
【最新版2026/8月】DTMプラグインセールのおすすめ徹底解説!


ミックスバスへ色気のあるEQを入れたい。低域を太くしたい。高域を滑らかに開きたい。でも、SoftubeのReference 1956 EqualizerとReference 1998 Equalizerは、見た目も「パッシブ型チューブEQ」という立ち位置も近く、選ぶ手が止まりやすい組み合わせです。
2機種とも、細いQで問題周波数を切り取るための外科的EQではありません。曲のバランスへ大きな筆致で触れ、音色の温度、密度、押し出しを動かすEQです。
まず結論から言うと、Reference 1956 Equalizerは、広い帯域を自然に押し引きしながら、ミックスの姿勢を整えたい人へ向きます。Reference 1998 Equalizerは、チューブの温かさと強い色付けを使い、ミックスやマスターへ太さと存在感を加えたい人へ向きます。
性能の上下ではなく、曲へ足したい変化の種類で選ぶ。Softube Reference Equalizersを選ぶときに最初に押さえておきたい基準です。

| 比較ポイント | Reference 1956 Equalizer | Reference 1998 Equalizer |
|---|---|---|
| 音作りの中心 | 広い帯域を自然に動かし、ミックスの姿勢を整える | 温かさ、飽和感、色付けで密度を加える |
| 回路の性格 | 最小位相のパッシブEQ。大きな筆致のトーン調整向け | チューブ駆動と4つの並列パッシブバンドによる濃いキャラクター |
| 強み | Mid/Side、チャンネル別ゲイン、Headroomでバランスを作りやすい | シェルフの曲線と低域処理、太い色付けを使いやすい |
| 向く場面 | ミックスバス、マスター、ステレオ素材の広い補正 | ミックスバス、マスター、ドラムバス、音色の存在感作り |
| 避けたい期待 | 狭い共鳴だけを精密に除去する作業 | 透明な補正だけで問題を完全に消す作業 |
「低域を太くしたい」という願いだけでは、2機種を選び切れません。音量感を崩さずに曲全体の姿勢を変えたいなら1956。音に温度と主張を足し、少し荒々しい魅力まで使いたいなら1998。目的を分けると、選択は急に簡単になります。
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Reference 1956 EqualizerとReference 1998 Equalizerは、どちらもパッシブ回路とチューブ出力段の魅力を活かしたEQです。パッシブEQは、オペアンプやトランジスタ中心の現代的なパラメトリックEQとは違い、広い帯域をまとめて動かしたときの自然な変化を得意にします。
ただし、同じパッシブ型でもキャラクターは大きく違います。Reference 1956 Equalizerは、最小位相のパッシブ設計を使い、広い帯域を音楽的に押し引きする方向が中心です。Reference 1998 Equalizerは、4つの並列パッシブバンドとチューブ駆動によって、温かさ、飽和感、色付けを積極的に足す方向が中心になります。
兄弟機のように見えても、片方が片方の上位版ではありません。Reference 1956 Equalizerはバランスの骨格を扱うEQ、Reference 1998 Equalizerは骨格へ肉付けと色を加えるEQ。役割を分けて考えると、購入後の使い道まで見えてきます。
Reference 1956 Equalizerは、帯域を細かく彫刻するより、曲全体のトーンを大きく動かす作業で魅力が出ます。低域が痩せて聞こえるミックスなら低域を支え、高域が暗い曲なら明るさを加える。少量の操作で音楽の輪郭を変える使い方が似合います。
最小位相は、リニアフェイズ処理と異なり、低レイテンシーで扱いやすい方式です。Reference 1956 Equalizerでは、パッシブ回路の曲線を使いながら、ミックスバスや楽器バスへ大きな補正を行えます。
たとえば、アコースティックギターとピアノが重なった曲で、全体が少し薄いと感じる場面を考えます。低中域を狭くブーストして太さを足す方法もありますが、特定の箱鳴りまで目立ちやすい。Reference 1956 Equalizerでは、広い範囲の変化として低域の重心を動かし、音の見え方を整える方向へ持っていけます。
Reference 1956 EqualizerにはMid/Side処理、左右チャンネル別のゲイン、Headroomコントロールが用意されています。Mid/Side処理は、中央へ集まるキック、ベース、ボーカルと、左右へ広がるギター、シンセ、リバーブを分けて扱う方法です。
曲の中央が重く、両サイドだけが明るすぎる場合、左右チャンネルのバランスを整えたい場合、マスターの広がりを保ちながら低域の安定感を作りたい場合に役立ちます。Mid/Sideは派手なステレオ拡張のための機能ではありません。中央と両サイドが担う仕事を分け、曲の土台を聴きやすくするための機能です。
Headroomコントロールは、トランスの太い低域キャラクターを強く出したい場面で使えます。低域を増やすためにEQゲインだけを上げ続けるのではなく、密度の感じ方を変える選択肢を持てる点が面白いところです。
Reference 1956 Equalizerの魅力は、数値を細かく追わなくても、曲全体の景色を変えやすい点です。シェルフを少し動かす、低域を少し支える。操作量の割に、編曲やミックスの印象が動きます。
一方で、広い帯域を動かすEQには注意も必要です。問題が狭いレゾナンス、ボーカルの鼻詰まり、ハイハットの刺さりに限定される場合は、先に精密なEQやダイナミックEQで原因を整理するほうが早い。Reference 1956 Equalizerは、問題帯域を探し回る道具ではなく、整理済みのミックスへ音楽的な方向を与えるEQです。
Reference 1998 Equalizerは、音を整えるだけでは物足りない場面で存在感が出ます。チューブ駆動と4つの並列パッシブEQバンドが、温かさと飽和感を伴うトーン変化を作ります。少しのブーストでも、周波数カーブ以上に密度や押し出しが変わったように感じる可能性があります。
並列バンドは、複数のEQセクションが独立して信号へ働く設計です。帯域を一つずつ順番に通す直列的な感覚とは異なり、複数の帯域へ同時に色が乗ります。Reference 1998 Equalizerでは、各バンドの動きとチューブ出力段が重なり、音の温度や厚みへつながります。
ドラムバスが硬く、スネアとキックは聞こえるのに体温がない。シンセバスが整っているのに存在感が薄い。ミックスバスが正しい周波数バランスでも、少し無機質に聞こえる。Reference 1998 Equalizerは、周波数補正だけでは届きにくい密度感を加えたい場面で試す価値があります。
Reference 1998 Equalizerのシェルフフィルターは、広く滑らかな動きから、強い色を伴う独特な曲線まで扱えます。低域のシェルフを使うと、キックとベースが鳴る土台の感じ方を変えられます。高域のシェルフを使うと、ボーカルやシンバルを単純に尖らせず、ミックス全体の前後感を動かせます。
パッシブEQでよく使われる低域のブーストとカットの組み合わせも、Reference 1998 Equalizerの大きな魅力です。低域をただ増やすのではなく、重さ、輪郭、パンチの関係を探る。キックとベースが大きいだけで鈍く聞こえるミックスでは、低域の量より質感を変える意識が重要になります。
Reference 1998 Equalizerは、透明な補正を第一に求める人より、音色のキャラクターを変えたい人へ向くEQです。Softubeの設計でも、強い色付け、極端なキャラクター、歪みを含む魅力が強調されています。
音に個性を加えやすい反面、曲がすでに太く、飽和感が多い場合は、重さが過剰になる可能性があります。特にベースの倍音が多いEDM、歪んだギターが重なるロック、音圧を高く仕上げる曲では、少量から試すのが基本です。バイパス比較で、太くなっただけではなく、ボーカルとキックが見えやすいかまで確認したいところです。
EQの選択で迷うと、ノブが多い方、色が強い方、新しい方へ目が向きやすいです。しかし、曲に必要な仕事が違えば、派手なEQほど扱いにくくなります。Reference 1956 EqualizerとReference 1998 Equalizerは、どちらも色を持つEQですが、役割は別です。
ミックスの方向を広く整えたいなら1956。音の密度や温度へはっきり手を入れたいなら1998。購入前に、直近の曲で直したい箇所を一つだけ思い浮かべると、必要な機種が見えやすくなります。
狭い共鳴を抑える、刺さる高域を見つける、ボーカルの鼻詰まりを取り除く。問題除去の工程では、周波数を正確に扱えるEQやダイナミックEQが役立ちます。
Reference 1956 EqualizerとReference 1998 Equalizerは、問題除去の後に音楽的な方向を決める工程で使うと強さが出ます。掃除と色付けを一台へ任せすぎると、何を変えたのか判断しにくくなります。作業の順番を分けるだけで、パッシブEQの魅力が見えやすくなります。
両方を使えば選択肢は増えますが、最初の一台を決める段階では、役割が最も明確な機種を選ぶほうが良いです。1956で広い補正とステレオの姿勢を扱いたいのか。1998で太さと色付けを足したいのか。目的が決まれば、二台目が必要になる時期も自然に見えてきます。
ボーカル、ギター、シンセ、ドラムが揃い、バランスは悪くないのに一枚の薄い板のように聞こえるミックスバスでは、Reference 1956 Equalizerから始めます。
低域を少量だけ支え、高域のシェルフで空気感を少し足す。必要ならMid/Sideで中央と両サイドの関係を整える。派手な色付けを狙うのではなく、曲の重心と広がりを整えると、各トラックの処理をやり直さずに全体の姿勢を変えられます。
マスター前の2ミックスが正しく整っているのに、印象が少し平坦で、音楽の体温が足りない。Reference 1998 Equalizerは、低域の重さ、シェルフの存在感、チューブ由来の飽和感を使い、密度を加える方向へ向きます。
最初は低域と高域のどちらか一方だけ動かします。両方を大きく上げると、音量が上がった錯覚で判断しやすくなるためです。バイパス時と音量を揃え、キック、ベース、ボーカルの位置が保たれているかを確認します。音圧を増やす作業ではなく、音色の存在感を調整する作業として扱いたいところです。
ドラムバスの打点は見えているのに、音が薄く冷たい。シンセバスのコードは綺麗なのに、サビで埋もれる。素材の周波数バランスが大きく崩れていないなら、Reference 1998 Equalizerで温かさや太さを加える方法が合います。
低域を増やしすぎず、上物の明るさを少し調整し、素材が前へ出る方向を探ります。歪みやサチュレーションを別で重ねる前に、EQの曲線とチューブ段が作る色を確認すると、処理チェーンを短くできる場合があります。
Reference 1956 Equalizerは、曲の見え方を広く動かすEQです。単発の楽器を派手に変えるより、ミックス全体へ余白、重心、ステレオの姿勢を与える作業で力を発揮します。Mid/SideとHeadroomを使えるため、広い補正の中にも現代的な調整余地があります。
Reference 1998 Equalizerは、音へ気持ちよい主張を足すEQです。太さ、温かさ、色付け、飽和感を求める場面では、操作の小ささより結果のキャラクターが印象に残ります。ミックスが淡白に聞こえる曲へは、1998の方向が刺さりやすいです。
──個人的には、バス処理の経験が少ない人はReference 1956 Equalizerから始めると、音を壊さずにパッシブEQの広い変化を学びやすいと思います。すでにEQとコンプレッサーの基礎があり、曲へ積極的に色を加えたい人にはReference 1998 Equalizerが面白い選択になります。
広い補正を少しずつ試し、ミックスバスのトーンを学びたい人にはReference 1956 Equalizerが扱いやすいです。音色へはっきりした色を加えたい人、バス処理の経験がある人にはReference 1998 Equalizerが合います。
マスターのバランス、広がり、重心を自然に整えたいなら1956。マスターへ温かさ、密度、強いキャラクターを加えたいなら1998です。どちらの場合も、補正量は小さく始め、音量を揃えたバイパス比較で判断します。
役割を分ければ使えます。1956で広いバランスを整え、1998で必要な色だけを加える流れは考えられます。ただし、二台を通すだけで完成度が上がるわけではありません。各機種をオンにした理由を説明できる状態で使うのが基本です。
使えます。Reference 1956 Equalizerはボーカルバスやアコースティック楽器の広いトーン調整、Reference 1998 Equalizerはドラム、ベース、シンセの密度作りへ向きます。狭い共鳴や刺さる帯域の処理は、別の精密なEQで先に行うほうが判断しやすいです。
Reference 1956 Equalizerは、ミックスバスへ自然な太さと広がりを足したい人、Mid/Sideを使って中央と両サイドの姿勢を整えたい人、広い帯域のトーンシェイピングを学びたい人へ向きます。
Reference 1998 Equalizerは、ミックスが正しく整っているのに無機質に聞こえる人、ドラムやシンセへ温かさと密度を足したい人、低域のパンチと高域の華やかさを色付けとして扱いたい人へ向きます。
どちらか一台を選ぶなら、ミックスの姿勢を整える1956か、音のキャラクターを濃くする1998か。直近の曲で必要な変化から選べば、Softube Reference Equalizersは即戦力のEQになります。
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