
Roland SRX STRINGSレビュー!DCBテクノロジーで再現するSRX弦楽サウンド ── 映画音楽からポップスまで万能の弦楽音源

中の人耳馴染みの良いローランドが誇るSRX拡張ボードシリーズ!


「生演奏のような弦楽器サウンドが欲しいが、何十万円もするオーケストラ音源は買えない」
「映画音楽やドラマティックな楽曲で使えるストリングスを、手頃に手に入れたい」
——そんな願いに応えるのがRoland SRX STRINGSです。ローランドが誇るSRX拡張ボードシリーズのストリングス音源をDCBテクノロジーでプラグイン化したこのタイトルには、ヨーロッパのトップオーケストラとの独占的なレコーディングセッションから収録された128種のパッチ(プリセット)が収録されています。セクション奏法(各楽器グループが分かれて演奏)から全弦合奏まで、複数のアーティキュレーション(演奏法)に対応したSRX STRINGSは、プロ品質の弦楽サウンドを最高のコストパフォーマンスで提供します。


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Roland SRX STRINGSとは:「一流の弦楽奏者の演奏」をサンプラーに封じ込める


ヨーロッパトップオーケストラとの独占セッション
SRX STRINGSの最大の特徴は、そのレコーディングの「出所」にあります。ローランドは当時、欧州のトップレベルのオーケストラの奏者たちと独占的なレコーディングセッションを行い、その素材をSRX拡張ボードに収録しました。
「その演奏家たちが奏でた音のデータ」が20年以上を経てDCBテクノロジーで完全に再現されているため、「人が弾いていた」というリアリズムがデジタルのプラグインの中に宿っています。
128パッチの構成:セクション別から全合奏まで



Roland SRX ORCHESTRAに不足していたストリングスのアーティキュレーションを補強できます。



より弦の生々しさが聞こえてくるストリングスセクションに仕上げたいときに使いたい音源!
SRX STRINGSには128のパッチが収録されており、大きく以下のカテゴリに分かれています:
セクション系(特定の楽器グループの音)
- バイオリンセクション(1st Violins / 2nd Violins)
- ビオラセクション(Violas)
- チェロセクション(Cellos)
- コントラバスセクション(Contrabasses)


アンサンブル系(複数のセクションが合わさった音)
- フルストリングス(全弦合奏)
- チェンバーストリングス(室内楽的な小規模編成)
特殊奏法系
- コン・ソルディーノ(弱音器付き演奏)
- ピッツィカート(弓ではなく指で弦を弾く)
- トレモロ(素早い弓の往復による「震える」音)
[!NOTE] アーティキュレーション (Articulation): 音楽における「音の出し方・終わり方・響かせ方」の総称。弦楽器ではレガート(なめらかに繋ぐ)、スタッカート(短く切る)、ピッツィカート(弾く)、トレモロ(震わせる)などが代表的なアーティキュレーションです。 セクション奏法: オーケストラでバイオリン・ビオラ・チェロなど楽器グループ(セクション)が分かれて演奏すること。「各セクションの音を収録したサンプル」を使うことで、アレンジの柔軟性が増します。


サウンドキャラクター:「SRX弦楽器の個性」
SRX STRINGSのサウンドには、ローランドの当時のライブラリとしての固有のキャラクターがあります:
- 温かみのある弦の胴鳴り: 弦だけでなく楽器ボディの共鳴感が収録されている
- ルームの空気感: 録音スタジオの空気感がそのまま残り、「演奏家が同じ空間にいる」リアリティがある
- 絶妙なアタックの有機感: 弓が弦に触れる瞬間の微妙な「こすれ感」が残っており、サンプラー的な機械感がない
特に映画音楽、テレビドラマのBGM、ゲームのサウンドトラック制作などで「完全自動のオーケストラ風の伴奏」を手軽に組み立てるのに最適な音質です。
共通機能と実践活用
SRX STRINGSも他のSRXシリーズと同様、内蔵リバーブ・コーラス・78種マルチエフェクト、無制限ユーザーバンク、VST/AU/AAX対応を備えています。
実践での活用シーン:
- ポップス・バラードの弦楽アレンジ: フルストリングスのパッチでエモーショナルなサビを演出
- 映画・映像音楽のドラマシーン: トレモロ奏法で「緊張感と不安感」を、コン・ソルディーノで「哀愁と寂しさ」を
- エレクトロニックミュージックとの融合: ピッツィカートの鋭いアタックをトランスやDnBのリズム要素として使う
- プリプロダクション(仮録音): 本番のオーケストラ録音の前段階で、アレンジのイメージを確認するための「モックアップ」として活用
[!NOTE] モックアップ (Mock-up): 映像・ゲーム・映画の音楽制作において、本番の生演奏音源の代わりにソフトウェア音源で「完成形のイメージを作る」作業。作曲家がオーケストラのスコアを書く前に「こんなイメージ」を確認する目的で使われます。
SRX STRINGSを使いたいときはリアルなストリングスが欲しい時だと思うので、ほぼ出番はないと思いますが、マルチエフェクトが付いており、ドライブを掛けたりモジュレーションをかけることもできクリエイティブなストリングスの音に加工も可能。


注意点
Roland SRXシリーズのUIはプリセットウィンドウを別で開いていると、下のウィンドウが動かせなくなるので毎回閉じないと行けません。これはシリーズ共通仕様になっているので、なんとかして欲しいところです。
結論:Roland SRX STRINGSは「オーケストラへの入口」
Roland SRX STRINGSは欧州トップオーケストラの実録サウンドを128パッチのバリエーションとして提供する、コストパフォーマンスの高い弦楽音源です。「生演奏の有機的なリアリズムを求めているが、Spitfire Audio等の本格的なオーケストラライブラリへの投資はまだ早い」という段階のプロデューサーにとって、SRX STRINGSは最高の「オーケストラへの入口」となります。












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