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SSL Native Bus Compressor 2
目次
下の動画でSSL Native Bus Compressor 2の音が確認できます。
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SSL Native Bus Compressor 2 はSSL Native の「バスコンプレッサープラグイン 」です。
レコーディングスタジオに常設される巨大なアナログコンソールであるSolid State Logic(SSL)の1980年代のGシリーズのセンターセクションコンプレッサーを再現したプラグイン。
バスコンプレッサーとは?
バスコンプレッサーは、複数のトラックをまとめたサブグループ やミックスバス に適用することで、全体の音圧レベルを整え、音のまとまりを良くする コンプレッサーです。
グルーコンプ と呼ばれることもありますが、グルーは「接着剤」という意味で、バラバラだった音をまとめる効果を強調した呼び名です。
バスコンプレッサーを使うことで「オーディオ接着剤のようにミックスを貼り付ける」という理由でミックスにまとまりと強さを出すことが可能。
バスコンプレッサーは、キック、バスドラム、ベースなどの低音域を構成するバス音を圧縮することで、音量のピークを抑え、全体的な音量差を小さくします。これにより、各楽器が埋もれることなく、バランスのとれた聴きやすいミックスに仕上げることができます。
SSL Native Bus Compressor 2 の場合はONにしてコンプレッサーを加えるとちょっとドンシャリ気味なサウンドになり、ロックっぽさが出せるのが最大の特徴です。 DAWについてくる初期コンプレッサーでも、プリセットを探すと「BusComp」の設定があるはずです。
でも低音のパンチ感がSSL Native Bus Compressor 2 には勝てないんですよね。やはりこのSSL Native Bus Compressor 2 を使いたくなる絶対的な理由と違いは存在します。
StudioOneの標準BusCompプリセット
StudioOneの標準BusCompプリセット Ratio:2 Threshold:-15dB
SSL Native Bus Compressor 2 Ratio:2 Threshold:-15dB
色々なトラックに使いたくなる優秀なバスコンプレッサー!
特徴
バスコンプレッサーでトラック同士をなめらかにくっつける
比率が高くてもミックスのダイナミックな特徴を維持
ドライ/ウェット並列処理コントロールとサイドチェーン ハイパス フィルター
SSL 360 と統合され、UC1 や UF8 などの 360 対応ハードウェア サーフェスから制御可能
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バンドル版はある?
SSL Native Channel Strip 2とSSL Native Bus Compressor 2がセットになった「SSL Native Essentials Bundle 」がお得です。SSLのサブスクでも利用できます。
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SSL Gシリーズ センターセクション バスコンプレッサーほど普遍的に高く評価されている機材はそう多くありません。そして今、SSL設計のネイティブプラグインとして登場しました。ミックスを「レコードのようなサウンド」にまとめ上げる能力で定評のあるSSLバスコンプレッサーは、高い圧縮率でもミックスのダイナミックな整合性を保ちながら、際立った音楽的なレスポンスを実現します。
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レビュー (SSL Native Bus Compressor 2 ver1.5.5)
SSL Native Bus Compressor 2
メリット
SSL公式プラグイン!お手軽に使えて音が良い 通すだけでSSLサウンド 汎用性が高いコンプレッサー
持っていて損の無いバスコンプレッサープラグイン。 とりあえず選択肢に迷ったらコレ!と使える汎用性の高さは持っていて嬉しいですね。
SSL Native Bus Compressor 2 の良いところはまず、SSL公式のプラグインであることに価値があります。 色々なメーカーだったりDAWについているコンプレッサーだったりとSSLの音を真似ているプラグインはたくさんあるのですが、本家が公式プラグインとしてリリースしているなら、SSLの音が好きな人は絶対試したくなりますよね。
SSLの音が好きなら絶対ためしてみてください!
ロックっぽさが出せる
SSLの音って言われてもDTMを始めたばかりならわからないと思います。私も「メーカーごとのコンプレッサーでいったい何が違うのか?」さっぱりよくわかっていませんでした。
ざっくり言うとSSL Native Bus Compressor 2 を使うことで、CD販売されているロックな曲調の音に仕上げられます。 これに関しては概ね間違いないはず。
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わかりやすく操作が簡単
実機のようなインターフェースでつまみの配置が理路整然としており頭に入ってきやすいのが非常によいプラグインです。 コンプのRatioは1:5スタートなのでこれは好みが分かれるところ。 MIXノブがあるのでパラレルコンプ設定にでき設定の柔軟性があります。
SSL Native Bus Compressor 2 でコンプをかけたときの音が好きか嫌いか?によって持ってたいかの基準は違ってきますが、バスコンプレッサーを何使っていいか迷っているなら、SSL Native Bus Compressor 2 を設定しておけばロック系のサウンドにはかなりの確率でマッチしてくれます。
設定を比較できるA,Bスロットの他、プリセットを変えてもMIX比率が変わらずに設定を聴き比べできる「MIXLOCK」や最大4倍までのオーバーサンプリングに対応。
またハードウェアのSSL360を持っていたら自動で連携されます。
LogicPro SSL Compressorとの違い
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LogicProには標準でSSL Compressorが収録されていて、これをバスコンプレッサーとして利用可能です。音の傾向は似ていますが、SSL公式のSSL Native Bus Compressor 2 のほうがスッキリまとまった音の印象を受けます。
使い方
SSL Native Bus Compressor 2 のプリセットはつまみの数にしては多く用意されていて、自分の場合はとりあえずプリセットの「PopMixBus」に合わせて,メーターの針が2~3dB触れる値までThresholdを下げていきます。 この状態で他のトラック間でハマるか調整しています。
SSL Native Bus Compressor 2 のプリセット。Producedr Presetsはフォルダが分かれています
他のコンプ同様でメーターの針が動くまでThresholdを下げていき、コンプが動く音量を探します。 Ratioで圧縮率を決め、AttackとReleaseを決めて、下がった音量分をMakeupで持ち上げる手順です。
SSL Native Bus Compressor 2のGlueコンプ設定
SSL Native Bus Compressor 2でをグルーコンプ設定したい場合には非常に簡単に設定できます。 Releaseノブを右端まで回すと「Auto 」の設定ができます。
THRESHOLD コンプがかかり始めるしきい値を設定 MAKEUP コンプを掛けたあとのボリュームを持ち上げる ATTACK 信号がスレッショルドを超えた後、コンプレッサーが作動するまでの時間を制御します。 RELEASE コンプレッサーが信号を「解放」するまでの時間 RATIO コンプ圧縮率 BYPASS SSL Native Bus Compressor 2のエフェクトON/OFF S/C HPF ハイパスフィルター MIX 原音とエフェクト音の比率 OVER SAMPLING サンプリングの頻度をあげて音質を上げる(2x,4x) 360 CONSOLE SSL360に対応するハードウェアから制御可能 EXTERNAL S/C サイドチェイン設定 MIX LOCK プリセットを変えてもMIX値が変わらないようにする
SSL Native Bus Compressor 2 OFF
SSL Native Bus Compressor 2 Ratio1:5 ATTACK 3 RELEASE AUTO
SSL Native Bus Compressor 2 Ratio4 ATTACK 3 RELEASE AUTO
SSL Native Bus Compressor 2 RatioX ATTACK 3 RELEASE AUTO
Ratio:x の場合はリミッター効果を得られる設定値。
S/C HPFがなかなか使える
SSL Native Bus Compressorには付いておらず、SSL Native Bus Compressor 2になって追加された機能の一つが「S/C HPF 」です。
20~185Hzの低域に対してコンプレッサーを適応させないつまみで、キック等低域にはコンプレッサーをかけたくない!というときに使える機能です。
S/C HPF OFFに比べて低域のコンプ感のあるなしが違って聞こえるのがわかるでしょうか?
S/C HPF 185Hz(185Hzから下はコンプがかからない)
トラック名の表示機能は英語のみ
地味に便利な機能としてプラグインを適応している「トラック名の表示」機能があります。 この機能に関しては日本語は適応外になっているので注意してください。
ウィンドウサイズ
右クリックを押すとスケール変更のウィンドウが表示されます。(50,75,100,125,150,175,200%)
CPUの負荷とOVER SAMPLING
SSL Native Bus Compressor 2自体はCPU負荷はほとんどなく軽量です。しかしどのプラグインもそうですがオーバーサンプリング(OVER SAMPLING)をあげると負荷は増えます。
このオーバーサンプリングの比率とCPU負荷は比例するので、マスタリング時のようなここぞというときに使うのが良いですね。
オーバーサンプリング2x
オーバーサンプリング4x
プリセット
プリセットはだいたいのパターンが揃っています。
インストール方法
SSL Native Bus Compressor 2の利用にはiLokアカウントが必要になります。 インストールはSSL Download Managerを経由して行います。
呼び出すときはインサートプラグインから「SSL Native Bus Compressor 2」を選択します。
まとめ
バスコンプレッサーは設定値によっては色々なコンプで代用ができますが、製品名にBus Compressor 、GlueComp等の文字が入っているものは専門性が高く、バスコンプとしての用途に特化し扱いやすいです。
SSL Native Bus Compressor 2もこれに該当します。
ミックスするときにトラック間でのまとまりが出にくいな…と感じ、使いやすくクオリティの高いバスコンプレッサーを探しているならぜひ試してみたいプラグインです。
SSLというとまだまだ早いよ…と感じるかもしれませんが良い機材を使って背伸びしておくことで、色々な知見が得られます。SSLを使うにはまだまだ早いと感じているDTM初心者の人にも良いプラグインになっているので年に数回ある貴重なセール時期には忘れずにGETしましょう!
Solid State Logic SSL Native Bus Compressor 2 セール価格 $19 – 87% オフ 2026/1/5 まで87%オフ 25,812 円 ⇒ 3,291 円(本日価格)
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他のSSL BusCompプラグイン
Universal Audio版がNativeプラグインとしてリリースされています。
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SSLのコンププラグイン
SSL公式でのコンププラグインはいくつかあります。
SSL Native X-Comp
SSL Native X-ValveComp
SSL G3 MultiBusComp
SSL LMC+
SSL Blitzer
SSL Fusion HF Compressor
SSLのプラグイン比較
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バスコンプとは何ですか?
バスコンプレッサーは、複数のトラックをまとめたサブグループ やミックスバス に適用することで、全体の音圧レベルを整え、音のまとまりを良くする コンプレッサーです。
SSL Native Bus Compressor 2 の価格はいくら?
通常価格は55,470円前後(税込)
フリートライアルはある?
Bus Compressor 2 のフリートライアル期間は14日。機能制限なくお試しできます。
サブスクはある?
「SSL Native Bus Compressor 2」は月額$19.99~から利用可能なサブスク「SSL Complete Subscription」に含まれます。
どこで購入できる?
■海外代理店 pluginboutique,pluginfox,BestService ■日本代理店
最安値は?
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