【最新版2026/6月】DTMプラグインセールのおすすめ徹底解説!

こないだ、「デエッサーをかけたらボーカルが曇ってしまいました」って相談されました。
「スレッショルドを上げてみてください」って答えたら、
「上げたら今度はシビランスが取れないんですよね」ってなって。
……あ、それ、デエッサーの種類の問題かもしれない、と思いました。
みなさん、こういう経験ありませんか。
「サ行・ザ行・チ行が刺さって、EQで高域を削ったら全体が篭った」 「デエッサーをかけたらシビランスは取れたけど、ボーカルの艶と空気感が消えた」 「スレッショルドの調整がシビアすぎて、どこが正解か分からない」
わかります、わかります。
私もこれ、ずっとやってました。
EQで5〜8kHzを削って、デエッサーをかけて、もう一回EQでプレゼンスを足して。
……処理を重ねるほど、声が薄くなっていく。
このループ。
なんでかっていうと。
写真のレタッチで例えると……
「背景が赤すぎるから彩度を下げたい」というとき、全体の彩度を下げると空の青も木の緑も一緒に色が落ちてしまいますよね。
でも「HSL調整で赤の彩度だけを下げる」ができれば、背景の赤だけを落として、他の色はそのまま残せる。
「削る量」は同じでも、「何を狙って削るか」が全然違う。
デエッサーも同じで。
一般的なデエッサーは「音量がスレッショルドを超えた瞬間に高域全体を下げる」仕組みです。シビランスの刺さる瞬間に、刺さっていない倍音も空気感もまとめて引っ込んでしまう。
「シビランスの音量」だけを見ているので、「シビランスの周波数成分」を狙い撃ちにはできていないんですよ。
──「削る」のではなく「分離する」という発想に変わると、話が全然違ってくる。
で、試してみたのがThree-Body TechnologyのFuture DSでした。

一言で言うと
「シビランスの周波数成分をスペクトラル分析で特定して、その成分だけを制御するデエッサー」
です。
「インテリジェント・スペクトラル・ディテクション」という技術で、音量の大小ではなく、周波数の特性そのものを分析してシビランスを検出する。
EQで「このHz以上を削る」のでも、コンプで「この音量を超えたら圧縮する」のでもなく、「シビランスが持っている周波数の指紋」を見つけて、その部分だけに処理をかける。
──刺さる成分だけを取って、空気感はそのまま残す。というのが設計の核心でした。
Future DSにはSibilanceスイッチのオン・オフで切り替わる2つの動作があります。
| 動作 | 切り替え | 向いている場面 |
|---|---|---|
| シビランス検出型(Sibilance ON) | シビランスを検出したときだけ処理をかける | ボーカル・サ行のある楽器に最適 |
| 高域リミッター型(Sibilance OFF) | 高域を常時コントロールする | シンバル・アコギのピック音など持続的な刺さりに対応 |
ボーカルのサ行は「瞬間的に刺さる」ので、Sibilance ONが合っている。
アコースティックギターのピッキングノイズやシンバルの細かいリンギングは「一定の成分がずっと刺さっている」ので、Sibilance OFFの高域リミッター動作が向いている。
同じ「高域の刺さり」でも、性質が違うものに対して適切な動作を選べるのは地味に大きい。
Future DS独自の機能として、プライオリティ・カーブがあります。
「処理する対象の周波数範囲」を設定した上で、「その中でどの成分を優先して保護するか」をカーブで調整できる。
例えば「5〜8kHzのシビランスを処理するが、6kHz付近にある声の艶の成分は優先して残す」という設定ができる。
「どこを取るか」だけじゃなくて「何を残すか」まで定義できるので、処理後の声の質感が破綻しにくい。
ここが「削るだけ」のデエッサーと一番差が出る部分でした。
リニアフェーズモード(2.9msのレイテンシー)とゼロレイテンシーモード(0サンプル)の2つが選べます。
リニアフェーズモードは位相の歪みが少なく、音質的に有利。
ゼロレイテンシーモードはモニタリングやリアルタイム処理に向いている。
録音中のモニター返しにはゼロレイテンシー、ミックス時の最終処理にはリニアフェーズ、と使い分けられます。
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¥14,042 ⇒ ¥6,932(※価格は為替レートで変動あり)
メリット
デメリット
使い始めて一番変わったのが、「シビランスを取った後の声への信頼感」でした。
今まで「デエッサーをかけたらどこか失われる」という感覚があって、できるだけ処理を控えめにしていたんですよ。
Future DSを使い始めてから「取るべきものを取っても、残すべきものはちゃんと残っている」という感覚が持てるようになって。
処理した後の声を安心して次のステップに使えるようになった。
「ボーカルに何かかけるたびに後退する」から「処理が音を前に出す」に変わった感覚です。
──空気感を保ったまま処理できると、ミックスが素直に進むようになりました。
刺さる人
刺さらない人
イントロ価格:$39(約¥6,000前後) 通常価格:$79(約¥12,000前後)
2026-06-26時点の確認。イントロ価格は期間限定のため、終了している場合があります。円建て価格は為替により変動します。購入前にThree-Body Technology公式サイトの表示価格をご確認ください。
無料体験版は期限なし・登録不要で使えます。15分ごとに1.5秒の無音が入りますが、音の傾向はしっかり確認できます。まず試してから判断するのがおすすめです。
Future DS を Three-Body Technology で見る
「削るデエッサー」から「分離するデエッサー」に変えると、シビランスを取った後の声が変わります。
Q. 無料体験版と製品版の違いは何ですか?
処理の機能・音質は同じです。無料版は15分ごとに1.5秒の無音が挿入されます。期限なし・登録不要で使えるので、まず無料版で「自分の素材に合うか」を確認してから購入を判断できます。
Q. 一般的なデエッサーとの違いは何ですか?
一般的なデエッサーはシビランスの「音量」を検知して高域を圧縮します。Future DSは「周波数の成分」をスペクトラル分析で特定し、その成分だけを処理します。「刺さっていない周波数まで一緒に引き込まれる」という問題が起きにくくなります。
Q. ボーカル以外にも使えますか?
使えます。アコースティックギターのピック音、シンバルの細かいリンギング、ブライトな音のシンセなど、高域の刺さりが気になる素材全般に対応しています。ボーカル以外にはリミッターモードが向いている場合が多いです。
Q. どのDAWで使えますか?
macOS 10.15以上・Windows 8以上に対応。VST2・VST3・AAX・Audio Unit(64bit)形式のため、Ableton Live・Logic Pro・Cubase・Pro Toolsなど主要DAWで使用できます。
「ボーカルミックスがうまくいかない」 「デエッサーをかけるたびに声が変わってしまう」
そんな方もいらっしゃると思って。
DTMプラグインのレビューや使い方をまとめた記事を他にも書いているので、ぜひ合わせてどうぞ。
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ギタリスト・作曲家でもあり、音楽リスナーであることから聞くのも好きでイヤホン・ヘッドホンも集めはじめる。
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