に困っているならCurves Equator、音作りの土台をまず自動で提案してほしいならCurves AQ。セール期間中は両方ともかなり手を出しやすい価格になっているので、予算が許すなら両方揃えて役割分担させるのが一番効率的な使い方だと感じます。
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